プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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今朝のFacebookに書いたこぴぺです。

昨日の続きです。

 

以下、コピペです。

 

昨日のワセリンの続きですが、その悪徳商品の説明のページに、理化学研究所のデータを勝手に載せています。
ワセリンを塗って皮膚を保護すると、アトピーの発症などが抑えられたというもの。
バリア機能の落ちているアトピーの皮膚を、ワセリンで保護するわけです。

資生堂のドゥーエを新生児から使って、四年後のアトピーの発症が抑えられただったか(年齢がちょっと今あやふやです)、世界初の論文があります(医師が発表したもの)。理化学研究所よりも先だったように思います(違ったらスミマセン)。
そのあとも他にも論文があったと記憶してます。

 

こういう怪しい商品の紹介で、勝手にそういう論文のデータをコピペして、さも自分の所の商品での結果であるかのように見せる手口というのは、昔からあります。

 

一応引用元は書いてありますが、小さかったり、英語だったり、話のもって行き方もかなり良くない。
(だって確信犯だから)

 

こういうことをすること自体、「最低です」と宣伝しているようなもの。

 

その商品の優位性をうたうなら、その商品を人間に実際使ってみてどうかというデータがいるわけです。

なので、よそんちの赤ちゃんに、しかも大勢、勝手に塗って実験するなんてできません。
人権侵害です。
皮膚科医もしくは小児科医の指導のもと(もちろん診察あり)に行う実験です。
(いきなり赤ちゃんにではなく、科学的に安全性の確認作業テストも済んで、大人で先にチェックされてますよ。)

アトピー用もしかりです。

かぶれさせたら傷害事件です。治せもしないんだから。

 

世の中で売っている「アトピー用」「赤ちゃん用」でホントにデータを取って売られている商品なんてまあないです。(Facebookに追加です。クリニック専売品ではなく、市販と言う意味で)

私の知る限り(データを確認できたのは)、大島椿のアトピコスキンケアヘルスシリーズとドゥーエのみです。
企業の口からのでまかせでもなく、第三者が安全性を証明しているわけです。

でも、こういうのは、やらせサイトの怪しいところには絶対に載ってません。

そのへんを教えないところが、ビジネスの臭いがプンプンします。