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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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もう夏休みが終わりますね。と言っても、大人には関係ありませんが、夏が終わろうとしてますね。

やはりお盆を過ぎたあたりから、朝晩、初秋の風を感じるようになりました。

虫の音も心地よいです。

やはり、9月と言えば、この真夏のダメージを早く回復させるというのが、第一目標ですね。

夏の間、日焼け止めを頑張った方でも、シミの予備軍は、準備万端に整っているはずです。

夏の間も、日焼け止めを塗りながら、ライムライトなどのフォトを頑張っていた方は、かなり予備軍は減っているとは思いますが(少しでも貯めないことって、結構大切です)、それでも、冬よりもお肌のダメージは、紫外線のダメージはあるはず。。(ちょっとお出かけしたりしまうものね)

そこで、9月のキャンペーンのテーマは、ダメージ回復です。

ホームケアとして、ナビジョンのトラネキサム酸で、紫外線による炎症を抑えて、美白・保湿もしっかりしていただければ、と思います。

また、冷房や紫外線の影響で、お肌が乾燥して、乾燥ジワが増えるんですよね。

その分の目元のケアをご用意しました。

夏の間、目元のシワは、汗や皮脂でよれたファンデがシワに入り込んだりしませんでしたか?大丈夫でしたか?

大丈夫だった方も、涼しい日が増えてくると、目元の小ジワが増えてくる時期ですね。

目元のホームケアのダントツは、エラスチダームだと思っていますが、ナビジョンのHAフィルパッチも、結構おもしろいんです。

なんと言っても、ヒアルロン酸が皮膚に直接刺さって、解けていきますから、翌朝にはふっくらしてるんです。即効性はあります。シンデレラ効果って、ヤツです。持続力は残念ながらありません。。

ヒアルロン酸ですからね。自分のコラーゲンが増えているわけではないので。。

ただ、ここぞ!という時や、過酷な環境が続いて、お肌が死んでいる時に、ちょっとすると楽しいですよ。とりあえず、救ってくれることと思います。

そこで、今回知っていただくために、キャンペーンに盛り込みました。

RTマスクは、レチノール商品のマスクなので、これはこれで、ちょっとスゴイんです。医薬部外品です。レチノール特有の刺激感は、ほとんどないとは思いますが(私は感じませんでした)、100%誰も感じないというわけではないと思います。

レチノールって、ちょっと怖いけど使ってみたいという方には、ナビジョンのレチノールは、入門編としては、とてもいい商品だと思います。保湿成分もたっぷりで、まぶたにも、もちろん貼っていただけます。

最初から現品を買うと、5枚入りで、¥8.400しますから、お試しができるように、HAフィルパッチとセットにしてみました。

この機会に、色々お試しください。

お肌だけでなく、体もお疲れが溜まっているのでは?ということで、効率よく栄養を点滴で入れることをご提案します。

でも、その日だけ、濃いのを取っても、体のケアは毎日のことですから、おうちでもケアが続けていけるように、お好きなビタミン剤を3種類セットで1か月プレゼントです。

もうすでに、いろいろお飲みの方もいらっしゃるので、中身はこちらで決めるのではなく、選んでいただくことにしました。もちろん、ご相談にのります。

選んでいただける種類は、

ビタミンC・ビタミンB・ビタミンE・アリナミン・ビオチン(ビタミンH)・コエンザイムQ10(ビタミンQ)・ビタミンB12です。

亜鉛をご希望の方は、2種類分としてカウントします。

この中からお選びください。

ビタミンCの入った化粧品って、みなさん、お好きですか?

ビタミンCのイメージって、シミが薄くなるとか、毛穴の開きがよくなるとか、コラーゲンが増えるんじゃないか、などなど、良いイメージを持っておられることと思います。

あまり表だって言われていませんが、ビタミンCは、皮脂の働きを抑える働きがあるんです。脂性のニキビの方には最適なんですけどね。

だから、乾燥肌の方が、「ビタミンCはいいから~♪」とたっぷりドンドンお手入れでやっていると、バシバシになって、ヒリヒリ乾燥がひどくなる、ということになってしまうんです。

それがちゃんとわかって、販売されていればいいんですが、患者さんの体験談などをお聞きすると、全然わからずに(販売元が)、説明もなく、買わせてるな~、ということがとても多いです。

これは、エステやクリニックのイオン導入でも同じことが言え、うちでビタミンCのイオン導入をお勧めするのって、ニキビ肌や脂性肌の方限定です。

ニキビが出来ていても、乾燥肌の方には、ビタミンCよりも、プラセンタやトラネキサム酸をお勧めしています。

たかがどこにでもあるビタミンCです。医師免許がなくても、化粧品会社でもエステでも、取り扱うことができます。だからこそ、ホントの使い方というか、使う目的があっているのかというのが大事です。

みなさんが買われる時に、化粧品で、「ニキビ肌へ」と書いてあるのに、乾燥肌の方が使うと多分良くない、と思って、買われませんか?それでも、ニキビが出るなら、買っちゃいますか?

化粧品の表示にも、「乾燥肌の方は、使用後に保湿をたっぷりされてください」と書いてあれば、まだいいんですが、書いていない商品のほうが圧倒的に多いと思います。

そもそも、市販のニキビ用の化粧品関係は、乾燥肌の方がいる、ということは除外して、作られていると思います。

乾燥肌なのに、ニキビが出る、というのは、実は診察してみると、ニキビではなくて、ただの毛穴の炎症だったりすることがほとんどです。乾燥しすぎて、代謝が遅くなって、毛穴が詰まっているだけ、ということも、もちろんあります。

そんな方が、ニキビ用の化粧品やニキビの薬が効かないのは当たり前で、ひどい時は、ガサガサになります(たいていが脂性を対象に作られているから)。

そういうのは、炎症がひどいと、ステロイドのホルモン剤がいる時もありますし、保湿をたくさんして、治る時もあります。光やレーザーを使うこともありますが、ピーリングはしません。

若い方に多いんですが、お肌は乾燥してるけど、時間が経つと、脂ぎってくるし、ニキビも出る、一部(鼻~ホホにかけて)毛穴が開いている、という方、時々いらっしゃいます。

ついついさっぱりタイプの化粧品を使いたくなるんですよね。それで余計、乾燥して、だから、皮脂も体は出そうとするんでしょうけど。。(皮脂は、分解されて、保湿成分に変わります。まあ、多すぎる皮脂が時間が経って、酸化すると、それはそれで良くないですが)

夏の今みたいな暑い時期は、毛穴も広がりやすいし、皮脂も汗もよく出ます。

特に、今年は節電ですから、あまりどこに行っても、そんなに冷房ガンガンのところって、少ないですよね。クーラーがあまり効いていないと、屋内にいてても、皮脂くらいなら出て来ますよね。

そういう混合肌でお悩みの方に、今の季節なら、ピーリングの石けんを鼻だけとか、アゴだけとか、ニキビだけ、とかでオススめするんですが、今の季節でも、ピーリングの石けんすらしないほうがいいかな、という方もたまにいらっしゃいます。

あと、ピーリングの石けんは、市販のクレンジングに比べたら、おもしろいように汚れが取れるので、ハマってしまう方がいて、おうちでのケアなので、誰も止めませんから、次来られた時に、皮めくれて乾燥して、エライことになってることって、ごくたま~にあります。

