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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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美容皮膚科学会2017

明日は大阪で開催されます、日本美容皮膚科学会総会に参加するために、終日休診とさせていただきます。

お電話も通じませんので、ご予約ご希望の方は、留守番電話にメッセージを残していただけますと、月曜日にこちらからお電話させていただきます。

ご迷惑。ご面倒をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、1年ぶりに美容皮膚科学会。

今回、一番聴きたいのは、実は資生堂のバリア機能の話だったりします。

バリア機能の話は、皮膚科学会のほうが充実しているというか、たくさんいろんな企業や大学がいろんな方面から出してくるので、聴きたいのがかぶって、余計に全然聴けなかったりもします。

 

商業展示も毎回期待していきますが、そう変わり映えしないのが現実です。

明日はどうでしょう。。?

 

本来は、美容皮膚科学会と言えば、まずレーザー系などの皮膚に何かをあてるもの、注射系がメインでしょうか。

去年はニキビだったな~。

 

 

レーザーなどは大好きですが、オーソモレキュラー療法を勉強したら、そんなに侵襲の強い治療は、栄養ないのにやっても無駄になるな、と思っています、

全く無駄ではないですが、きついことをした分、コラーゲンの新生というか増生というか、治療で受けたダメージを治さないといけないので新しくは作られますが、それらは、ほんとにいいコラーゲンなのかな?と思います。

材料もないのに。

一時は無理やりでも、瘢痕であっても作っても、もともと他から借りてきたものですから、しばらくしたら分解されてまたもっていかれてしまいます。

 

侵襲性のない、あるいはあまりないような治療(効果はマイルドな分、副作用もあまりない)を、ある程度継続したりして、細く長く続けていくのが、私は一番いいと思っていて、それなら、よほどの栄養失調でない限り、新生した分も無茶させてないので、そのまま置いておいてくれるんじゃないかな(いつかは分解されますが、体がその分作ればいいだけです)。

 

それで無理なこと、もっと効果を出したい(たるみやシワなどに)なら、もう手術のほうがいいかもしれない、とさえ思っています。

確実ですしね。

 

ただ、栄養状態が悪いと、内出血はひどくなるわ、腫れは全然引かないわ、効果よりも副作用や合併症のほうが目立った、というようなこともあるので、なんでも他力本願は禁物です。

 

皮膚でも骨でも筋肉でも粘膜でもどこでもそうですが、古いものは壊され、分解され、新しく作りなおす。

スクラップ&ビルト。

これが若さと元気の秘密です。

古いものは壊さないと、がれきの山だらけか、重要文化財みたいに、古めかしくなっちゃいますよ。

アンティークの良さはあるでしょうけど、若くはない。。。元気でもない。。

重厚感が、お肌に合ってもね。

 

今、シワ用の市販の美容液か出てるでしょ。

あれの原理は、確かに意表をつくもので、商品としては、世界初でしょう(そう言ってますね)。

でもあの原理は、コラーゲンの分解酵素を止めるわけですから、古いコラーゲンが分解されるのを邪魔するわけです。

分解され、本来なくなるはずのコラーゲンが残っているから、シワの治療や予防にもなる、というわけですが。。。

 

古いコラーゲンばかりあってもね。。。

なんでもそうですが、コラーゲンの質って大事だと思います。

 

皮膚も若々しくしておきたいと思うなら、コラーゲンの新生です。

しかも古いのを壊して、スクラップ&ビルトです。

それでなきゃ!

(ヒトの全身のタンパク質の3%は、毎日スクラップされています。栄養が足りないと、ビルト(新生)はしてもら寝ません。。。)

 

なにがどうして効くのか?というところが一番大事です。

 

美容皮膚科学会は、まさに美容皮膚科を始めました!というドクターも大勢参加するはずなので、初心者向けのおさらいみたいな話も多いです。(そうでないのもありますが、なんか少ない?)

やっぱり、もっとマニアックな専門的なことを聴きたければ、美容外科学会(形成外科のほうの)になると思うんですけど、こちらも結構クリニック休まないと参加できませんしね。

開催される内容によっても、レーザー系があまりない時もあるし。。こればっかりは。。

 

明日のためにもう寝ます。

おやすみなさい。

 

 

カテゴリ:

医療, 未分類, 栄養・食事