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    柴 亜伊子
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ホーム > スキンケア, 化粧品 > ホントにおススメしない化粧品⑥



ホントにおススメしない化粧品⑥

お待たせいたしました。

ホントにおススメしない化粧品第六弾です。

ずっと書こうと思っていたんですが、なんか時間がなくてスミマセン。。。

おとついは、4月の形成外科学会総会の登録をしていたら、うまくいかない上に、参加したかったセミナーが、もう定員いっぱいで、参加できず。。。

(申し込み始まったのは、2月1日からなのに、ですよ!出遅れてしまいました。。。ああ。。)

追加変更のやり方がわからず、またホテル宿泊もうまくいかず、夜中にホテルで電話して予約をとってもらう、など、わけわからんことに時間がかかり、あっという間に、1時半で。。

いつまでたっても、朝型に変えられませんね。。

 

近況報告はこれくらいで。

 

さて、第六弾は、「無添加」風、「オーガニック」風、化粧品って、やつです。

これに加えて、「ドクターズコスメ」風、というのも付け加えましょう。

 

ただ、先日も書きましたが、もうどっから突っ込んでいいんだかわからないくらい、ひどい有様で。。。

これらの勧めない化粧品は、3回にわけたほうがいいのかもしれませんね。

 

まずは、「無添加」風からいきましょう。

 

「無添加」

いい響きですか?

でも、よく考えてください。

「無添加」って、なにが?なんのこと?

ホントに無添加(何も添加物が入っていない)なら、それは、ただの水か油ですよ。

そんな化粧品は存在しません。

医薬品の塗り薬にしたって、化粧品同様、薬の成分自体以外の添加物が入っています。そんなごく少量の添加物まで、医師も薬剤師も説明しません。薬の成分で、治すほうが大事なので。

それよりも、成分自体の効果・効能や副作用のほうが、よほど大切です。

まあ、病院の塗り薬は、そこまで添加物が問題になることはありませんが(かなり刺激にないものが使われているので)、たま~に、その添加物で、アレルギー反応が出る方もいらっしゃるので、病院からもらった塗り薬でも、合う合わないというのは、絶対あるわけです。過信は禁物です。

化粧品の場合、日本は、厚生労働省により、全成分の表示が義務付けられています。

パッケージには、必ず表示されていないといけません。

(買う前に、消費者が確認できないとダメなわけです。)

昔に比べて、「無添加」とやたら書いてある化粧品が増えたような気がします。

そう思いませんか?

昔って、そういう化粧品って、一部のコーナーにのみ置いてあったと思います。わかりやすくというか、敏感肌用のコーナーだったり、ドクターズコスメといわゆる呼ばれるコーナーだったり。

でも、最近は、普通の化粧品のコーナーにも、大きく表示して、「無添加」風を装い、並んでいることがあります。

(あくまで、「風」なので、普通のコーナーに置いてあるんだと思いますが、ドラッグストアによっても、そういう決まりがあるわけではありませんから、かためて置く義務はないわけですけど。)

 

先日、「オーガニック化粧品を使っているから、お肌にやさしいはず」と言われた初診の患者さんが来られ、その化粧品の名前をお聞きしましたが、全く聞いたことのない名前でした。

ネットで買ったそうです。

そのサイトを見ましたら、「無添加」「無添加」と、ものすっごい強調されています。

でも、何が「無添加」なのか、一切、そこには書いていないんです。

ここまであやしいメーカーも、初めて見ましたが。。。

 

例えばの話をします。

そこの化粧品会社の商品がいいのか悪いのかは、全く別の話で、「無添加」についての話をしているだけ、と必ず思ってくださいね。

(ブログを読んで、自己流にアレンジされる方がいらして、また情報の一部だけを抜粋したり、その前後が抜けているので、私の意図と全然違う結果になっている方が、時々いらっしゃいます。必ず、前後も読んで、理解されてください。

なぜ、それを否定しているのか、場合によったり、条件によったり、全面否定していないものもあれば、全面否定しているものもあるわけです。

状況によったら使えるのに、捨てていたり、あるいは、全面否定しているのに、アレンジして使い続けたり。。。

ダメですよ。)

 

さて、例え話です。

「無添加」化粧品として、一番有名なのは、ファンケルでしょうか。

昔、ファンケルが出てきた時って、通販だけで、一般の店舗はなく、しかも、ものすごい少量パッケージで、そのため何本も入っていて、1週間で使い切ってください(防腐剤が入っていないから)みたいな。要冷蔵じゃなかったでしたっけ?クール便かで届けてましたか?そこまではしてない?