買われる時に、はまっちゃダメですよ~!としつこいくらい言いますが、「私はまるかも。。。」とご心配される方は、やはりおススメしていません。

そんな乾燥肌の方やピーリング石けんの使えない方などに、皮脂や毛穴が気になった時におススメしていたのが、ビタミンCローションです。

以前までは、ロート製薬の「DRX VCコンセントレート15」という、クリニック専用化粧品を使ってました。

院内製剤と言っても、薬ならいざ知らず、こういう化粧品関係は、やはり専門の業者さんには、私は負けると思ってます。

化粧品のノウハウや、吸収率・調剤する時の注意点・実際どれくらいの効果や副作用があるのか、などなどの調査も含めて、化粧品自体は素人の医師が勝てるわけないです。

(ただ、薬になると話変わるんですけどね。化粧品会社は、医薬品は扱えませんし、また販売もできません。化粧品は医薬部外品も含めて、い~っぱい法律があります。これは、医師法とか医療法とか、全然畑違いなので、独学でもしない限り、知ることは無理でしょう。医師免許があると、自費治療なら、ある程度の薬(おもに、塗る分ですが)を調剤して、処方することができます。ただ、これもPL法という法律があり、もちろんこれで何かあれば、調剤・処方した医師の全責任です。)

このロート製薬のDRXのビタミンC美容液、実は、優秀で、吸収がいいように、ちゃんと調剤されていて、(ビタミンCのイオン導入するなら、これ毎日使うほうがいいよ、と勧めちゃうくらい、吸収率がいいです)、しかもそれだけ吸収したら、乾燥が気になるところなんですが、乾燥しないように、保湿剤が配合されています。かなり濃いので、数日間、ちょっとピリピリと軽い刺激がありますけれど、まあ、塗って数分も感じません。

これは、いいな~、と思って、仕入れたんですが、結構高い。。。10mlしか入っていないのに、1本¥4.800します。いや、確かに良い商品なんですけど。。。アルコール・オイル・防腐剤全て入っていませんからね。

大人の方だと、他の美容液のことを思えば、まだそれほどむちゃくちゃ高くはありませんが、やはりニキビ・脂性でお悩みの方は、若い方が多いです。

ビタミンC飲むのも大事だけど、この子の肌にちょっと塗ったらいいだろうな~、という時に、若い方は、手が出ません。劇的に治るかどうか(たまに、いますが)もわかりませんからね。あくまで、ホームケアですしね。。。

ちょうとキャンペーンで、在庫が全部なくなりました(ありがとうございました)。それで、発注を追加するかだったんですが、若い子が気になって。。

それで、思い出したんですが、昔勤務していた美容皮膚科は、調合して、ビタミンCローションを売ってました(保湿成分とかは、入っていなかったと思います。防腐剤のパラベンが少しだけ、入っていたような気がします)。

今、クリニックで、ビタミンCのイオン導入するのにも使うビタミンCローション(ビタミンC誘導体)も、私が作っているんですが、これを代わりにしたら、価格を抑えられる、ということに気づきました。

最初、開業した時に、どうしても欲しい、と言われる方がいらっしゃったら、というので、容器とか仕入れたのをすっかり忘れてました。

トラネキサム酸を使うことのほうが圧倒的に多いですからね~。

作ったビタミンCローションは、2種類です。

まず、ビタミンC誘導体のリン酸アスコルビルナトリウムしか入っていない化粧水です。

精製水(純水です)に、これが10%入っています。他、な~んにも入っていません。

濃度は充分です。防腐剤も入っていませんから、保管は冷蔵庫で。

50ml ¥1.050ですから、たっぷり使っていただけると思います。背中や胸のニキビや脂が気になるなら、体にももちろん使って大丈夫です。

これには、保湿剤も入っていませんので、ニキビ・脂性でお悩みの方、あるいは、普段のお手入れに追加するだけ(一番最初に塗ってください)になるので、保湿は自分のいつも化粧品でするから大丈夫、という方におススメです。

乾燥肌だけど、一部の脂やニキビが気になる混合肌の方には、モイスチャーローションに、配合したものをご用意しました。同じ10%です。

これには、ヒアルロン酸がたっぷり入っているので、塗ったせいで乾燥することはないと思います。

また、グりチルリチン酸ジカリウムが配合されいますので、肌荒れとかの炎症を抑えてくれる働きが少しあります(ナビジョンほどじゃないですよ)

塗り心地と保管を考えて、こちらには、少~しだけ保存料が入っています(一般の化粧品よりは、少ないです)。でも、できれば、冷蔵庫がおススメです。

こちらの化粧水であれば、普段の化粧水代わりにしても、いいかもしれません。その後で、普段お使いの乳液や美容液・クリームなど普段通り、お使いください。

こちらは、50ml 1本 ¥2.620 となります。

購入ご希望の場合、お肌の診察もありますが、塗り心地をまず両方試していただきます。

その上で、塗りやすさなどがお好みと合うかどうかをみてからのご購入です。

シミには、エクイタンスやナビジョンのほうをお勧めしてます。毛穴の開きも、ナビジョンのグリシルグリシンは、やはり欠かせないかなと思います。

ビタミンCがお好きでも、向き不向きも、もちろんありますから、まずは診察です。

院内製剤のビタミンCローションとしては、中身はそんなに他院とは変わらないと思います。どこも材料の仕入れ先は、似たりよったりですから。作り方もね。

ロート製薬もうちのも両方使われて、それでもロート製薬のがいい!という方は、また仕入れますので、おっしゃってください。

 

 

 

 

とうとう大好きなフランス菓子店オーレリーが閉店してしまいました。

注文した分を届けてくださるのは、9月1日からというわけにはいかないみたいです。

(まだ、HPに載っていないので)。ウワサでは、ネットで買えるようになるかも、ということですので、まだ召しがっていない方は、その機会が来ましたら、お知らせいたしますね。

さて、オーレリーがまだ買えないとなると、この秋のキャンペーンのお菓子をどうするか、なんですね。。オーレリーの焼き菓子、おいしかったから。

大丸をうろうろしていて、実は前から気になっていらお店がありまして、それが「ARDEUR(アルデュール)」http://www.ardeur-hakata.jp/index.phpさんなんですが、ご存知ですか?マカロン屋さんです。

キレイな可愛いマカロンが、ショーケースにズラリと並んでいて、いつも見ていると、ずっと眺めていたくなりますね。

店頭の見本が、パッケージなく、そのままで飾ってあったので、キャンペーンのお菓子にするわけにもいかないな~、と思ってました(キャンペーンのお菓子は、個別包装されていませんとね。生菓子もダメだし、ある程度は、日持ちしませんとね。。マカロンって、生菓子?)

8月のキャンぺーンで、ゼリーにしよう!と思ったのはいいんですが、どこのゼリーがいいんだろう?といろいろ見て回りました。

デパートの洋菓子売り場に行けば、まあ、どこでもゼリーは売ってます。大差ないですよね。

日持ちがする、ということは、どこも似たりよったりには、なっちゃうな~、と思っていたところ、オグニエドールを思い出し、確かゼリーの詰め合わせできるように、バラで贈答用であったな、と行ってみたところ、ありました!夏のお中元ギフトとしても、申し込み書まで置いてありました。

ゼリーは、いろんな種類があって、全部で9種類かな?

ブラッドオレンジ・温州みかん・ホワイトピーチ・ぶどう・日向夏・ラフランス・ブルーベリー・マンゴ・グレープかな。。

試しにいただいてみると、うまい~♪ 果物が濃いですね~。これで、1個¥360くらいだったかな?お得です~。オグニエドールのケーキは、私には少し甘すぎて(たまに食べますけど)、好みではないんですが、ゼリーは、甘いほうがおいしいのかな。。とってもおいしいゼリーです。

いろんな種類があると、選ぶのも楽しいですよね。これは良いモノを見つけた!ととりあえず一通り買って帰りました。

近いから、また買いに来れば、いいかな、と思っていたんですが、何度か行くうちに、日によって、全然種類のない日があります。

私みたいに、誰かたくさん買ったのか、と気にも留めていませんでしたが、ある日、スタッフが行ったら、「今年の分は、完売です。次の販売は来年です」と言われたそうで、買えませんでした。。。

ガーン!!ゼリーって、無くなるものなのね。。。知らなかった。。。秋になると、一気に売上が落ちるから、過剰には作らないんでしょうね。。

どうしようと彷徨っていたら、こちらのアルデュールさんの前を通りかかったら、コンフィチュールが見えて、お店の方に確認したら、いわゆるゼリーでした。瓶詰で、冷やして食べるんです。

