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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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SNSの世界で、栄養療法?をやっている医者が、フェリチン大会を開いている話は以前にもしたと思います。

「フェリチン信仰」、フェリチンバカと言っていいレベルかと思いますが、フェリチンだけ高くして、一体何をしたいねん、という本末転倒ぶりぶり。もう1種の信仰宗教?って感じです。

 

鉄代謝の評価をする際にフェリチンは確かに私も調べますが、診ていく順番は、フェリチンは最後のほうです。

最初には診ません。

最初に診たところで、炎症や溶血があるかな、あるかもしれないなと評価をするだけで、そんな値はそのまま信じたら、大変な目に遭います。

 

フェリチン信仰の人はご存知ないと思いますが、フェリチンは鉄の貯蔵庫なので、貧血の改善もせず、質のいい赤血球も造らず、含鉄酵素を造ることもせず、いろんな臓器で働くこともなく、貯蔵庫に貯めてばっかりいても体にはな~んにも役に立ちません。

 

体壊してまで生活切り詰めて、苦しんで苦しんで、でも貯金は億万長者並みにある。

こんなお金持ちって、羨ましいですか?

しかも、本人はお金と思っているかもしれませんが、全部偽札だったとか、お金増えすぎてトラブルが逆に舞い込んでしまったとか、そういう顛末付きというお話。

フェリチンバカというのは、これと同じです。

 

例えば、生理のある年齢の女性で、フェリチンが30だったとしましょう。

私は、30でも信じませんね。本当かもしれませんが、疑ってかかります。

フェリチンが8だったとしても、まだマスクされていて、本当はもっと低い可能性もあります。

フェリチンだけ測っても、どれだけマスクされているのかはわかりません。

なので、他の検査項目を足した方がいいんです。

(足せない場合は、本当に参考にしかなりません)

 

それを、300や500、あろうことか1000なんて、アホかっ?!

それ、おかしなサプリのせいでなっていると気づいてもらえなかったら、ガンかと疑われて、不要な検査、山ほどされますよ。

脅しじゃなくて、ええ、ほんとに。。。

 

病院で処方される非ヘム鉄、ありますよね。

検査もされず、ず~っと飲んでいたら、300くらいまではいくことがあるのかな?

でも、普通は病院で貧血の検査されますから、300まで行くことってまああまりないと思います。

内科や婦人科のちゃんと診ている先生であれば、貧血はフェロミアなどの非ヘム鉄しかいく薬がなく、飲ませていても、胃腸障害は言われるし、フェリチン変な上がり方するのに、患者さんの貧血(症状も含めて)はちっとも良くならないし、途中で止める先生も多いです。

それでも仕方ないから出し続ける先生もいます(だって、他にないから。患者さんが飲みたくないと言うまで出す。)。

わかっていて、最初から出さない先生もいます。

 

そのフェリチン信仰で勧められているのが、「フェロケル®」というキレート鉄です。

ヘム鉄ではなく、非ヘム鉄で、キレートされていることで、非ヘム鉄特有の胃腸障害の副作用がなく、そして吸収率が抜群にいい、フェリチンがバカみたいに上がる、というのが、勧められている理由です。

 

非ヘム鉄とヘム鉄では、口から腸に入ってきた時の吸収の経路が違います。

万が一ということがありますから、いろんな経路で鉄が吸収される工夫がされているわけですが、人間の場合は、基本はヘム鉄がメインの経路です。

(非ヘム鉄では吸収が悪すぎるので。そこまで大量に食材で摂るというのは、なかなか難しい。)

 

非ヘム鉄が吸収される場所ですが、小腸粘膜の上皮細胞の絨毛という先の先っぽに、DMT-1というくっつく場所があります。

これはもう決まっています。

今日、電子顕微鏡で非ヘム鉄が取り込まれている写真を見せていただきましたが、絨毛の先に、チョン!と鉄がくっついていました。

(黒くチョンと染まっていました)

 

ところが、フェロケル®は、絨毛全体が真っ黒!!

