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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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ホーム > 2018年03月05日



美容医療とオーソモレキュレラー療法と両方をずっとされている患者さんのお話しです。

 

初診は、美容医療の相談で来られて、美容もいいけど、体調や栄養もね、ということをわかってくださって、頑張っておられる方です。

 

ただ、いかんせん、最初の栄養状態がかなり悪く、人がいいのと素直なのもあって、すぐに騙されるというか、付き合う人を選ばないと流されそうになるタイプといいますか、その流れの中にあっても、なんかおかしい。。これはいけないと気付いて、当院にわざわざ遠方から来てくださった方です。

 

リブレも何度かされて、自分でもこういうのが自分にとって血糖値が上がるんだとも理解され、頑張っておられますが、平日の仕事の後にまだ習い事(仕事のために)にも行くという、かなりのハードスケジュールで、食事がままならない。。

 

プロテインビスケットやアミノ酸サプリ、ココナッツオイルなどでなんとか乗り切ってはおられますが、やっぱり自分で簡単でも自炊したほうが調子がいいとわかっておられるんですが、時間的に難しいのが現実ですね。

なかなか理想通りにはいきません。

 

そんな患者さんが、先日、初めて会う方と喫茶店みたいなところに行った時、相手(男性)がパフェを頼まれたそうです。

午後のちょうどお茶するような時間帯。

女性にはありがちなスイーツタイムってやつです。

 

しかもその男性、朝ごはんも昼も食べていないそうで、今日初めての食事はこのパフェ!だそうです。。

 

相手の男性いわく、女性はこういう甘いの好きでしょ。ほんとは食べたいんでしょ。僕が食べるから、あなたも恥ずかしがらずに食べたらいいですよ、的なことを言われたそうで。。。

 

で、この誘い?を患者さんは断って、「私、お茶だけでいいです」とお茶だけ飲んだそうです。

 

えらいっ!!

 

私、この話を聞いたときに、この患者さんが(初診時から含めての今までの経過を知っているので)、ここまで、こんな状況で突っ込めるようになるまで、成長されたなんて。。

うう。。ちょっと感動。。。

ほんとにすごいっ!!!

 

食べたいのは、お前だろ~っ!!! 女を言い訳に使うな~!! 女がみんなそうだと思うな~!!っと二人で突っ込みまくりました。

 

で、その男性から晩御飯にも誘われたそうですが、こんな人は絶対糖質まみれのお店につれ行くはずと断ったそうです!!!

 

こんなに立派に成長されて。。。うう。。。

 

お仕事柄、プライベートでもいろいろな方と会う機会が多いようですが、食事もされる機会が多いようで、でもオーソモレキュラー療法を実践されて、実践したからと言って、誰でもパーフェクトになるわけではないですが、いろいろと体調のことも問題は残っているんですが、確実に良くなっておられます。

初診時よりも、かなり元気だし、なによりしっかりされたかな。こんな突っ込みいれられるくらいに(面と向かってはされてませんよ。心の中で)

 

で、食事を見てたら、その人の性格とか日常生活がわかっちゃいますね~という話をしてました。

 

もし、仕事でもプライベートでも付き合うなら(短時間でも長いおつきあいになるとか、結構深いおつきあいになるならなおさら)、どこまでの付き合いをしていこうか悩んでいる時とかの判断は、いろいろあると思います。

 

まずは、元気な人!!

やっぱり太陽みたいに陽のオーラを出している人がいいのはいいですよね。

でも、太陽みたいな人って、そういません。

逆に、いまにも倒れそうな。。なにか病気があるのでは。。?と心配されるような、顔色の悪い、声も小さくぼそぼそとしゃべる、精気のない方は、第一印象とていはよくない。。

仕事は仕方ないけど、プライベートの時間まで、付き合いたいとは思いませんよね。

 

陰のオーラは、自分も巻き込まれたいやだし、引っ張られたりしますから、近づかないで済むならそれにこしたことないかと。

 

もうすでに家族や仲のいい友達だったら、自分の陽のエネルギーを分けてあげる、くらいの感覚で接しないと、エネルギーもってかれますよ。

パワーを充填してから接してくださいね。

離れたら即充填。

 

元気かどうか以外に、

プライベートだったら、価値観とか金銭感覚とか。

でもなによりも、食の好みじゃないでしょうか。

 

糖質をどこまで食べるのか、どんな糖質を食べるのかは別としても、糖質ばっかり・糖質中心の食生活をしている人は、あまり深くは付き合わないほうがいいかも。

(玄米採食・マクロビも同様)

 

まだ若かったらいいですが(ほんとは良くない。とても良くない)、糖質中心だと、食べているときはご機嫌ですが、食べてしばらくすると(時間はかなり個人差があります。耐糖能の悪さでものすごく速い人も)、攻撃的になったり、イライラしたり、些細なことですぐにカッとなったり、いわゆる情緒不安定です。