味も変わっていて、パッションフルーツとミントとか、杏とマダカスカルバニラとか、スグリと赤ワインだっけ、なんかオシャレな女心をくすぐる組み合わせのゼリーです。

それで、こちらのゼリーにその後していたんですが(とうとう、こちらも、夏のコンフィチュールはおしまいみたい。。種類は無くなってきてしまいました。秋のコンフィチュールが出るまで、もう少しかかるみたいです)、いつ行っても、マカロンおいしそう。。可愛いな~。

お店の方にお聞きすると、ちゃんと個別包装されているのを売っておられるそうです。ショーケースの中は、見本で、本物ではないようです。日持ちは約10日ほど。

キャンペーンで差し上げてもよさそうですね。お味もおいしかったです。ちょっと甘い分、食べた感がありますね。コーヒーや紅茶を丁寧に入れて、一緒に食べたら、ホントにちょうどいい甘さです。

いろんな種類のマカロンをご用意しておきますので、お好きなモノをお選びください。

見てるだけで、幸せになれるマカロンです♪

 

小顔特集

今回の「クロワッサン」という雑誌に、小顔特集が組まれてますね。

小顔になるために、何をするかというと、よくあるパターンですが、マッサージと顔の筋肉を動かすトレーニングです。(いわゆる顔筋体操とか顔筋トレーニングというヤツでしょうか)

もうバカらしいので、中身もちゃんと読んでいません。パラパラ~とだけめくっただけです。

またこういう特集は、雑誌でもTVでもそうですが、必ずビフォーアフターの写真の顔の向きが違うことがほとんどです。

ビフォーにわざとひどい写真を使うとか。。

微妙に上を向いたり、下を向いていたり、斜めを向いたりとごまかし、TVなんかだとアフターを一瞬映して、しかも光あてまくりで、ぼかしたりして、「わ~、全然違う~」「すご~い」とかスタジオの誰かが言う、というお決まりです。

マッサージをすれば、特に今流行っている無茶苦茶力を入れたり、リンパをゴリゴリ押して、痛いくらいやれば、大抵どんな顔でもリンパが流れてむくみは一時的に取れるでしょう。

むくみって言っても、病気のむくみじゃないですよ。

朝と夕方~夜で、顔の大きさやタルミ具合が違うとか、フェイスラインが違うとか、誰にでもある1日の顔の変化で、疲れている時・お酒を飲んだ次の日・寝る前にお水を飲みすぎた日・うつぶせで寝て、まぶたが腫れぼったいなどなど、ほんと~に誰にでもある、ちょっとしたことです。

これ全部、むくみなんですね~。

マッサージでむくみをマシにした経験、皆さんの中にもたくさんいらっしゃるんじゃないですか?

溜まっているリンパを流したら、そりゃスッキリします。

足もむくんで、ブーツが入らない時に、マッサージで履けるようになりますものね。

でも、そのむくみ取れたの、どれくらい持ちました?

せいぜい2~3時間、持って半日くらいじゃないですか?

だから、マッサージを勧める方々は、毎日やるように(ひどい方で、朝晩1日2回やれと)指導されます。

あのマッサージ、流行ってから、肝斑の方、急増しました。

また、みなさん、毎日のように、おもちを引っ張るように、伸ばされるので、シワ・タルミがひどくなった方も急増しました。

それで、おかしいな。。どんどんひどくなる。。?と思って、受診されるわけです。

受診された日から、一切のマッサージは、止めていただいています。

マッサージをどうしても続けたい、という方は、うちでの治療はお断りしてます。

根本的にやっちゃいけないことを止めない限り、いくらお金をかけて治療しても、良くなるわけありませんからね。お金だけいただいて、マッサージを黙認するようなことはしていません。

マッサージしたから、シミやシワ・タルミが治るわけでもないのに、たかが数時間のむくみ取りのために行って、その結果、肝斑・シミ・シワ・たるみをひどくしてたら、何してるん?って思います。

メイクアックアーティストの方が、女優さんやモデルさんにマッサージしたりするのは、もうすぐに撮影が待っているからです。

むくんだ、どず黒い顔して、撮影はできません。マッサージして、むくみも取って、顔をパンパンたたいて、ピンク色にさせて、メイクをのせていくんです。目的が違います。その場さえよければ、いいんですよ。

一度伸ばして引っ張った皮膚は、おもちと一緒で、縮みませんよ~。

1回やったくらいで、いきなり弛むわけではないですが、こういう「美顔法」(悪顔法じゃない?)って、やればやるほどいいって、思い込まれる方がすごく多いでので、みなさん、毎日ようにせっせっとされます。ひどい方で、毎日2時間とかされていて、あちゃ~、とか思います。。

あおるだけあおるマスコミが一番悪いんですけどね。いい放っしのマスコミを信じるのは、もうそろそろ止めないといけないですね。

(NHKの「ためしてガッテン!」の美肌特集は、ちゃんとしてました。今まで、一度もおかしなこと言ってる、と思ったことはありません。

その中で、よく言われるのは、とにかく顔を触るな、ということです。いらんことしないように、と。)

今年の抗加齢医学会で、皮膚に何らかの刺激を与えてやると、老化予防になる、という発表がありました。コラーゲンを増やしてくれるんだったか、減るのを阻止するんだったか、ちょっと忘れましたが、可能性があるというデーターを示されてました。

ただ、その時もおっしゃっていたのは、どういう方向に、どんな力をいれたらいいのか、それはわかりません、ということです。(マッサージからしたら、一番重要な部分です)

これが解明されるまで、私は、一切のマッサージを患者さんに止めるように言ってます。被害のほうが大きいからです。どんなマッサージされてるのか、ホントに人それぞれで、えげつないのから、まあそれくらいなら、ということもあります。

でも、たまたまその日が、あまり害のないことをされただけで、今後も含めて普段はどうなのか、それだけ時間かけても思っていらっしゃる期待通りになんて、ならないわけですから、最初から止めて、その時間を睡眠時間や他の用事にあてるほうが、私は、肉体的にも精神的にもいいと思います。

体(顔以外)のマッサージは、女性は冷え症が多いので、これはドンドンされたらいいと思います。(ただし、こするのはダメです。シミになりますよ。)従来通り、リンパの流れに沿って、心臓付近に戻ってくるような方向で、マッサージしてあげればいいんです。

ところが、顔の筋肉は複雑です。しかも、顔だけは、表情筋と言って、皮膚と筋肉が繋がっているんです。一体化して、動くわけです。

こんなことは医師であれば、誰でも知っています。

だから、筋トレみたいに、筋肉を動かせば、皮膚も一緒に動くんです。片方だけなんて、あり得ません。

顔の皮膚が動けばどうなるか?。。そう、シワが増えるんです。動けば動くほど、皮膚は折りたたまれますから、シワが増えます。

顔の筋肉がしっかりしてるにこしたことありませんが、筋肉だけ鍛えるなんて、できないんですよ。

だから、シワが嫌な方は、わざわざ筋肉を動かす体操なんて、やったら、これ逆効果なんです。

(ためしてガッテン!でも、やってましたけど)

だって、シワが嫌な方には、ボトックス注射って言って、筋肉の動きを止める注射やりますからね。

こんな医学では常識的なことなのに、逆のことが平気で雑誌やTVに載って、どんどん逆のことをさせるという。。恐ろしい。。次から次へと、新しい悪顔法を言う人を、よくあれだけ見つけてくるな、と思います。

医師以外の人は、医学知識がないので、体の筋トレやマッサージと同じように単純に考える人が多いんでしょう。その中でも、言い切る、とか、変なことする、とかインパクトのある強烈なことをすると、マスコミからお呼びがかかるんでしょうね~。視聴者の方々もエンターテイメントとして、刺激が欲しいんでしょうね。エンターテイメントとわかって、「真似しないでください」とまだテロップが流れたらいいんですが、「個人差があります」としか流れませんからね。。マスコミの姿勢を疑います。

サービス業の方が、自然な笑顔をするのに、顔の筋トレをするとか、アゴの筋肉を鍛えて、噛む力をしっかりさせるとか、シワ・タルミとは、全く目的が違うんです。

その雑誌やTVで勧めているのは、誰ですか?皮膚科医ですか?歯科医ですか?印象を評論する方ですか?何のために?

