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ホーム > その他, 医療, 栄養・食事 > 沖田✖華さんのマンガ



沖田✖華さんのマンガ

#発達障害 #アスペルガー症候群 #ADHD

 

「沖田×華」さんという漫画家さんをご存知でしょうか?

 

一番のヒット作は、「透明なゆりかご~産婦人科医院看護師見習い日記~」という作品になるでしょうか。

 

元看護師でいらっしゃって、おそらくノンフィクションかと思うのですが、沖田さんの目線がとても純粋で、ホロッとなってしまうくらい、命や家族、親と子どもについて考えさせられる作品です。

難しい話ではなく、普通のマンガとしても楽しめるんですが、とてもいいマンガです。

 

で、この方、いろいろな経歴もお持ちで、看護師の後、いろいろなお仕事もされ、こういう世界って、こうなんだ~ととてもタメになりました。

 

この方は、ご自身でもおっしゃっているんですが、小中学生のときに学習障害(LD)、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)、アスペルガー症候群と診断されて、3つの発達障害というんでしょうか、なかなか苦労されてこられて、アスペルガーと子供の時に診断されていたことをすっかり忘れておられて、大人になってから、アスペルガーと気付いて、それから合点がいって、いろいろと対応がしやすくなられたようです。

 

詳しくは、この方の「毎日やらかしてます」シリーズを読んでいただくのが一番です。

普通の楽しめるマンガで、地下鉄で混んでいようと、家族の横で読んでいようと、思わず声を出して笑ってしまうくらい、とても楽しいマンガです。

 

発達障害で苦労してきた話が、すべて笑いに変えておられて、非常に前向きで明るい!!

この前向きさは、とても参考になるし、尊敬に値します。

 

私は精神科医ではないので、「発達障害」と言っても、細かい分類というか、診断というか、その辺の実際の詳細が良く分かっていないんですが、特に今回、「アスペルガー症候群」に対してはとても勉強させていただきました。

 

私も、いわゆる「片づけられない女」で、昔、ADHDじゃないかと思って、少し勉強して調べましたが、確かに似ているけど、ここまでじゃないな(日常生活がもう少し過ごしやすいから。そこまで困ってはいないな、ということです)と思ったという話を以前Facebookに書きました。

(ブログにもコピペしたかな?)

 

発達障害というのが、どうもIQで診断をつけるようで、いろいろな検査もするんですが、それで、発達者(いわゆる普通というのか健常者というか)、境界型、発達障碍者と分けるようです。

 

確かにどこかで線を引かないといけないので(診断がつくと、いろいろ学校のこととか公的な支援を受けられるなどの問題が出てくるようです)、数値化するということが必要になってしまうんでしょう。

 

境界型の子供のお母さんの苦悩と苦労が描かれたマンガ「はざまのコドモ息子は知的ボーダー発達障害児」がとてもわかりやすかったです。

 

オーソモレキュラー療法を実践されている医療関係者の方々は、このマンガを読んだら、食事を変えて~っ!! とすごい思うと思います。

この息子さんのお母さんが、途中で線維筋痛症を発症された話も出てきます。

 

子供さんの体調(アトピーでも喘息でも食物アレルギーでも発達障害でもなんでも)で悩んでいるご家庭は、子供の食事を変えることはとても大事ですが、実は同じくらい、あるいはそれ以上に頑張って食事を変えないといけないのは、お母さんだったりします。

 

お母さん(おそらく家庭において食事を作る人)が食事療法について理解されていないと、治療に必要な食事が作れません。

そして、なによりお母さんに栄養がとても必要。

 

沖田さんのマンガをかなり読みましたが(まだ全部ではない)、一番衝撃的というか、素晴らしい本だと思ったのが、アスペルガー症候群についてでした。

 

アスペルガー症候群と聴いても、国家試験の精神科の勉強の時に少し勉強したり、医者になってから、アスペルガー症候群と診断をついた方を、その病気というか、診断に関して診る、ということはありませんでした。

 

