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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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今日から、東京で美容皮膚科学会総会です!

いつも出張や旅行に行く時は、とりあえず、お金と眼鏡とコンタクトと学会参加登録証(学会の時ね)があれば、あとは、忘れても、国内だったらなんとかなる!と自分に言いきかせ、バタバタと荷造りして出かけます。

今は、サプリは必須なので、サプリの準備が大変です。。

万が一、体調を崩した時のためのサプリも詰めていくので、サプリのポーチはパンパンに。。。

そんなパンパンのくせに、現地でサプリが足りなくなる時があり、あ”==!!となることもしばしば。。

 

で、今回の忘れもの!

 

。。。。コンタクトレンズ、忘れました。。。

 

コンタクトレンズを忘れたのは、人生初めてです。。ちょっとかなりショック。。。

いつも一番に準備しますから。。ああ、、ビタミンBが足りないのかな。。EPAも足りなかったのかな、と反省しても始まらない。

ポーチを探すと、1回分(使い捨てです)のコンタクトが出てきました。

 

私は、目の周りも日焼け止めがベタベタ塗っていますので、汗に強くないのを塗ると、あくびした時に溶けてきて、コンタクトに付着して、白内障みたいに視界が半分とか見えなくなることがあるので、予備をいつもバッグに入れています。

白浜のワールドサファリに行った時に、5回レンズを変えたけど、全部ダメにして、とうとう予備が無くなってしまったことがあり、せっかくのワールドサファリが~!!という目にあったことがあります。

その時に使っていた日焼け止めは、汗に強いのではなかったので、それ以来、その日焼け止めを使う時はとても気を付けています。

 

昨日クリニックで気づいていれば、クリニックに予備のが7回分あるので、なんとかなったのに、気づいたのは、今朝。。。

あ”====

 

明日はどうしようか。。眼鏡で、度数は低いけど、一番前に座ればいいかな、などなど考えた結果、処方箋なしでコンタクトが買えるあやしいところがあるかどうか検索したら、ありました。学会会場のすぐそばに。

 

度数の入っていないカラコンならともかく、どうして、度数のあるコンタクトが(しかも私のはJ&Jなので、かなりメーカーサイドの販売管理も厳しいと思っていたんですが。。)眼科医の処方箋なしで買えるんだ?!

 

私は、1週間前に眼科を受診してコンタクトを処方してもらったところなので、眼の診察はちゃんとしているので、処方箋なしで買っても、本当の意味での問題はありませんが、全然買ったこともないお店で、いきなり買うというのは、そりゃダメでしょ、と医師として思います。

 

でも、このお店は、おそらく全国的に、売っているようです。

このお店の言い分は、コンタクトレンズは、医薬品ではないから、「眼科医の処方箋」ではなく、「装着指示書」だから、法律には触れない、違法行為ではない、だから、診察なしに売っていい、ということだそうです。。

 

法律はそうでも(っていうか、そういう業者が出てくる想定がされていないから、法律が追いついていないだけの話と思いますが)、眼科学会は認めていないはずですが。。。眼科の先生方、いいんですかね。。。?(いや、ダメだろう)

 

まあ、そのおかげで、私はコンタクトを買うことができました。

買う時に、レンズの度数などの入っていたケースを探していたら、レンズの新しいのが片方見つかり、ラッキー!左右で度数が違うので、片方だけ買えば済みます。

 

今日の学会は、講演がびっしりで、企業展示にいくのも、もうこの時間しかない!という限られた時間の中、懇親会までの間、15分ほどで行って、買ってくることができました。

 

他の人はマネしちゃいけませんよ。ちゃんとした眼科を定期的に受診して、眼をちゃんと診てもらいましょうね。ほんとに危ないですよ。失明したら終わりですよ。

 

さて、今日の学会は、ニキビ一色と言ったら言い過ぎですが、ニキビの話だらけでした。

ニキビの新しい保険の通る薬がいろいろ出たせいもあるんでしょうけど、皮膚科学会である程度やったらいいのでは?というくらい、保険の話が多かったです。

 

美容皮膚科学会は、皮膚科のドクターが主体で、まだあまり美容医療を始めてないとか、始めて間がないとか、初心者でも始めてみよう!という基礎の話もとても多いので、専門的な高レベルな話になると、やっぱり美容外科学会(JSAPSのほうね)になるんですね~。

 

今日は、復習もかねて、もちろん新しい知識も入れることができたので、それはそれでよかったですが、なんか皮膚科学会ぽかったです。美容っぽくなかったかな。

 

明日のモーニングセミナーから出るかどうか思案中。。。すごく朝が早いのです。。

 

聴きたい講演が重なることがとても多くて、いつも困ります。。かというと、次はどれを聴こうか、どれでもいいかな、とりあえず、ということもあったり、意を決して選んだやつが想像と違って、やっぱりアッチに行ったらよかった?ということもあり、聴いてみないとわからないんですよね。

明日は、これまた盛りだくさんで、聴きたいものは決まっているので、悩まなくて済みますが、他が聴けない。。それはそれで悩ましい。。

おとついでしたっけ?

