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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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ホーム > 2017年08月03日



Facebookに、昨日の続きを書いたので、コピペしておきます。

まだ続きます。

 

昨日のブログの続きですが、ふくらはぎのボコッと出るのは筋肉ですから、もみだししようが、脚やせエステなるものに行こうが、効くわけありません。
もみだしもエステ(と言っても、もんで、汗出させるだけです。医療じゃないから、効くことは出来ないし、医学的に効くようなことをすれば医師法違反です)

 

ふくらはぎを輪切りにしたところを想像してみてください。

 

ふくらはぎを構成しているのは、骨と筋肉と脂肪です。
(皮膚は数ミリなので、太さにカウントしない)
栄養欠損のヒドい方は、骨も細い…。
細~いモデルさんとかそうでしょ?
どんなに痩せても、最後に骨の太さが違いますから、そこまで細くはならないし、もしなったら、それこそ大変です!
体調は悪いなんてもんじゃないでしょう…。

 

残りは、筋肉と脂肪です。
ふくらはぎの場合、脂肪は言うほど付いていません。
いわゆる「ポッチャリ」以上ですかね、付いてる方って。

 

ふくらはぎを気にして来られる方全員、余分な脂肪はありません。
ほとんどの方がやるならボトックスか?となりますが、ししゃものようにもなってないし、筋肉肥大もなければ、ボトックスは勧めません…。
ふくらはぎは体を支えるのにとても重要ですから、そこの筋肉を弱らせるということは、お年寄りにするのと同じですから、危ない。

まだ若いから気づかないだけで、走ったり、階段を急いで降りるとか、高いヒールで階段下りるなど、結構危ない。

しばらくしたら、そのバランスに慣れてもきますが(若いから)、「支える」ということは、前よりもできなくなっていると思います。

 

筋肉肥大もしてない方には、まずやりません。

 

昔スポーツしてた、運動部だったという方で、今はこんなに筋肉要らないんです、という方は、そういう意味ではいい適応かと思います。
(医学的に適応の観点のみで話してます)

 

 

脂肪の分は、トゥルスカをやりますが、本当の意味での適応は少ないです。
適応のある場合、効くわけですが、本来ふくらはぎは、筋肉の上に脂肪がのって、筋肉の段差を目立たなくしています(女性の場合)。
筋肉の形がはっきり見えたら、「女性らしい」ラインとはちょっと違う。
アスリートの方の、鍛えた筋肉のラインとはまた話が全然別ですから。

 

ある程度体重があると、体を支えるのに、ふくらはぎは毎日筋トレしてるようなもんで、私は何も運動もしてないのに、ふくらはぎだけ立派です。
これだけいるのかー!(゜ロ゜)
と、いつも思います。
以前にトゥルスカをふくらはぎにやったから、よけい筋肉が目立つ気がします。

(脂肪が減ったから。ブーツはその分履きやすくなりましたが。))

 

それぞれの治療で役割が全然違いますから、最初の診断も大事だし、適応じゃないものをしても効きません。

 

 

むくみは誰でもできますが、特に脚は、心臓からも遠いし(リンパ液など返りにくい)、一番下なので、すぐに溜まりますよね。
マッサージしても、その時だけです。

 

むくみは、ヒドければヒドいほど、栄養失調のヒドさ現してますから、何かしても根本的な解決方法ではないです。
その時だけでいいなら、という感じです。

 

ふくらはぎボトックスをすると、筋肉の力を弱めるので、そういう意味で言えば、むくみやすくなる方もいます。
若干ですけどね。全部止めわけではないから。

 

まずは、ちゃんと診察して、診断をつけてもらいましょう。

 

→続く