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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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スキンケアと食事の重要性

Facebookのコピペになります。

 

以下、コピペです。

 

同じ時期に来られた患者さんで、お一人は肝斑シミ治療、お一人はシワタルミ治療目的で、スキンケアと栄養が足りてないと、お肌は全体にズズ黒くなったり、赤みも混ざって結構なまだら感もあったり、そこに肝斑も加わって、収集がつかなくなることもしばしば。
ツヤもなく、キメも荒れていて、一目で肌がものすごく老けてることがわかります。

 

お二人ともブログは少しは読んでるけど、全部読んでるわけじゃない。

 

レーザー治療ご希望でも、スキンケアは基本ですから、大事なポイントは説明して、シミの方はキャンペーンのイオン導入(無料)だけして帰られました。

 

栄養が足りませんよという話は検診結果から簡単にしてて、食事のことを触りだけ言いました(時間もなかった)。

お二人とも私の本は読んでいないと言われたので、ブログから探すのは大変だから、スキンケアと食事のことがまとめて載ってますから、読んで下さいと言いました。

 

しばらくして、レーザー治療の予約を取られ、処置の時は顔を間近で隅々まで診るので(でないとレーザー当てられない)、お肌の状態がとても良くなっています。

 

シミ肝斑の方は、まだら感も赤みも消えて、顔のトーンが明るくなっていて、少しツヤも出てる。

洗顔はまだちゃんとは洗えてませんでしたが、擦ることもなく、気を付けておられるのがわかります。

本を読んで、食事も頑張ってるそうです。

純石けんと椿オイルなど最低限の化粧品を買われて、今までの化粧品やめて、それでこのお肌になられました。

イオン導入1回したくらいで、そこまでは効きません。
悪循環から抜け出す助けになることはありますけど、、そこまでの効果はないし、患者さんの努力の賜物です

 

かたやシワタルミの方、洗顔は相変わらず変わってないし、肌も何も変わってません。

本読まれてないかなと思ったら読んだそうで…。

 

本読まなくても、スキンケアのポイントは全部伝えてますが、実行はされていない。

クレンジングも止めない。

 

肝斑シミ治療ではないですから、刺激を止めないと光レーザー治療で悪化するということは無いですが、慢性刺激、慢性炎症というのは、皮膚を老化させて、しいてはシワタルミを促進するわけです。

 

スキンケアの基本なくして他力本願でレーザーだけあてても、本来の効果はでません。
(ということは、診察でもブログでも本でも書いてあるんですが)

自分で老化を早めているわけですから、悪化があればまずそこの見直しが必要です。

 

そういうことがわからない人にはシミ肝斑治療はしません。
いずれ悪化したときに、治療のせいにされるから。
医原性の悪化はもちろん0ではないですが、見た目が全然違います。

 

他院で治療してて肝斑が悪化したというのは、ほとんどがスキンケアの指導もされずに強いレーザーをやったことが原因です。
スキンケアを教えないクリニックが1番悪いですが、刺激を加えているのは本人という悲しい事実…。

 

ちなみに、学会での指導も肝斑の第一治療は、スキンケアです。摩擦刺激をなくすことです。レーザーではありません。

 

同じ説明をして、同じ本を読んで、結果が真逆…。
結果というより、患者さんの捕らえ方ですが…。

 

栄養の足りなさ具合と思うようにしてますが、重度の欠損の人であればあるほど、他力本願なんですよね~。
特に美容医療は。

早くて気付かれるといいんですけどね。

 

カテゴリ:

スキンケア, 医療, 栄養・食事