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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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この日曜日は、東京で開催されたキュテラのTSTミーティングに行ってきました。

土曜日のクリニックが終わってから、新幹線で行って、ついでに東京に泊まって、セミナーに行くというパターンです。

セミナーは、12時半くらいからなので、朝京都を出れば、間に合いますが、私は東京が好きで、せっかく東京まで行くので、買い物にいろいろ行きたいのです。

三越伊勢丹などデパート大好きですね~。いつもテンションが上がって、興奮します。

(興奮すると、ロクなことがないです。見境いなく買ってしまうことがあり、後でビックリする羽目になるので、デパートほど恐ろしい場所はありません。。。)

いつ来ても、東京はキレイですよね~。丸の内あたり、駅から見たら、ほれぼれしてしまいます。京都には、こういう場所がないので。

 

買い物話は、これくらいにして、さて、キュテラのセミナーです。

今回は、キュテラの日本支社が出来て、10年なので、10周年記念パーティもあり、ちょっとワクワクします。

なにより、宮崎の中野医院の中野先生(久留米大学医学部皮膚科の臨床教授でもいらっしゃいます)の、トゥルースカルプのご講演がありますから、何を置いても行かねばなりません。

いや~、良かったです~。

美容皮膚科学会の時にも、トゥルスカで、ノルアドレナリンが出て、内臓脂肪に効く可能性がある、とおっしゃってましたが、今回は、そこをもっと検証されてのご発表でした。

している人数が少ないので、あくまで推測なのですが、やはり内臓脂肪に効いて、運動をしているのと同じ状態を体に作らせている可能性があるようです。

メタボや糖尿病の方に、こういう脂肪を減らす機械は、血中の中性脂肪が増えて、高脂血症などが悪化するのでは?という危惧があり(実証されたわけではありません。でも大丈夫という、はっきりしたデーターもないので、医療者の間では、どんな病気の方にまで、こういう治療をやるのか、というのは意見が分かれるところで、とりあえずやらずに関わらないほうが無難、という感じでした。幸い、当院には、現在まで、そういう持病の方で、トゥルスカをしたい、という方がいらっしゃらなかったので、やっておりません。)、こういう部分痩身の機械を扱っている医療機関では、ごく一部の患者さんにだけ(コントロールに効いている方など)に個人の責任でやる、ということが多かったと思います。

 

ところが、もしこの内臓脂肪に効くのがホントだとすると、メタボや糖尿病の方にとっては朗報で、トゥルスカをやればやるほど、体調が良くなる、病気の改善に一役買うかもしれません。

まだキチンと実証されたわけではありませんが、その可能性があるなら、今までなら断るだろうと思っていた患者さんにも、やってみる価値はあるかも、となりますね。

いいかも~♡

うちの患者さんで、おなかにトゥルスカをされた方で、内臓脂肪も付いている方が、処置後のアンケートに、効果の実感はいつですか?という問いに、「直後から」と答えていらっしゃって、その方は、AC BODYの併用をされたわけではないので

(AC BODYをすると、リンパも流れてむくみが取れて、スッキリとサイズダウンします。このサイズダウンは、即時効果ですが、長くは持ちません。AC BODYの本来の効果は、重ねれば重ねるほど、ゆっくり、でもどんどん出てきます)

へえ~?と思ってました。

太ももや腰をされた患者さん(セルライトがたくさんある場所)は、1週間目に、なんか違う!スッキリした!ラインが違う!と言われる方は、実は多いのですが、おなかの場合は、太ももとかのセルライトとはちょっと違うので、1週間では、よくわからないことが多いです。

なので、「直後から」という答えに、私は、「?」だったのですが、そんなにおなかがむくんでいたの?(リンパドレナージュ?)と思っていたのですが、中野先生の可能性で行くと、内臓脂肪が分解された可能性あり、です。

(サイズも体重も測っていないので、わかりませんが。)

中野先生はトゥルスカの術前術後を綿密に検査・測定され、トゥルスカ直後に、少量の体重減少があり、いろいろ血液検査などされた結果、どうも内臓脂肪が減ったとしか考えられない、という結論に達したそうです。

処置したところの脂肪が減るのは当たり前ですが(当たり前と言い切っておきましょう。今の医学では、部分痩せは可能です!)、それ以外のところにも、ラッキーな効果がついてくると、素晴らしいですね!

 

トゥルスカLOVE♡の私ですが、ますますLOVE♡になりました。

私とトゥルスカの蜜月は続く~♡

痩せたい皆さん、エステなんかに行っている場合ではありませんよ。

ホントに痩せたいなら、クリニックに行かなきゃ。特に、部分痩せはね。

今日、みやた形成外科・皮膚クリニックの宮田先生とお話ししていた時にも、その話が出ましたが、ちゃんとわかっておられる患者さんは、クリニックに来られるからいいんですが、そういうことを知らない方は、知らないからエステに行ってしまうのは、どうしようもない、という。。

そりゃ、そうだ。

このブログを読んでいらっしゃる方は、心配ないですよね。(と思いたい。まだこれ読んでも、エステで痩せられるのでは、と期待する人は、もうね、仕方ないです。私とは違う次元の世界に生きておられるから。その人の人生ですし。)

今、医療用の部分痩せの機械でも、いろんなのがかなり出てきました。

私も、もちろん全部試したわけでないですけど、どの機械にも、それぞれ一長一短があり、ドクターや患者さんの好みもありますし、その方のやりたい場所や脂肪との相性などもあるでしょう。

たくさんの機械があって、いろいろ選べたり、ここはこれ、みたいに変えられたら、患者さんにとっては、理想でしょうけど、なかなかそういうクリニックはありません。

あるかもしれませんけど、そのクリニックが、ホントに金儲けでいろいろさせるのではなく、ホントに患者さんのことを思って、使い分けてくれているのかは、また別の問題。。。

ゆっくり検討されてみてください。

値段(範囲もね)だけでなく、回数や欠点もね。安全性も含めてね。

 

 

 

 

 

日曜日は、神戸で開催された、「見た目のアンチエイジング研究会」のセミナーに行ってきました。

この研究会は、抗加齢医学会からの分科会なので、内科のドクターも大勢いらっしゃるようです。

皮膚科・形成外科医で、美容医療をすでにやっているドクターは、研究会参加すのは、全体の数からしたら少な目なんでしょうか。。

話も、まだあまり美容医療をされていないドクター対象なのかな、とおさらいやまとめのような話が多い場合があります。

でも、講師をされるのは、みなさん一流のドクターばかりなので、おさらいにしても、聞いているだけで、自分の知識の整理にもなるし、おっ!という話を聴けるので、用事がない限り、参加しています。

 

今回、いろいろと興味深いお話がいくつかありました。

 

そのうちのひとつが、サフォクリニックの白壁 征夫先生のご講演です。

 

「世界の白壁」という名前は、私が研修医であっても耳に入ってくるくらい、超~有名なドクターでいらっしゃいます。

私が研修医の時だと、まだ今ほど美容外科が認知されていなくて、怪しいクリニックが乱立している中、白壁先生は、「世界の白壁」でした。

面識もありませんが、形成外科医を志したものであれば、一度は憧れたドクターでいらっしゃると思います。

 

毎回、白壁先生のお話は、世界から見た日本の美容医療事情のお話が盛り込まれていて、とても興味深く、タメになります。

へ~!と感心することばかりです。

今回は、なんと!「日本人を美脚に!」です。

 

どうして、日本人は脚が太くて、しかも短いのか?

やっぱり、日本人だけなのか?という私の疑問も一掃されました。

 

やっぱり、日本人は、脚が短くて、太いようです。。。

19世紀の20代女性の、中国人と日本人の女性の裸の写真を出されて、何頭身になるのか、いかに、日本人が頭が大きくて、脚が短く太いのか、示され、私は、アジア人というか、モンゴリアンは、ある程度脚が太くて短いのか(白人に比べて)と思ってましたが、この写真の中国人女性の脚の長いこと!

19世紀ですよ、19世紀! 現代の話ではなく!

こんな時代から、日本人は、脚が短くて、頭が大きくて、太かったんだ。。。

ちょっとショックです。

われわれ日本人には、このDNAが受け継がれているようで。。

そういう傾向があるようです。

 

ただ、今の若い子たちは、とても背が高く、腕脚が長く、別に人種かと思うくらい、全然別の生き物ですね!ホント!

やっぱり、イスの生活と、着物を着て締め付けない洋服の生活・下駄や草履ではなく靴の生活と、食生活(動物性蛋白質の多い食事)・住居状況などが影響しているそうです。

 

昔の日本よりは、ほぼ西洋と同じような生活になりましたよね。

今の若い子が体型が変わったとはいえ、若い子全員じゃないですよね。

 

じゃあ、どうしたらいいのか?