そこが大切なわけです。マスコミは、グチャ混ぜにして、何でもいい!みたいにしますよね。

以前、林真理子さんがエッセイに書いてありましたが、「クロワッサン」という雑誌は、一切の美容医療は掲載しないそうです。推奨しないということだそうで、化粧品やマッサージなど、自分の力(?)で、キレイに年を経っていくのを応援するという感じでしょうか。。

食べ物や暮らしついても、エコや添加物のなるべくない生活で、というのを推奨されているようなので、美容についても同様の考え方なのかもしれません。

確かに、添加物まみれの食品って、取り過ぎは絶対健康に良くないし、節電や節水というも大切なことです。物は大切にしないとね。

でも、化粧品て、どうなんでしょう。「クロワッサン」の特集で、化粧品の添加物の問題が取りざたされるわけではありません。

各社の今期いちおし!の化粧品が、誇大広告すれすれで、紹介されます。

その化粧品の効果が素晴らしいかのように。。雑誌を読んだ方に、あたかも効くかのような錯覚を起こさせる記事は、いいんでしょうか。

化粧品なんて、限界があるのは当たり前で

少なくとも、メーカー側は、薬事法を気にしてますから(当たり前ですが)、商品のパッケージには、本当のことしか書いてありません。パッケージ通りの化粧品紹介なら、構わないんですが、たいてい違いますよね。ライターさんが、もう少し誇張して書いてますよね。(個人の感想です、と言い逃れするつもりです。パッケージなんて、大したこと書いてませんから。雑誌て、スゴイ化粧品のように、取り扱われていても、一度パッケージを見てください。どこにも雑誌で書いてあったような効果はどこにも書いていないはずです。

パッケージに書いていない、ということは、それはウソだということです。メーカーは、もともとそんなこと一言も言ってないんですよ。

雑誌やTVからしたら、全部スポンサーですから、いいように、報道されます。)

化粧品ですから(本来、化粧品は、効果・効能をうたってはいけません。効かないので。医薬部外品は、ある程度、言ってもいいんですけどね)、もともとの目的は、治すとか改善する、ではないんです。

そういう限界を正しく伝えて、ここからは医療でないと無理ですよ、と読者に教えることのほうが自然だし、あやしくなさそうに見せかけておいて、実は一番あやしくないですか?

そういう情報を載せるなら、正しく医療監修を受けてほしいです。

おかしな期待を読者に抱かせる、というのはどうかと思います。

医療は載せないくせに、化粧品でもレチノール系は載っていたり、とか、基準がよくわからないな~。

例えば「美ストーリー」みたいに、美容医療行け行けガンガンではなく、また美容医療があたかも魔法のように煽るんではなく、副作用や費用のこと、ダウンタイムや回数のことなど、ちゃんとメリット・デメリットを伝えれば、読者は納得すると思うんですけどね。

うちに来られる患者さんの大半がおっしゃるのは、「他院のHPは、いいことばかり書いてあって、あやしかったから、おかしいと思って、こちらに来ました」ということです。

誰でも、事実を正しく知りたいと思うんですよね。その上で、自分で、化粧品とかでいいのか、美容医療するのか、選びたいはず。それは、「クロワッサン」の読者も同じではないんでしょうかね。私も、毎回読んでるわけではありませんが、自然を装ったと不自然さを、時々感じますね。

「正しく美容医療を報道する」。そういう位置づけの雑誌があってもいいと思うんですよ、クロワッサンには、そういうのを目指してほしいな~。よそでやらないような医療の真実を。誇張するんじゃなくて。

 

さて、小顔治療ですが、はっきり言って、ホントに小顔になりたかったら、うちであれば、タイタンとエラボトックスです。

それでももっと!という方で、積極的におススメしているわけではありませんが、美容医療として、アゴにレディエッセを入れて、アゴの形をスッと整え、視覚に訴える形です。これで、顔の形の印象が変わり、小顔に見えるというわけです。錯覚をおこさせるんですね。

いつもTVでしずちゃんの顔を見るたびに、エステ行って、マッサージなんてしてないで、エラボトしたらいいのに、と勝手に思ってます。

まあ、エラボトは、エラの張っていない方には、あまり効果はありません。

ちょっとは細くなるとは思いますが、普通のエラの大きさでは、エラが劇的には変わりません。したがって、顔の輪郭もそんなに、「小顔!」というほどの印象はないと思います。

まあ、エラのところを触って、少し出る方はやってもいいと思います。

エラが張っていない方の場合は、タイタンで引き締めです。

タイタンは、メインは、シワ・タルミ・毛穴の開き・ニキビ跡の凹みなどの治療に使う光治療ですが、うちのタイタンは、むくみは即座に取れます。まあ、むくみを取ったところで、そりゃまたむくみます。

でも、繰り返しているうちに、むくみに負けないお肌になってします。タイタンの力で、皮膚が引き締まってきますから。

あんまり若い方に、タイタンはやりませんが、タルミはないけど、どうしてもむくみが気になる、という方は、一度当院のタイタンをお試しください。それで、あまり変わらない、というのであれば、(アゴの形もキレイなのであれば)、残念ながら、貴女の顔は、元々小顔なんだと思います。もうそれ以上の小顔は無理かもしれません。

わかわからんマッサージや化粧品やりまくって、お肌を傷める前に、ちゃんとした美容皮膚科で相談しましょう。(いきなりやらなくていいですから)

それから、ゆっくり考えて、選択したらいいと思います。

美容皮膚科も、いいことしか言わないクリニックは、要注意です。

お気をつけください。

先日前から気になっていた、ココン烏丸の地下1階にある、「老香港酒家京都」に行ってきました。

心斎橋そごうに似たような名前のお店があって、てっきりそれと同じ系列のチェーン店だと思い込んでいて(真相はわかりませんが)、心斎橋そごうは、全体的にやる気のない雰囲気満載だったので、そのお見せもイメージが悪いような気が勝手にしてて、入ったことなかったんですね~。

ところが、京都の中華でどこかないかな?と探すと、必ずこちらの名前が出てきて、しかもお昼のワゴンサービスの飲茶バイキングは、とってもお得で、素晴らしい!と聞いて、行って参りました。

11時半オープンで、予約して、少し前にお店の前にいました。
そしたら、先客がお一人。。。30代前後の男性で、お店に入るなり、飲茶のワゴンサービスを頼まれてます。すごい・・・。
その瞬間から、早速お姉さんが、ワゴンで近づいて、中を見せておられました。

ワクワク♪ シンガポールや香港で食べた本場の飲茶って感じそのままです。
期待できます。
こちらも、一応メニューは一通り目を通しましたが、いろんな味を確かめる、という意味では、やはりこの、「香港式飲茶コース(90分時間制限)ワゴン内の点心食べ放題 一人¥3.150」でしょう。

頼んだら、早速香港人(中国人?)のお姉さんが、もちろん日本語で、ワゴンを運んできてくれました。異国情緒たっぷりですね~。(お店の方は、みなさん、香港ご出身かな?店内まさに香港です)
最初は、冷菜から始まって、次々と置いていこうとされます。
小皿なので、確かに全部食べてみたくなるんですが、いきなり飛ばすと後が困るから、、と思いつつ、冷菜は全種類いただきました。