大学病院に勤めている時は、精神科のカルテも含め全科のカルテが来るので、診断名がたくさん書いてある中のひとつに、「アスペルガー症候群」と書かれている方はいらっしゃったかもしれませんが、アスペルガーだから湿疹皮膚炎ができるわけではないので、直接皮膚科疾患とは関係がありません。

 

それよりも大学病院だと、拒食症で入院されている方の皮膚炎とか(もう皮膚はボロボロですから、なにが起こってもおかしくないし、出すのはステロイドくらいしかないので(皮膚炎がメインで掻きだしたら止まらないとかなので)、完治はなかなかしません。症状を一時的にごまかすようなものです。

 

あとは、リストカットを何回もされる方のキズの処置(縫合とか消毒とか)が精神科疾患ではよくありました。

 

確かに精神科疾患の方は、ちょっとした湿疹皮膚炎を掻きすぎて悪化させたり、皮膚に対してこだわりがあって(そこばかり触るとか、いじるとか)、それでさらに悪化させて、という診察依頼が多かったです。

(肝斑の患者さんとそっくりだったりする。。。と書いていて思いました。どちらも栄養欠損が重症ですから、皮膚を触りすぎる方共通ですね。)

 

アスペルガー症候群というのが、知的な発達は正常なので、普通に知的職業についている方もとても多く、一つのことにずば抜けてすごい才能を持っているけど、他のことは全然ダメ、とか、両極端みたいな感じというんでしょうか。

 

実際、沖田さんのマンガは、自分のことなのに、他人も含めての客観的に見ることができて、しかもそれをイラストして伝えたいことが書けるって、私からしたら天才ですけどね。

マンガ好きだし。

 

沖田さんのマンガの中で、アスペルガー症候群について詳しく何度も解説があるので(これがとてもわかりやすい!)、詳しくはそちらを読んでいただきたいのですが、アインシュタインもアスペルガーだったのでは、と言われているそうです。合点がいきますね(本当はどうか知りませんよ)。

 

私は、自分もADHDでは?と疑ったくらいですから、沖田さんのマンガのアスペルガーについてを読んでいて、自分はアスペルガーでは。。?と強く思いました。

 

で、そう思うと、絶対アスペルガーだな、という人は、実は医学部結構多いかも。

化学はむちゃくちゃできるけど、英語は全くダメ、とか、一つの教科は天才的なのに、別のは、中学レベル?それ以下?みたいな人もいました。

 

医学部や医者は、変人が多いと聞かれたことないですか?

確かに変わった人は、他の学部よりも多いのかもしれません。

(ちなみに、私は、その変わった人グループに絶対入ります。子供のころから、ず~っと変わっているとよく言われてきました。自分でもそうだろうなと思います)

 

アスペルガーで、いわゆる知的職業についている方は、両極端の良いほうが、ちょうどその職業の特性にとてもよくはまって、自分に合っていたという場合ですね。

 

研究職とか、自己犠牲がすごいですから、確かにいわゆる「変人」「変わっている」と周りから言われるくらいでないと、なかなか目標は達成できないかもしれません。

特に、すごい業績を残すような場合。「没頭」のレベルが尋常ではないです。

 

沖田さんのマンガの中で、アスペルガーの簡単な自分でできるチェックリストが載ってました。

もちろん、注意書きとして、これで診断をつけるものではなく、あくまでも自分で簡単に傾向をチェックできますよ、と軽いものです。

参考までに、という感じ。

 

ネットで調べたら、おそらく同じものだと思いますが、で、やってみました。

 

マンガの中で、100点満点で、33点以上が一応その傾向が強いようなことが書かれていて、沖田さんは、36点だったそうです。

点数が高いほうが、よりアスペルガーの傾向が強いと言えるようです。

(項目を見れば、それがよくわかります)

 

私は、26点でした。

 

結構高い。。まあ予想通りと言えばそうかも。

33点超えたら、ちょっとドキドキ。。と思いましたが。。

(超えたところで、対処法がわかるので、それはそれでラッキーです)

 

マンガの中で、沖田さんなりの対処法が書いてくださっていて、とてもよくわかりました。

 

ただ、「この人、アスペルガーかも」というような人って、医者でもそうですが、患者さんの中にも結構います。

(特に、美容とオーソモレキュラー療法の分野は。他の科の場合、いわゆる健常者ではなく、もう診断が付いた病気が結構重かったりして、そっちの治療自体が最重要課題になっていて、意思疎通がそこまでいかないことも多いかもしれません)

 

この本を読んで、こういう人の頭の中って、こうなっているのか!というのが非常~にわかりやすかった!!