いや~、恐ろしい光景でしたね。

異常やわ。。。

吸収率がいいのがこれの特徴ではあるんですが。。。

 

こちらのフェロケル®は、開発されたものですが、どうもDMT-1を介さないようで、違うトランスポーターがあるらしいです。

非常~に不自然。

 

ヘム鉄にしても非ヘム鉄にしても、他のビタミンミネラルにしても、経口で(口から食材で)摂る場合、過剰症には本来なりません。

体のホメオタシスがちゃんと働いて、必要な場合は吸収するし、過剰であれば吸収しないで流れていきます。

(薬や人工的に作った合成のビタミンミネラルは、そうはいきません。過剰症があり得ます。)

ヘム鉄も普通の非ヘム鉄も、自然界に存在する物質ですから、体にちゃんと調節する機能が備わっていると思います。

(ちなみに、ヘム鉄は、HCP-1というトランスポーターです)

 

ところが、このフェロケル®は、そのどちらからも入らないので、ホメオタシスが働かないから、バンバン入ってしまうのでは。。。?ということらしい。。

 

鉄だけたくさん入ってきても、鉄だけではどうしようもなく、使いきれなければ、逆に邪魔だったり、ホメオタシスが働いていないところではなにが起こってもおかしくないこともあるので、まだ知られていないだけでなにか起こっているかもしれない。。

ヘモジデリン(鉄沈着)を起こしたり、万が一フリーの鉄が血中に入ってしまったら、活性酸素出しまくりです。

そういったこともちゃんと調べられているのでしょうか?

薬の場合は、副作用合併症などちゃんと(一応)調べられます。特に過剰症になった場合に何が起こるのかというは、やはり危ないので、特に調べられます。(上限も決めないといけないし、どの量が一番効果的なのかも出さないといけないから)

 

そういったことも(データの深読みも含めて)わかっているドクターが、ちゃんとこまめに血液検査もした上で、鉄過剰を見過ごすことなく、鉄に利用が上げられるように工夫しながら、吸収率がいいし安いから使うというのは、ありなのかもしれませんが(私は使いません)、血液検査もせずに、「安くていいんでしょ」と安易に購入して飲み続けるものではないと思います。

 

うちには、そんなものを飲んでいる患者さんはまだ来ていませんが、他のオーソモレキュラー療法やっているドクターのところには来られているようで、えげつないフェリチンの値になっていて、自覚症状(貧血も含めて)の改善どころか体調が余計に悪くなって、かなり問題になっていました。

(前から問題になっていましたが)

 

ちなみにですが、オーソモレキュラー療法をされているドクターで、フェロケル®を患者さんに出している先生を知りません。

オーソモレキュラー療法では、効率よく、しかも安全なヘム鉄を使いますから。

 

貧血も改善できないのに、フェリチンだけ高くて何がしたいのか。

そのメーカーのステマ(ステルスマーケット。ようややらせとかサクラってやつです。まあ、ぐるなわけです)だったら知りませんけど、

メーカーと組んでいるやつはウハウハですわな。信じて買った人がバカを見る。

 

ネットの情報だけで、専門クリニックにもいかず、サプリをネットで買って飲み続けるのは止めましょう。

効果がなかった、お金が無駄だった、というのはお金だけの問題ですが、不調になったら、ほんとに目もあてられませんよ。

食事を変えるくらいは無理のない範囲で自分で始めてみるのはいいと思いますが(持病のある方は必ず主治医と相談して)、市販のサプリは普通は病態改善までいきませんし、血液検査に影響が出るようなことは通常ありません(そこまでのものじゃないということです)。

なので、皆さんが勝手に飲む分には、検査しなくても問題ないわけです。

血液検査に影響が出ているとなると、薬と同じ扱いになりますから、これは、診察も受けずに勝手に飲んでいいものではないと思います。

 

このブログや私のfacebookを読んでくださっている方は、せっかくこの記事を見つけたわけですから、ほんとにいますぐ止めてください。

専門クリニックで診察と検査を受けてください。

ひどくなればなるほど、回復させるのにもお金と時間がよけいにかかります。

 

嫌な事件がありましたね。。

こういう残虐すぎる事件は、一瞬話を聴いても、ドラマか映画の話をされているのかなと思ってしまいますね。。。

 

犯人とラインをやり取りしていた女性のコメントが衝撃でした。

「洗脳されないと死ねないのかなと思った」

そこまでして死にたいんですね。。

でも、そこまでして死ななくていいんじゃない?

そこまでされないと死ねない、ということは自分でも死ぬのはいやだと思っているだと思うんですけど。。もう正常な判断力がなくなっておられるんでしょうからね。。

 

今朝のfacebookに書いて、反響が大きかったので、上げておきます。

 

以下、コピペです。

 

世の中には、死にたい方というのがホントに多いんですね…。

確か先進国の中で、実は日本はダントツに高かったような…。

肉やレバーたくさん食べてたら、死にたいなんて、そうそう思いません。

厚労省が自殺率を下げようといろいろやってますが、精神科で薬をもらうことも大切なのかもしれませんが、薬漬けになるまえに、栄養状態や甲状腺機能が大丈夫かどうか、血糖値の乱高下による情動不安などないか、検査をするように働きかけて欲しいものです。

