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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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一部改変しています。
さっきの続きです。
皮膚科医の役割は
皮膚のトラブルについて
①まず診断
もちろん症状を診たり経過を聴くのは当たり前。
患者さんが
アトピーです
ニキビです
ずっとそういう言われています
と言っても、
そうだった時のほうが少ないくらい診断が違います。
診断が違うと治療方針も全く違うし、処方する薬も違うわけです。
②ステロイド(外用剤)がいるとなれば、どの強さを選ぶのか。
例えば真ん中のクラス、一番下のクラスであっても塗る場所、期間、量、年齢によってはステロイドの副作用は普通に出ます。
だから必要もないのにステロイドを大量に出す医者というのはそれだけでもうおかしいんです。
患者さんの中には皮膚科を保険が使える薬屋としか思ってない人がいて、そういう人はたくさん欲しがります。
(うちではしませんが)
こういう人もステロイドの副作用出やすいですね〜。
誰も気づいていないだけで、すでに出てることもしばしば。。
どの強さを選ぶか、いつまで塗るのか、どう塗るのか、他の薬との併用はどうするのか、
そこがいわゆる医者のさじ加減というやつで、医師免許のある薬卸問屋みたいな医者にかかってると、
ヒルドイド、ヘパリン+強いステロイド出して終わり、
となるわけです。
まともな患者さんなら、
どこに行っても皮膚科医皆まともに診ず、同じような薬を出すだけなので皮膚科もステロイドもイヤになる。。
患者さんをステロイド忌避にしてるのは元はといえばそういう皮膚科医たち。
③ステロイドの副作用合併症が出てないか確認する
実はこれがかなり重要。
患者さんの中にはアトピーに限らずステロイドがいる病気はあります。
しかも長期。
副作用合併症を疑った時はステロイドを減らす、ランクダウンできるならします。
無理な場合もあるかもしれないけど、少なくとも医者が把握しておくことが大事。
医師免許のある薬卸問屋では絶対にしないこの3つ。
ステロイドを使う以上、あなたの主治医はそういうことをしてくれてますか?
ステロイド塗るのは簡単でも副作用合併症をもどすのは大変なんてものじゃない。
そんな皮膚で毎日過ごすわけですから一番大変なのは患者さんです。
ちなみに皮膚科医以外でステロイド外用剤の副作用合併症を見抜くのは無理です。
(皮膚科医だから誰でも見抜けるわけじゃないのはわかっておくこと)
小児科でステロイド大量に処方というのはあまり診ませんが、ただの乾燥やかゆみで赤みのない皮膚に、かゆみ止めとしてステロイド処方されてたのは何度か見たことあります。
内科でステロイドを使わないアトピー治療してます、みたいな宣伝しておいて、ものすごく強いステロイドをバンバン出してるのもよく見ます。
そういうところって、皮膚も診ないしね。
皮膚も診ずにどうやってステロイドの強さ決めてるのかなと思います。
顔も化粧したままで素顔見せたことないとかね、でも顔に顔に塗るにはキツイステロイドけっこう出てるとかね。
アトピービジネスは昔とは違って形が変わりました。
Youtube、TikTok、Instagram
特にこの3つで、具体的に商品名を出しておすすめしてたら、それが薬でも化粧品でも何でも、
まずはステマと疑いましょう。
何か裏があると思って見ること。
そういうことを相談できる医者がいれば一番いいんでしょうね。
こちらもFacebook、Instagramのコピペになります。
一部改変しています。
引き続きステロイドの塗り薬についてのお話。
ステロイド外用剤一覧の画像がないかネットで検索してました。
(Facebook、Instagramには写真載せています)
一覧の画像あるとわかりやすいから。
いろいろ出てくるけど、元の提供元がわからないと勝手に引用できないので、日本皮膚科学会のアトピーのガイドラインのところから引用しています。
塗り薬の写真はないのでわかりづらいかもだけど、自分が使っているものの強さは知っておきましょう。
で、検索していたら、
アトピーに一番効くステロイド、みたいなランキング?リスト?のサイトみたいなのが検索結果に出てきました。。
もうあきれてものが言えない。。。
あまりのばかばかしさにサイトは覗いていません。
溺れる者は藁をもつかむ で、アトピーや湿疹皮膚炎で治らないとお悩みの患者さんは、薬を変えたら治る?!みたいに飛びつきますよね。
中身は見ていないですが、最近のアトピービジネスは昔と違ってけっこう中身が悪質になっている気がする。。