あ、ちなみに、お茶はジャスミンティーです。ポットごと、テーブルに置かれます。
空になったら、ポットのふたを返すんだったかな。。おかわりはいくらでも、くださいます。
無料のお茶ですから、そんな味も香も上等のモノではありません。なにせ、無料ですから。
ちゃんとした、中国茶を飲みたい場合は、お金を払って、頼みましょう。
(ビールの後は、この無料のジャスミンティーにしましたけど)

メインは、飲茶ですから、点心がかなり長く続きます。
最初は、蒸し餃子も種類が違うし、ちょっとずつしか入ってないので、全部取ってましたが、(いらないと言わないと、ホントに全部置いていかれる勢いです。選びたい時は、それ何ですか?と聞いて、1回断ると、次からは、どうしますか?と聞いてくださいました)


蒸しまんじゅうみたいなのも出てきて、食べてみたかったけど、かなりおなかいっぱいかも。。。

まだ、お肉とか麺とかおかゆもデザートもあるのに。。。さっきの大根もちとレンコン餅(だったか、蓮の実だったか)食べ過ぎたかな。。とか、大変です。
全種類制覇したいんですが、さすがに「それはいいです」と断るモノも増えてきました。。
うう。。。入らなくなってきた。。。
イカの炒めたのや、鶏料理で鶏肉もあれば、鶏の足・牛の胃袋(トリッパ)などなど。。鶏の足、食べたかったな。。。鶏の足はね、なかなか置いてるお店少ないと思うんです。さすが香港本場の味!次回、リベンジです。

いろいろ食べて、〆は、おかゆに汁そばです。実は、この中華粥が食べたかったんです~。

中華料理屋さんはたくさんあっても、お粥を置いていて、気軽に食べられるお店というのが中々なくて、狙ってたんです。

味は見事求めていた味です。いえ、ごたいそうな味ではないんですが、香港とかいったら、普通にフードコートや屋台でも出てるうような味なんですが、日本でなかなか食べられない。。今度からお粥が食べたい時は、こちらに伺います!

汁そばは、香港らしいシンプルなヤツです。これも結構好き~♪

さて、焼き菓子・まんじゅう系のデザートはパスして(もうホントに入らないから)、冷たいデザートは全種類いたきました。

ところが、デザートにマンゴープリンだけがありません。

ということは、これは別格だということです。。。おおっ?!

こちらは、お料理の御代金の他に、サービス料を10%取られます。ワゴンでサービスされるし、お茶も一応付いているので、まあ仕方ないです。普通のお料理で、サービス料がつくかは定かではないです。

そこで、先日水曜日、休診でしたが、雑務をしにクリニックに行った際、お昼にこちらに伺うことに。

野菜のバイキングみたいなのが良かったんですが(体重が落ちないから)、時間が遅くなって、ちょうどココンに行く用事もあって、2時半少し過ぎたんですが、お昼は全然大丈夫です、と言ってくださり、お粥(豚肉とピータン粥にしました。お粥もたくさん種類があります)単品と、念願のマンゴープリンにしました。

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お粥が、どんぶり一杯に来て、げげげっ!食べられるかな。。。(食べちゃいましたけど。。。) 

香菜とねぎや油条が別添えです♪ 

見事完食いたしました。満足です~。

さて、待望のマンゴープリンですが、濃いっ!です。濃厚です~。

これは、さすがに食べ放題には出てこない代物です。納得です。

さて、お会計時に、サービス料は、10%加算されていました。

もとがそんなに高くないですから、大した金額ではありません。

値段設定も香港とかと同じ感覚で、設定されているのかな、と思います。

海外のレストランでは、サーブしてもらうのに、サービス料を払うのは当たり前で、日本は、サービス0円にするから、いろんなところでおかしなことが増えたりしているのかもしれません。

サービスに関する考え方が根本的に違うんですね。

私は、こちらのレストランの会計も味も納得してるので、またぜひお粥を食べに行きます~。

 

だいぶ前に、ロート製薬から、この商品の新発売のお知らせをもらっていて、ちょっと興味はあったんですね。
毛穴がつまって、ニキビ予備軍を作るのを防いでくれる働きがあります。

1個、サンプルはもらっていたんですが、中々モニターの方が見つからなくて、試すことができませんでした。

一番心配していたのは、ケア中の、赤みやヒリヒリなどの刺激感です。あと、皮むけですね。
ディフェリンゲルもいいんですが、ニキビの予防で使おうと思ったら、広めに塗らないといけなくて、そうしているうちに、副作用が出て、つらくてできない、という方が結構いらっしゃいます。
ニキビの出ているところに、ピンポイントだけ塗っても、副作用の強い方がいらっしゃって、どんなにいいモノでも、ご本人がつらくて使えない、という治療は、私はできれば反対派です。
どうしても仕方のない治療は、世の中にありますが、ニキビ治療は、自費になれば、他に選択肢が広がりますからね~。わざわざディフェリン使って、つらい思いしなくても~。それに、ディフェリンは万能ではありませんから。結局、何かと併用治療しないと、患者さんの思っているキレイな肌というのにはなれません。

ちょっと前に、ディフェリンゲルは赤くなって、その後シミになる(一応ちゃんと日焼け止めは塗っている方です)という方がいらっしゃって、思いついて、この「AZAクリア」を試してもらいました。
塗り始めて、少しの刺激感を感じたそうですが、ディフェリンのことを思えば、全然大丈夫という程度のモノだそうで、開始して、1週間くらいは、まだ少しニキビが新しいのが1個出たりされてましたが、そのうち全然出なくなりました。
いい感じです~♪
私から診て、赤くなってる、と思ったことはありませんし、ご本人もないそうです。

これちょっといいかも、と今回取り扱うことにしました。
1本15gで、¥1.890と、良心的なお値段です。

乾燥肌もあるし、ニキビも出るし、という患者さんがいらっしゃいます。思っている以上に多いかも。。。
そういう方は、ディフェリンも従来のピーリングもなかなかできないんですよね。
乾燥肌のニキビで、光・レーザー治療でいける方もいますが、全員がそうできるわけでもありません。
このアゼライン酸で、どこまでいけるかわかりませんが、試す価値は全然あると思います。
(まずは、診察しないとわかりませんが)

それに、なんと!この中には「アゼライン酸」という酸が入っているんですが、これはメラニンが出来るのを抑えるので、美白目的の塗り薬として、使われていたものなんです。
だから、ニキビ跡がシミになりやすい方には、シミの予防も兼ねて一石二鳥です。

ヨーロッパ・アメリカ・アジア(日本以外)など世界中で、ニキビ治療薬として、約30年間使われてきて、海外では、化粧品ではなく、医薬品です。
(なぜか、日本では化粧品として、厚生労働省より認可が出ました。。。)

このアゼライン酸は、妊娠していても授乳していても使えるので、他のニキビ治療と違うところですね~。

これで、ニキビの予防とケアをして、光・レーザー治療で、ニキビ跡をさらにキレイにしていく、というのが一番理想ですね。

今、皮膚科のニキビの保険診療のメジャーな薬は、やはりディフェリンゲルになると思います。

基本、この薬は、ニキビのところだけでなく、予防のためにも、広げて、あるいは全体に塗る薬です。

そこに、化膿止めのダラシンTゲルやダラシンローションなどを足すか、あるいは他のモノを追加して使うのか、いろいろ医師によって、好みが分かれるところでしょう。

この、ディフェリンゲル、確かに、今までの日本の保険診療にはなかった類の薬になるので、ある意味、保険診療の救世主です。すごく簡単に言うと、ピーリング剤になるんです。今まで、ニキビにケミカルピーリングをするのは、全て自費で、保険は一切通りません。また、ピーリングと保険の薬を同時に処方・処置をすることは、混合診療と言って、禁じられています。

そのピーリング剤みたいなのが、保険で処方できるとなって、今、一番新しい薬です(と言っても、認可がおりて発売されたのは、もう2年くらい前でしたっけ?)