ご存知の精神科医は良いですが、知らない精神科医の中には、ホントに薬漬けにして廃人にしてしまう医者もいるので、精神科医選びも大変です。

そんなに死にたいなら、死ぬ前にお肉やレバーお腹いっぱい食べて下さい。
死ぬ気がなくなります。やる気も出てきます。

自分だけが不幸だ!と絶望しているなら、牛肉山ほど食べて下さい。

牛肉には、アナンダマイドという成分があり、これが多幸感をもたらします。
幸せになります。

そういう意味では、もうお肉が食べられない体になってしまっていたら、かなりやばいです。
今すぐ医療の力を借りないと。
オーソモレキュラー療法をすぐに始めるべきです。

肉食べていなくても、魚を山ほど、血合いや内臓も含めて食べていたら、ある程度大丈夫ですが、肉食べられない人は、魚を山ほどなんて食べてません。
一日3切れでは、栄養は全然摂れません。

だまされたと思って、肉を食え!

子供がイジメに負けて自殺されたくなければ、普段から肉をたくさん食べさせておいてください。
もちろん魚も他のタンパク質も。
タンパク質がごくわずかで、糖質漬けにしていることが1番危ない。

すみません、ブログサボり気味で。。

フェイスブックで反響の大きかったのをコピペしておきます。

 

いきなり「羽鳥慎一モーニングショー」と出てきて、フェイスブックをご覧になっていない方はご存知ないですよね。すみません。

これを機会にフェイスブックも覗いてください。

うちのFacebookは、アカウント要りませんから、誰でものぞけます。

簡単に言うと、こちらから名前を出しますと言われたから取材を受けたのに名前が出てなかったという前ふりがあり、その取材の内容は、前にブログやフェイスブックで書いた「ヒルドイド信仰」の件です。

 

ヒルドイドの厚労省の見解はまた書きますね。

どちらにしろ、なんにしろ、保険診療は、医者側も患者さん側もさらにどんどん厳しくなります。

以下、コピペです。

 

さて、「羽鳥慎一モーニングショー」のヒルドイドの件、家でもう一度ゆっくり見直しました。

YouTubeでさっと観たときも思いましたが、あの内容では、そういうものがあるんだと知らなかった人が病院行って、ちょーだいちょーだいと言い出すのを誘発しやしませんかね~。

ヒルドイドの件で、私が1番言いたいのは、1番悪いのは、保険適応外なのに保険適応の病名だけつけて人気取りと儲けるために出す医者が1番悪い。

患者さんをそそのかして、保険診療にたかる人を増やしてるのは、医者自身であること。

その結果、莫大な医療費がかかり、保険がいろんなものでドンドン切られ、結局自分たちのクビ絞めてるのは自分たちになってるということに、そういう医者は気付いているのか?と思います。

ブログの「ヒルドイド信仰」でも書きましたが、私は持っていても使ってません。

薬ですから、化粧品じゃないので、そのあと日焼け止めやファンデーション塗りにくいというか、そういうことを想定されて作られていません。
塗りにくいものを塗ると、摩擦も起きやすくなるし、ダマにもなり易いし、なによりけしょうノリが良くない。

保湿剤で言えば、昔はあまりなかったですが、今の時代もっと良いものが化粧品でありますから、そこまで良いものでもないし、何万円もする美容液に勝る!なんて、そんな価値はないです。
本気で言っていたら、ろくでもない化粧品ばっかり使ってきたか、製薬会社が売りたいからステマしてるのかと思ってしまいます。

オーソモレキュラー療法始めてから、アトピーの方にすらヒルドイドあまり出さなくなりました。

アトピーの方も全身塗るの大変なんですよ。
腕脚だけといっても、毎日となるとかなり大変です。
オーソモレキュラー療法して、自分でちょっと肌が創れるようになったら、保湿剤塗る範囲も減るし、ステロイドはもっと減るし、良いことだらけです。