なんかかなり大変だったような。。。

それでも、時代の流れに乗って、女性に「無添加」という考え方が受けて、どんどん売れていって、店舗を持つようになり、今は、ほとんど全国展開してますよね、多分。

 

今は、さっきちらっとサイトを見ましたが、少量パッケージは、今もされているようですね。

でも、トップページに、何が「無添加」なのか、ということは書いていませんでした。

ただ、「無添加」を世の中に知らしめた元祖のです会社ですから、ちゃんと「無添加」について、詳しく書いてあるページがありました。こだわりを持たれてるのでしょう。

ファンケルのサイト(たぶん、パッケージも)を見ていただいたら、わかりますが、ちゃんと何が無添加なのか書いてあります。

このサイトによると、

「(*) ファンケルの「無添加化粧品」は、防腐剤・殺菌剤・石油系界面活性剤・香料・鉱物油・紫外線吸収剤・合成色素を一切使っていません。」(HPより抜粋)

と書いてあります。

だから、これ以外の添加物は使う、ということです。いいか悪いかは別にして。

こちらの、「化粧品へのこだわり」というところを見ると、さらにわかりやすく、「無添加」に書いてあります。

簡単に言うと、かぶれやすかったり、アレルギーを起こしやすい成分は、極力除いて、作ってます、と言いたいわけです。

例えば、よくご紹介している、純せっけんです。

うちでの取扱いは、牛乳石鹸の「無添加シリーズ」です。

こちらは、商品の表や裏に、とてもわかりやすく、何が無添加なのか、書いてあります。

こちらの「無添加」は、「着色料・香料・防腐剤・品質安定剤は一切使っておりません」と書いてあります。

だから、裏の成分表を見ると、ファンケルでも、牛乳石鹸でも、いろいろと添加物の名前が書いてあります。

(純せっけんで書いてあるのは、「石けん素地」としか書いていませんが。石けん素地100%ですからね。)

 

中身がいいか悪いかは別として、ちゃんとしたメーカーは、ずべて無添加なんて、化粧品では存在しませんから、

(何も添加しなかったら、化粧水なんて、ただの水ですから。ただの水なら、「化粧水」ではなく、「精製水」(水100%のことです)と表示しないと詐欺でしょう。)

何を添加していないのか、書くわけです。

 

本来、「無添加化粧品」というのは、化粧品である以上、添加物を入れないと成り立たないわけですが、お肌への刺激が大なり小なりあって、少しでも刺激がないように作れないかな、と消費者のことを考えて作ってくれたんだと思います。

結構、いいイメージを、その会社にもたれますよね。

そりゃ、そうですよね。

成分になんかこだわりだしたら、作るのも大変ですし、下手したら、原価がかさみます。

自分たちの利益が減りますから、どこの企業だって、やりたくないわけです。

でも、それをわざわざ、企業努力でしてくれて販売してくれているので、私たち消費者にはとてもありがたいです。

 

これらのメーカーが使っていない成分が絶対肌に悪いのか、誰にでも悪いのか、というわけでは、もちろん、ありません。

世の中に出回っている、みなさんが使っている化粧品の大半に、入っているわけです。

でも、こういう化粧品があって、そういうことを言ってくれるメーカーがあると、私たちは、選ぶことができます。選択の幅がある、というのは、いろんな考え方が人によってありますから、とてもいいことですね。

 

そういうのをいいことに、「なんちゃって無添加」が出てくるわけです。

先日の患者さんのおっしゃった、いわゆる(自称)「オーガニック化粧品」、(また「オーガニック」のところでも言いますが)、トップページに、ものすっごい「無添加」ということが強調されています。

まあ、強調してダメ、というわけではないんですが、その同じページのどこにも、一体何が「無添加」なのか、一切書いていません。

何が無添加なのか、かなり探しましたよ~。

最終的には見つけましたが。。。そのサイトの全成分表示の怪しかったこと。。。つく

まあ、ものは言いようだな、と。

詐欺ではないですが、これで、「無添加」と強調するな!と言いたい。

他のいろんな添加物てんこもりでした。アルコールもたくさん入ってそうですし。。

(アルコールについては、「サトウキビから抽出精製」みたいに、科学薬品ではなく、オーガニックで自然なんですよ~、みたいに書いてありましたが、サトウキビなどの植物からアルコールを作るのはよくある話です。

以前に、バイオガソリンが話題になったこと、あったでしょ。サトウキビやトウモロコシからアルコールを作って、車のガソリン代わりに使って、CO2削減みたいな。

そのせいで、トウモロコシが足らなくなって、値上がりして、牛とか家畜が食べるエサも高騰して、肉の値段も上がる、みたいな報道あったのを覚えていらっしゃいますか?)

 

「アルコール」が化粧品に入っていた場合、「無添加」ってお肌にいい、だって、なんかナチュラルなんでしょ?みたいに思っていらっしゃる方からしたら、思いっきり、化学薬品のにおいがしませんか?