やっぱりイラストにされて解説がついていると、とてもいいですね!!

 

ああいうことをする人は、アスペルガーかもと思えば、合点がいくので、「え~、も=っ!!!なんでっ!!」と思うようなことも、「仕方ないな~」と思えます。

 

物事のとらえ方が全然違うということがとてもわかりやすかった!!

 

同じように物事を見ようとするから、なんで?!!となるわけで、こういう場合は、こう言わないといけないんだ、いけなかったんだ、というのが、ほんとによくわかりました。

 

オーソモレキュラー療法をされている医療関係者の方は、この沖田さんのマンガ、読んだほうが絶対いいです!!

日常診療の非常に役立ちます。

 

これ読んで、説明の仕方も、アスペルガーかなと思ったら変えないといけない、ということがとてもよくわかりました。

 

日本人によくある、「空気を読む」というか、「言った言葉の裏を読む。言った言葉以外の行間を読む」みたいな、言わなくてもこれくらいわかっているでしょう、というのが全く通じないことがよくわかりました。

 

ここまで言わないといけないんだ、という反省。

言葉の勢いっていうのも、行間が読めないから、言った言葉そのままに受け止めるというか、合点がとてもいきました。

 

精神科医ではないので、間違っているかもしれませんが、アスペルガーにしろ、発達障害にしろ、社会になじめるかどうか、いわゆる協調性、周りや場所に合わせる、足並みをある程度揃えることができるかどうか、が争点で、それに本人が困って日常生活がやっていけないことも多いので、いろいろと診断をつけて支援したり、対処法がいろいろあったり、アドバイスが定番化しているまでいかなくても、少なくとも今の段階での改善策の提案がすでにあるようです。

 

でも、本人もその人の周りも(家族も仕事場でも)困っていなければ、何も問題はないんだと思います。

おそらく支援というほどのものはいらなくて、周りの理解と協力でいけているから困っていないわけでしょうし、なんとかなっているんでしょう。

 

時々、テレビ番組で、芸人さんでも芸能人でも、素人でも、「おもしろい人」「変わった人」って出てきて、演技とかでもなく、ほんとに笑いになっている人っていますよね。

番組観てて、そういう人の中に、「この人、発達障害じゃ。。」と思いますが、ご本人も周りも明るく、日常を大きな問題もなく、皆で笑って過ごしておられるのがとてもよくわかる映像があったりします。

番組としては、ただのおもろい映像として使っているだけでしょうけど。

「おもしろい人」という大きなひとくくりです。

ほんとに楽しそう。(だから、テレビで流していいんでしょうけど)

 

確かに、いわゆる「アスペルガー症候群」のみの方だと、発達者(いわゆる健常者)と何も変わらないので、なにかあった時に、症状が突然出たら、これは周りに人はわからないから(アスペルガーだとは知らないし、思ってもいないから)、社会で軋轢をうむなと思いました。自己中心的な行動に見えたりするので。)

 

昔よりは、アスペルガーと思えるような方、増えていると思います。

(増えている原因が、お母さんの食事と体調だとしたら。。?

沖田さんのお母さんも弟さんのこともマンガには出てきます。

家族で、オーソモレキュラー療法やってほしいところです。せめて食事だけでも。)

 

食事を変えるだけで、結構いろいろなことが良くなるんじゃないのかなとちょっと思っています。

 

そしてさらにオーソモレキュラー療法やったら、少なくとも今よりはよくなるんじゃないかなと私は強く信じています。道のりは大変でしょうけど。

(「はざまのコドモ」のお母さんと息子さんにはほんとにぜひオーソモレキュラー療法をやってほしいです。「はざま」でなくなったりして、と秘かに思います。)

 

 

 

 

カテゴリ:

その他, 医療, 栄養・食事