昔は、ほんとに弱っている人を喰いものにするような感じで、アトピーも昔は今ほど多くなかったので、親御さん、特に母親のプレッシャーは今以上にすごかったと思います。
昔のアトピービジネスは見るからにあやしさ満点で、でも引っかかる人が多くて被害もけっこうなもので、引っかかる内容のパターンも決まっていて(アトピーが治る水とかイソジンワセリン療法とか海水に浸かるとか酸性水とかもあったかな、健康食品やら新興宗教ちっくなものも。。)、
皮膚科学会あげて、そういう企業と裁判起こしてやっつけたって感じなのが、約30年くらい前だったか。
今は、YouTube、TikTok、Instagramなどでインフルエンサーが勧めている化粧品や薬を買い漁る始末。。。
そもそもアトピーに使える化粧品なんて、ネットで堂々と言っている自体、おかしいから。
で、話を戻します。
アトピーに効くステロイドは何か?
結論は、
厚労省承認のステロイド外用剤であれば全部効きます。
すべてアトピーで保険が通ります。
保険が通る=効く、という一つの証拠です。
効くのは当たり前。
じゃあたくさんの種類からどれを選ぶのかは全く別の話。
ステロイドの強さのランキングのリスト、細かい部分は置いておいても、処方する側としては、そう大差ないものもあるし、 大きく違うものもあります。
一番強いのって言い出したら、そりゃあ一番上のデルモベート軟膏でしょう。
(今は製造中止になりジェネリックのみ。薬局によってはまだ在庫があるかも)
じゃあデルモベートをばんばん使ったらいいやん?
という話には全くなりません。
すごくよく効く=効果が強い=副作用合併症もひどい ことが多く、
ステロイドはその典型例でしょう。
そもそもステロイドの塗り薬は写真の通り、これだけのランク・種類があって(一部載っていないものものある)、どれでも塗ればいいってものじゃないです。
どれを選ぶのかは、それこそ医者のさじ加減ってやつです。
ステロイドを選らぶ基準は、
炎症のひどさ軽さ
(診断病名でも変わる場合もある)
塗る場所
(皮膚の吸収率が変わる)
年齢
などによって同じ強さであっても、副作用合併症などのデメリットの出やすさ、被害の大きさは全く変わります。
そこをどう考えてどう選ぶのかは医者によって違います。
例えば毛虫にさされた、ムカデに噛まれた、うるしにかぶれたなど
デルモベートなんて、うちのクリニックではまず処方したこともないし、するつもりもありませんが、他院ではバンバン処方されています。
デルモベートに限らずけっこう強いものも短期間(数日とか)であれば、そこまでの副作用は出ないことが多いけど、それも塗る場所、年齢などによって変わります。
数日~1週間以内で治まると予想されるものであれば、まあそれほどひどい話じゃない。
(私は必要以上に強いのは出しませんが)
デルモベートや強すぎるものの乱用は
皮膚科医の年齢学年に関係ないんだなあ。
なんか皮膚炎やかゆみがあってステロイド出して、患者さんが効かなかったと言えば、どんどんステロイド強くしていく何も考えていない皮膚科医というのがけっこういて。。。
デルモベート出さないところはアンテベートすごくよく出している感じもするけど、デルモベートよりはかなりマシ。
(アンテベートも乱用して良いものではないです)
デルモベートはじめ、ステロイド外用剤の副作用合併症はたくさんありますが、
私が一番困るのが、
①皮膚の菲薄化、皮膚を含めた組織の萎縮
⓶毛細血管拡張
③易感染性
です。
まず①から
ステロイド、特に必要以上に強いものをずっと大量に塗り続けていると(強くなくても場所によって起こります)、皮膚がぺらっぺらになります。
ぺらっぺらになるから、ちょっとの刺激ですぐに負けるし、すぐにやられて痒く赤くなる。。
そしてまた強すぎるステロイドを塗る。。。
以前に、足の踵に大量のデルモベートをずっと塗らされていた方を診たことがあって、あの分厚い角質で覆われてクッションまみれの踵が、皮膚はぺらっぺら、クッションが萎縮してなくなり踵がスカスカ、毛細血管拡張しまくって真っ赤っか(湿疹皮膚炎の赤みではなくてステロイド皮膚炎の赤み)。。
もう診た時愕然としましたね。。
あの踵が外用でこんなことになってしまうんだ。。。
げにおそろしきはデルモベート。。。。
手湿疹にもデルモベート処方されている方も多くて、皆さん、自分の手指見たら指先には脂肪があって、手の平もですが、ちゃんとクッション素材で覆われているでしょう?
それが
皮下組織まで萎縮して、手指全体がぺらっぺらのスッカスカ。。。まさに骨と皮のみ。。
その皮がぺらっぺらですぐに負けてかゆく炎症を起こして、以下同文。。
