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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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先日のfacebookで、

「日本人は米を食べないから糖尿病になる」などの特集がテレビ番組の「ビーバップハイスクール」でされていて、それを主張されている医師が番組に出ていたらしい、という話を書きました。

(糖尿病のことだけを言われていたわけではなく、ピロリ菌のことなどいろいろおっしゃっていたそうです。)

 

私は、その番組を観ていなくて、それを観ていた方がコメントをくださって、番組のことがちょっとわかりました。

それに対しての私のコメントです。

「反対派の先生の本をちゃんと読んだわけではないので(ほんとなら、読んだ上で意見を述べるのが正しいと思いますが、たくさん読みたい本がたまっているなかで、わざわざ買って読もうとは思わないと言うのが本音です。」

 

後日、ハタと気付きました、

私は、反対派の方の本を買ってまで、しかも自分の時間を割いてまで読みたくない、時間がもったいない、と思っているのと同じで、糖質制限にしろ反対派の方々も同じように、「時間がもったいない。なにを言っているんだ。間違ったことをぬかしやがって。わざわざ読む必要なんて、ない!」と思っておられるんだろうな、と。。。

 

これだと、双方歩み寄らないですよね。。

糖質制限がわかりやすいので、例に出しますが、

①賛成派

②どちらでもない。よくわからない。知る機会があれば。などなど派

③反対派

となんでも意見って分かれると思います。

どれがマイノリティになるのかは、物事や時代の流れなどによって違うと思います。

②の方は、なにか知るきっかけがあれば、①に流れてこられる可能性がありますが、③の方の場合は、結構なカルチャーショックでもないと、なかなか①になるということは難しい。。。

 

なんでもそうですが、意見が違って、お互い議論できる状況というのはとてもいいですね。

頑なに信じているような盲目的なものではなく、あくまで論理的に意見をかわし、知らないことがあったら教えてもらったり、自分で調べたりして、議論を積み重ねることで真実にお互いが向かっていく。。(真実はひとつではない時もありますが)

こういう意見の戦いというのは、お互いのためになるのでとてもいいですね!

 

でも、議論というか、相手の話を聞く気がない、都合の悪い話になると話を変える、感情論に話がすり替わる・すり替えようとしている、などなど、なにひとつ発展性のある話にできません。

こうなると、ちょっと無理ですよね。。。

 

③の方を①に変える・①に歩み寄らせようと思うと、世間一般の認知度を上げていくしかないですかね?

皆が知っているから、自分ひとり知らないのは恥ずかしい。。。というレベルくらいまで認知度を上げてしまえば、反対派はかなり減りますよね。

全滅はしないでしょうけど。。

 

いろんなことが、もっと世の中に広まればいいのにと思います。

誰かが得をすることじゃないと広まらないので、一部の人(企業)にだけ有利な情報が、さも話題かのように、お金をかけて一気に広げるわけです。。

 

自分で取捨選択ができればいいのにね。