「無添加」と表示があっても、「アルコール無添加」と書いていない限り、アルコールは入っています。

さっぱりタイプの安物の化粧品だと、このアルコール(エタノール)がたくさん入っていて、塗ったら、お肌がスースーします。

こういう化粧品は、一切勧めていませんが(大量に入っているアルコールは、お肌がやられます。消毒剤ですからね。極端に言うと、毒なわけです。ばい菌だけ、殺さないんです。お肌の細胞も殺すんです(ダメにするんです)よ。

でも、どうしても、少量だけ、浸透をよくするためにとか、成分同士を混ぜるために、とかで、入っている化粧品も山ほどあります。いいか悪いかは別として。

 

何が言いたいのか、というと、「無添加化粧品」=「化学薬品成分ゼロではない」ということです。

 

「無添加」化粧品を使いたい方は、使ったらいいんですが、(エコな、なるべく化学成分を排除した生活が好きな方もいらっしゃいますよね)、ちゃんとしたメーカーでないと、騙されて終わりです。

ちゃんとしているところは、必ず、何が無添加なのか、表示があります。

たかが、「パラベンフリー、アルコールフリー、香料フリー」くらいで、「無添加」といばりません。

パラベンの代わりに、メチルパラベンという成分が入っています。(パラベンよりも、もう少し、お肌に優しくしたんでしょうね。)

メチルパラベンが入っていなかったら、そのほかの防腐剤が入っています。

それで、「無添加!」なんて、大々的に言ったら、ひどいでしょ。

(防腐剤が全部悪いわけではありませんよ。

防腐剤が入っていなかったら、少量パッケージになりますし、ひどい場合は、冷蔵庫保管ですよ。

早めに使い切らないと、やっぱり腐るんじゃないですか?ハエがたかることはないでしょうが、品質は変わるんじゃないかな。1年とか大丈夫って言われたら、防腐剤入っていないのに、なんで?って思いませんか?

防腐剤が入っているから、常温で、夏の暑い日には、そのまま洗面所やドレッザーに置いておいても、腐らないんです。便利にさせてくれているわけです。

化学薬品だらけなら、防腐剤いらない、というのも、ありえるかもしれませんね。

要は、防腐剤の種類と、量や濃度が大事でしょう。)

 

ちゃんとしたメーカーは、たんたんと、「○○無添加」とパッケージとかに、普通に書いてあるだけで、「無添加」だけを、誇張しません。

今の時代、そういう情報の一部だけを、過信している方が多いのか、「無添加」と表示するだけで、売れる時代です。

化粧品というのは売れれば、莫大な利益を生みますからね~。

特に、ネットでしか売っていない、あまり知られていない化粧品だと、少々かぶれた人が出たところで、あまり大きな社会問題にはならないし、騒がれないので、適当なところで、サイトを閉めれば終わりです。

また、会社名変えて、別に開くわけです。

全成分表示したところで、そんな会社の書くいていること、信用できます?

国民生活センター(消費者センター)だって、世の中の化粧品全部、調べているわけではないですよ。特に、ネットでしか売っていないものなんて、キリないですからね。

 

前にも言いましたが、出所のわからないものは使わない!

大手だから安心、デパートで売っているから安心、というわけではありませんが、とりあえず、何かあったら、文句言いに行けるでしょう。

対面販売している会社のほうが、 少なくとも、情報提供はしやすいわけです

「無添加」買って、いいんですけど、ちゃんと何が無添加なのか、確認しましょう。

やみくもに、とびつかない!

自分のとびつく根拠を、ホントかどうか、いったん、そのサイトで確認してください。

化学薬品がよくない、なんて、やみくもに信じていると、使う化粧品、なくなりますよ。

化学薬品というなら、純せっけんもそうですよ。

ワセリンなんて、石油から作っているんですよ。

石油系ってダメなんですよね?と聞かれる方も大勢います。

(そういう会社が、鉱物油は使っていません、とか、石油系界面活性剤は使っていない、とか書いてあるから、勝手に思い込んでいるんでしょうね。)

ワセリンが肌に悪いって、思っている方は、あまりいないと思います。

 

化学薬品すべてが肌に悪いわけではないですし、天然のものだから肌にやさしいわけではありません。

うるしなんて、かぶれるでしょ?

地球にやさしくても、人間の肌にやさしいかどうかは、全く別の問題です。

マンゴーやパイナップル、ももとかで、口の周りがかぶれる方もいるでしょう。

きゅうりにしたって、レモンもアロエもそうですが、そのまま切って、肌にのせたって、他の成分(いわゆるアクのようなもの。それ以外のいらない成分もたくさんあります)で、お肌はやられます。

自然のものの中から、化学的に、有効成分のみ抽出させないといけません。

抽出した時点で、それは、いわゆる化学薬品ではないんでしょうか。

ただ、原材料が、人工的に作られたものなのか、天然のものなのか、そこにこだわっておられるんですかね。

エコで、地球にやさしい生活したい、と言う方は、それで構いませんが、「天然」=「無添加」=「化学薬品は悪者」=「お肌にやさしい」、なんて、思っていると、大間違い、とだけ言っておきましょう。

化粧品を使う以上、化学薬品が入っているのは、仕方ないでしょう。

でないと、水だけで洗顔して、椿油とかオリーブオイルとかの油しか、顔に塗るもの、なくなりますよ。

化粧品を使っていくうえで、大事なのは、その入っている成分の質とか量とか濃度とか、化粧品自体の質ですよ。

言葉に踊らされない、ということは一番大切です。

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリ:

スキンケア, 化粧品