(ちなみに、私の年齢では、もう今更どうしようもないです。

成長期にある子供たちに未来を託さないといけない。20歳くらいなら、まだいけるのかな?)

ポイントは、腸腰筋(大腰筋と腸骨筋)だそうです。

なんと一説によると、西洋人は日本人の倍、黒人は3倍!、腸腰筋があるそうな。。。

 

腸腰筋というのは、私が、AC BODYの話をする時によくしている、インナーマッスルのことです。

これを鍛えると、姿勢も良くなるし、体の中で一番大きな筋肉なので、代謝アップも期待できます。

若い子、特にまだ成長期であれば、この腸腰筋を鍛えれば、脚が細くなるそうな。。

 

あと、ハイヒールも姿勢が良くなるし、スタイルも良くなるそうな。

 

あ~、頑張って、ハイヒールキレイに履けるようになりたいな。。

ジミーチュウが痛い、と靴を履きかえている場合ではないか?

私も、今から腸腰筋を鍛えれば(AC BODYでね)、ハイヒールがキレイに履けるかしらん。どうかしらん。。。

(私の足の形は、下駄そっくりで、小さい靴を履くようにできていません。

特に、細めの海外の靴は、全然靴型があっていないことも多く、欲しい靴が必ず、履けるわけではないのです。。うう。。)

どちらにしろ、AC BODY,頑張って、まめにやらなきゃね。

腸腰筋を鍛えるのは、一番簡単なのは、私は、階段登りだと思います。

特に、一段ぬかし!

(降りるのは、膝に負担がかかるから、そんなにやらなくていいんじゃないですか。)

結構、エスカレーターやエレベーターに乗る若い方(高齢じゃない、いう意味で)、多いですよね。

私は普段、運動を一切しないので、せめて、エスカレーターを使わずに階段を使っています。

あんまり長いのは、なるべくエスカレーターを歩いて登るんですが

(今は、エスカレーター、危ないから、じっとしてなきゃいけないんですってね。)

基本階段派です。

まあ、場所にもよりますけど。

 

出張で移動の時とか、キャリーケースを持っている時は、さすがにエスカレーターやエレベーターを使いますが、いつもビックリするのが、若い人が平気で、荷物をもっているわけでもなく、しかも元気そうなのに乗ろうと、待っていることです。

品川の高の輪口に、短いエスカレーター、ありますよね。成城石井から駅に行く方角のところ。

あれ、短いですよね。エスカレーター。

結構、若い人、使ってますよね、階段使わずに。

しかも朝一でも。(夜で疲れているとかでもなく)荷物があるわけでなく。

女性もハイヒールが高すぎて、足が痛そう、というわけでもなく。

最初、見た時、へ~っ!!とビックリしました。

そんなに、みなさん、朝からお疲れなんですね。。。

 

御年寄りは別として、なるべく階段使いましょうよ。

そしたら、腸腰筋を使うから、とてもいいですよ。

一段ぬかしはしなくても、階段はいい運動ですよね。

私も、クリニックの6階まで階段で行っていたんですが(開業当初)、汗かくのがイヤになって、やめちゃったんですよね。。。

それから、太るスピードに弾みがついたような。。。気のせい・・・?

と言って、やっぱり汗かきたくないから、今も階段使っていませんけど。。。

そしたら、駅の階段もしんどくなってきました。。。

やっぱり、AC BODY、頑張ろうっ!!

 

 

 

 

 

今日は、仕事が終わってから、AC BODYをしました。

なんとか、週2回を目指したいところですが、週1回でも続けようと、頑張るつもりです。

やっぱり、これ、続けたら、健康的に全身痩せにつながると思うんですよね。

運動嫌いの私には、とてもいい機械かな、と。。。

 

わざわざ書いていませんでしたが、私は、どの企業とも利益相反はありません。

(研究費などの寄付金や機械の提供・商品の提供など、簡単に言えば、その企業のお金なりを使って、私が宣伝しているわけではない、ってことです。)

念のため、ここで言っておきますね。

ブログでよく紹介する、資生堂のナビジョン、サンスターのエクイタンス、キュテラのタイタン・ジェネシス・ライムライトをはじめとした医療機器、もちろん、トゥルースカルプもそうですし、伊藤超短波のAC BODYもアラガン社のボトックスビスタなどなど、みんなそうです。

どの企業とも、全くのクリーンな関係です。将来どうなるのかは、わかりませんが、現時点では、どの企業ともお金の関係ではないので、私個人の好みで、好き勝手なことが言えますし、自分の気に入った商品や機器を、自分のやっている治療の宣伝も含めて、こんないいものがあるのに、世の中にはまだまだ知らない人が大勢いる、、と、日々、個人的な広報活動(?)というんでしょうか。。

だって、良いモノって、もっと広めないとね。

まあ、その企業の商品のファンであることには間違いないので、ちょっと盲目的なこともあるかもしれませんが。。。

自分が効く!と思っているものって、患者さんにも勧めやすいし、自分の愛している処置でないと、患者さんに提供しようとは思わないので、矛盾はないと思っています。

今後、そういうファンの中の商品の中から、企業と協力して、もっと広げようと活動した時に、結果、機械を貸してもらうとか、なにかあるのかもしれませんが、そこまでする時は、やはりその機械なり、商品にほれ込んでいる時でしょう。

学会発表でもありますが、必ず、「利益相反」について、記載が必要で、企業からお金なり、なにかをもらっていたら、効果にしろ、副作用にしろ、結果が甘いのかもしれないな、と思われても仕方ありません。(甘くなかったとしてもね。)

あんまり、悪口も言えませんしね(笑)。

 

いろんな機械を使えば、それぞれの長所と欠点を補いあい、使い分けができるんでしょうけど、悲しいかな、そこまでの機種は、うちでは揃えていませんから、使い分けまでできません。

でも、化粧品と違って、機械は、ものすごく高額なことが多いので、そうそう買いなおすことができませんから、選ぶ時は、これぞ!と思うものを買っています。

まあ、好みにもよるところが大きいですけどね。。

 

話を痩身・ダイエット・部分痩せに戻します。

 

さて、部分痩せで、超有名なのが、ゼルティック(クールスカルプ)です。

あの、凍らすヤツです。脂肪がシャリシャリになるわけです。で、そのあと、脂肪は自殺して、無くなっていくわけですが。

トゥルースカルプが温めて、脂肪を無くすのとは逆に、凍らすわけです。

この機械は、ちゃんと脂肪が、ムニュっと挟めれば、挟んだ分だけ、やっぱり効くと思います。

凍らす機械は、このゼルティックでないと、他の機械は絶対危ないと思うので、(特にエステのなんて、ムチャクチャですよ)、ダメだと思います。安全性なども含めての特許のはずです。

 

ただ、私個人の意見として、女性の体は冷やすものではない、と思っていますので(特に、他に選択肢があるなら)、最初から除外していました。

また、日本の女性は、はっきり言って、みなさん、細いです。

そんなことない、とツッコんでいる貴女、細いんですよ、ホントに。

なので、そうそう、みなさんが痩せたいこの部分だけ!みたいなところが、つまめないことも多いのではないか、と私は思います。

私ぐらい、脂肪がついていると、皮膚も柔らかいし、いいんでしょうけどね~。

(若い方の皮膚は、太っていても、ハリがあって、硬いので、「挟み込む」というのは、できるんでしょうか。。?どうなんでしょう。。太り方によるのかな。どこの脂肪かということにも。女性と男性によっても、変わってくるでしょうし。。うちは、女性専用ですし。)

 

トゥルースカルプをはじめとした、温める系、熱い系は、セルライトにもよく効きますし、女性の冷え症にはもってこいです。

むくみやすい下半身は、割と即効性(むくみが取れて)が出るのも、温める系の特徴だと思います。

しかも、トゥルースカルプにようなRF系は、皮膚自体の引き締め効果が狙えます。

(皮膚を切り取って調べたわけではないですが。今のところ、どなたも(すごくしぼうが減った方も)皮膚は余ってなくて。

しかも、妊娠線で、皮膚もちょっと余っていた方は、先日、皮膚も引き締まって、良くなっていました!)

脂肪が減ったら、必ず皮膚は余るはずですから、(どこまで減ったかにもよるでしょうけど)、私は、このトゥルースカルプがとても気に入っているし、愛してますね~。

トゥルスカ、LOVE♡ です。

トゥルスカがないと、私、生きていけないっ!!

(タイタンもジェネシスもライムライトもですが。)

昨日のAC BODYのセミナーで、藤本先生がおっしゃってましたが、痩せるには、ノルアドレナリンが出ないといけないそうです。

トゥルスカは、先日の美容皮膚科学会で、中野医院の中野先生が調べられたところによると、(前にも書きましたが)、ノルアドレナリン、出たそうで!