この薬の合う方にとっては、とてもいいと思います。ニキビもそんなにひどくなくて、そこだけちょっと塗ったら、早目に治るとか、全体に塗らなくてもいい方ですね。

ただ、合わないと結構ツライものがあります。

私は、この薬を保険で出す場合、顔中に塗るとか、ニキビの周りも含めて広めに塗るとかは、絶対させません。ニキビのあるところだけ、ちょんと1日1回夜に塗ってもらうだけです。

予防ではなく、出来てしまったニキビを、早目に治す、という目的で使います。

全体に塗りたい、あるいは、予防のために使いたい、という方には、保険は止めて、自費のケミカルピーリング(主に、サリチル酸マクロゴール)か、クリニック専用化粧品のうちの、ピーリング石けんなど、ニキビケア用化粧品の中から、その方の肌に合わせたモノを使ってもらってます)を勧めています。

その方が、副作用が少ないからです。

個人差はありますが、このディフェリンゲル、トレチノインとか、レチノール系と同じで、まず、赤むけするんですね。カサカサに乾燥して、人によったら、かなりヒリヒリします。日焼けした後みたいに、表面の皮がポロポロ向ける方もいます。まあ、当たり前と言えば当たり前の反応なんですが、副作用って、ヤツですね。ある程度効いてもらおうと思ったら、この副作用は我慢しないといけません。

そこまで代謝を良くしたら、さすがに毛穴も詰まらないし、皮脂も抑えられて、確かにニキビの方にはいいんです。

ディフェリンゲルが合わない方というのは、この副作用が我慢できない方です。

副作用の程度も人それぞれで、全体に塗っても軽めの方もいれば、少ししか塗っていないのに、結構ひどく出る方、ホントに色々です。

この副作用、ほとんどは2週間以内には出て来ます。それに対して、効果は、3か月かかると思っておくほうがいいんですね。ちょっとずつニキビは減って行きますが、副作用の強い方だと、劇的に効いているならまだしも、ゆっくりしか効果が出なかったら、誰だって、イヤになります。

ディフェリンを出す医師が、出す前に、ちゃんと乾燥や赤むけ・刺激感を伝えていればいいんですが、よそで出された大半の患者さんが、何も聞いていない、と言われます。

医師は説明したけど、患者さんが忘れたのか、ホントに説明されていないのかわかりませんが、「聞いていない」と答える方(初めてしりました、と)があまりに多いので、説明していない医師も多いんだろうな、と思います。

研究会とかでは、赤むけとかの話は必ず患者さんに説明して、保湿剤も出して、患者さんを励まして頑張って3カ月使わせましょう(薬を使ってほしいからではなく、治したいから)、みたいな説明がありますが、女心や思春期の心をわかってないな、と思います。

ただでさえ、ニキビを気にしているのに、そこにまた、顔中真っ赤っかになって、皮がめくれて来たら、誰だってイヤになります。(一時的には、元よりひどいこともあるかも)

そしたら、ディフェリンゲル止めとこう、となります。当然です。ガンバレ!と励ましたところで、その子は、そんな真っ赤な顔で、生活できないんです。

保険で使える薬の中で、なんとかしようとするから、必ず無理が出ます。元々保険で、キレイに治すとか、予防する、というのは、適応外ですから、そういうふうには、薬は作られていないんです。

バイキンを殺す、炎症(赤み)を抑える、というのが、保険薬の目的です。

ディフェリンゲルの3か月が目安、という話ですが、例えば、この3カ月我慢したら、何年もニキビから解放される、というのであれば、選択肢の一つですが、3か月我慢しても、しばらく使い続けましょう、となります。止めると、また、毛穴が詰まってくるからです。いつ止めればいいの?となります。いつまで我慢するの?。。。です。

自費で、サリチル酸マクロゴールピーリングをした場合、通常赤みは出ません。たま~に、他院でされた方で、、乾燥肌とかバリア機能が弱いのにして、赤みが出た、ということはあります。それでも、せいぜい数日~1週間でしょう。

適応のない方に、されていることもすごい多いです。

サリチル酸マクロゴールで、1週間も、赤みが出たら、その方にピーリングしたこと自体がおかしかった可能性もあります。ただ、反応させて、洗顔して洗い流してもらう時に、すごく擦って洗っちゃうと、赤むけする可能性はあります。これは、洗顔の仕方が根本的に間違っている場合です。

むちゃくちゃに擦って洗っている方、結構います。クセなので、中々治りません。こういう方は、ピーリングしちゃダメですけどね。薬の反応中は、赤みも刺激も何もなかったのに、洗顔後、真っ赤っかにヒリヒリし出す方が、たまにいらっしゃいます。擦っているんですね~。角質はほとんど無くなっていますから、それを擦ったら、エラいことになるでしょう。。。

その後、長めに冷やして、それでも炎症がひどければ、炎症を抑える薬を塗ったり、家でも塗ってもらうように、お渡ししています。

クリニックでするピーリングの場合、医師なり、看護師なりがチェックしています(していないクリニックもありますが)。するにしても、通常は月1回くらいですから、普段家で困ることは、ちゃんと正しくピーリングとスキンケアをされた場合、普通ないです。

うちでは、ピーリング後、半日は、ファンデーションはススメていませんが、日常生活に支障はほとんどありません。(予約されても、当日のお肌が乾燥していたり、適応がないと、ピーリングは中止します。いつ、誰でもやっていい、というものではありません。)

ところが、ディフェリンゲルや市販されているニキビ用の化粧品とかの場合、誰もチェックしていません。本人次第です。間違った使い方をしていても、次にクリニックに来るまで、あるいは本人から訴えがあるまでは、止められないんです。

先日も、ディフェリンゲルを目の周りに、1か月くらい塗っていて、乾燥ジワが増えた、という方がいらっしゃいました。

もちろん、ディフェリンゲルは、目の周りは塗ってはいけません。

患者さんによると、医師から、そういった説明はなかったそうです。

だからと言って、そんなきついのを目の周りに塗る?と思われるかもしれませんが、思い込んだ患者さんというのは、結構「えっ?!」ということをよくされます。かなりの人数の方が良くないことを平気でご自分の肌にされます。

(ご本人は、その時は、思い込んでいるので、何が正しいのか、もうわからなくなってます。また、それで良くなる、と思い込んでいるため、長く続けてしまいます。かなり、おかしくなって、アレっ?と気付かれるのが、早目だといいんですが。。。)

私は、使い方を間違えたら、エラいことになるような薬や化粧品を、患者さんに渡したくはないんですね。

元よりひどくなったら、治すのに大変です。

一時、プロアクティブのやりすぎで、アトピーみたいに真っ赤っかのガサガサのバリア機能が破壊されているのに、ニキビ相談、という若い方がすごく多かったです。

今は、だいぶ減ったし、そこまでひどいのを放置している方も減りました。

(普通は、ひどくなった時点で、止めるんですけどね。止めたら、またニキビがひどくなるんじゃないかと思って、恐くて止められないんです、特に若い子たちは。)

使い方を間違えなければ、結構いいモノも、とんでもないモノに変わってしまいます。

そういう可能性のあるモノは、自分で制御できない方(特に、若い子たち)に、持たせる、というのは、私は、止めてほしい派です。

ひどくなったら、元に戻すのに、お金も時間もよけいかかりますから。患者さんも大変です。

ひどいニキビならともかく、軽めのニキビ?みたいなモノでも、きつい治療(化粧品)を使って、かえって、悪化させて、というのもかなり多くて、そんな無理して、ピーリング系しなくても、と思います。

光・レーザー治療なら、ニキビ跡の治療も同時でに出来るから、軽めのニキビにはもってこいです。

ピーリングができない乾燥肌の方にも、肌荒れをしている方にも、特に、ジェネシスはバンバンあてていきます。お肌を元気に回復させながら、小さなトラブルを抑えてくれる感じです。イオン導入の追加をお勧めすることもあります。

(軽めの場合、ニキビではなく、毛穴の炎症で、ニキビというより、むしろ湿疹の薬のほうが効く場合や、乾燥して代謝が悪くなって、ブツブツが出てる、という場合もあるので、ニキビ=ピーリングではありません。)

自費で、サプリや塗り薬・クリニック用の化粧品を足したり、とその方がどこまでキレイになりたいのか、どこまで目指すのかでも変わりますが、予算の範囲の中で、いろいろ試されたら一番の美肌への近道です。

ニキビが治ったとしても、ニキビ跡がまだ残ってますから、キレイにニキビを治したい方・安全に日常生活に支障なく、ニキビの予防をされたい方は、保険だけでは無理だと私は思います。

そのために、美容皮膚科という、皮膚科とは別の科があるわけですから。

市販のモノでも、いろいろ試すこと自体は、ダメとは思いませんが、(試さないと、「効かない」、とか「やってはいけない」ということも、わかりませんもんね)必ず出所のわかっているモノを使いましょう。

(万が一の時に、ちゃんと文句を言える相手(会社)かどうか。用法用量も必ず守ること!)

