プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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「初めての方はお読みください」にも書いていますし、ブログでも何度も書いていますが、病歴を言わない方がいて困ります。

ちょっとしたことで忘れいた場合、

(その場でみていても、ほんとに忘れていたんだなと思えますが、それが何度も何度もあるとしたら、それがほんとなら脳の検査も必要になってきますし、忘れていたと言っても、それ忘れるほうがおかしいでしょレベルなことだとこれもまた病識がないということで、これもまた問題です)

それは仕方ないと思いますが、覚えているのにあえて言わない、というのは、とてもタチが悪い。

言う、言わないの判断を、自分でしているわけです。

 

皮膚は、もちろん体の一部ですから、体のどこかに何か異常があった・あるということは、その部分でうまく何かがうまくいっていないわけで、じゃあどうしてうまくいかないのかというと、その細胞がうまく働くことができない状況なりがあるんだと思います。

分子整合栄養医学というのは、細胞レベルでの異変を考えます。そこに関わってくるのが栄養で、栄養をもっと細かくみていけば、アミノ酸であり、ビタミンであり、ミネラルであり、脂質であり、糖質であるわけです。

何がどこでどう関わってつながっているのか、あとになってみないとわかりませんが、患者さんが全然関係ないと思っていることが、栄養療法とは関係なくても、繋がっていることがありますから、だから、予約時に、わざわざ聞いているわけです。

「初めての方は~」を読んでも、意味がわかっていないとか、読んだけど忘れたとか、読んでもいないくせに読んだというとか、それは患者さんのご自由ですが、理解していないと、考え方が根本的に違う場合、治療そのものをお断りすることがあります。どんなに希望されても。

 

今は大丈夫でも、以前にこういうことがあったから、今後もこういうことが起こるかもしれないと思って治療にあたりますし、こういう治療がやらないほうがいいと判断することもあります。

 

「初めての方は~」を読んでも理解していない方がいるので、病歴を細かく聞いているんですが、今の病気の有無、今飲んでいる薬の有無、サプリ・塗り薬の有無だけでなく、今までの病気の有無まで。

「病気」というと、薬をもらっていなかったら、異常であっても「病気」じゃないと思っている方がいるので、今までに、検診や検査で引っかかったことはないですか?病院に通院していたことはないですか?(経過観察も、たとえ3か月~半年に1回病院に通院していても、薬をもらっていないから言わない人がいます)、ここまで聞いているわけで、

それでも、「直近はないです」という方がいるので、「生まれてきてから今までの分全部お聴きしています」とまで言わないとダメですし、

「どこまで言うんですか?」と聞く人がいるので、「風邪以外、全部言ってください」とまで言います。

(この「どこまで」と言う人は、今までの経験上、絶対に何かの通院歴があって、肝心のことを絶対に予約時に言いませんね。

で、来てから、問診表に、なんかいっぱい書いたりするわけです。

いっぱいじゃなくても、それ、何で言うとかへんの?!というレベルで、一から調べないといけないこともありますし(その分、診察カウンセリング時間は短くなります)、予約の内容そのもの自体、できるわけありませんよということもありますし、根底から覆されるわけですから、患者さんも当日いきなりは困るでしょうから、だから、予約時に、それはできないことがありますよ、他の治療を勧めることがありますよ、ここのページを読んでおいてください、と先に心つもりをしてもらったり、こちらも準備ができるわけです。

 

ここまで細かく聞いても、まだ、「何もありません」という人がいて、で、ほんとはいろいろあるわけですから、当日来たら、困るわけです。

ほんとに関係のないことなら、診察や治療に支障は直接は出ないわけですが、「何もない」「検診もひっかかったことない」「病院にも行ったことがない」とまで言い切っておいて、あとから出てくると、それはもう完全な「嘘」なわけです。

こういう人は、「嘘をついた」とも思っていないし、「隠していた」わけでもないんでしょうけど、結果は「嘘」であり、「隠していた」のと同じことで、そういう自覚もないので、また同じようなことをやります。

こういう自覚がないというのは、自覚がない以上、直せませんからね、なにより本人が直そうとすらしていないわけですから。

後から、後から、どんどん出てくるのが一番困るんです。治療計画が一切中止になることもあります。

やる治療の内容によったら、こんな人、信用できませんから、怖くてできません。

どちらにしろ、話も全然かみ合わないですしね。どちらにしろ、断ることが多いです。

なので、あまりにも悪質だと判断したら、美容医療はすべてお断りしています。

 

きちんと診てほしいから、うちに来られているんだと思いますが、自分は何も言わずに、何もやらずに、勝手に綺麗にして~なんて、虫のいい話はありません。

まず、患者さん自身がちゃんと協力してくれないと、うまくいくはずがありません。