25年以上前だったと思いますが、皮膚科学会で、あまりにもデルモベートの被害者が多いのと被害が甚大でひどすぎるからもうデルモベートをなくそうという議論がありました。
何度か今までもあったようです。
そのたびに、これまた同じ学会会員の中の皮膚科医から、
ないと困る、という医者がいて、現在に至ります。。
厚労省のせいで今日本中で製薬会社がいろんな薬を作らなくなって(作ったら赤字になるから作らない)、デルモベートも製造中止に決めたそうな。
その代わりジェネリックはありますから、現状大きくは変わってない。
危ないから作らないのではなく、儲からないから作らないってこと。
私はデルモベートはいらないと思っています。
デルモベートでないと!!という症例は、本当にデルモベートでないといけないのでしょうか?
デルモベートなり、アンテベートでもダイアコートでも、強すぎるステロイドをばんばん大量に出す医者って、どうしてそうなっているのか、って原因を考えていないやつが多い気がする。
諸悪の根源の原因を止めさせないから、普通のステロイドを効くわけがない。
それでどんどん強くしていって、とうとうデルモベートクラスにまで。。。
そのうちデルモベートも効かなくなるんですよね。。。
だって原因をちゃんと解決していないから。
そしたら今度は分子標的薬ですか。。。
⓶毛細血管拡張について
ステロイドの血管収縮作用は確かに強いものはとても強いです。
だから一気に赤みが消えることがある。
そりゃあ対症療法だから。
かぶれとかなら短期間だからいいけど、慢性湿疹に何か月も何年もしていたらどうなるか。。。
しかも無駄に強すぎるランクで量も大量となると。。。
そのうち、ステロイド酒さ、ステロイド皮膚炎と真っ赤っかになってきます。
毛細血管拡張もバリバリに起こってる。
血流が悪くさせてしまったからよけいにそうなる。
その赤みを湿疹皮膚炎と思ってまたさらに強いステロイドを出す医者がいる。。。
医原性というか、その医者のせいで患者さんの皮膚もからだもボロボロです。。。
この赤みを引かすのはものすごく大変で。。。
自費診療をする場合はまだ早いけど(それでも時間かかる)、保険診療だけではけっこう大変(患者さんが)
うちでも漢方が劇的に効いた人も多いけど、漢方以外のこと(簡単なスキンケアや食事の見直し)もベースでしてもらっていますからね。
漢方も効くには実は条件があります。
③易感染性について
顔で多いんですが、マラセチアでもニキビでも一緒にステロイド処方する医者っているんですよ。
意味があってのステロイド短期塗らせるのは意図がわからんでもないけど、
ひどいのは、
ステロイド
抗菌剤
ニゾラール(ケトコナゾール)
の3つを混ぜた軟膏を顔とか全体に塗らせる。
こういう処方を獣医処方と言って、どれか当たるだろ、と博打です。
(獣医がよくするらしい)
こういう医者は顕微鏡で確認もしないし(してても)、でもケトコナゾールは出すし、ついでに抗菌剤もステロイドも出す。
延々とそのセットを出すだけから、耐性菌も出てくるし、ステロイドの免疫抑制でマラセチアやアクネ菌が一気に増殖することもあり、その炎症の赤みにまたステロイドを塗らして、そのうちステロイド酒さみたいになって、もう顔ぐちゃぐちゃです。。
そこに最近では酒さだからとロゼックスゲル!!
もうちゃんと頭で考えてますか~??という処方。
酒さなり、顔が赤いなり、どうして赤いのか考えろよって話。
バカの一つ覚え見たいに、
酒さ=ロゼックスゲル って乾燥肌の人にも説明なく出しているし、乾燥するからってまたそこにヒルドイド重ねて何がしたいのか全くわからん。。
ロゼックスとステロイド合わせて、という組み合わせまで出てきた。。。
欧米人の酒さと日本人の今の赤い顔って全然違います。
また昔の日本人の酒さと今の赤い顔も全然意味も見た目も中身も違います。
赤い=ステロイロ塗らせとけ、ってすごい乱暴な考え方です。
そりゃあ一時的には赤みはマシにはなってもただの対症療法だから。
根本的なことは何もしていないし、これも原因放置ですから、どんどんひどくなります。
こういう医者は抗生物質の内服もステロイド内服も平気でバンバン出しますからね。
もうむちゃくちゃですわ(患者さんのからだも皮膚も)。。。
何度も言いますが、ステロイドが悪いのではなく、使っている医者が悪いんです。
使い方がおかしい。
ステロイド使わずに済むならいいけど、使うなら適切に使うということは大前提。
当たり前のことがされていない。
医師免許をもった薬屋みたいな医者には関わらないことが大切です。
薬剤師ですらないね、薬の卸問屋って感じ?患者さんに言われるがままに薬を保険で卸してますってね。
こちらの記事はFacebook、Instagramに書いたもののコピペ、一部改変しております。
他院でかなりステロイド漬けにされておられた患者さん、