それで、おかしいな、と思ったら、すぐにやめること。(お金がもったいない、とか、言っちゃいけません。合っていないモノを使い続けると、もっとお金のかかることになるだけです)

業者が、「好転反応」とかわけわからないことを言って、我慢して使ってください、と言われたら、すぐに皮膚科に行きましょう。

(ちなみに、「好転反応」なんて、医学用語はありません。エステや怪しい化粧品業界で、勝手に良いように聞こえるように、生み出した言葉です。皮膚科医から診れば、ただのかぶれです。そのまま使っていたら、とんでもないです。ただちに止めてください。)

昨日は、休診日でしたが、クリニックでごぞごぞ雑務をやっておりました。

休診日に出てきた時の、お楽しみは、お昼をどこで食べようかということです♪

ホントは、ガッツリ系で行きたいお店はいっぱいあるんですが、食べ過ぎと運動不足で、少しばかり、また体重が増えてしまい、とりあえず今日のお昼は野菜で!ということで探しました。

それで、「mumokiteki cafe」http://www.mumokuteki.com/cafe/に初めて行って来ました。マクロビオティクスのお店です。玄米や野菜(なるべく無農薬)や大豆中心のメニューです。油は使いますが、ダイエッターには、いいな~と思い、場所を見ると、蛸薬師御幸町を少し下がったところです。(オーレリーのそばなので、これは帰りに寄るしかないです!)

カフェは、女の子ばかりで、やはり人気のお店ですね。メニューはとてもヘルシーで、サラダバーも付けたので、野菜がたくさん食べられます。(ランチセットにも野菜がたくさん付いていたので、サラダバーは1回取っただけで、おなかいっぱいです。フレッシュジュースもセットで付けて、+300円。かなりお得なので、サラダバーは、1回でいいや、となっちゃいました。無理して食べなくてもね。)

豆腐ハンバーグのセットにして(副菜が2品付きます。ミニトマトのピクルスみたいなのと、みそ汁と御漬け物にサラダ付き)、食べちゃいました。デザートは、オーレリーで!!

先日、オーレリーのそばの串揚げ屋さん(楽珍http://www.rakuchin-k.com/)にお邪魔する前に、オーレリーを覗いて焼き菓子を買いました。その時に、見たことなかった生ケーキがあったんです~!

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まず、マンゴープリンです。イチゴと思われるムース系のケーキとチョコのムース系ケーキです。

これはまだ食べたことがなく、焦っちゃいました。いつ買いに来れるかわかりませんし、買いに行った時に、残っている保障ありませんからね。

買いたかったけれど、ご飯を食べに行く前には、さすがに私も買いません。保冷剤を多めに入れてもらっても、味が落ちてしまいますからね。買いに来る時間をなんとしてでも取らねば!と思っていた矢先の昨日です。

カフェの帰りに寄ってみると、3種類ともありました!マンゴープリン(「マング」という名前がついてました)は一つしかありません。最後の1個です。

マングと写真のストロべリーのとチョコのとモンブラン(こちらのモンブランはちょっとよそとは違います。土台は、スポンジやタルトではなく、カラメルみたいになってます。カラメルと言っても、屋台のカラメルではなく、上等なカラメル菓子の上に、生クリームと栗のクリームがたっぷりのっています。)の4つを買いました。

クリニックに戻ってきて、マングを早速食べました。(食べてから気づいたので、写真は、またしてもありません)

マンゴー、むっちゃ濃い~♪ 大好きな味です~。

そのついでに止まらなくなり、ストロベリーのも食べちゃいました。。。中には、ホワイトチョコのムースみたいなのが入っています。こちらも濃く、甘さも抜群です~。

あとは、家に持って帰りました。

28日までに、あと何回オーレリーに行けますかね~。まだ、食べていないケーキが少しあるんですよね~。

行けたとしても、体の脂肪とも相談しないといけないので、そう頻繁にはいけません。脂肪との相談が一番難しい~。

マクロビオを食べた意味は、全く無くなったかもしれませんが、普通のご飯食べるよりは、カロリー的にも健康にも、ちょっと良いから、まあ、いいか。。

ヒアルロン酸がご好評につき、今まであったQ-MED社のレスチレンがほぼ在庫が無くなろうとしており、ボリュームアップに使う分は、以前にもお知らせしておりましたが、レディエッセ®に変わります。

でも、シワには、レディエッセ®は入れれませんから、やはりヒアルロン酸になるんですね。

(SubQ®がまだ少しだけ在庫ありますが、時間の問題です。

ヒアルロン酸でボリュームアップをお考えの方は、お早目に。早いモノ勝ちです。

初診の方で、お取り置きはできません。適応があるかどうか、わからないからです。

以前に、ヒアルロン酸をされた方であれば、お取り置きができるか、お電話にてお問い合わせください。

適応がない場合も、もちろんあります。

レスチレン®も、少し残っていますが、場所や程度によったら、ボリュームアップに使えないこともありませんが、吸収が早い場所やあまりボリュームアップできないこともありますから、診察しないとわかりません。通常は、ボリュームアップでは、おススメはしていません。)

ヒアルロン酸製剤は、ホントにいろいろあります。

トップ3が、レスチレン・ジュビダーム・テオシアルです。

それぞれ、似ているようで、ちょっとずつ違うんですね~。

他のメーカーもありますが、安心・安全となると、この3つのメーカーは、まず間違いないと思います。

レスチレンの在庫がある間は、もちろんレスチレンを使いますが、在庫が減ってきて、テオシアルの評判を聞いていて(最近、採用されているクリニックも増えましたね)、まあ、実際使ってみないと、、ホントのところはわかりませんし、自分にとって、使いやすい好みというのもありますから、やっぱり使わないとわからないんですが、シワ用に仕入れてみました。

正式HP:http://teosyal-jp.com/index.html

もちろん、うちの仕入れた分は、全て麻酔入りです。

このテオシアル、なんか持ちが良さそうです。安全性が第一ですが、次は、持ちの良さでしょうか。

軟らか過ぎるヒアルロン酸は、ボリュームアップにはあまり使いたくないんですが、それはレディエッセを使うので、シワ用であれば、軟らかさは問題ではありません。むしろ、軟らかいほうが、いいかもしれません。

ファーストラインは、かなり細かいスッと針で書いたような小ジワ用で、グローバルアクションは、もう少しはっきりし小ジワ用と思っていただければ、とりあえずはいいかな。

グローバルアクションは、唇に入れてもありです。

アヒル口に一度してみたい!という方、まあ、アリです。

ただ、唇は、敏感なところなので、痛みは他よりも敏感です。あまりパンパンにたくさん入れるのも、私は勧めません。いきなりたくさん入れると、血行も悪くなります。

あと、唇は、血管が皮膚よりも多いですから、吸収は皮膚より早いです。レスチレンを入れていた時は、早い人で、1か月持たないこともありました。

たくさん入れると、ヒアルロン酸は、寒天みたいなものなので、唇の触った感じが、少し変わることもあるかと。。。この唇の柔らかさは、ちょっと硬くなるかもしれませんね。。。見た目は、ふっくらしても、やっぱり本物とは違うんですね。おっぱいの豊胸と同じです。本物には負けてしまいます。

