プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

カレンダー

2018年5月
« 4月   6月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

最近投稿した写真

  • スクリーンショット (237)
  • 8月講演会
  • 般若
  • IMG_20180401_101633
  • 消化管と皮膚
  • IMG_20180311_000306
  • IMG_20180312_134719

ホーム > エイジング, スキンケア, 化粧品, 医療 > 幹細胞研究



幹細胞研究

一つ前の記事で、「幹細胞コスメ?」のこと書きました。

 

検索で引っかかってきた、本当の幹細胞に働きかける研究をしている大手化粧品メーカーのサイトがちゃんとありました。

 

資生堂のがわかりやすかったので、こちらにリンクさせておきます。

http://www.shiseidogroup.jp/rd/development/dermis.html

こちらのが、資生堂の幹細胞全体の研究もまとめのようです。

 

http://www.shiseidogroup.jp/releimg/2009-j.pdf

2012年ニュースリリース発表の、

真皮幹細胞に働きかける化粧品の開発発表。

http://www.shiseidogroup.jp/newsimg/archive/00000000001832/1832_p2i83_jp.pdf

2015年のニュースリリース

表皮幹細胞の研究です。

国際幹細胞学会(世界最大の幹細胞の学会)で発表されています。

 

ご紹介したのは、研究の一部ですが、これだけの研究を設備もそうですが、自前でできるというは、ものすごくスゴイことです。

 

同じことが、シャツ屋さんでできるのか?ということです。

 

メーカーが勝手に、幹細胞入り?の化粧品です、すごいんです!!と言ったところで、証拠ないでしょ。

わけわからん、けむに巻くような、結局何の関係もないようなものをみせてきて、いや、これ関係ないでしょ、だから証拠を見せて、と言っても出てきません。

 

だって、そもそもそんなことを検証しようとすらしていませんから。

証拠なんて、あるはずがない。

第3者が調べるわけではないですからね。

 

http://www.shiseidogroup.jp/technology/detail/24.html

真皮幹細胞に関する説明の動画です。資生堂の「PICK UP TECHNOLOGY」のコーナーは、動画というかアニメだったりして、とってもわかりやすく専門的なことを解説したりしてくれていて、ものすっごい役に立ちます。

ず~っと遡って観ていても、飽きない、いくらでも観たい、けど時間がない、って感じでいつも終わってしまいます。

こういう一般の方向けっていうのは、一見関係者は飛ばしちゃうかもしれませんが、本質を端的についてくれていて、知識をまとめたり、おさらいするにはもってこいです。

より、イメージが固まったりします。

やっぱり、映像って大事ですね。ありたがたいです。

 

研究もそうですが、こういう一般向けの説明に、これだけわかりやすくしようと思ったら、結構なお金がかかります。

 

 

じゃあ莫大な規模の大手しか、こういう研究や実験で確かめることはできないのか?ということになりますが、安全テストやアレルギー検査、品質向上など、自前がなければ外注すればいいんです。

 

ただ、どういったテストをしてもらうのか、そこの研究者がわかっていないと、オーダーがまずできませんよね。

 

そして外注は、なによりお金がかかる。。

その分、儲けが減るわけです。

 

 

大島椿さんは、資生堂とは路線が違いますが、シンプルな処方ながら低刺激で、遅延型食物アレルギーなど起こさないように、ちゃんと外注(大学や第3者の研究機関)に依頼され(お金すごくいるんですよ)、ちゃんと論文にしてもらって、証拠を残しておられます。

ビューティフルスキンさんも、論文にはなっていませんが、もうこれ以上は省くものはない!というところまで省いておられ、いろいろな確認にも大学などの研究施設に依頼されて確認しておられます。

 

私が知らない、というか付き合いのあまりないところも、もちろんしているところは、普通にありますよ。

 

企業の言いッ放しではなく、第3者機関を使ってまで証拠を出していたら、同じ似たような化粧品を使うんだったら、私なそういうほうが安全だし安心だと思っています。

お値段もべらぼうでもないし、適正価格、むしろその辺のものよりも安いこともある。

 

幹細胞関係はさすがに安くは無理ですが、こういう高機能を求めないのであれば、買う必要もないわけです。

 

