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    柴 亜伊子
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ホーム > スキンケア, 化粧品, 医療 > アトピービジネス②



アトピービジネス②

さて、アトピー協会認定を勝手にかたる化粧品会社の話の続きです。

 

まず患者さんが使っていたのは、2つ。

①「水だけで作った化粧水」(商品名は違います)

。。。って、ただの水やんっ!!

 

とここでツッコめなかった人。もっと肉魚卵を食べて頭を使わないと、一生詐欺被害の人生になりますよ。もっと賢くなりましょう。

 

で、実際こちらのHPにも、水だけと書いています。純水100%!!

それをなんかいろいろやって、弱酸性にしたとかどうとか。。それで高保湿なんですってっ!!!

それは、ノーベル賞ものでは?!

 

「試験データ取得済み 日本産業皮膚衛生協会調べ」と書いていますが、そのデータなど詳細は一切載っていません。

ところで、「日本産業皮膚衛生協会」って、何。。。?

どこの誰が調べたわけ。。?

そのデータ、皮膚科医に見せて、一体誰が信じるっちゅーっねんっ!!

 

前からもよく書いていますが、人間の皮膚に水は毒です。お風呂や洗顔などの短い時間はいいですが、魚やカエルじゃないんだから、人魚でもないんだから、水で濡らしっぱなしはいけません。

お風呂もずっと入っていたら、皮膚ふやけてくるでしょう?角質がふやけてしまっています。

ふやけた角質は、物理的な摩擦にとても弱いと思います。

お風呂上りに、ずっと濡れたままで、体を拭かずにいたら、寒く寒くなって、「風邪引くから早く拭きなさい」と子供の時言われませんでしたか?

そして、濡れたまま自然乾燥した後は、バリバリに乾燥します。

 

皮膚についた水も、よほど湿度の高いところにいない限り、蒸発してなくなります。

その蒸発する時に、皮膚の熱を奪うので、冷えます。

なので、しもやけの人は、手を洗ったら、さっさとハンカチで拭く、温風でもないハンドドライヤーなんかで乾かすと、ますます冷えて、しもやけがひどくなります。

これは、皮膚科医の常識です。

 

そして、水は蒸発する時に、そこの水分も奪うので、余計に乾燥するのです。

これも皮膚科医の常識です。

 

温泉水のスプレーがあるでしょう?

アトピーや肌荒れ、乾燥肌で使っていたら、即刻止めてもらっています。

シューっとかけると、気持ちいいですよね。噴水の横にいるような。

気分はリフレッシュできるかもしれません。ほんの一瞬だけ、湿度は上がっても、その後、すぐに皮膚の水分が持っていかれて乾燥します。

リフレッシュになるからとやるのは構いませんが、その後、冷えるのと乾燥するのは覚悟の上でやるならどうぞご勝手に、という感じです。

 

 

そこまでデータというのであれば、何も入れていない純粋で、どんな高保湿ができるのか、ぜひ、学会発表も論文も出して、世界中に知らしめてほしいものです。

 

で、この水100%がですね、敏感肌・ママも赤ちゃんも使えると謳って、1本80g¥1,620、 200g1本¥2,916  で売られているわけです。

 

さて、水の原価はいくらでしょうか。

どんな処理をされているのかわかりませんが、ぼろ儲けですね!

経営がうまい!と褒めるべきところですか?

 

そして最悪なパターン極め付けが、

登録会員こちらのマークを勝手に商品につけて宣伝しているところ。

「日本アトピー協会」http://www.nihonatopy.join-us.jp/index.html

という非営利団体がありまして、アトピーや肌の弱い方にいろいろ情報を発信している団体です。

詳しいことは知りませんが、この団体自体はあやしいところではないと思います。

 

こちらの協会の推奨商品というのがあって、アトピーの方が安心して購入できるように認定されているわけです。

アトピー協会推奨こういうマークがそういう商品には貼ってあります。

私が実際商品で見たことがあるのは、塩素除去のシャワーヘッド(以前ブログかフェイスブックで紹介したやつです。うちにもあります。私は使っていませんが)と、タオルです。

どちらもなるほど!という商品でした。

他は知りません。

 

さっきの紫のほうのマークは、

http://www.nihonatopy.join-us.jp/support/company/index.html

こちらのページに、法人(企業の)賛助会員の一覧があります。

賛助会員というのは、簡単に言うと、まあこちらの団体の理念を理解してお金を払えば入れるわけです。どこまでの審査をされているのかは知りません。賛助会員だから、何がどうこうというわけではないので、審査はそれほど必要もないのかもしれません。

もちろん、賛助会員が作った商品が推奨品ではありません。

 

この企業一覧のところ、各社の各自で紹介文が書いてあるページですが、なぜかここのページは、この紫のマークがわざわざ載っています。

自分たちで載せたのか、そこはわかりません。

まあ登録会員マークなんて、登録企業一覧のページではどうでもいい話です。

 

でも、それを広告宣伝に使うとなると話は全然別です。

 

あまりにもひどいと思ったので

(患者さんは、京都の老舗有名雑貨店で購入されたらしく、それまで普通の宇津木先生の肌断食を純石鹸とワセリンでやっていたのに、有名店で、その広告で買っちゃったそうです。その雑貨店ももっと確認しろよ!と思いますが、そんなこともわからないのか、グルなのか(お金もらってわざわざ置いている)その辺はわかりません)

