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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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牛乳が止められない!という方へ

カゼイン(牛乳、チーズ、ヨーグルト、生クリームなど)フリーを基本お勧めしております。

どこまで徹底するのかは、その方の病状によります。

徹底してしばらく抜かなきゃいけない方(一生ってわけではないですが)もおられれば、基本摂らないようにしましょう、という方まで。

 

乳製品(バター以外)は、小麦と同じで、順番を変えたらいいとか、国産であればマシとか、そういう問題ではなく、もうその成分自体に問題がいろいろある。

 

牛乳飲まないようにと言っておいて、勝手ないい分ですが、日本の酪農家の方には引き続き頑張っていただきたいのです。

健康な牛から良質なバターをたくさん作ってほしいです。

(バターは牛乳ほど利益率が良くないと聞いたことがあります。既得権益などいろいろやっかいな問題もあると聞いています。それでもバターを作ってほしい。)

 

国内の生産者(特に、安全な食品を提供しようと頑張ってくださっている)には、私は補助金をもっと出して、国をあげて保護していいと思っています。

農薬に税金突っ込むんじゃなくて。

農林省も頑張ってほしい。

私の税金を回してくれ~!!

 

私が、牛乳飲みたい時や、ヨーグルトやチーズが食べたい時に、国産の健康な牛の牛乳自体がないと無理ですし、もちろんバターも作れないので、

 

「日本の世界に誇れる素晴らしい品質のバター」

あると最高です。

 

ブログでもよく書いていますが、Facebookにもまた書いたので、コピペしておきます。

 

 

以下、コピペです。

 

患者さんで牛乳が全然止められない!という方がいらして、絶対に牛乳飲むな!というレベルの方ではないんですが、今始めたところで、少しでも腸の状態を良くするのにカゼインフリーは欠かせません。

 

それでもたまに乳製品食べたと言うのはありですが、毎日まではいかないけど、お食事日記は、牛乳だらけ。
肉魚卵も増やされたけど、パンはまだ食べてるけど(それでもかなり小麦は減らされました)、牛乳ちょっと飲みすぎ…。

 

無調整豆乳に全部変えて、と言って、豆乳は飲んでおられるんですが、やっぱり牛乳が止められない…。

 

牛乳の恐ろしいところですね。

 

牛乳に限らず、乳製品には、カゼインというタンパク質が入っていて、これが腸の粘膜を攻撃して穴を空けてしまいます。

その穴から、本来入ったらいけないものが入ってきて、血管の中にまで入って、リーキーガット症候群という病態になります。

 

程度の差はかなり個人差はありますが、バンバン摂るものではない。
どうしても食べたいなら、たまになら、という感じです。

 

私はカゼインアレルギーではないですが、たまににしてるのと、お腹の調子のいいとき、体調の良いときだけにしてます。

 

カゼインの1番やっかいなのは、中毒性で、脳に麻薬と同じ機序で働くため、止められないんです…。

 

これはグルテンもそうです。
パンが全然止められない!という方もおおい。

 

重症の方は、禁断症状出るとまた摂りたくなる…。
カゼインとグルテンに、脳が支配されてしまうというわけです。

 

中毒になっていなければ、すぐに止められるからいいんですが…。

 

そして、牛乳、ヨーグルトには乳糖が入っているので、なにも入れなくても甘い。

 

日本人は乳糖不耐症と言って、アレルギーではなく、処理ができない方が多いそうで、自覚症状のある方は摂らないようにされてますが、気付かないレベルの害であれば、体に良いと思って、ガンガン摂られます…。

牛乳は、中毒になっていると、帰ってきてすぐに冷蔵庫直行して、牛乳ごくごくたっぷり一気飲み! なんてすると、血糖値はむちゃくちゃ上がります。

 

血糖コントロールしたい方は絶対にやったらいけません。

 

チーズ、生クリームは、乳糖は入ってませんが、カゼインは入ってます。

生クリームだとカゼインの量はだいぶ減りますが入ってます。

バターでごくごく微量でしょうか。

 

副腎疲労のかなりひどい方には、バターも制限かけられることもあります。
(ギーをバター代わりに使います)

 

私は自分にも患者さんにも、そこまでの制限はかけていませんが、制限しないといけない方もおられます。

 

 

 

その患者さんも初診時は大丈夫かいなと心配してましたが、かなり元気になりました。
(最初があまりにもあんまりで、糖質摂取割合95%か?!という感じで…。総コレステロール値118でした…)

 

でも、まだまだすぐに戻ってしまうレベルですから、なんとかカゼイン、グルテン一旦止めて、次のレベルに行っていただきたいものです。

 

患者さんも頑張る!と言っておられましたが、中毒性のあるものを、仮に急激に止めてストレスたまって、爆発して暴飲暴食になる、ということは避けたい…。

 

どうしても牛乳飲みたくなったら、生クリーム少量にせめて変えて、と言っておきました。

 

ホントは、パッと止めてしまうほうが中毒早く抜けますけどね、今までと食生活真逆ですから、気が張ってる間はいいんですが、実は体はついていけてなくて、元の食生活に完全に戻ってしまう方もいます。

 

ちょっとマシになった最初は要注意で、それで「治った!」と勘違いされたり、糖質の呪いも完全に解けていないから、全部逆戻り…。

実際よくあります。

エネルギー代謝がうまくいってないと特になります。

ここを乗りきってほしい!
(ココナッツオイルは摂っておられますが、まだまだカロリーも不足されてました。)

 

カテゴリ:

医療, 栄養・食事