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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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栄養は普段からしっかり摂っておきましょう

今、患者さんが入院されていて、念のための入院ではあるんですが、専門外のことなので、私になにかできるわけではないんですが、心配です。。

食事制限がないので、患者さんとメールでやり取りをして、食事のアドバイスを少ししています。

食事で、少しでも役に立ってもらえればいいんですが。。

早く落ち着いて、退院できればいいんですが。。

 

全ての病気やいろんな症状が栄養やサプリで治せるものではないし、なんとかなるものではありません。

 

でも、急になにかあった時、

 

人間というのは、普段何もなくても、急になにかが起こります。

前触れがあるときもあれば、それに気づかない時もあるし、全く前触れなしのこともあると思いますが、まさに青天のへきれきのように、いきなり、どうして私が?!私に?!という体調の変化というのはあります。

今の現代社会、そういう場合は、やはり病院に行って、医療のお世話になるわけで、ほとんどが薬を使われますし、場合により手術などの処置が必要になります。

 

医療は、リラクゼーションではないので、「効く」「治る」「改善させる」以上、なにか副作用や合併症があります。

軽いものもあれば、重いものもあります。

痛みを伴うこともあるし、かなり患者さんの体がしんどいこともあります。

治療内容によって、さまざまです。

 

でも、少しでも栄養があれば、治療の痛みにも耐えられたり、薬の副作用も軽かったり、少量でよく効いたり、手術の後も回復が早かったり、などなどいろいろとメリットがあります。

体のベースに、栄養の余裕があるから、いろいろな治療で栄養を取られるようなことがあっても、まだ大丈夫だったりします。

いつもよりはしんどくても、他の患者さんに比べたら、回復が早いこともあります。

 

栄養を摂っていなかったら、足りてなかったら、どうなっていたか?副作用がもっとひどかったのか?などは、実際のところ、わかりません。

結果論になってしまいますが、いろいろな病気になると、こういう栄養がたくさんいる、ということはわかっているので、足していくことをお勧めしていきます。

 

いろんな病気で重要になってくるのが、糖質制限ですが、一部の病気を除いて、やはり糖質制限をしたほうがいいです。

絶対に必要!という病気もあります。糖質制限の度合も、軽いものから徹底して抜かないと!というものもあります。

 

でも、普段から糖質制限が緩いのでもいいから少しやっていないと、いきなりって、かなり難しいと思います。。。

糖質の呪いって、そう簡単に解けませんから、よほど精神力の強い方、覚悟した方など、パッ!と切り替えられたらいいですが、なかなか大変だと思います。そうそう簡単に、180度真逆の食生活をすぐにできる方というのは、そういません。体もなかなかついて行かないし。。。

 

また、どうしてこの病気に糖質制限が必要なのか?ということを本当に理解していないと、食事を変えることの大変さに負けてしまって、最初は頑張っても、すぐにストレス溜まって、止めてしまい、下手をすると、糖質三昧という最悪の事態になることも。。。

 

サプリをどこまで飲むのかは、予算のこともありますし、ご本人の価値観もありますけど、食事で変わることっていくらでもあります。

少しでもいいから、一刻も早く、なにか始めてみませんか?

知識があれば、同じ糖質を食べるにしても、食べ方や質を工夫するだけで、血糖値の乱高下を避けれることが多いんです。

ほんとにちょっとした知識の差なんです。

このブログで書いている情報というのは、ごく一部ですし、本みたいにまとまっているわけではありません。

ブログでも栄養療法の本もご紹介していますし、もちろん栄養療法を受けていただいている患者さん全員に、その方に必要なお勧めの本を勧めています。待合室にもたくさん置いています。

オーソモレキュラー.jp

http://www.orthomolecular.jp/

のサイトでも、栄養療法の本がたくさん紹介されていて、誰でも見れるようになっています。

本を読みましょう。できれば、借りるのではなく、ちゃんと買って。

本だと、いつでも、好きな時に、その部分だけ見直すこともできるし、人間忘れますから、しばらくして読み直すと、思い出したり、前にはわからなかったことが、わかるようになったり、いろいろ食事を変えてみてこそ、わかることもあるので、ますます理解できるようになったり。。

 

医学と同じで、栄養医学も新しいことがわかってきたりしますから、新しいものから読んでください。

古いのを読んだら、新しいものをセットで必ず!基本は、新しい本中心で。

1冊では、全部を伝えられるわけではないので、読めるなら、何冊でも読んでほしいです。

(読むだけではなく、実践も必要ですが)

情報格差=知識格差(正しい情報を選ぶという意味で)=健康格差

という時代に入ってきました。

今の体調をもっと良くするために、今がいいなら、維持できるように、将来いつまでも元気でいられるように、始めたら、必ずなにかが変わります。

せっかく始めたことが無駄な努力で終わらないように(逆に、マイナスになることもあります)、正しい知識を身に付けてほしいです。

 

カテゴリ:

医療, 未分類, 栄養・食事