まだ、症例数が少ないから、絶対に前例でそうか!と言われると、わかりませんが、熱痛さのような感覚が、多分、ノルアド、出してくれちゃうようです。

 

でも、時々、トゥルスカで、ものすごく温度を上げているのに、ケロッとされている患者さんがいらっしゃって、こちらが心配になるくらい。。。

脂肪の量や場所によって、調整しますが、ホントにMAXまでしても、「まあ、熱痛いけど、平気」と、普通におしゃべりしながら処置されていることがあって、ああいう方の 場合だと、ノルアド、出てないのかしらん。。。

(うちには、ナースがいませんので、さすがに、全例の患者さんの血液検査までして、トゥルスカをするのは、ちょっと無理かも。。。)

 

で、AC BODYも、ノルアドが出るようです。

出力を上げていくと、痛いようなビックリするような感覚。。どう言えばいいんでしょう。。

やったことのある方にしかわからないんですけど。。

中から無理やりウウォーっ!!と動かされる感じ。。実際、「痛み」とは、ちょっと違うのかもしれませんが、ノルアド出ても、確かにおかしくないです。

(今日、ノルアド、出たかしらん。。。♡)

 

でも、AC BODYも、出力が低いと効果が出ないらしく、こまめにすることで、どんどんパワーをあげていけるはずです。

そういう意味でも、こまめにできればいいですよね~。

うちに来られる、トゥルスカ希望の患者さんの大半が太っていないんですが、(あくまで、部分痩せ希望)、そういう方って、食事にしろ、運動にしろ、なにかされていらっしゃって、どんなことをしているのか、注意事項など、処置中に確認はしますが、カウンセ時に、希望されなかったら、太っていない方には、AC BODYを営業として、やったほうがいい、とまでは言ってきませんでした。

ご自分で運動などされると言っておられるし、実際、細いので、処置に対する、お金の費用対効果を患者さんが、どう思われるか、ですから。

でも、昨日のセミナーで、痩せている方も、せっかく、トゥルスカをしたのであれば、AC BODYを足したほうが絶対いいです!

今日から、トゥルスカをされた方、する方には、AC BODYを全員に勧めました。

まあ、お金のかかることですから(時間も)、患者さんが最終決めるわけですが、ちょっとでも、効率よく、部分痩せをしたいなら、AC BODYを足したほうがいいですし、その後も、来れるなら、定期的に、AC BODYをやっていくほうがいいと思います。

医療ですから、「効率よく、確実に」部分痩せをする、というところを目指します!

その他のアドバイスも含めて、今までとちょっとカウンセ内容が変わりました。

もうやって、今経過観察中の方にも、次回の診察の時に、お話ししますね。

 

 

 

この水・木曜日と、形成外科学会に行ってきました。

一番楽しみにしていたのは、ミニシンポジウムの、「肝斑に対する治療戦略」です。

名だたる先生方が、肝斑に対しての、ご自分のされている治療や注意点、データーなどを示してくださいました。

とても勉強になりました。

 

さて、内容ですが、今の主流は、学会の著名な先生方の間では、レーザートーニングです。

 

「肝斑はレーザートーニングさえしたら、キレイになるんだ!」と、飛びつかないでください。

前から何度も言っていますが、肝斑のレーザートーニングは、ホントにちゃんとした施設でやらないと、クリニックが儲かるだけで、患者さんはお金がムダになるだけでなく、ホントに、悪化(反って濃くなる)だけでなく、最悪、脱色素斑(水玉のように、色が白く抜けます)が多発します。

ホントに、えげつないんです。これは、目立たなくさせるのに、恐ろしい時間とお金がかかりますよ。。

 

まず、トーニングですが、トーニング推奨派のドクターであっても、あくまでもセカンドステージ(保存療法などやっても難渋していて、次の手段として使う)としてしか、やってはいけない、とみなさんおっしゃってました。

いきなり、トーニングをするなんて、もってのほか!

 

うちにも、他院で、「なんちゃってトーニング」「ホントにトーニング?」みたいな治療(これはもう治療ではないですね)をされて、色素増強(濃くなる)、脱色素斑多発などの患者さんが大勢いらっしゃいます。

そういう方の全員が、おかしなことをされていて、いきなりトーニングなんて、まだかわいいほうで、トーニングの場合、トラネキサム酸などの飲み薬は必須ですが、患者さんが「飲みたくない」と言ったら、なんの説明もなく、そのままされている、という有様。。。

じゃあ、最初からその薬、なんでいるの?!ってことですよね。

ドクターが直接やっているところは、ほとんどなく、ナース(エステティシャン(!)のところもあり)が、しかも、「一番強い設定でやりますね」とやって、見るも無残。。。なんて、ざサラです。

「一番強い設定」なんて、一番肝斑にやったらダメなことで、もうこんなクリニック、潰れればいいと思います。

 

こういうバカなクリニックの話ではなく、ちゃんとしたクリニックであったとしても、何をもって、「強い設定」というのか。

今回の学会でも、「トーニングの定義」というのが、話題になりました。

(正確には、まだ「トーニングの定義」はありません。なんとなく、この辺くらい、みたいな感じで、普通の施設はやっておられると思います。)

各ドクターが、自分なりの考えで、強さを含めた設定と決めておられるので、信念を持って、やっておられる分には、構わないと思いますが、(ようは、患者さんがキレイになって満足されれば、それでいいと思いますから)、いい加減に、とりあえず、お金巻き上げてやってみたわ!っていうのは、もうこれは、犯罪でしょ。

 

葛西先生が、今回も、「肝斑にトーニングはやるな!」と反対意見をおっしゃってました。

もちろん、これは、ちゃんとした先生方の治療を否定しておられるのではなく、いい加減にやっているクリニックがあまりに多くて、注意喚起と、販売している業者も、「絶対に効くから!」みたいに売り込むな!というのも、おっしゃってました。

わかっていない医師が、ホントに金儲けで、猫も杓子も、とやって、結果、大勢の被害者がでている実体について、かなり怒っていらっしゃいました。

(大学病院とか、超有名な病院だと、あまり一般の悪化の実態は、ご存知ないようで。。あまり、そういう患者さんがいらっしゃらないようですね。)

お気持ち、お察しします。

私も、そういう患者さんを診ると、とても、そのやったクリニックのことを、腹立たしく思います。

よく考えもしないで、つい治療をやってしまった患者さんも、ちょっとお気軽に考えすぎではありますが、そういうふうに、クリニック側が宣伝もしているし、また説明も全然しないから、そういうものなのか、と、やってしまうんでしょうけど。。

まあ、患者さんは、十分に、その代償(自分のしかも顔で)を払っておられるし、十分に後悔と反省をされているわけで、もうおかしなクリニックで治療をされようとは思われないとは思いますが。。。

一番悪いのは、そういうおかしなクリニックなんですけどね。

学会レベルで、そういうのを、取り締まるようにするのは、法的には無理なんですが、被害に遭われた患者さんの実態を集計するような組織を作って、もっと世間に、危険性を知らしめていってほしいものです。

 

はっきり言いますが、肝斑にレーザートーニングをしているクリニックの中で、ホントにちゃんとやっているところって、かなり少数派ですよ。そんなに、バンバン、ないですよ。

(金儲け主義のところか、ちゃんとやってそうなところか、HPをみたら、とりあえず、わかると思うんですけどね。

最近、わかりづらいところも増えましたが、それでも、HPを見たら、なんで、そこに行くかな?と、疑問に思うようなクリニックには、少なくとも行かないでしょ。

「素人だから、わからない」と言い訳したところで、困るのは、自分ですよ。

まあ、診察・カウンセに行っても、やらずに一旦帰ってきたら、いいと思いますけどね。

話を聴いて、信用できる、この先生になら万が一にも悪化させられても構わない、くらいに思えるなら、あるいは、その金額ならあきらめもつく、と思わえるなら、されてみたらいいと思いますけど。

ただ、安いからあきらめがつくか、というと、つきませんよ。

鏡を見るたびに、思い出して、後悔するだけです。

化粧品でかぶれても、かなりブルーになるのに、そんな何万円も払って、悪化したら、悲しいだけでは済まないと思います。)

だって、トーニングする前に、スキンケアも徹底させないとダメですから、そういう説明までしてないクリニックがなんて多いことか!