アトピーとは違う病気です。
うちに来られて約9か月。
とうとうステロイドの塗り薬一個も出しませんでした!
患者さんも私も感無量!!
ステロイドを減らしたいとはいえ、アトピーに限らず皮膚科にはいろんな病気があって、けっこう全身に皮疹が出て、そこそこのステロイドを使わないといけない病気もあります。
この方はひどい時はステロイド飲むのもされてました。
ステロイドを飲んでいた、あるいは飲んでいる場合、そう簡単には切れません。
ステロイドを飲むというのはけっこう恐ろしいんです。
うちでは血液検査してステロイド飲むのを止められるかどうかの確認をしています。
保険診療だから食事指導は簡単ですがしています。
とはいえ、保険自費に関係なく、食事を見直す、実際に変えるというのはかなり大変なことです。
食事を変えていこうと思っても仕事がえげつなく忙しい時もありますよね。
そんな時は食事が乱れるのは当たり前。
日本には四季もあるので人によっては四季の変化で別に体調崩す方もおられます。
脱ステロイドというか、一気にスーっと良くなってステロイド全然使ってませんとなる方もいれば(うちでは他院でアトピーと言われていた方は良くなるのは早い。そもそも診断が違うことが多いから)、
ステロイドの塗り薬減ったと思ったらまた少しぶり返して、を繰り返しながらゆっくりゆっくり良くなって行く、という方もおられます。
患者さんがお食事頑張られました。
料理を作ってくれたご家族の協力もあってのこと。
(なかなか協力が得られないことも多い)
調子良いな〜と思って油断してちょっと食事が乱れると悪化するので患者さんも理解して頑張ってくださった。
お仕事があまりにも忙しすぎるから、医療用サプリ1種類だけ買って少し飲んで頂きました。
薬と食事の効果もあって相乗効果で一気に改善した感じもします。
どんなに調子が良くてもからだのどっかに赤いのが少しはありましたが、昨日は一個もなかった!
万が一の悪化時に対処できるようにはしとくほうがいいんですが、
前回処方したステロイドもけっこう残ってるし、なので出しませんでした。
うちで処方している飲み薬はからだの恒常性を整える薬ばかりなので、ステロイドがいらなくなってもしばらく続けることを患者さんにはおすすめしています。
また長期患っていた病気が皮疹がなくなったからと言って、はい、おしまい、もう来なくていいですよ、ではなくて、ステロイド使わずにしばらく行けるのかどうかは診ないと元の木阿弥です。
皮膚に限らず、難渋している病気の場合、
保険診療はほぼすべてが対症療法ですが、
同じ対症療法でも、
どうしてそうなっているのか?
原因を考えながら、そこの対症療法をするとけっこう良くなります。
遺伝子的な原因とか、今の医学ではまだ治療は無理なことはたくさんあるけれど、
今まで無事に生き残って来られたのであれば、
私はなんとかなると思っています。
少なくとも現状よりは改善できると。
人間に限らず、
生物には代替機能というのが張り巡らされていて、
どこか1ヶ所、仮に遺伝子的問題があっても、その分をちゃんと他でカバーするようになってる。
代替がないところでの異常の場合は生存はかなり難しい。。
なので今の年までなんとか無事に生きていること自体,
私は本当はなんとかなると思っています。
ただ、薬が解決してくれるわけではないです。
漢方もしかり、特に私が処方する薬は体のサポートするものばかり。
好き勝手な乱れた生活、糖質まみれの食生活、レンチンやコンビニ、ラーメンばかりの食生活でなんとかして、というのは早々に限界が来ます。
なので患者さんの努力が必要です。
そうなると強さ千人力!!
一気に良くなることも。
脱ステロイドにすぐなれば理想だけど、
まずは大量のステロイド使わなくてもある程度コントロールできるところまで持っていくことを目指すのがおすすめ。
ステロイドは忌み嫌うものではなくて、正しい適切な使い方をするなら、そう悪者でもないです。
要はステロイド漬けにした医者が悪い。
医者選びが大切なのと、処方されたステロイドの強さくらいは確認したほうが良い。
ステロイドは強いから悪、弱いから善、ではなくて、
塗る場所(皮膚の吸収率が違う)
炎症や病態の強さ
年齢
によって変わります。
弱すぎるのをずっとダラダラ塗ることで逆にステロイドの副作用が出やすいことも多々あります。
あなたの主治医はステロイドのそういう話をしてくれますか?
2、3日や1週間までなら少々強いの使っても副作用はそこまであまり出ないことが多いけど、
何ヶ月、何年、何十年と強過ぎるステロイド使ってませんか?
何の説明もなく。
赤い皮膚炎が治らない、だからステロイド続いています、という方も大勢おられますが、けっこうな割合でステロイド皮膚炎なことも。。

