今朝のFacebookに書いたコピペをしておきます。
さて、動物性タンパク質をもっと食べようとたくさん(自分なりの)召し上がるのは結構なことですが、胃酸を抑える薬を飲んでいる方はマネしたらいけません。
食べられないんです。
まずタンパク質を食べると、胃酸で1番目の消化を行いますから、スタートからうまくいかない。
2番目3番目があるんちゃう?と言っても、胃酸を抑える薬を飲まされているような方が、2番目3番目がうまくいっているわけがありません。
どれもすごくうまくいっているわけでないからこそ、それぞれが少しずつでも協力して消化できるように細々と努めているというのに、いきなりのストーップッ!ですから、うまくいくはずがないんです。
しかも第1消化されなかったタンパク質が塊のまま次に押し寄せてくるわけですから、溜まったものじゃありません。
ただでさえ今まで大変だったのに、巨大隕石降ってくるようなもんです。
市販のガスターもそうです。
あんなもん、市販で売っていいのか?!とも思いますが、そのへんはわかりません。
胃カメラをしたら、胃潰瘍や逆流性食道炎で、今まさに粘膜がただれている、潰瘍になっている、そんなところに胃酸がついたら、そりゃあえげつない痛さだと思いますから、それで処方されたというのはわかります。
でも、胃カメラもしてないのに、潰瘍もびらんもないかもしれないのに、胃酸を抑える薬をバンバン出す医者もいます。
患者さんの訴えがあまりにも辛そうだから、確認はしてないけど出す先生もおられるでしょう。
でも、いい先生だったら胃カメラ勧めると思いますけど、どうでしょう?
検査までつらそうだから飲んどき、という感じ。
検査後、胃炎しかなかったから、止めるとか。
(そういうことをされる先生は、診断がつくまで、出されてないのをよく見かけます)
なんの病気でもなんの薬でもそうですが、今は必要とわかっていて出す先生(なかなか切れないということはあります)と、なにも考えておらず、これ飲んどいたらいいから!とバカな医者もいます。
どのレベルから薬を出すのかは、その先生によって考え方が違うので、何が正しいというわけではないです。
胃カメラ勧めても拒否の人もいるし、もしそれで胃炎から胃潰瘍にでもなったら、医者のせいにされますから(胃炎で胃酸を抑える薬は保険が通るので)、症状により出さざるをえない。
出してる医者だけが悪いわけではないです。
でも、粘膜保護の薬や消化剤は出してほしいな~と思います。
それぞれ考え方が違うので、自分にあった治療方針をえらぶのがいいですが、患者さんからみては、なかなかわかりづらい…。
すごくおかしなことをしていても、口がうまかったら、素人にはわかりませんよね。
うちで栄養解析されている方で、ピロリ菌は、ホントによくひっかかります。
半分とまでは言いませんが、結構引っかかります。
抗体価の数値や経過症状で、機会があったら胃カメラしましょうという方から、今すぐ行ってきて、という方までピンキリです。
いつも胃カメラお願いしている消化器内科の先生にも、いつも相談している内科の先生にも確認しましたが、私が出してる粘膜保護の薬や消化剤は、除菌中に止められたこともないし、除菌に影響しないと聞いています。
除菌中は結構な薬飲まされますから(胃酸を抑える薬は倍。抗生物質も!それでも除菌しないとダメだと私は思います。圧倒的にメリットが大きいから)、タンパク質少なめにしても、胃もたれハンパないかと。
薬の影響で、腸内環境も激変ですから、除菌中(できれば除菌前から)は、少しでも胃腸は負担を減らしてあげることが大切です。
患者さんで、他院受診して薬が出されたら、ほとんとをの方が連絡くださいます。
うちの薬をどうしたらいいですか?もらった薬を飲んでもいいですか?
もらった薬は飲んでもらうことが大半です。
うちの薬は、場合により、1種類だけ止めるとか。(もったいないいことがある)
でも、一部の人は連絡もしないし、向こうから止められたわけでもないのに勝手に止めます。
それで食事そのままって、食べられるわけがありません。
胃腸に負担かけてるだけです。
また治療が遅れます。良くなるわけがない。
連絡するよう言ってますが、こういう人はすぐに忘れますね。
何度言っても同じことする。
それだけ栄養欠損が重症と言うことですが、自分で自分の治療の邪魔だけは止めてほしいんですよね~。
でも自覚がないから止めないんですよね~。
(あまりにも邪魔がひどいと栄養療法はお断りすることがあります。サプリ高いの買わされたのに全然良くならない!とそのうち文句言い出すので。理解してない自費治療はやらない方針です)