日焼け止めの話なんて、ホント全然で、医師から言わずに、ナースがちょっと最後に言うとか、紙に書いたものを渡して、読んでおいてください、なんて、まだいい方で、何にも言わないクリニックもとても多いです。

肝斑の場合、紫外線カット(日焼け止めを正しく塗る)は、必須であることは、当たり前です。

 

そして、一切の摩擦や刺激を避ける、ということも指導しないといけません。

 

今回、「刺激」ということに対して、「トレチノイン」は勧めない、というドクターがいらっしゃいました。

私もそう思います。

うちでは、トレチノインは扱っておりません。

あの赤くなるのが、私は、とても嫌いで。。。

(トレチノインが大好き、というドクターも、もちろんいます。それが悪いわけではなく、そのドクターは、その方なりの考えがあって、やっておられるわけで、その辺のところ(副作用も含めて、メリット・デメリット)をちゃんと説明もしてくれないドクターが出したトレチノインは、使ってはいけませんよ。)

他院で、トレチノインを使っていた・今も使っている、という方には、うちで肝斑治療をされる場合は、一切止めてもらっています。

 

そして、衝撃的なのは、今回、新しく発表になったのが、「ハイドロキノンの長期使用者は、トーニングで悪化するので、やらない」というものです。

ハイドロキノンは、細胞毒性(簡単に言うとかぶれるわけです)がありまして、濃度が低かったり、人によっては、一見全然かぶれたりなどのトラブルはありません。

ところが、やっぱりダメな方がいらして、かぶれて、赤くなって、そのあと、色素沈着になるんですよね。

色素沈着の出方が違うそうで、これに、トーニングをすると、かえって、悪化したそうです。

長期、他院なども含めてハイドロキノンを使っていた患者さんには、やらない、ということを、おっしゃっている先生がいらっしゃいました。

 

私も、他院でもらっておられるハイドロキノンも、うちで治療するなら一切止めてもらってます。

濃度もわからないことが圧倒的に多く、濃度のわからない、得体のしれないものを、どう使ってもらっていいのか、私に、そんないい加減なことは言えません。

うちでは、肝斑の方には、ハイドロキノンも出さないし、勧めていないので、全然OKでした。

そういうトラブルは、ないですね。

(ちなみに、うちでは、サンスターがクリニック専売品として出している、「エクイタンス」という商品です。一般の方が買えるものとは、中身が違いますから、これは、クリニックに来て、診察を受けていただかないと、買えません。)

 

今回のシンポジウムを聞いていて、うちみたいに、ライムライトを始めとしたフォトを使っての肝斑治療というのは、またまた少数派になってしまいました。

フォトで、肝斑を治療していく、というのは結構難しく、誰でもできるわけではないと思います。

結構、いいんですけどね。

 

ただ、私も、肝斑がどんどん良くなってきた時に、肝斑とADM(遅発性太田母斑様色素斑)が合併している患者さんに、この状態で、トーニングしたら効くだろうな、と思うことはあります。

(実際に、効くかどうかが別として。)

トーニングもいろいろな照射方法が、学会で発表されるたびに、このやり方ならいいかも、というのが、ちょっと出てきて、自分でアレンジしたくなってきたところです。

やっぱり、このトーニングの機械も、1台あったら、治療の幅が、肝斑だけでなく、広がるんですよね~。

次に、機械を買うなら、トーニングの機械がほしいな、と実は密かに企んでおります。

今日は、東京の丸の内で、キュテラのトータルセラピーミーティングが開催されたので、土曜日、クリニックが終わってから、移動して、行ってきました。

キュテラは、うちで扱っている、タイタンやジェネシス、ライムライト、アキュチップ、プロウェーブを作っている会社です。

自分が使っている機器の、新しいやり方や医学的な理論などを、著名な先生方が発表され、教えていただけるので、とてもありがたいミーティングです。

うちで取り扱っていない機器の発表もあるので、聞いていると、やっぱり欲しくなっちゃいますね。

 

今日の発表も、クリニカタナカの田中先生の発表がありました。

タイタンです。

田中先生は、タイタンとジェネシスの発表だけでなく、論文もたくさん書いておられるので、タイタンとジェネシスの良さを、ちゃんと医学的事実に基づいて証明されているので、いつも、改めてタイタンとジェネシスの良さを実感できるのと、また、安心して使うことができます。

今、いろいろな美容医療の機器が使われていますが、論文までちゃんと書かれて実証されている機器というのは、実は、それほどありません。

これは、ホントにスゴイことで、機器もスゴイけど、田中先生もすごいわけです。

 

さて、今回は、タイタンのお話でした。

タイタンの論文は、ほぼ英語で発表されているので、全部を私は読んでいません。

たくさん発表されている内容の中から、要点をまとめてわかりやすく、言ってくださいます。

 

田中先生は、エラのボトックスをするのがあまりお好きではないそうで、代わりにタイタンをするそうです。

タイタンは、過度な筋肉の緊張を緩和させる働きがあるそうで、そのおかげで、エラの緊張が解かれて、小顔治療に使えるとおっしゃってました。

私は、エラの張っている方で、ご自身で希望されれば、もちろんエラボトックスをやりますが、自分から言われない方に、エラボトしたほうがいいですよ、とは、言いません。

というか言えません。

エラ張り顔というのは、個人の好みですからね。

意思が強い象徴として、好きな方もいらっしゃいます。

小顔にしたいけど、どうしたらいいですか?と聞かれたら、エラボトを勧めますけど。。

 

ボトックスに抵抗のある方は、タイタンを試してみられるのもいいと思います。

エラボトが効きすぎて、皮膚が余る(弛む)方には、タイタンを勧めていましたが、ちょっとエラボトして、維持として、タイタンを混ぜていくのもありですね。

 

タイタンをしたら、ネズミの実験ですが、シワが浅くなり、コラーゲンがびっしり増えている写真を見せてくださいました。

嬉しくなりますね~。

(ご自分の脚にも、タイタンをあてて、皮膚を切り取って、証拠集めもされていらっしゃいます。

やっぱりネズミと人間で、皮膚が違いますし、人間でどうか、というのが、やはり大切ですから。ご自分の体を張って、タイタンの良さを実証してくださっているわけです。)

 

で、タイタンは、コラーゲンを増やすだけでなく、エラスチンという皮膚の線維も増やそうです(再合成を促進します)。

エラスチンが増えると、皮膚の真皮の水分保持をして、毛穴を引き締め、透明感を出るそうです。

そうなることで、よけいに、シワ・タルミの改善が可能となるわけです。

タイタンを定期的に受けている患者さんが、お肌お引き締まって、皮膚がふっくらしました、という方が結構いらっしゃって、「引き締まる」ということと、「ふっくらする」と、一見、相反することが同時に起こるので、変と思われるかもしれませんが、エラスチンが増えて、水分保持が進むからだったんですね~。

できれば、1か月毎、最低2~3か月毎に、メンテナンスをすると、とてもいいとおっしゃってました。

ご自分のクリニックでは、患者さんに、最低2~3か月毎にしてください、と言われているそうです。

 

あと、紫外線によるシワのメカニズムの発表がありました。

更年期以降は、一気の老化が加速するそうで、(これは、美容医療をされているドクター方、みなさん、おっしゃいますね。)、女性ホルモンが減ると、エラスターゼという酵素の活性が促進され、エラスチンの分解が進み、シワが増えるということです。

難しい話はおいといて、簡単に言うと、更年期以降は、ホントに、紫外線をちゃんとカットしないと、えげつなく老化が進むということだけ、覚えておいてください。

だから、日焼け止めはちゃんと塗りましょうね。塗り直しもね。

 

キュテラからも、レーザートーニングの機器が出ているんですが、このところ、それ関係の発表も多いです。

こちらの、レーザートーニングは、光の種類は、ヤグレーザーという光を使うんですが、光の種類(波長)自体は、ジェネシスと同じなんですね。

ジェネシスを20回も30回もされている方で、遅発性太田母斑様色素斑(ADM)が薄くなる方がいらっしゃって、これだと、テープを貼ったり、かさぶたができたりと、患者さんが困ることがないわけです。

ただ、ジェネシスで、アザの治療をするには、時間がかかりすぎます。

レーザートーニングも、テープを貼ったり、かさぶたができない治療ですが、設定次第では、ADMのアザに効くんじゃないのかな、と思っていたら、やはりみなさん考えることは一緒で、設定を工夫されて、ADMやアザの治療の発表をされていました。

もちろん、従来からある、Qスイッチレーザーに比べれたら、時間はかかりますが、なによりテープを貼らなくていいし、かさぶたとかできないところがいいですね。

(どこのクリニックで受けても、レーザートーニングの効果は同じではないので、気を付けてくださいね。

トーニングのトラブル(肝斑の悪化だけでなく、色素脱失(水玉みたいに、色が完全に抜けてしまう)など)が、とても多いです。

いい加減なところでやったら、ホントにろくでもありません。

レーザーは、設定が命ですから。)

 

やっぱり、キュテラのトーニングの機器は欲しいな~。(Qスイッチレーザーとしても、もちろん使えます。優れものです。)

テープを貼る治療って、基本、あまり好きではないんですが、トーニングをこういう使い方ができるなら、来年は、欲しいですね~。

 

 

 

 