アトピー協会に連絡しました。

こんな悪質なことをされてますが、ご存知ですか?ってね。

すぐにご連絡いただきまして、法人企業には、このマークは使わないように言っているそうです。

無断使用ですよね。

誤解を招くような行為は、こちらの協会の主旨に一番反すると思います。

(個人的には、脱会しろ!と思いますが)

企業に連絡して使わないように言うとおっしゃってました。

(今の時点ではまだ消されていませんが)

 

そしてさらにひどいのが、もう1個ワセリンをクリニックのワセリンよりも安全と言って、添加物が入っていて何が安全なのかよくわかりませんが、原価の安いワセリンをこれまた高額で売っている企業がありまして、これも京都のその同じ雑貨店で購入されたものです。

病院のワセリンが危ないとな!

初耳ですわ~!!

ワセリンと言っても、市販のものでも病院のものでも確かにいろいろ種類があります。

うちで取り扱っているものは、一番精製度合いの高いもので、目の中にも使用するものです。

(それでも、ワセリンですから、無茶苦茶安いです。自費で買っても。自費治療で欲しいと言われたら、、ちょっと値段が上がるので(それでも安いですけど)、薬局の安いのでいいですよ、と言っています。まあ、ワセリン自体は、そんな頻繁には出しませんが。くわしくは、私の本にワセリンについてのことが書いてあります)

そんなに安全というのなら、その会社の社員全員、社長も含めて、その商品目の中入れてみいっ!!

アホかっ!!

 

興奮すると口が悪くなりますね。お許しください。また血糖値が上がったらどうしてくれよう。。

 

話がそれました。このひどい会社の話は次にします。

 

この2つの商品調べていて、どうも大元締めが同じ会社ようなんですが。。。。まあどうでもいいや。

この2つの商品を紹介しているサイトがありまして、赤ちゃんや子供のアトピー情報のサイトなんですが。。。

 

こちらでこの水がですね、なんと勝手に、「アトピー協会認定」と嘘八百書いてあるんです。

どこのアトピー協会やねんっ!!

もうこれ、詐欺でしょ。

でも問い詰めたところで、「間違えてしまいまいた。訂正しておきます」で終わりです。

だって、第3者の情報紹介サイトに体裁がなっていますから。

 

で、この怪しい情報サイトに、このわけわからんワセリンもどきクリームも、アトピーにおススメ!!として載っております。

 

で、一体どこの誰がこのサイトを運営しているのかというと、それはどこにも書いていないわけです。

なので、クレームどころか質問もできない。

使った方の声、といって、やらせ感満載と思うような、アトピーがこれを使って劇的に治りました!!という、久しぶりにアトピービジネス再来の鐘が思いっきり鳴ったわ~。

 

こういうサイトでは、必ずいろんな企業のたくさんの商品が、アトピーにとっていかに素晴らしい商品か

!ということがてんこもり載っています。

日常生活の過ごし方とかは、その辺のサイトとかこぴぺしてきて、いかにももっともらしく体裁を整えておけば完成です。

 

確かにそういう情報が役立つこともあるかもしれません。

でも、ちゃんと誰かが皮膚科医監修のもとに作られたサイトではないので、偽物の情報が必ず入ってきて、ひどいのになると、9割以上、おかしな情報だらけ、ということも。。

 

そのサイト全部は見ていませんが、あちゃ=っと思っている商品が他にも堂々と載っていたり、なにがアトピーにおススメやねんっ!とツッコみどころ満載で、そうなってくると、その中に本当にいいものが仮にあったとしても(あるのか?!)、全部やらせの質が悪いから、わざわざみんなでお金出しあって、名前上げてます、一番お金払った企業のは大きなページで載せます、ランキングも上位にします、1位はお金次第です、と言ってるサイトで載せて宣伝するしかない、って感じか?と思ってしまいます。

 

こういうサイトには、載せられないほうが良いんじゃないですかね~。同類にされてしまいますよ。

載せている企業は、さっさと抜けたほうがいいです。

もっともらしいサイトにするために、商品名を勝手に入れられている企業もあるかもしれませんが、やっぱり抜いてもらっては?

 

人の弱みにつけ込む悪人って、どの時代もどこにでもいます。

たとえ厚労省が法律作って取り締まったとしても、なくなりません。犯罪がなくならいのと同じです。

悪い人はどこにでもいます。

 

商品は、消費者が買わなければ、売れません。

売れないと、企業は売れる商品を開発して販売しようとします。

こうい悪徳商品が売れなければ、どの企業も買わないのです。

誠実な商品だけが売れるとなると、そういう企業はその業種から撤退するか、表にはあまり出てこないかも。

だから、消費者側が賢くなりましょう。

(昔からもこういうのありましたけどね、まともなお店では取り扱われなかったし、買う人もそれほどいませんでした。いかにも騙される、という人が買う感じでした。普通の方が被害を被ることってあまりなかったと思います。)

 

誠実なものだけが売られるように。

そんな世の中、来ないとは思いますが、悪いものが堂々とはびこる世の中にはしたくないです。

 

 

 

 

 

 

カテゴリ:

スキンケア, 化粧品, 医療