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    柴 亜伊子
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ホーム > サプリメント, 医療 > 情報をどこまで信じるか(サプリ編②)



情報をどこまで信じるか(サプリ編②)

さて、問題のサプリ第2弾です。

私は全然知らなかったんですが、なんでもアメリカの多くの医師が(3割だったか4割だったか)患者さんに処方している(勧めているだったか)という触れ込みのサプリ。

それが、そこのHPに、そう書いてあります。

アメリカのサプリ事情を知らないので、私には真実がわかりません。

ただ、アメリカって、サプリ大国ですよね。

日本みたいな国民皆保険ではないので、歯にしても体にしても、予防医学の考え方がかなり発達していますよね。

でないと、本当の病気をして、バカ高い治療費を払うのは自分なので、予防医学を自分にやるのは、結局自分の総医療費が安くて済む、ということになるので、ドクターじゃなくても、多くの方がサプリには一生懸命かもしれませんね。

サプリに対する考え方は、日本とは全然違うのかもしれません。

でも、そのHPに書いてあるのを見て、ホントかな~?と思いました。

だって、そこのサプリ、誰でもHPから買えるんです。

アメリカで多くの医師が患者さんに処方するようなサプリが、どうして日本で、しかもネットで誰でも買えるねん?

そう思いません? そんななんでもいいのを、アメリカでは、医師が患者さんに勧めているのか?

普通に考えて、信じられませんけどね~。

先日、こちらのサプリをかなり勉強熱心に飲んでいらっしゃる方が栄養解析にいらっしゃいました。

それまで、ちゃんとそこのサイトを見たことがなかったので、まあ見たんですが。。。

なんか、よくわかりません。。。

患者さんが、誘導されて、バカ高いサプリを買わされるサイトにしか私には写りませんでしたが。。。

サプリのそれぞれの配合量や成分が書いてあるんですが、こちらもよくわからない。。

でも、私が勉強していることとは、全然違うのがわかります。

このサプリは、私は自分の患者さんには処方しようとも思わないし、タダでもらっても、自分でも飲まないです。

おかしなモノを飲むと、それを分解するのに、また栄養素を使って、マイナスになってしまうし、まして、中身なんて、配合どおりなんて、保障も一切ありません。

あやしいサイトで売っているものは、一切、信用しません。

なんかどういいのかわからんものが山ほど入っています。。

しかも、値段は結構していまして。。。一般の方が買うサプリにしては、高いです。

ヘタすると、栄養療法オーソモレキュラーで使うモノよりも高いモノもあります。

なんじゃ、こりゃ~っ?!

(松田優作風にお願いします。)

患者さんは、ネットで検索してたどり着いたようでした。。

一体、どこの誰が仕掛けているんだ、これ?

ステマ? アフィりティエ(でしたっけ?)?  やらせ?サクラ?

なんでも、こちらのサプリは、原材料などが書いてあって、情報が誰でも見れるようになっている、ということを、どこかの誰かが言っているらしく、栄養療法オーソモレキュラーのサプリは、一般の方が全情報を見れるようになっていない、とかなんとか。

それは、当たり前です。

だって、栄養療法オーソモレキュラーは、ネット販売もしていませんし、サプリと言えども、医療として治療に薬と同様に使うためのモノですから、私からしたら薬と同じです。

だって、それで病態改善を助けたりしますし、栄養失調が原因であれば、足りない栄養素を補うだけで治ったりするわけですが、その補充で使うものです。

誰でも買えるものを同じにされては困ります。

医薬品にしても、一般の方がネットで見れる情報と、医療関係者(特に医師)が見れる・知ることができる情報量は、全然違います。

医師専用の製薬会社に問い合わせする電話番号だってあります。

これは、差別でもなんでもなくて、医師としての知識(今まで学んできたことと経験なども踏まえて)をもった上で、判断してください、という意味も入っています。

与えられた情報をどう受け取るのかは、医師の自由ですが、最低限の知識を持って、解釈しろ、というのが条件です。

でないと、作用・副作用にしても、知識のないせいで、誤解して全然違うほうに釈されたら困りますから。

みなさんのされていらっしゃるお仕事でもそうでしょう。

専門性というかそれぞれの業種の特殊性というか、その業界なりの常識ってありますよね。

それがいいか悪いかは別として、業界の人はみんな知っている当たり前のことだけど、違う業界の人がいきなり聞いても、理解もしにくいだろうし、誤解されるかもな、っていうこと、ないですか?