今日は、梅田で、キュテラ社のユーザーズミーティングがあり、行ってきました。

うちのタイタンやライムライト、ジェネシス、アキュチップ、プロウェーブ、全てキュテラ社の機械です。

XEOという、機械があり、これを一台買うと、バージョンアップをしていくことができて、ハンドピースをいろいろ変えれば、いろんなことができるんです。

最初に購入するお金は、結構しますが、一台でほとんど全部済んじゃうし、場所も取らないし、しかも機械自体がとても優秀、というところが、おススメです。

このXEOが欲しかったから、開業した、と言ったら言い過ぎですが、それくらいここの機械は気に入っています。

初めて、このXEOを知った時、これ、家に欲しい!と思いましたから。

 

さて、キュテラからは、今続々と新しい機械が発売されていて、他社の機械よりも、一工夫あったりと、技術の素晴らしさを感じますね。

著名な先生方が、みなさん学会発表をしてくださるので、自分の診療にも役立ちますし、持っていない機械のことでも、大変勉強になります。

 

今日は、湘南鎌倉総合病院の形成外科の山下先生のご講演もありました。

山下先生は、いつもご自分の発表以外に、ちょっとした雑談というか、ちょっとした一言をおっしゃるんですが、それがまた大変タメになったりするので、とてもありがたいです。

今日のタメになる一言は、

まず、ゲルマニウムローラーです。

今、大変流行して、バカ売れしているコロコロローラーですが、2009年に、科学的根拠なし、と証明されているそうです。ゲルマニウムを飲んで、死亡事故もあります。と。

そういえば、そんな事件、ありましたよね。

私は、うちの肝斑の患者さん全員と、顔の光・レーザー治療をされている患者さん全員に申し上げていますが、あのローラーは、一切止めてください、と言っています。

特に、肝斑の患者さんで、そういういらんことを止めない方は、うちでの治療をお断りしています。

よくなるわけがない、と私は思っているからです。

(今日の、他の先生方のご発表でもありましたが、肝斑の患者さんから、やはり刺激を無くす、ということの重要性を科学的に、発表されていました。)

 

次に、韓国コスメで流行っている、カタツムリエキスですが。。。

(私は、去年、ソウルに行った時、ロッテ免税店でもらったカタツムリパック、まだ使っていません。。。よくなるとは思っていないので。)

この成分について、山下先生は、

「人の鼻汁(ハナミズのことです)、痰、胃液と同じ成分ですね。」とバッサリ!

爽快です~。

未知の成分なので、アレルギーに注意とおっしゃってました。

。。。ハナミズと同じ、と聞いて、やりたい人、いますか?私は、早速、捨てることにしました。どうせ、やりませんからね。さっさと捨てておくんだった。。。

 

次に、またまた韓国コスメのヘビ毒です。

神経を麻痺させるから、ボトックスみたいに効いて、シワがなくなる!みたいに、宣伝されていますよね~。

ンなわけ、ないやんっ!とツッコみまくりの商品ですが、基本、たかが化粧品ですからね。そんなもの、塗って、筋肉止まっていたら、どれほどの毒やねんっ!怖くて、使えませんよ~。指についたら、指の筋肉、止まってしまって、動かなくなるじゃないですか!

ヘビ毒クリーム、いくら塗ったって、そんなことにはならないでしょ?

塗っただけで、そんなに影響が出るって、青酸カリくらいしか、私は思いつきませんね~。(ちなみに、青酸カリの浸透がいいわけではなく、ごく微量で、致死量に達するから、皮膚から塗るだけで、エライことになるんだと思います。)

ホントに、バカバカしいものが、商品として売られるんだな~と思っていましたが、山下先生曰く、「ヘビ毒は、神経毒ではなく、出血毒なので、シワには効きません。」とこれまたバッサリ!

そして、これも未知の成分なので、アレルギーに注意、とのことです。

 

マスコミが一番悪いんですけどね、効く!効く!みたいに、TVや雑誌で言うから。

そういうことを、ちゃんと報道しろ!と思いますね~。

韓国コスメって、IKKOさんもかなり宣伝してますから、IKKOさんも、そういうことに加担しているわけですが、流行みたいにしかけちゃうわけですが。。。。

私自身、今流行っている韓国コスメ(いわゆるチープだったり、極端に効果をうたっている商品のことです)は、一切信用していません。

韓国にもホントにいい化粧品て、あるとは思いますが、あんな安い値段ではないと思いますよ。

韓国でも、いいものって、日本とりは、ちょっとは安いですが、いいものはいいお値段してますもの。

 

さて、話が飛びました。

新しい機械の発表をいろいろ聴いていると、欲しくなってくるのが困ったところです。

(これが、メーカー側の戦略ですが。。。)

 

今日、一番楽しみにしていたのが、クリニカタナカのタナカ先生のタイタンを始めとした、キュテラの機器のご発表です。

いや~。最高でした。やっぱり、田中先生、最高っ!!濃いキャラと言えば濃いかもしれませんが、魅了される患者さんも多いのではないでしょうか。

形成外科学会では、ジェネシスの発表をされていて、ジェネシスの良さを改めて認識させていただいたんですが、今回は、タイタンも、アキュチップもプロウェーブも(もちろんライムライトも)、やっぱり良い機械だな~、と、ちょっと感動ものでした。

田中先生は、タイタンだけも、たくさん医学論文を発表されていて、数あるシワ・タルミ系の機器で、ここまで論文で、効果を実証されている機器はないそうです。

医学的に、シワ・タルミの改善に有効である、と証拠を出しておられるわけです。(これって、この業界の機器としては、ホントにスゴイことなんです。)

むちゃくちゃ、論文を書いておられました。スゴイっ!!

 

その中で、いろいろタイタンの良さを教えてくださったわけですが、知らないことがありました

なんと、タイタンは、エラ張りに効くそうで、田中先生は、顔にボトックスを使われるのがお嫌いで、エラ張りは、タイタンを勧められるそうです。若返りもできて、一石二鳥だから。

その原理は、タイタンは、「過剰な筋肉の収縮を緩和させることができる」そうです。

素晴らしいっ!!もちもち感もでて、表面が滑らかになって、血行もよくなり、コラーゲン以外の繊維も増えて、その他いろいろいいことづくめです。

私も、今後も、自身を持って、今まで以上に、患者さんにタイタンを進めることができます。

田中先生、ありがとうございます。

 

それから、またまた実感したことですが、肝斑治療の、レーザートーニングは、今までにも何度も書いていますが、本当に、ちゃんとしたところでないと、副作用バンバン出ますよ。

今日、発表されていた先生方であれば、トーニングをされたい方は、いいと思いますが、ただの金儲け主義のところで受けるのは、ホントにアウト!です。

この「ちゃんとしたところ」を選ぶのが、患者さんからしたら、ちょっと見分けはできないかもしれませんが。。。

まあ、最低でも、「皮膚科」あるいは、「形成外科」のクリニックで受けましょう。(自称のところもありますけどね。。)

広告をバンバンしているところも、まあ、おかしいかも。

(まともなクリニックって、あんまり、広告してませんからね。絶対とは言いませんが。。。広告しているまともなところって、今、ちょっと思いつかないです。。)

それ以外で、見分けるポイント。。。う~ん、難しいですね。。

診察とカウンセをいくつか回ってみて、それぞれ比較するくらいしか、患者さんからはわからないかな。。。

「この先生に、副作用を起こされたのなら、仕方ない。」と思えるクリニックでしてもらう、というのは一番大事ですね。

もちろん、副作用(あるいは、欠点)の説明が全くない、というのは、どう考えてもおかしいです。

副作用がほとんど起こらない、ということは、効きが悪いので、回数が必要、という欠点があったり、効果が出るまで時間がかかる、という欠点があったり、なんにでも二面性というのがありますから、いいことしか言わない、というのは、やっぱり金儲け主義と思っていいでしょう。

まあ、多々ある美容クリニックで、まともなほうが圧倒的に少ない、と思ってください。

よく患者さんともいいますが、チェーン店はダメですよ。フランチャイズもね。

病気でいく大病院でも、チェーン店やフランチャイズはないでしょう?

京大病院や府立医大みたいな大病院はありますが、京大病院のチェーン店が全国展開してる、なんて、ないですよね?