(実は、アメリカで犯罪者の食歴を調査したら、糖質三昧だったというデータがあります)

女性だったら、キレていきなり泣き出すとか、キレなくても泣き出すとか、イライラして当たり散らすとか、そのあとですぐに落ち込む、しかもひどい具合に落ち込む。これの繰り返しとか。

疲れますよね、お互いに。。。

 

 

糖質を控えてます、あまり食べません、という糖質制限が昔よりは増えてきたとはいえ、まだまだ世の中では少数派です。

いきなり初対面の人や会社の中で、「私糖質制限だから!」と言っても、完全に浮くこともあるかもしれません。

「体に悪い」と損得関係なく、糖質を食わせようとする親切な?人も出てきたりすることもあるようですから、まあ宣言までしなくても、という感じです。

社会の中では、臨機応変に対応したほうが無難なことも。

言える雰囲気であれば、別に言ったらいいと思います。周りが理解してくれるのであれば。

 

でも、そんな社会の中でも、糖質ばっかり食べている人は、やっぱりダメ!

 

だって、栄養もないから、肌も汚い。

ということは、腸はもっと悪いし、内臓も悪い。

そんな人と結婚しても、家庭環境よくないかなと。

 

そういう意味では、男性は、自分の遺伝子を残して、健康な子どもがほしいと思うなら、痩せすぎの糖質三昧の女性は、やめておいたほうがいいかも。

何人もの候補がいて、もし選ぶような立場だったら。

 

でも、痩せすぎの女性を愛してしまったら、彼女と自分の子供がほしいなら、オーソモレキュラー療法受けさせてください(笑)。

 

 

女性も痩せすぎの男性は、仕事が忙しくなったら、体調壊して働けなくなるかもしれません。。

 

男女とも、いつなにが起こっても(病気。けがも。栄養ないと、すぐつまづくし、ちょっと転んだだけで骨折しやすかったり、歯がかけたり、ようはお年寄りと同じです)、おかしくない。

いわゆる老化が早いから。

 

オーソモレキュラー療法をやったからって、皆が皆、中肉中背になれるわけではないですが(胃腸を整える、というのは、結構大変です。。。)、オーソモレキュラー療法をやっていて、それで痩せている方は、男女とも元気です。

食事がガンガン摂れなくても、サプリで効率よく栄養素を補充されていたりしますから、痩せすぎでも、その辺の中肉中背の人よりもよっぽど栄養あって、内臓も元気だったりします。

 

知った上で、労わりながら食事するのとしないのとでは、雲泥の差がありますから。

 

逆に、太っていたらいいのか、ということですが、糖質も摂っているけど、肉も魚も卵も大豆も野菜も食べている、というのはありかと思います。

 

糖質だけで太っているのはダメ。

 

同じ太っているから見分けがつかない?

 

簡単につきます。

 

糖質しか摂っていなくて太っている人は、肌が汚いです。いい年なのにニキビが結構出てたり(若いニキビじゃなくて、栄養足りないせいの皮膚のつまりのニキビ)全体に負のオーラが出ています。

雰囲気も話すことも。

すぐにイライラされるので、ほんとにすぐにわかります。

おなか(内臓脂肪)はすごく出てる。全体からの比率がおかしい。

(痩せすぎなのに、おなかだけすごく出ているというのは、一番やばい。内臓脂肪です。かなりの栄養失調です。エネルギー代謝がうまく回っていない証拠のひとつです)

 

糖質も肉も魚もなんでもという人は、なんか元気そう。(若くなくても)

肌もハリツヤがそこそこいい。

特にツヤ。あまり乾燥肌の人はいないかな。おなかも出てるけど、全体にも脂肪がついている。

 

 

糖質と肉だけ、というのは、糖質のみよりはましですが、ましというだけで、全然ダメ。

それなら肉だけ、のほうがよほどいい。

やっぱり魚や野菜も食べないと。そこはバランスよく。

 

糖質も肉も魚もなんでも食べていたら、それはそこそこ多めだったら、そりゃあ太りますよね。運動をしてカロリー消費していない限り。

 

ただ、太りすぎはちょっと良くない。

 

それは、動かなさすぎなのにカロリー過多とか、なにかの疾患が隠れている(あるいはもう発覚している)ことがあるので、そういう意味では、やはりBMI 18.5~25なんでしょうか。

(一つの目安ですよ。この中にいたら安泰ではないです。

筋肉がすごくついている人は、BMI25も超えることもあると思います。でもこれは、肥満ではない。こういう人は、BMIはあてにはならないんでしょうけど、それはそれでバランスが悪いのかな。。それだけの筋肉維持するのも大変でしょうし。。)

 

一部では、BMI20未満も栄養失調としてみようという意見もあります。

 