話がとびました。戻しますね。

ヒルドイドよりもっといい化粧品があるということと、女性の顔に化粧品代わりに使うには使いづらい、なども言っておかないと、あれ見たら欲しくなるでしょ。

犯罪の手口、テレビで放送して模倣犯増えるようなもんです。

スポンサーがマルホ(ヒルドイドの製薬会社)なのかと思っちゃいましたよ。

まあこういう問題は、ヒルドイドだけじゃないし、皮膚科だけじゃないですけどね。

医療費圧迫でさらにドンドン厳しくなります。
適応外は、全部さっさと摘発して保険切らないといけませんが、そこがうまくいかないのか、また医師会の反発が大きいのか(適応外処方で薬バンバン出すのは、どちらかというと勤務医よりも開業医が多いので)、そのしわ寄せが、製薬会社があまり関与していないところばかり保険が厳しくなってます。
なので、本当に病気をしたら、医療費はバカ高いし、入院しても薬も検査もヘタするとそんなにしてもらえないし(必要でも保険通らないとか病院の全額負担になるのでやらないとか)、昔とは全然違います。
開業医が関与してるところはなかなか切れないので、入院関係が実はとんでもないことになっています。
なんでも保険適応でやってくれって、その予算どっから出るんですか?ってね。

保険にたかったことのあるひとは、医療費高い!と文句を言わないように。

厚労省はもっと頑張ってください!
しかるべきところに医療費回して欲しい。

 

 

 

 

早いですね。もう11月ですね。

夜はすっかり冷えますね。もう手袋がほしいと思う時もあります。女性の皆さんは、もう裸足は止めましょうね。足元から冷やさないように。

薄着でもヒートテック着るとか、体も冷やさないようにしてくださいね。

そろそろ感染症の季節も始まります。

 

さて、11月キャンペーンのご案内です。

 

10月とさして変わらない結果になりました。

 

①レーザー処置されている方だけでなく、肌荒れ相談・スキンケア相談されている方にご好評のイオン導入無料キャンペーン。

続行することにしました。

患者さんの経過を診ていると、やっぱり1回だけでも、悪循環から脱出できるお手伝いなっているようです。

イオン導入自体は、侵襲性がありませんから(普通は副作用がほぼない)、予算に余裕のある時は足しておかれるといいとは思います。イベント前とか。

 

ただし、たかがイオン導入もやり方を間違えると、顔擦りまくっているのは、医療あるあるなので、自宅での美顔器の一切の使用は勧めていませんし、エステでのイオン導入も勧めていません(なぜかエステでは、顔にオン導入で火傷がよく起こるという不思議なことが起こるようです)。

クリニックでも教育がなっていないところは、イオン導入で擦りまくられて、余計に肝斑がひどくなるという方も時々います。

 

なんでもそうですが、処置の名前が同じだったら中身が同じわけでは全くないので、その辺は理解された上でクリニックをお探しくださいね。

 

②秋冬恒例行事になってきましたかね。

しわたるみを気にして治療をされている方には、ご自宅でできるホームケアでのシワたるみケアのための化粧品10%オフです。

たかが化粧品とあなどるなかれ。

そこはさすがにクリニック専売品ですから、そこそこいいです。長い目で見ると。

ただ、「効く」ということは副作用もなにかしらあるあけですから、適応のない方もいます。

ちゃんと肌を診て、使い方や注意事項を理解された上で使うから、効くわけです。

もちろん、他のスキンケアもできている前提です。

効かすには、条件が必要です。

 

③秋はなんでも美味しいですよね。特に炭水化物が。

部分痩身のキャンペーンですが、基本皆さん、太っていなくて、あくまでも部分痩身を言われる方は、ほとんどが細いです。

で、食が細い。

たくさんタンパク質食べられないんですよね~。

栄養補充としてもオーソプロテインはおススメです。

 

④秋は抜け毛シーズン本格派です。

なので、育毛剤・ヘアケア化粧品関係10%オフです。

試したいものがあれば、どうそこの機会にお試しください。

 

⑤敏感肌の方がいろいろ引き続き試せるように、敏感肌用化粧品10%オフにて、試しやすいようにしています。

やっぱり2週間は使わないとわかりませんからね。2週間使おうと思ったら、現品買わないとなかなか難しい。。

 

⑥秋は日焼け止め油断されている方が多いです。

秋の行楽シーズンというのは、春と同じくらい危険なことも。。

気候jがいいので、寒かったりもするし、わりと日焼け止め塗っていない方が多いです。

真面目にぬっている方と他力本願な方とで、ここは極端に分かれますね~。

油断されませんように、レーザー処置されている方は、日焼け止めが10%オフです。

 

⑦栄養解析されている方には、いつものグルタミンプレゼントです。

こちらも好評です。

感染症本番を迎える前に、免疫力を上げておきましょう、

なので、ビタミンDのサプリとオリーブ葉のサプリを引き続き10%オフです。

 

⑧キャンペーンでプレゼントしているものの中で、糖質制限のお菓子もビタミックスも人気ですが、実は密かに人気なのが、プロテインですね~。

 

プロテイン、一気飲みしたらダメですよ。

薄愛でちびちび飲んでくださいね。