涙袋を作るのも、あまりおススメはしません。

目の周りは、血管のとても多いところで、他の場所よりも、内出血の確立は高いです。また、出血しても、目の際なので、圧迫して出血を抑えるのが難しいです。防ぎきれないことも、もちろんあります。

あと、目の際は、皮膚が一番薄いところなので、ボコボコになりやすいことがあります。

修正しても、修正しにくかったり、また、内出血の可能性が増やすだけにもなります。

うまくキレイに入ったとして、またこれ入れすぎると、ゼリーっぽくなって(少し灰色に透けて見えることがあります。メイクしたら、そんなにわかりませんが。)、結構おかしいです。

アイドルの子でも、時々いますね。

やはり、涙袋も、本物には敵いません。

何事もほどほどに。。。

以前にも、少しブログに書いた五味先生のこと、覚えていらっしゃいますか?
「におい専門」で、最近時々TVに出ておられますね。
むか~しから、「におい専門」でご高名な先生でいらっしゃいます。

今回、私は初めて、五味先生の本を読んでみました。
「気になる口臭・体臭・加齢臭」という本です。

今年の6月に発行されたようです。

発行されたのを知って、本屋さんではなく、ネットで買いました。
マイナー(失礼)な本かもしれないので、確実に欲しい方は、お近くの本屋さんで注文されるか、ネットがいいかもしれません。

この本は、医療関係者ではなく、一般の方を対象に書かれていて、とてもわかりやすいです。
においのことだけでなく、多汗症のことも触れておられます。

診断の指標や、一般的な治療法を書いてある本は、結構あると思いますが、五味先生のこの本には、日常、みなさんが、ニオイが気になるなら、ちょっとしたほうがいい工夫とかも書いてあり、病院に行くのがちょっと怖い、といか、気後れする、と悩んでおられる場合、ちょっと試してみるのもいいかもしれません。

一人で悩んでるくらいなら、早く皮膚科や形成外科に相談・診察に行くほうがいいんですが、保険診療だけでは限界がありますから、自費診療もされているクリニックに行ったほうがいいかもしれません。
ニオイの問題は、非常にデリケートですから、外科中心のクリニックに行って、手術を勧められても、
実は必要ないのにされそうになっていることもありますから、もし手術ということになったら、絶対即決せずに、何軒かクリニック(必ず手術をやっていない皮膚科をまぜてくださいね)を回りましょね。
クリニックのいいようにされないためにも。
(あまりに高額な医療費は、その場で一旦断って、考えますと言って、帰りましょうね。相場を調べてからでも、遅くありませんから。)

話が飛びましたが、この五味先生の御本、結構目からうろこの部分もあり、わかっていたこともたくさんありましたが、違った面からアプローチされており、「ああ、そうか!」と改めて役立つことがたくさんありました。

五味先生、ありがとうございます。

ある程度の体質は、仕方ありませんが、一番気を付けるのは、代謝と酸化ですね。
また、食生活などで、ニオイの元になるもの(特に、お肉ですね)を控える、ということも大切です。

まあ、全く肉を食うな、というわけではないでしょうが、欧米人と同じで、を肉をたくさん食べてると、体臭は、ちょっと濃くなるようです。
お肉もほどほどに。(健康の面から言えば、赤みで!霜降りは、おいしいですが、少量をたまにね。体には、動物性の脂の取りすぎは、メタボになりやすく、ダメです。)

本の内容を詳しくは書きませんが、こういう実践に役立つことが書いてある本というのは、大変ありがたいですね。
私なりに、いろいろ工夫して、早速患者さんにもおすすめしたいことなど、たくさんあります。

最近、口臭や体臭で、バラの香りですか、ダマスカスローズとか。。大昔から、バラでいい香りを!みたいな、コマーシャル多いですよね。良く雑誌の最後のほうのページとかに、怪しく載ってましたね。

バラで消臭効果は無理です。そんなことを証明したデーターはありません。

バラのいい香りがしたら、いいのにな~、という願望ですね。

先日も、DHCのCMを見て、TVでCMまでするのか、とちょっとびっくりしましたが、小さくしたのほうに、「消臭効果ではなく、マスキング(隠してしまう、みたいな意味です)効果を狙ったものです」みたいな文言が書いてありました。(消臭ではない、と言っているわけです。小さく。。。)
みなさんも、よ~くCM見てくださいね。

まだ、DHCは、ちゃんと表示されるだけマシですが(消費者の観点から言えば、当たりまえなんですげ。ややこしい表現は誇大広告にあたるので、消費者庁から、指導が入るはずなんですが。。)、雑誌のあやしい会社は、そんな表示もほとんど見当たらないことがあります。

はっきり言って、バラの油のカプセルを飲んでも、ダメですよ。
五味先生もおっしゃってますが、消臭をせずに、ニオイに香料を足すと、エラいニオイに変わったりするので、勧めておられません。
まずは、しっかり消臭・防臭です。その上で、香りを楽しむなら、いいんじゃないでしょうか。

ニオイに関して、飲むサプリなどをお探しの方は、富士科学工業のアスタリール®をおススメします。
これは、私の知る限り、今一番強力な抗酸化剤です。
実際、加齢臭に対しての効果があったデーターもちゃんと出ています。
ニオイだけでなく、美容と健康のためにも、大変おススメのモノです。

また、肌から皮脂が多いと、酸化が進んで、ニオイを出すことがありますが、アスタキサンチンの塗る美容液のアスタリズム®は、皮脂のバランスを整えてくれる働きがあります。
1石2鳥ですね。(皮脂を抑えるのではなく、バランスを取るんだと思います。だから、乾燥肌の方が塗っても、乾燥するわけではないですよ。)
私は、昔からスゴイ脂性なんですが、年々ゆっくり脂が減ってきてました。
ここ最近、なんか脂が減ったかな。。年なのか。。と密に思ってましたが、アスタリズム®を使って、ほぼ1年、皮脂を抑えてくれてるのは、これのおかげかも、と前日ふっと思いました。
使っていなかったらそうか、ということと比べることができませんから、アスタリズム®のおかげ、という証拠はありませんが、そう考えると納得がいきました。
(脂のために塗っているのではなく、アンチエイジングで塗っているんですけどね)

ビタミンCの6000倍の抗酸化力のある、富士化学工業のアスタキンサンチン製材、侮れません。恐るべし!こんなところにも関係してくるなんて。

(富士フィルムのアスタリフト®は、全くの別物で、会社も全然関係ありません。富士フィルムのには、ここまでの効果もデーターもありませんから、お間違えないように。)

保険診療で、ニオイを抑えるとなると、塩化アルミニウム液しかなく、これはニオイではなく、汗の腺をつぶして、量を減らすような感じです。やりすぎたり、人によっては、かぶれますから、使いづらいこともあります。また、完全ではないんですね~。(そこまでは効きません。)手足には、ほとんど効きません。

置いてあるクリニックも、最近では減りましたね~。自家調合になるので、PL法という法律の問題が絡んでくるためもあると思います。

商品として、ドラッグストアで置いてあるところもたまにありますが、これもかなり少ないです。

市販のもので、10%です(クリニックのは、普通20%かと思いますが、クリニックによって、違うとお思います)。効きは、クリニックに比べたら、そんな良くないです。当たり前ですね。

自費診療は、いろいろ選択肢が広がりますから、ホントに悩んでいるくらいなら、診察・相談をおススメします。

最近は、市販も色々出てますが、お店によって、ホントにバラバラなので、うまく使い分けできると一番お手軽ですが、探してられないという方は、やはりクリニックが便利で確実です。

(まずは、診察で。間違っても、手術をいきなり申し込まれないように)