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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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栄養のお話しをした多くの患者さんから、食事の内容をいろいろ確認して、それは、アウト~っ!!という食材をご紹介します。

基本、ほとんどの方が、糖質を制限したほうがいいというか、制限までしなくても、動物性蛋白質が圧倒的に足りていないので、1日に食べる食物の量というのは限度があるわけですから、動物性蛋白質をたくさん摂る結果、糖質が減る結果に本来なってしまうわけです。

。。。本当なら。。。

あるある間違い その①

今までの食事から、糖質だけを減らすんじゃないですよ。

今までで、全然栄養が足りていなくて、栄養失調なのに、そこをなんとか糖質で、1日動くだけのカロリーは摂取していたわけで、たんぱく質や良質の油を増やさずに、糖質を抜くと、栄養失調な上に、カロリーまで足りない!となると、これはもう脳からしたら、危機的な状況なわけで、完全に、「飢餓状態」と同じです。

そりゃ~、脳は、ものっすごいい勢いで、「食え~っ!!」と命令を出します。

これが、よくある、カロリー制限によるダイエットが必ずリバウンドする理由です。

栄養と摂取カロリーが足りていれば、そうそう脳はムチャな命令は出しませんよ。

糖質を減らしたなら、その分、何かで、そのカロリーを得ないといけません。超えていくわけで、ちゃんとやっていれば、そういう心配はないはずなんですが。。。

結構、糖質だけ減らして、動物性蛋白質は増やしていない方、いらっしゃいます。

カロリー神話が抜けきらないのか、そこも制限したら、もっといいんじゃないかと思ってしまわれるのか。

理解して、さらに実践できるようになる、となると、結構な時間がかかる方もいらっしゃいます。

あるある間違い その②

食材編です。

患者さんが召し上がっていて、アウトだったものの紹介です。

・きなこ(入り大豆も)

→、豆腐や厚揚げ・納豆はいいんですが、(水分が多いので)、乾燥大豆になると、水分が飛ぶので、結構糖質量が多くなります。

糖質制限では、NG食材です。

・大豆以外の豆全般

→ 大豆以外の豆は、結構糖質が多いです。

だって、ホクホクして、甘くておいしいでしょ?ちょっと塩をかけると、もう止まりませんよね。

「甘くておいしい。止められない」「クセになる」という食材は、おそらく糖質が多いんだと思います。

・コレステロールを減らす(と書いてある)マヨネーズ

・コーヒーフレッシュ・ホイップクリーム

・牛乳

・無調整じゃない豆乳

・砂糖入りのヨーグルト

・果物(アボガド以外)

・ニンジンなどの糖質の多い野菜

・人工甘味料

・霜降り肉

・玄米

・スムージー(種類問わず。野菜だけでもダメ)

書いている途中で、エラーが出て、原稿が消えてしまいました。。うう。。

もう遅いので寝ます。

続きは明日!

でも、最後に一言ですが、こういうアウトな食材、私も食べることはあります。

コンビニ・お惣菜・外食も、添加物だらけですよね。何が入っているのか、わからない時もありますし。

食べる時は、「アウトなもの」と認識して摂っています。

なので、食べ方に工夫するとか、続けないとか。それなりの抵抗をするわけです。

この抵抗が大事で、ちょっとした「差」が出ます。

もちろん、そんな「差」くらいで、いくら認識していても、たくさん食べていたら、そりゃダメなわけですが、認識していたら、まあ、たまに、とか、回数が減りますよね。

だって、アウトな食材ですから。

この認識がなく、まして、「体にいい」「食べてもいい」「問題のないモノ」と思っていると、まず止めるわけがないし、「体にいい」とまで思っていると、バンバン摂っちゃいますよね。逆効果なわけです。。。

まずは、認識です。

栄養のお話しをした方には、ほぼ全員、「お食事ガイド」をお渡ししていますが、見てない方も結構多いです。

これは、素晴らしい冊子になっているので、必ずお読みください。

細かいこともかなり載っていますが、全部の食材をのせるのは無理なので、やはり、栄養療法の料理本など、1冊買って読まれるのがお勧めです。