ひとつか二つくらいの分院くらいは、大学病院とか大きな病院でありますが、その程度でしょう。

大病院に有名なドクターがいても、その先生は一人しかいませんからね、チェーン店にするなんて、できないわけです。そんなことして、質を保てるわけ、ないんですよ。

工場で大量生産する洋服とか食べ物とか薬品じゃないんだから。

そこが、医療業界と、他の業種との、決定的な違いですね。

それぞれの先生でキャラも違うし、考え方も違います。医者が100人いたら、100通りの治療法があるわけです。何が正解とかではなく、どれが自分に合うのか、です。

合う先生を探す、万が一なにかあっても、許せる先生を選ぶ(もちろん、医者側も、責任を持って、アフターケアをする、ということが大前提ですが)、という、気持ちで、治療を受ける(お金を払う)のが、ちょっとしたトラブル回避でしょうか。。

地元や学会で、いくら有名でも、自分との相性が悪かったら、どうしようもないので、実際は、診察にいくしかないんですけどね。

あやしい大手悪徳美容クリニック以外であれば、診察・カウンセに行ったからと言って、拉致されるわけでなし、気楽に、診察に行かれたらいいと思いますよ。行ってみないと、わかりませんしね。

(あやしいところは、ホントに拉致まがいの囲み営業がありますからね。エステの安い広告にのせられて行っちゃった方は、囲み営業がどれほどストレスか、ご存知でしょう。)

もう、7月になっちゃいましたね~。

さっき、セミナーから帰ってきたところです。

セミナーの内容は、やはり濃かったですね~。石川先生は、見事にリバウンドされましたね。いつもニコニコ笑っておられて、とってもお茶目な感じで、ご講演もそういう感じで、とってもお話はおもしろく、またタメになるので、石川先生のご講演は、いつも楽しみです。

宮田先生のご講演は、いつも理路整然とされていて、学術的で、しかもわかりやすく、エビデンスのあること、ないことをはっきり教えてくださるので、とてもありがたいです。

お二人の実技まで、今日はあり、とても勉強になりました。宮田先生の曲芸まで見せていただけて、素晴らしかったです。

 

さて、以前から若く見せるには、顔のラインを、Vにする、というのが言われていて、ホホはボリュームアップして、アゴはシャープに、というのが、いわゆる理想なんですね。

今日は、あらゆる注入系の内容でしたが、アゴの注入を改めて大事だな~、と思いました。

特に、フェイスラインのタルミやもたつきが気になってきた場合、アゴにちょっとレディエッセとかを入れて、形を整えると、顔のラインをVラインにシャープに、より見せることができます。

アゴの注入って、実は秘かに人気で、アゴは鼻と同じくらい、リピーターが多いです。

さりげなく、キレイに、美人っぽく、お姉さんぽくなるというか。。

レディエッセが余ったりしたら、私からも、アゴに入れてみますか?とご提案することはありますが、余ってもいないし、患者さんから言われないのに、やれやれ、と勧めることって、あまりありませんが、若々しく、となると、やっぱり大事ですね。

 

今回のキャンペーンは、もうすぐ夏休みということで、去年同様、イベントの増えるこの季節、やっぱり、わりと即効性があって、パア~っと変化があるもの、ということで、注入系メインです。

暑くなり、髪の毛をアップにされることも多いし、フェイスラインをよりスッキリということで、タイタンも組み込みました。

この季節に多い、ワキ汗が気になる方にも、参加していただけるように、注入系のセットのキャンペーンは、ボトックやる場所は、どこでもOKです。(医学的に適応があれば。)

注入系は、若い方から大人の方まで、人気ですしね。

うちの治療の中でも、めずらしく、他力本願の治療になりますから、とりあえず、お手軽に、なにか変えたい方には、うってつけですね。

 

イベント前に、タイタンで引き締めておいて、レディエッセでホホをボリュームアップして、余ったらアゴにも入れて、Vラインを作る、というのは、かなりいいんじゃないでしょうか。

 

私も、以前に、他のドクターから、アゴに少しいれればいいのに、と言われたことがあります。

自分では、横顔は見られないし、また、自分で、自分のアゴにレディエッセを入れるのは、ちょっと怖いな、と思っているので(レディエッセは、深さが大事ですから。結構、アゴには深く入れますからね。)、入れたことはないです。

どっかで、入れてもらおうかな~。ちょっと自分にもやってみたいな~。

 

そして、夏恒例の、毛穴・ニキビのためのキャンペーンです。

グリシルグリシンのセットに、この季節、さすがの私も、ピーリング石けんを進める機会が増えますから、ちょっとしたニキビや毛穴の汚れを取りたい方には、おススメです。

特に、背中や胸にニキビの出る方、かかとやひじのガサガサが気になる方の、ホームケアとしても、お手軽で、ひとつ家にあると便利ですよね。

 

四条通りの商店街は、そろそろ、流れる音楽が、お囃子に変わりましたかね?

まだ、コンチキチンのCDは買っていませんが、月曜には、買いに行きたいな~。(こっそり、院内で、流そうかと。。。)

いよいよ、京都の夏、祇園祭りの季節到来で、ちょっとワクワクです。

 

 

お待たせしました。リデンシティーの話です。

 

少し前の、美容外科学会に話を戻します。

 

美容外科学会のランチョンセミナーの話です。

(ランチョンセミナーとは、ランチ付きのセミナーで、その企業がスポンサーになって、宣伝のために行うようなセミナーのことです。講師のドクターは、その企業とつるんでるわけではないですが、その企業から提供されたもので、施術をして、データーを集めて発表されます。

ある程度、これを患者さんにしてあげれば、いいだろうな、というものを、ドクター側も納得の上で、引き受けられますから、欠点だらけの商品ということは、まずないですが、やはりドクターによったら、正直に、こういうところはいいけど、こういうところはダメ、とはっきり言う方もいらっしゃれば、わりといいことだけ言って、質問が来たら、いうけど、自分からマイナスなことは言わない、というドクターもいらっしゃって、人それぞれです。

 

さて、今回のご講演は、いわきクリニックの岩城先生でしたので、発表内容は、そのまま事実と思って聴いて大丈夫と私は信じております。

 

ヒアルロン酸の注入と言うと、今までは、ボリュームアップ(法令線や鼻やアゴや凹み)で使ったり、シワの溝を浅くするのに使ったり(これも小さなボリュームアップですが。。)というのが、使用目的でした。

今回のリデンシティーというのは、柔らかめのヒアルロン酸に、アミノ酸や抗酸化成分・ビタミン・ミネラル・麻酔薬と混ざっていて、高級化粧品を注射するような感じでしょうか。

何かを直に、(しかもある程度の量を確実に)注入するというのは、注射でしかできませんから、治療方法のひとつとして、新しい治療方法です。

光やレーザーでは、何かを入れる、ということはできませんし、イオン導入や超音波導入・もっと入れてくれるアクシダームなどと比較しても、注射がやはり確実です。

 

ただ、ヒアルロン酸とかと同じで、自分が生み出した成分ではないので、吸収されてしまいます。

また、吸収が早いようです。(1~2週間で減っていってるようです。ちなみに、料金はわかりません。)

柔らかめのヒアルロン酸だとありがちですが。。。

ヒアルロン酸以外の栄養分が、皮膚にいい影響を加えてくれることもあるでしょうし、続けてやっていくと、それなりにいいようでした。

 

一昔前に、「ダーマローラー」というのが流行ったんですが(名前はいろいろです)、コロコロローラーに、剣山みたいに針がビッシリついていて、ハリネズミのようになっています。

それで、お肌をコロコロすると、プスプスと小さな穴が開き、そこに、美容成分を塗ると、穴からお肌に吸収されるという、原始的なシステムです。

注射を顔中にするのって、されるほうも大変ですし、するほうも大変です。

ダーマローラーの針の長さにもよりますが、注射ほど深くは刺さらないので、注射ほどには血が出ません。

(浅目なわけです。)

これはこれで、悪くはないですが、それでも、ニキビみたいな赤みやかさぶた・点状に内出血が出たり、赤みの反応が、人によったら、一種のアレルギーなのか、1か月近く経っても消えなかったり(何を穴に塗るのかによっても、反応は違うでしょうが。)。。。

クリニックによっても、やり方はさまざまで、ひどいところになると、化膿したニキビの膿のところも平気でやって、顔中の皮膚に、膿のばい菌をばらまく、というとんでもないことをするところもあります。

(こういう基本的にやったらダメなことって、普通に皮膚科医や形成外科医なら、当たり前なことなんですが、そんなこともわからず、やっているところもありますから、ナース任せとか、ドクターでも頭悪過ぎとか。。エライことです。)

また、ローラーを本人用に保管していても、衛生面での管理がいい加減だったり、(他人に使い回しは、いくらなんでもやっていないと信じたいですが。。。)、なんでもそうですが、ちゃんとしたところで、美容医療はやりましょうね。

 

ヒアルロン酸以外に、栄養成分がたくさん入っているリデンシティーですが、ダーマローラーとどう違うんですか?という質問が会場からありました。

ダーマローラーでは、ヒアルロン酸は普通入れません。

保湿用の化粧品みたいなのでよければ、入れてるクリニックもあるかもしれませんが、やはりリデンシティーは、シワとか凹み用のボリュームアップのヒアルロン酸ですから、それはダーマローラーでは無理で、注射で、もう少し深いところに入れてやらないといけません。

吸収が早いとは言え、いろいろな成分を入れることができるので、いいと思いますが、私は、できれば注射ってしたくなくて、注射しなくてもいい場合は、できれば注射って、よほどご本人が希望されない限り、注射な~、と思ってしまいます。

