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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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皮膚科学会総会に行ってきました

いや~。すみません。。。仕事が終わらなくて。。

ほんとにフェイスブックはこまめにアップしていますので、そちらもご覧ください。

 

今月のキャンペーンで、追加です。

糖質制限ギフトセット(フィナンシェ4個・クッキー4個)を10%オフでご購入いただけます。

(定価¥2,160→¥1,940(税込み)です。

間違えて頼みすぎたので、皆さんにおすそわけです。

いつもだ大ファンの方が結構いらっしゃるので、欲しい方はお早目に。

 

さて、以下、フェイスブックのコピペです。

皮膚科学会に参加して思ったことです。

 

皮膚科学会では、今後の治療の傾向として、やはり生物学的製剤が出てくるのかなと。

私が聴いたのは、皮膚のバリア機能とアトピーと汗のセッションです。
各大学のえらい先生方がすごい研究をされていて、どうしてこういうことが起こるのか?一体どうなっているのか?と真相解明を日夜してくださっているわけです。
科学的に証明されていくわけですね。
話を聞いているだけで、はー!と感動とため息だらけでした。

そういうことがわかっていくと、じゃあここをなんとかする薬があればいいのにね、となります。
製薬会社の出番ですね。
製薬会社が儲かるような薬が作れないと、製薬会社は研究費を出してくれません。
当たり前ですね。ボランティアじゃないから。
国の割り当てられた研究費だけでは、全然研究というのは進まないのです。

そしてその薬が保険適応になった途端に、莫大に売れますから、製薬会社は莫大な研究費も怪獣できて
利益が出る仕組みです。ちと儲け過ぎじゃないかと思うときもありますが…、研究というのはなんにしろお金がかかるのです。

薬を作った以上、保険適応にしようとするのは生物学的製剤としてはそりゃそうだろうな訳です。
保険で診てほしい、治してほしいとよく言われますが、皆さんの払っている保険料だけではなく、莫大な税金も投入されていることは覚えててくださいね。

体の中のいろんな仕組みがあって、ソレにはそれぞれ理由があると思っています。
例えばアトピーは免疫が暴走しているわけですが、暴走せざるを得ない事情が体にはあっていただってバリア機能壊れまくりで、いろんな異物が入ってくるから、暴走もするだろう、と思います。
そんなに過剰反応しなくても、とホントに困ることもありますが、体の事情も理解して上げずに薬で抑えたら、どっかで副作用も出るでしょう。

ステロイドや抗がん剤などよりは、生物学的製剤製剤のほうが根本的でいいような気もしますが、体の反応をそこだけ止めて、ホントに大丈夫なのかなと心配になります。
まだわかっていないだけで、いろんなことがきっと全部つながっていくから、そこを切断したら、その続きは困るだろうに、と。

でも薬というのは、そういうものなので、特に日本の保険診療では仕方ないかと思います。

そういう仕組みを知れば知るほど、薬はできるだけ使いたくないし、ちゃんと細胞1個1個が本来の働きをするように、栄養素を補充しておく必要性を切に感じました。

人間に限らず生物の細胞の仕組みは実にうまくできていて、これはやはり神様じゃないとつくれないなと改めて実感しました。
慶應の久保先生の表皮細胞が分化していく仕組みの解明を聴いていたらトリハダものでした。
誰が考えてつくったン?!

その領域に、科学で解明されていくことで踏み込んでいくわけですが、薬がうまくいく方も大勢いらっしゃると思いますが、予想もできないような副作用も出てくるでしょう…。

それだったら、自然の摂理に逆らうことなく、分子がちゃんと動けるようにしてあげることのほうが理にかなってるな~と思いました。

でもそれも簡単なことではないので、時には薬も必要ですね。
薬のお蔭で救われることもある。
うまく使えたら一番いいんですけどね。

やっぱり肉食美肌ですよ。
これによるつきます!
魚ももっと食べましょう!

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学会で得た知識