プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

カレンダー

2013年2月
« 1月   3月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728  

最近投稿した写真

  • P1130037
  • P1130238
  • IMG_20170917_181247 - コピー
  • キャプチャ
  • 登録会員
  • IMG_4381
  • IMG_20170807_231649
  • IMG_20170803_234835
  • IMG_20170729_232135
  • 0$Images$6_111_PANAP1110187JPG
  • IMG_4381
  • IMG_20170714_231517
  • IMG_20170621_202527

ホーム > スキンケア, 化粧品 > ホントにおススメしない化粧品⑥ドクターズコスメ編



ホントにおススメしない化粧品⑥ドクターズコスメ編

お待たせしました。

ホントにおススメしない化粧品第六弾です。

「ドクターズコスメ」

 

みなさんの「ドクターズコスメ」というイメージは、皮膚科医が作った化粧品だから安心して使える、効果がより出る気がする、おかしな成分は入っていないだろう、というところでしょうか。。

みなさんが、そう思うから、悪徳業者に利用されてしまうんです。

厚生労働省は、根拠のない「ドクターズコスメ」は名前が消費者に誤解を招くので、「ドクター○○」みたいな名前は、化粧品につけないように指導されています。(広告規制です。)

 

本当の意味での「ドクターズコスメ」というなら、そのクリニックに行って、そこのドクターが実際作っていて、処方してくれる(販売している)化粧品でしょう。

それであれば、全く問題ありません。

 

ですが、みなさんが買っているドクターズコスメは、ドラッグストアや、ひどい場合だとネットで買っていますよね。

それ、ホントにドクターズコスメですか?

 

厚生労働省が、どうして、そんな名前をつけるな!と指導するかというと、そうやって騙される消費者が後を絶たないからです。

その規制をする前に、もう登録して販売されている化粧品までは、名前を変えなさい、と強制にまではしていませんが、その規制後には、販売はしたら、ホントはダメなわけです。

でも、一般で売っている化粧品が莫大な数なので、もう管理ができない状態で、まして、ネット販売となると、把握もできないでしょう。

 

もし騙されたと思うなら、国民生活センター(消費者センター)、もしくは、保健福祉局(保健所ですね)にご相談されてみてください。

消費者庁ができましたから、みなさんからの問い合わせが多いと、お役所も動いてくれるかもしれません。

 

基本は、そういう化粧品には関わらない、というのが一番なんですが。。。

 

中には、昔からある、「ドクターズコスメ」で、良心的なところもあるかもしれません。

ドクターとは何にも関係なくても、中身は悪くない、というものがあるのかもしれません。

(私は、今のところ、知りませんけど。誰か、ホントにおススメの、正しい意味での、「ドクターズコスメ」は、市販されているなら、その名前(メーカー)を教えてください。)

 

中身がそれほど悪くない化粧品は、世の中に山ほどありますが、それをアピールするのに、「ドクター○○」って、関係ないのにおかしいでしょ。

 

先日も、患者さんが、皮膚科医が開発した、とかいういわゆる「ドクターズコスメ」を使っている、とおっしゃってました。

ところが、そこの保湿クリームをたっぷり塗っても、2時間ほどしたら、すごくつっぱるのか乾燥しているそうで、そのせいで、違うクリームをまた足さないといけないそうです。

なんやそれ。。

 

ホントにドクターが作った化粧品で安心というなら、保湿くらいはちゃんとしてほしいものですが、まあ、あやしい、名前だけ、ということでしょう。

何の役にも立ってませんよね。

患者さんに、「それ、おかしくないですか?」と言ったら、「でも、皮膚科の女医さんの顔写真が載っていた」と言われます。

。。。だから、何?って感じですけど。。

その女医さんは、一体、どこの人?どこのクリニックで、どこで働いているの?