岩城先生もおっしゃってましたが、目の下のクマ(適応のあるのとないのがあります)や、ある程度の年齢の方には、いい、とのことです。

若い方だと、あまり効果がわかりにくい、とのことです。

(美容医療全般に言えることですが、ビフォーがいいと、治療したからと言って、20歳に戻せるわけではないので、微妙な差のアフターになります。劇的に変える、って、なかなか若い方の、元がいい場合、難しいと思います。)

微妙な差に気づいて、患者さんは満足されている方も多い、とおっしゃってました。

(気づくか、気づかない、って大事ですよね。)

 

年齢がある程度の方、あるいは、ビフォーがたいがいひどい場合って、変わり甲斐があるといか、アフターって、わかりやすいんですよね。

 

リデンシティーの場合、ちょっとボリュームアップしながら、肌質改善(言い過ぎかな。。?)もできれば、という感じですが、注射あまりしなくても、という考え方の私からすると、肌質改善の場合は、スキンケアやレーザーで、というのが、私のメインの考え方です。

ボリュームアップは、注射でないと無理ですけどね。

 

でも、ご講演を聴いていて、50代以上の方で、たまにうちにも来られるんですが、今まで日焼けを散々していて、光老化がムチャクチャ進んでいて、お肌がボロボロに汚くひどい方って、いらっしゃいます。

もう、そういう方の場合、患者さんも、スキンケア頑張られますが、元がひどすぎるのと、ホントに、おうちで、正しくスキンケアされているのか、疑問の時もありますが、良くなるのに、恐ろしく時間がかかりすぎる方がいらっしゃいます。

紫外線によるダメージがひどすぎるわけです。

そういう人であれば、中から栄養素を入れてあげるって、ありだな、と思って聴いていました。

 

ちなみに、リデンシティーはテオシアルという、ヒアルロン酸のメーカーになります。

老舗で有名な、Q-MED社のレスチレンだと、Vital もしくは、Vital Light というのが、お肌に、同じように、たくさん注射していく、ヒアルロン酸製剤の栄養剤注射になります。

レスチレンのほうには、ヒアルロン酸以外に入っているのは、せいぜい麻酔薬くらいで、抗酸化成分やビタミン・ミネラルは入っていません。

患者さんの好みもあるし、クリニックのドクターによって、好みや考え方もいろいろでしょう。

いろんな栄養素って、大事ですが、それで、思わぬ反応が出る方もいっらっしゃるかもしれませんから、シンプルにやるか、よくばりになるか、人それぞれですね。

 

患者さんが、ちゃんとメリット・デメリットを理解されたうえで、リデンシティーをされるのは、とてもいいと思いますよ。

うちでは、あまり注射系を増やす予定は、今のところないですかね~。なるべく、ダウンタイムのない治療を、というのが、私の理想です。

今後また気が変わるかもしれませんが。。(注射でないと、できないことって、ありますからね。)

注射好きの方は、一度お話を聞きにいかれたら、いかがでしょう。

選択肢が多いにこしたことありませんからね。

 

エルビウムヤグレーザーの補足です。

 

葛西先生の、エルビウムヤグレーザーのご講演があったんですが、水ぼうそうの跡の凹みに使っておられました。

その結果が、とてもキレイで、(医師から見たキレイであって、患者さんの思う、全く何もなかった肌、というのとは、違うと思います。)、ダウンタイムがあったとしても、このレーザー、欲しくなってしまいました。

ただ、患者さんは、1~2週間くらい、(大きさにも、状態にもよりますが)ガーゼなり、テープなりで、完全に閉鎖されますから、かなり施術後は、目立つことは覚悟しないといけません。

 

ブラックマヨネーズの吉田さんみたいに、顔中にニキビ跡の凹みがある、というなら、いろいろなきつい治療も考えないといけませんが、水ぼうそうの跡とかは、1個や2個だけ、とかなので、この部分だけどうにかしたい!という方って、実は、多かったりします。

うちの、タイタンやジェネシスは、あくまでアンチエイジングや他の目的で使うもので、ニキビ跡や水ぼうそうの凹みにあてて、ダメではないんですが、効くから、お勧めですよ!と言える治療ではありません。

アンチエイジングや、ニキビ跡の赤み治療のついでに、凹みにもレーザーがあたるし、無駄じゃないから、少しでも効いたらいいよね、というスタンスです。

絶対、ダウンタイムの困る方は、タイタンやジェネシスを続けられればいいと思いますが、凹みへの効果が、目に見えて、ガンガンいくものではないので、美肌治療も兼ねて、メンテナンスだと思っていただかないと、「全然効かない」ということになります。

 

(凹み治療の場合、うちでできることのメリット・デメリット、他院(世の中)には、こんな治療があって、それらのメリット・デメリットを説明して、どうしたいか、患者さんに決めてもらってます。)

 

でも、今は、まだダウンタイムの出る処置は、いいかな~。

確かに、エルビウム、あったら便利だし、患者さんの選択の幅が広がって、患者さんにも(ダウンタイムがOKなら)いいと思いますが、学会に行くと、いろんな機器が欲しくなるんですよね~。

さすがに、トップに、エルビウムはきません。

他にも、欲しい機器はいっぱいあって、次の次の次くらいかな~、という機器と並ぶくらいでしょうか。。。

(こういう機器は、なんでも、高いですからね~。)

 

他のご講演を聴いていて、気になったのが、「マドンナリフト」で、上まぶたのタルミ改善のレーザー治療です。

マドンナがやって、話題になったそうで、You Tubeで、もう見られるそうですよ。

 

フラクショナルCO2レーザーとRFの高周波を、上まぶたに照射するんです。

1日腫れて(直後はかなり腫れるようです。そりゃそうだ)、灼熱感・痛みは1日、3日ほど赤みが続いて、5~7日くらいかさぶたが点状に出るらしいです。なんやかんやで、6日間くらい?

(クリニックによって、設定ややり方が違えば、ダウンタイムも変わると思います。)

今まで、上まぶたのタルミ取りは、手術でないと、なかなかいい結果は出なかったんですが、このレーザーは、スゴイですね!

スゴイ!という、ウワサは聞いていたんですが、やはり学会で、そのご講演を聴くと、実感できるし、そのレーザーが欲しくなりますね。

。。。。でも、思った以上(いや、以下か。)に、ダウンタイムが出ますね。。

 

なんでもそうですが、光・レーザー・RFで、早く、かなりの効果を出そうと思えば、必ずダウンタイムが生じます。

軽い治療ほど、一般的に、ダウンタイムもないですが、効果に限界があります。

どちらを取るか、またどの辺で、妥協(というか、我慢ですかね)するか、ですね。

 

まあ、今はまだエルビウムにしても、このマドンナリフトにしても、欲しいのは欲しいですが、できれば、ダウンタイムのない治療に、まだ私は専念したいかな。。。

自分にとって、かなり必要となれば、そんなこと言っていられず、購入を考えるのかもしれませんが、他にも欲しい機器はたくさんあるので、学会に行くと、困りますよね~。

ダウンタイムのない機器というのも、効果に、ある程度の限界はありますから、いろいろコンビネーションしていく必要があります。

(そうすると、お金かかりますけどね。。)

どう組み合わせていくのか、難しいですね。

 

でも、上まぶたでお悩みの方であれば、一度、マドンナリフト、調べてみてください。

手術は、最終手段でいいと思います。

でも、マドンナリフト、今のところ、東京にしかないかと。。。

もっと簡単に、ダウンタイムなく、と思っておられるなら、うちで、どうぞタイタンを受けてみては?

おでこが引きあがるだけでも、まぶたが多少引きあがります。

ものすごく、まぶたが気になる、という方は、オプションで、目元をさらに追加されると、もっと上がるように、照射させていただきます。

まずは、診察・カウンセリングから。

(腫れぼったいまぶたをスッキリさせるのは、無理ですよ。あくまで、タルミで、上まぶたがちょっと目にかぶってきて、垂れ目みたいに、老けて見える、というのが、適応条件です。

また、マドンナリフトや手術したみたいにはなりませんので、勘違いされませんように。

ただ、ダウンタイムが全く出ませんから、気にされる方が日常のケアとして、される分には、とてもおススメです。)

 

 

数年前より、「肝斑にレーザー治療ができる唯一のレーザー!」と話題になった、レーザートーニングですが、私は、ライムライトを使って、もう肝斑治療をしていたので、あまり興味がなく、レーザートーニングなりの副作用というか、経過があまり好きでなく、うちでは取り入れておりません。

 

このレーザートーニングをちゃんとやって、推奨されているドクターというのは、もちろんいらっしゃるわけですが、プレトリートメントをしてからやるとか、そのドクターなりにきちんと考えてやっていらっしゃる方が少なく、どこのクリニックでやっても、同じ効果が得られるわけではないんです。