それと同じです。

それなりの知識がないと、専門性の高い情報というのは、扱いが、ちと難しい。

そういう意味では、患者さんからしたら、信頼しているドクターから勧められた薬なり、サプリを使う、というのが一番いいと私は思います。

そこを調べる手間と知識を、その処方してくれる医師に任せるわけですから、自分は治療に専念できるわけです。でないと、キリがないですからね。

役割分担ですね。そうすることで、時間も短縮できます。

(だからこそ、医師選びって、とても大切です。)

患者さんの中には、全部知りたい!(医師と同じレベルまで?)という方もいらっしゃるでしょうけど、同じところまで知りたいなら、医師と同じだけ、その知識を得るのに時間をかけないと、それは無理では。。?

ポイントだけ言われたら、イヤってことですよね。

全部説明するなら、全部同じ時間はかかるでしょう。

患者さんの病状・今の現状の説明もして、治療の説明もして、処方される薬やサプリの説明もした上で、さらに、サプリの製造工程から材料から添加物まで、説明しろってことなら、一体、何時間、時間を割け、というんでしょう。

そこまで時間を割けというなら、医師の時間を拘束するわけですから、それ相応のカウンセリング料金もいただきますし、お一人でそれだけ時間を割くというのは、とうてい1日では無理なので、何回もに分けて、受診してもらわないと無理でしょう。それを、毎回されるおつもりですか?

まだうちであれば、ある程度の時間を割きますが、それでもそういうこと全部確認と説明を受けてからでないと、サプリは購入もしないし治療も受けません、というのであれば、いつまでたっても、何も進まないし、お一人にそれだけ時間を割くなら、次回受診までは一定期間を空けていただきます。

だって、そこまでの時間を割くことが早急にしないといけないことには、私には思えないので、他の急いでいる患者さん優先です。

ところは、ネットで買う・ドラッグストアで買うなどは、違います。

説明してくれる人が誰もいないわけですから、自分で確かめて、買ってもらうことが条件ですから、なので、情報を開示するのは、当たり前です。

買ってから、確認して、やっぱりいらないから返品します、って、なかなかメンドクサイし、消費者目線に立っていない売り方ですよね。

化粧品でも、パッケージに表示義務はありますが、ネット販売する際に、全成分表示をする義務はないそうです。

だって、そういう法律って、今ほどネットでの販売が主流になるとは思っていない時代に作られたものですから、時代に追いついていないわけです。

でも、だからって、ネットで売ってるクセに、表示も見れないなんて!

そんなメーカーからは、私はまず買いません。なんでもそうですが、企業としての姿勢を疑います。

誰でも買える、ということは、買う側への情報提供の義務があるわけで、そこがクリニック専用のモノや医薬品と、決定的に差があるわけです。

世界が違うというか、モノが違いすぎるというか。。

さて、その中身のよくわからない、アメリカの・・・という触れ込みのサプリを買った患者さんの買われたサプリメント、これがホントにちゃんとしていれば、患者さんのいろいろ困っている症状は、もうちょっと良くなっているんじゃないのかな。。。率直な疑問です。

で、実際、良くもならないので(そりゃそうだ)、うちに、ちゃんと栄養解析をしに来られたわけです。良かった、良かった~。

ちなみに、こちらのサプリメント、配合量なども?と首をかしげるような表示になっていて、昔調べてみたら、表示成分、ゼロ!だったそうです。。

(ちなみに、ヘム鉄のサプリだったそうです。。。)

いろいろなサプリ、わざわざお金を出して、第3者機関に調べてもらうと、表示内容はうそっぱちで、ごく微量に検出されたり、薄~くだけ、入っている、という、質の悪いサプリが、ものすご~く多いです。

化粧品も同じで、特に紫外線カットの強さを表す、SPFやPA値、信用できるメーカーがごくわずかでは。。。と思うことも多いです。

まあ、どの世界にも悪いヤツはいものですね。

配合量、ゼロって。。。

ちなみに、こちらの企業は厚労省だったか消費者庁だったか、どちらかから、勧告がなされたようです。あまりに悪質で。。。

そんなことは、そこのHP読んでも載っていないような気もしますが。。。

で、こちらのメーカーが、今回の抗加齢医学会にも出展していて、そのまま信じて、仕入れて患者さんに売っているクリニックやドクターもいるそうな。。。

あ=あ=。。。

信じる医者も悪いけど、一番困るのは患者さんですよね。結構なお金は取られるので。

カテゴリ:

サプリメント, 医療