(ここの広告には載ってましたが。)

ご自分でも把握していない、そんな得体のしれない人が作ったかどうかもわからない化粧品を高いお金を出して、どうして買うんでしょうね。。

はっきり言って、その人がホントに医者かどうかもわからないわけでしょ。

 

そのメーカーの名前を聞いて、ちょっとパンフをもらってきました。

(最初、名前がうろ覚えだったので、ネットで検索しても出てこなくて、たまたまスーパーの化粧品売り場を歩いていたら、見かけて、あああ、これか、とわかりました。

前にも書きましたが、名前も憶えていないような化粧品を使うのは止めましょう。

何を自分が使っているのか、それくらいは把握しておきましょうね。

たかが化粧品でも、いい加減に選ばない!化粧品のことを、たかが、と思っているくせに、高いものを買ったり、キャッチコピーに振り回されたり、と、いらん時間とお金を使っているわけです。

どうせ時間とお金を使うなら、納得したものを使いませんか?だって、自分の顔に、365日毎日何年も使っていくんでしょ?

普段のスキンケアで大事な役割をしているのは、化粧品です。女性にとって、なくてはならないもので、化粧品は正しく選べば、とても信頼できる(言い過ぎかな)友達と同じですよ。

 

話を戻します。

そのパンフには、確かに女医さんの顔が載っていました。

でも、その人が作ったとか開発したとかは、書いていませんでした。

そのブランドは、20年以上前から販売されていて、ドクターズコスメの先駆者みたいに書いていますが、ドクターの話は全然出てこなくて、その写真の女医さんのことが出てくるのは、2011年です。しかも、「ブランドコンサルタント」であって、その人が開発しているわけでも、その人が立ち上げたブランドでも何もないようです。

 

「ドクターズコスメ」を謳っている化粧品で多いのが、「皮膚科医の意見を取り入れて」「皮膚科医に評価してもらいました」「開発に関わった」などといううたい文句です。

どこまで関係していると思います、実際?

個人でやっているネットとかの化粧品の場合にも、「うちのは安心・安全です。だって、皮膚科医・小児科医の意見を聞いたから!」みたいなことが延々と書いてあることがあります。

一体どこの誰?

ヘタすると、たまたま友達か知り合いで、一緒にご飯食べてて、「それ、いいんじゃない。」とか「へ~、塗りやすいね。」と言われただけかもしれませんよ。

それでも、「開発に関与した」と書いたところで、ウソではないでしょ。

極端な話、こういう程度でも書いちゃうんですよ。キャッチコピーって。広告の基本です。

ウソをついていなければ、なんでもいいんです。(中には、ウソもついているでしょうけど。)

 

実際、医者の仕事の中には、そういう化粧品会社に勤務するとか、ひどい場合は、名義貸しというか、名前を貸す仕事があります。

化粧品会社に勤めるのと名前を貸すのは、全然内容が違いますけどね。

単に名義貸しでも、「ドクターズコスメ」なわけです。

ホントにどこまで、そのドクターが実際関わっているのかなんて、その会社の開発の中に入らないとわかりません。

パンフレットからそれを読み取るなんて、不可能です。

もっともらしく見せるのがパンフですから。当たり前ですよね。

もし、名義貸しだったら、そんな化粧品を使って、楽しいですか?

じゃあ、もっと安いのでいいですよね。

だって、そのもっともらしいキャッチコピーのせいで、余分に値段が上乗せされているわけですから。

中身は、どこにでもある化粧品というのはよくある話です。

 

ちなみに、こちらの化粧品、エタノール(アルコール)はばんばん入っているわ、私の嫌う、毎日のお手入れにピーリング剤を混ぜた商品をバンバン売っていました。

ピーリング入りは、各ドクターによって、考え方の違いということで、仕方ないとしても、エタノールたっぷり入った化粧品を売るか?と思います。

(もちろん、お値段もそこそこいい値段をつけています。)

私からしたら、なにもこれ、この値段で買わなくてもいいんじゃない?という類のものでした。

 