料理のレシピと同じ、と私はよく言いますが、普通のレストランで、値段の割にまずいことはあっても、食べたからって、おなかを壊したりはしません。(衛生上、問題があるのは除外します)

でも、レーザー治療の場合、調理されるのは、患者さん自身の顔や体のわけで、調理の仕方がまずいということは、副作用が出まくる、ということです。

副作用にしても、あらかじめ聞いていて、起こりますよ。起こりえますよ、と言われていたものや、治療を受けるなら、経過として仕方ないものは、患者さんも、副作用が落ち着くまで、じっと我慢しないといけませんが、やるドクター側の経験・知識不足、あるいは、患者さんに説明の必要性すら感じていない医者もいます。

 

患者さんの中には、わざわざ大阪まで行って(京都から)、適応がないのに、トーニングされて、1クールしてから(かなりお金を使ってから)、効かないから、違う治療をしましょう、とライムライトを勧められ(ライムライトのほうが、もっと高いから)、もうお金がないから、違うクリニックを探して、こちらに来ました、という方がいらっしゃいました。

この方は、そばかすで、肝斑では全くなく(年齢も20代前半です。)、トーニングがしたかったなら、話は別ですが、ご本人はそばかすのために、治療を受けにいったそうです。

そこのクリニックに、ライムライトがあるなら、第一選択として、そばかすの治療は、トーニングではなく、ライムライトだと思うんですが。。。

よそのクリニックから、来られた方で、圧倒的に言われるのが、最初勧められた治療を、1クールして、それで効かないから、と医者に言うと、次に、もっと高いのを勧められた、という経緯があります。

その時のお肌の状態を診ていませんから、絶対にそれおかしい!と言い切ることはできませんが、たいがい、最初に勧められた治療は、「?」というものであったり、前世紀の遺物を言おうか、まだそんな(効かない)ことをやっていますか?という代物で、1クール終わってから勧められる治療が、普通第一選択で使う治療だったりします。

医療としては、あまり効かない治療を、エステ感覚で、値段を安くして、双方の長所と欠点(値段も)を説明した上で、患者さんが、安いからやってみたい、と効かない治療を選ぶ、というのは、アリでしょうが、何の説明もなかった、とみなさん、言われます。。。

それらのクリニックの真意はわかりませんが、話だけ聞いていると、悪徳商法そのもので、そんなあくどいことをやっていますか~?とこちらがびっくりします。

(そういう方全員、ネットの口コミサイトを見て、わざわざ行かれたそうです。口コミサイトも信用できるものもあれば、クリニック側がお金を払って、いいように載せてもらっているサイトもありますし、もちろんサクラもいます。食べログと同じで、慣れてくれば、やらせか、本当かある程度は判断できるようになりますが、わかりづらいこともあります。

受診するきっかけに、サイトを参考にされるのはいいと思いますが、実際にどうか、というのは、医師との相性も、クリニックの雰囲気もありますから、自分で受診して、診察・カウンセを受けてみないとわかりませんね。

(治療も実際は、受けてみないとわかりませんが、わからない状況で、最初から、コースを買うのはやめたほうがいいです。例え、結果的に、少々高くなってしまったとしても、お肌と治療の相性もわからないのに、最初からコースを勧めるクリニックは、私は、どうかな、と思います。

確かに、お金が違いますから、コースのご紹介はされることもありますが、熱心に、受付やドクターがお得感をアピールして、コースを買わせようとするところは、やっぱりおかしいでしょう。))

 

さて、レーザートーニングですが、肝斑やくすみ・炎症後の色素沈着に用いられることが、ほとんどです。それ以外でも使うことはあると思いますが、その場合は、ドクターから何かしら、説明があると思います。

ちゃんとしたクリニックで、そのドクターが信念を持ってされている場合、私は、一つの治療方法だと思いますし、患者さん側も選択肢は多いほうがいいので、いいと思います。

ところが、悪徳クリニックだと、まずロクな説明はないですし、薬を飲ませたり、塗ったり、日焼け止め、というプレトリートメントもいい加減で、(プレトリートメントはいらない、という信念でされているなら、いいんですが。。)、設定も適当で、照射もナースまかせ、コースを買っても、カウンセ以来、一度もドクターを見ていない(一度も診察をしてもらっていない)、という有様で。。

そんなところで、必ず起こるのが、まず悪化です。かえって色が濃くなる、ということです。

色が濃くなったから、もっとパワーを上げましょう、と(勉強不足である証拠です。こんなときは、ものにもよりますが、パワーを上げてはいけません。)勝手に強くされ、その結果、今度は、濃くなったシミの中に、水玉みたいに、白い斑点ができてしまうんです。

(わかっていないのに、強くしたせいで、色が抜けてしまったんですね。。)

ものすっごい、トラブルが多いです。(わかっていないクリニックで受けると)

ホントにひどいところは、トーニング用の機械ではないのに、「トーニング」というと、儲かるから、嘘をついて、使っているところがあって、これは、学会でも、できません、とたびたび発表されています。

私も、理論上、できないと思います。

 

何の美容医療でもそうですが、わかっていない、悪質な医者が適当に、たくさん患者さんに治療することによって、大量の副作用を発生させ、その結果、その治療自体が効かない、みたいに言われてしまうことがあり、根本的に間違っているウワサというのがとても多いです。

効かなかったと思っている貴女が受けた医療が、根本的に、おかしいことが圧倒的に多くて、機器そのもの、その治療そのものが悪いわけではありません。

 

さて、今回の学会でも、今までのレーザー治療を振り返ってみて、みたいなシンポジウムがありました。

名だたる先生方が、大変ためになるお話をしてくださいました。

レーザーの歴史というか、今までの治療の経緯ですね。それぞれの長所と欠点と。また、治療としての限界も。

その中で、ダントツに濃かったのは、大阪の葛西先生です。

(レーザーをやっているもので、葛西先生のことを知らなかったら、もぐりです。そんなやつは医者と名乗るな!というくらい、有名な先生です。

この葛西先生は、肝斑の原因は、摩擦だから、すべての刺激を止めなさい、止めるだけで肝斑は良くなる!とおっしゃった第一人者の先生だと私は思っています。

私もその意見に大賛成です。ただ、摩擦だけが原因ではない方も、1割くらいいらっしゃると私は思っています。でも、直接の原因ではないだけ、摩擦・刺激は絶対良くないので、私も患者さんには、いらんことはしないよう、必ず言います。

葛西先生のされている肝斑治療は、保存療法というやつで、何もいじっていないか、の確認と日焼け止めを塗っているかの確認くらいだそうで(薬を処方されたかどうかは、忘れました。)。。。

ただ、それだけでは、じ~っと待っている患者さんもつらいので、私は、薬もライムライトもイオン導入も使いますけどね。早く良くさせるためと、他のシミと美肌治療のために。)

 

葛西先生は、「肝斑にレーザートーニングは、反対です」「肝斑にレーザートーニングはやるべきではない!」と何度もおっしゃってました。

その理由は、やはりものすごい数の副作用やトラブルをご覧になったからだそうです。

ちゃんとわかってされているドクターはやってかまわないし、それを否定するつもりは全くなく、わかっていないのに、適当にやって、ひどい状態にさせてしまうドクターがあまりにも多すぎて、こういう学会だと、推奨ばかりの話が出るから、あえて反対意見を声を大きくして、今後も言っていきます、とおっしゃってました。

 

トーニングに限らず、これは、美容医療何でもそうですが、わかっていない医者が適当にやったら、たまたまうまくいく場合もあるでしょうが、大変危ない綱渡りをしているようなもので、患者さんからしたら、高いお金を出して、キレイになると思ってやっているのに、たまったものではありません。

葛西先生は、トーニングに限らず、他の美容医療のアンチエイジング系以外のものを、やるべきではない、と訴えておられました。

あまりにも、たくさんの副作用に悩まされている患者さんをご覧になって、悲しいと同時に、腹が立たれたんでしょうね。真面目に医療をやっていれば、美容に限らずなんでもそうです。

保険診療の場合は、まず命優先ですから、多少の副作用は、患者さんに我慢していただかないといけないところもありますが、美容は、やらないといけないことではないので、患者さんに、いいことだけ言って、幻想を抱かせて、処置をするな、ということです。

こんなことを、学会で大声で言えるのは、学会でも大御所と言われるような先生方だけなので、さすが、葛西先生です。

面識はありませんが、患者さんのことをホントに考えておられるドクターです。

 

トーニングでもなんでもそうですが、どんな医療でも必ず副作用があります。多かれ少なかれ。

それを何も言わずに、お金を払わそうとするようなクリニックは、例え老舗であっても、有名であっても(何で有名なのかは別として)、治療を受けてはいけません。お金もお肌ももったいないですから。

ちゃんと悪いことや、自分にとっては耳の痛い話(美容医療は、魔法ではないので)を、自分から聞かなくても、言ってくれるドクターに、せめて治療はやってもらいましょうね。