NHKでちょうどニュースでやっていました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160803/k10010620081000.html

悪徳美容クリニックでのトラブルが後を絶たないらしく、国民生活センターに苦情がどんどん増えているらしいですね。

今までも規制はされてきたんですが、悪徳クリニックは言うことなんか聞きゃしない。

そして、HPは、今まで規制対象外でしたが、あまりにも誇大広告で、HPの規制にも乗り出します。

(美容医療だけではなく、全ての自費治療が対象のはずです)

厚労省、消費者庁、頑張ってますね~!

どんどん頑張ってほしいです!!

担当者の方々は、ほんとに大変だと思いますが、ほんとにほんとに頑張ってください!!

今まで、法律で規制すると言っても、強制とか罰則とか、そこまでなかなかできなかったのを、法律改正するようですね。

素晴らしい!!

 

それと関係しているのかどうかわかりませんが、これまた厚労省から、海外からの医薬品の医療関係者の個人輸入の分が、厳しくなるそうな。

 

個人輸入の際、薬監証明を出してください、とお願いするわけですが、(これがないと、輸入できない。税関で止まったまま、空港から出せないので、いつまでたっても、クリニックには届かないのです。患者さんに、提供できる医薬品がないから、処置できない=お金をもらえない)、この時に提出する書類のチェックを厳しくするそうです。

 

あと、代替品が国内にあれば、輸入にストップがかかるかも?

普通に、厚労省承認の医薬品(ボトックスビスタやジュビダーム、レスチレンなど)を使っているクリニックはいいとして、韓国製のボツリヌストキシン製剤や、認可以外のヒアルロン酸、あやしい非吸収性のものなども含めて、使えなくなるかもしれない、ってことですかね。

(国内で、代替品があれば、認めない、と言っておられますね。)

 

うちでは、レディエッセとベロテロソフトが厚労省認可ではない注入剤ですが、代替品が国内にないから、OKになるのかしらん。。

なくなっても、うちの場合、そんなに困らないかもしれませんけど、悪徳クリニックでは、韓国製のものを、アラガン社のボトックスだと騙して高い値段(もしくは、値段を下げて、患者を集めて、でも実は韓国製とか)でやっているところもあったり、韓国製と言っていても、もう輸入している量が半端なかったり。。。薄利多売にもほどがあるし、注射している量とか打ち方とか、無茶苦茶ですからね。。いやもう、価格がおかしいでしょ。おびきよせる罠だとしても。

それで、結局、美容医療って、ダメなんでしょ、となったら、非常に残念なことで、それは行ったクリニックが悪いんですよ、薬が悪いんじゃないんですよ、と言いたくなります。

 

今回、量に関しても、規制が入るようですね。なんで、そんなえげつなく大量に必要やねん?!となるわな。。

薬監証明発給対象外となって、おそらく税関で止められるのでは。。?

 

私の勝手な想像ですが、一般のクリニックが普通の量を個人輸入している分には、そんな規制はされないと思いますが(あまりにも悪質だと別。差別だと言われたら困るから、ちょこっとランダムにするのかもしれませんね。)、規制をしたいのは、おそらく、悪徳クリニックに対してかな、と。

通達を出しておけば、いつでも、それを理由に止めさせることもできますしね。

 

以前に、市役所の医務審査課の方と少し話をしたことがありますが、「私たちも、美容医療を否定しているわけではないんです。正しくきちんとやってくれて、患者さんも喜んでくれたら、それは喜ばしいことだと思っていますが、ちゃんとやらないことが問題」とおっしゃてました。

厚労省の方ではありませんが、普通、そう思うと思います。

ちゃんと副作用も説明した上で、適正価格で、患者さんも理解した上で、美容医療を受ける、ということは、とても素晴らしく、かつ当たり前のことですから。

 

あやしいサイトで、医者でもない人が、あやしい業者にお願いして、偽の薬監証明(なのか、申請書類なのか)を作ってもらって、医薬品を個人輸入する、とかは、問題外ですよ。

これは、詐欺になりますから。医薬品の個人輸入の場合、私たちは、医師免許のコピーを提出しています。

 

悪徳クリニックをなんとかするには、法律変えるしかないところまできましたか。きましたね。

個人輸入にまで介入されてきたとは、厚労省、本気ですね!!

 

ほんと~に、ひどいですものね。。。

 

ほんとに頑張ってください!!

国民の安全のために!! 微力ながら、応援しております!