ちなみに、エタノールがたくさん入った化粧品は止めましょう。

アルコールには殺菌作用があります。(ノロウィルスとか死にませんけどね。)

でもバイキンだけ殺すのではなく、正常なお肌の細胞も殺します。殺さなくても、ダメージは起こします。

量や濃度の問題もありますが、少なくとも、いわゆる「トーニングローション」「さっぱりタイプ」とかいうのには、エタノールがたっぷり入っていることが多いです。

裏の表示を見たら、書いてありますが(最初のほうに。多い順に書いてますので。)、裏を見てもわからない、という方は、使っているとアルコールの匂いがするとか、ス~っとするとかいうのは、たいていアルコールです。

うちの患者さんには、そういうのは全部止めていただいています。

でないと、どんどん肌が赤くなって、しまいに、赤みが茶色くシミになってしまうことがあります。

「さっぱりタイプ」でもアルコールが全然入っていない化粧品もありますが、市販で探すのは、かなり大変かも。

今日、たまたまドラッグストアに行ったので、いわゆるドクターズコスメとか、「お肌に優しい」と全面に押している化粧品をちょっと覗いてみました。

そういう化粧品でも、しっとりタイプとさっぱりタイプがあって、さっぱりタイプのは、私が見た商品全部にアルコールが入っていました。しかもたっぷりと。

笑ったのが、ドクターズコスメと売りにしておいて、しかもパッケージに、「エタノール不使用」とでかでか書いておいて、裏の成分表には、違うアルコールの名前が。。。確かにエタノールではないけど。。と苦笑いです。じゃあ、わざわざ書かなくていいのに、と思いますね。

 

化粧品会社の開発には、全員ではないですが、ちゃんとしたメーカーであれば、医師免許を持ったドクターがいたりします。開発を一緒にされていたりしてます。病院に勤めるのでなく、化粧品会社に就職しただけの話です。

でも、同じ化粧品会社で開発するなら、皮膚科医、もしくは形成外科医の知識と経験をもって、開発にあたってほしいです。

実際の現場(臨床といいます)と、開発だけの研究職では、ちょっとずれていることもあったり、開発には、現場の声が必ず必要だと私は思うので。

多分、資生堂とか花王とかにも、開発にどこまで関わっているのかわかりませんが、医師が必ずいると思います。何科が専門かは別としても、ちゃんと医師が非常勤でも、名誉顧問かもしれませんが、なんらかの形で関わっていると思います。

でもだからって、資生堂や花王の化粧品全部を、「ドクターズコスメ」と言って、売ってませんよね。

(それぞれの会社の中で、ドクターズブランドっっぽいのを立ち上げてるのはありますよ。でも、ドクター○○ではなく、敏感肌用とか肌に優しいとか、そういう言い方をしていると思います。)

 

今、かなり化粧品に規制もゆるくなって、一般の化粧品でも昔のことを思えば、きつい成分もある程度は混ぜられるようになりました。

ドクターズコスメといちいち書かなくても、きつい成分(消費者が効くのでは、と思っている成分。効くかどうかは別として。)が入っている化粧品は、一般に山ほど売っています。

「ドクター」という名前を過信していると、ホントにエライ目に遭いますよ。

 

何の化粧品を買うにしても、実際使ってみないと、それがホントにいいのか悪いのか、自分に合っているのかどうかも、そりゃわかりません。

使って確認する(ダメなことも)、ということは、大切なことですし、まず化粧品を買う目安に、そういう名前で魅かれる、というのも、理解できますが、そこまで大きな期待と安心感を持っていると、裏切られるので、ほどほどに。

 

実際、クリニックにいって、そこのドクターを信用していて、そのドクターが作ったり、販売している化粧品を買う、というのであれば、安心と期待を込めてもいいと思いますが、全然知らない、ホントに医師かどうかもわからないドクターが勧めている化粧品を、買わなくてもいいんじゃないですか。あくまでも、ドクターズではない、普通の化粧品と同じと思って、選択肢のひとつ、と思ってください。