体脂肪率(体組成)が測れる世界共通のものがまだないので、身長と体重で目安を作るしかないんですが、しっかりとある程度栄養が摂れていたら、痩せていても、筋肉と骨に栄養がしっかりあるから、体重はそこそこいきます。

BMI18.5~19くらいをうろうろはしないかな。

でも、そういう人もお菓子とパンは食べていますから、逆算したら絶対に肉とか良質の油はおそらく全然摂っていない。

 

女性はどうしても鉄欠乏がありますから、イライラしたり、情緒不安定気味なりやすいです。

体型を気にして、肉は食べないけどお菓子とパン・パスタは食う、ことなんて、しょっちゅうですから、ますます情緒不安定に拍車がかかります。

女性は猫みたいに気まぐれ、といいうのはよく言ったものです。

 

でも、男性は生理がありませんからね。それなのに、イライラしている人、最近、というか、だいぶ前から増えましたよね~。

 

イライラしている男性で、痩せ気味だったら、絶対にピロリ調べたほうがいいです。

ピロリいなかったら(検査の方法や結果の解釈で変わることがあるので、専門のところでもう一度見直してもらうから、ちゃんとしたところで胃カメラ受けるかですが)、胃腸がかなり悪い可能性があります。

下痢軟便が日常茶飯事とか。全然栄養が入っていないわけです。

(こういう男性、実は結構多い。おなか弱い。)

 

腸も元気で自分は快腸快便というなら(これ、自己判断なので、結構違うこと多いです。細かく聞いていくと、それ、腸、ムチャクチャ弱ってますよ、とういことも日常茶飯事。)

低血糖による交感神経の興奮・緊張状態がずっと続いている人。とか。

 

血糖コントロールがうまくいっていない。

(低血糖は、コントロール不良のひとつです)

 

あまり食べない方・厳しい糖質制限している方・エネルギー代謝がうまくいっていない方・断食などよくする方、玄米菜食、マクロビなどなど。

そういう人の中に、こういう人いたりします。

やたら攻撃的だったり。人の話聞かないとか。議論ができない人。自分を否定されたらすぐ攻撃に出る人。反対の意見の人は遮断する人などなど。

 

高名なお坊さんとか、世の中には、体型や食事と関係なく、精神がもう神の域までもいっているのかも、というような、素晴らしい方っていますよね。

でも、そんな方、世の中ゴロゴロ転がっていません。

そうそう日常生活ではお目にかかれません。

なので、そういうごくごく一部の特殊な方は除いての一般人の話です。

 

オーソモレキュラー療法をやったからと言って、全員の方が、血糖コントロールがすべてうまくいくわけでもないですし、足りない栄養をどこまで補うのか、お金の問題もありますし、食事といっても、どうしても忙しすぎてままならない、というどうしようもないこともあります。

 

でも、知識として知っているかどうかで、対処ができるし、予防や対策が練れることがあります。

わずらわしいことが回避できることもあります。

少なくても、知らなかったときよりは、できる範囲で努力すれば、必ず良くなります。

それが蟻の一歩だとしても、蟻が堤防を決壊させることもあるわけです。

一歩ずつの積み重ねです。

 

今、痩せすぎの方も太りすぎの方も、知ったうえで、できることはやったら、それでいいと思います。

人間の体は必ず良い方向に変われるようにできている、と私は信じています。

 

その患者さんとも言っていたんですが、パフェや糖質中心の人でも、「私、食事に気を付けていて、糖質に注意しているんです」と言ったときに、「何々。話を聞かせて」と乗ってきてくれる人がいいですよね、と話ししてました。

 

患者さんがされている食事に、どこまで付き合うのかは別として、理解してくれる人でないと、プライベートで新しく付き合っていく、というのは、かなりお互いしんどいかと。食事のお店選ぶにしても気を遣うでしょ。

 

家族で食の好みがあまりに違いすぎる場合、どちらかが我慢するか、二人の好みの料理、2種類作るのか、となりますから、どちらも大変。。

 

たくさんの患者さんが、オーソモレキュラー療法を知って、ぜひ家族にもさせたい!と家中の食事を変えようと努力されますが、理解されたときはいいですが(家族中説得された方も結構いらっしゃいます)、栄養のひどい人ほど糖質を減らすことには大反対。まして、肉を嫌いな人(絶対にピロリは調べてください)に肉食え!なんて、ケンカ売るようなもんです。。。

 

そういう時にいつも言うのが、やめてといったところで無理だから、止めさせなくてもいいので、良いもの(肉でなくても卵や魚介類、良質の油、添加物の少ないものなど)を足してあげてください、と。

減らす、というのは、自分の強い意志がないとなかなかできません。

特に糖質は。

でも、良いものを足す、というのは、自分が料理する立場なら、家族には提供しやすいです。

ゆっくりでも家族中はよくなっていくと思うし、家族の体調も良くなると思います。

 

そうなるポイントは、患者さん自身が、良いものと悪いものを理解していることが最大のポイントです。