そして、高いお金を出して、本当の「高機能」を買うのであれば、それこそ「証拠」もないのに、メーカーやタレントがスゴイ!って言ったって、なにがどうスゴイの?ってならないとね。

 

 

研究施設もそうですが、日本の化粧品メーカーでは、私は、資生堂がトップかと思っています。

(どれだけ儲けているかとかではなくて、研究やこういうことにどれだけお金をかけているのか、研究者のレベルとか人数、設備などの規模の話ですよ。

化粧品会社と製薬会社、比べたら、会社にもよりますが、規模が違いますから、ダメですよ。)

 

こういうの、やればやるほど、経費かかりますからね~。

普通の企業はあまりそこまではやりません。

ほどほどで止めておくでしょう。

 

 

一般の方が知らないだけで、資生堂や結構大手の、皮膚科学への社会貢献度合いというのは、結構大きいですよ。

資生堂だけではないですけど、資生堂がトータルでみると、おそらく一番多額。

(皮膚科医の研究に、毎年資生堂からの研究費の寄付があります。

簡単に言うと、応募して選ばれると、研究費用がもらえる。)

 

予算をかけたら、それだけ消費者に買ってもらわないといけません。

認知度を上げるために、あらゆる手段を使って、宣伝広告費に、下手したら研究費よりもお金かけたりして。。

それだけ、化粧品は当たれば大きいです。

ほとんどの化粧品な原価1割以下と言われています。

以下ですよ。以下!  0.3割かもしれませんよ。 0.1割かも・・?

(その儲けの中から、次の商品開発費用が出るわけですから、儲けることが決して悪いわけじゃないです。

キレイごとかもしれませんが、儲け方かなと。利益の分配の仕方と。)

 

まさに水商売。ばくちです。

売れなかったら、いくら原価が安くても莫大な借金です。

 

 

私の知る限り、というかテレビや雑誌、ネットなどから入ってくる化粧品の宣伝ですが、大手化粧品メーカーの中では、一番資生堂のがえげつなくないです。

消費者に誤解させるような言いまわしや表現は極力さけているように思います。

 

 

 

なので、社運をかけて、莫大な研究費を費やしたにも関わらず、あまり売れなかったら。。。

会社によって、広告がどんどんえげつなくなるかしれませんね。。。

 

昔の広告は、「広告!」ってわかりやすかったし、ステマもあったけど、今ほど広まらなかったし、えげつないのもあからさますぎて逆に笑えて、「こんなん、ひっかかる人、いるの~?!」と大勢の人が気づくようなレベルでした。

(それでも引っかかる、というか、弱っているところにつけ込まれるんだと思いますが)

 

今はね。。。巧妙ですね。。

 

私は、まっとうな、できるだけ正直な企業がなんの業種でも好きです。

企業として、大きく成長するほど、正直だけではもちろんやっていないと思いますが、基本の姿勢というか、そこに1本筋が通っているような企業が好きです。

 

そういう企業が作っている商品の中から、いろんなもの、化粧品だけでなく、サプリでも食べ物でもなんでも選びたいなと思います。

可能な限り。

 

そういう企業の自分のお気に入りの商品がいつでも好きなだけ買えるように、存続繁栄してほしいと思うので、今回いくつかの企業のお名前を出しました。

 

この企業、いい商品出してるな~というものはもちろん他のメーカーでもありますし、うちで取り扱いしているものもあります。

ただ、研究者の方や営業の方をそこまで知らないので、内情?というほどではないですが、生の声を聞けていませんから、ご紹介できるほど知らないんです。

(紹介した企業さんの内部事情を知っているわけではないですよ。一般の方よりも現場に近くて、ちょっと知っている、という程度です。)

作り手や売り手が見えると、身近に感じるし、信頼できる根拠ができるというのは、なんでもよくありますよね。

 

皆さんが化粧品を買う時に、流行りのものをちょっと試してみたい、というのはいいと思います。

試してみないとわからない、ということも多いです。

ひどい目にあって、初めて、良いもの悪いものに気付くということもあります。

 

でも、ひどい目にばっかり合っている、という方は特に、広告だけでは見えてないことをちょっと知るだけで、今後の未来が変わると思います。

 

いろんなことが世の中にはまだまだあるって、知ってほしいです。

 

 

 

 

 

カテゴリ:

エイジング, スキンケア, 化粧品, 医療