 

新聞の折り込み広告に載っている怪しいドクター(?)の写真の肩書に、「医学博士」とか書いてあります。

(ちなみに、「医学博士」は医師免許がなくても取ることができます。「医師」=「医学博士」ではありません。)

ひどい広告では、内科とか外科とか皮膚科・形成外科と全然皮膚と関係のないドクターが宣伝していたりして、すごいバイトだな~、と思っていつも見ています。

いろんなおかしな化粧品が山ほど出回っていて、情報(やらせの口コミサイトや雑誌やTVの広告・あやしい折り込みちらしなど)に振り回されて、というか、素直に信じてしまうというか。。。純粋というよりは、ちょっと無防備過ぎです。

人間誰でも一度は、こういう買い物した記憶って、あると思います。

私も18歳の時に、化粧品のオネーサン(今はなき、京都ビブレです。メーカーの名前は絶対に忘れませんが、今でもあるのかな。。ロンドン発の、若い子に当時人気で、結構雑誌にも広告をバンバン出してました)にローンを組まされて(お金ないって言ったから)、親からこっぴどく怒られて、10分ほどで解約をしました。

若い時って、いろいろ痛い目にあって、経験をつんで、こういうのはやっぱりダメなんだ、と覚えていきますよね。

でも、30になっても40になっても、はたまた50歳になっても、あいかわらず騙されている(過信して、広告を鵜呑みにしている)患者さんがいて、毎回毎回、同じことの繰り返しです。で、無駄なお金と時間を使って、肌をボロボロにしていく、ということを繰り返しておられるわけです。

こういう方は、大体の方がそうですが、若い時からずっとそんな感じだそうで。。。

大人になって、いきなり、というわけではないようで。。やっぱり昔からなんですね。

(一部に、50代になってから、という方もいらっしゃいます。

50歳を過ぎると、脳の一部が働くなくなって、ウソが見破れにくくなるようなことを、(ホンマでっか」の澤口先生が言っていたと思います。

だから、高齢者を狙った詐欺が多いそうです。

その論文を見ていないので、断言はできませんが、聞いた時に、なるほどな~、と思いました。)

若い時からずっととなると、どうも経験が生かされていないというか、覚えないというか。。きっと一生なんでしょうね。。。

こういう方には、もう何を言っても、同じなのかな、と思う今日この頃です。

 

でも、そんな方ばかりではなく、大半の方は、今まで知らなかったけど、教えてもらって、いらんものを買わなくてなって、良かったです!と喜んでくださるので、頑張って、ブログで情報発信をしていこうと思います。

うちに受診に来なくても、ブログを読んでいただいて、本当に必要なものだけ買って、いらん被害を受けなくても済む方もいらっしゃるようで。それで、お肌の調子が良くなりました、と知らせていただくことが多いです。とても嬉しくなりますね。書いたかいがあったというものです。

 

化粧品の本来の目的は、女性をよりキレイに見せることだと私は思います。

キレイに見せるだけであって、根本的にキレイに治してくれるわけではなく、まして、お肌の健康の邪魔をしてはいけません。

健康を維持してくれる化粧品を選んでくださいね。

基礎化粧品に必要なのは、保湿と日焼け止めだけだと思います。

うちに患者さんには、それ以上のことが家でしたかったら、クリニック用化粧品とか一部の医薬部外品とか医薬品でないと、無理ですよ、と言っています。

保湿と日焼け止めだけであれな、基礎化粧品なんて、そんなにお金も手間もかかりませんよ。

それ以上のお金をかけたいなら、メイクアップ用品にかけるとか、美容医療に回すとか、あるいは、洋服やバッグでもなんでもいいと思います。他のキレイに見せることに、お金と時間を回してください。

 

 

 

 

カテゴリ:

スキンケア, 化粧品