脱ステロイドへの道第2弾です。

 

まずは

ステロイドをどうして使うの?

 

その必要性の話をしましょう。

 

例えば、皮膚が赤くなる、かゆくなる、ヒリヒリする、赤くなってその後皮がめくれてくることもあります。

 

そういう場合、湿疹皮膚炎になっていることが多い(違うこともあります)。

 

皮膚が赤い=皮膚に炎症がある、ということがほとんど。

特にかゆみや痛みなどの自覚症状があるとだいたい皮膚炎=皮膚の炎症があります。

(そうでない場合もあります)

 

では、炎症とは?

 

例えるなら、火事の炎と同じ。

今、メラメラと燃え上がっています。

 

火事を見つけたら水をかけるとか消火剤使うとかして鎮火させますよね。

火を消さないと、どんどん炎を広がるし、周りに飛び火して小さいボヤだったのが周りも巻き込んで大火事になることもあります。

 

山火事を思い出すとわかりやすい、

 

一旦燃え上がると火を消すのはほんとに大変。

 

水では追い付かないから消火剤を巻いてなんとか鎮火させたい。

 

消火剤を巻くヘリコプターまで出動しても簡単に鎮火できない時はできない。。

 

 

皮膚炎にステロイドを使うのは、火事にとっての水や消火剤の役割です。

 

ステロイドを使わないとどうなるか?

 

火事で水や消火剤を使わないとどうなるか?

 

火事の大きさに限らず、自然に鎮火することもあるでしょう。

 

火事ほど炎が大きくなく、ちょっとしたボヤ程度なら水や消火剤を使わなくても自然に消えることもあります。

 

ただ、火の上がったところは黒焦げになったり、火は消えていても炎が上がっ跡がすぐにわかる。

全く何事もなかったようにはならない。

 

小さなボヤでも早く水をかけて火を消していたら、その部分のダメージももっと小さくて軽くて済んだかもしれない。

 

ボヤ、火事と一言で言っても、大きさや勢いは違うし、その場所がとても乾燥していて燃えやすいものがあった、周りにも燃えやすいものがある。

火は最初それほど大きくなかったのに強い風が吹いて火が燃え移ることもある。

 

誰かが火に油を注いだり、周りにガソリン撒いていたり、燃えやすいものをくべているのかもしれない。

 

昔、江戸時代の火消しというのは、消防車なんてないから、水をかけると言っても人力です。

建物はすべて木造で燃えやすいものばかり。

火消しの人たちがしたのは、周りの建物を壊して、周りに火がうつっていかないように、大火にならないように、そこだけで済むようにされていたとか。

 

周りを破壊して燃え移りにくくして自然に鎮火を待つのは消防車などがなかった時代にはこれしか方法はなかったでしょう。

 

でも火事の後の被害は甚大です。

(だから江戸時代、火つけは死刑でしたかね)

 

 

例えば、火傷した、ブヨやハチ、ムカデに刺された、漆や金属にかぶれたなどなど。

 

通常はステロイドを使う状況です。

場合によってはけっこう強いものを使うこともある。

 

勘違いしないでほしいのは、ステロイドが治してくれてるわけじゃないってこと。

 

ステロイド=炎症を抑える なので見た目でいうと赤みが緩和します。

まさに火を無理やり消しただけです。

 

 

火事に水や消火剤を巻いて火は消えても、焦げたのはごく一部でも家の中は水浸し、消火剤の泡まみれで片づけるのも大変です。

燃えていなくても捨てなきゃいけないものもあるでしょう。

 

それでも火を消すことがなにより先決ですよねえ。

 

まずは水かけて!消火剤お願い!と思うでしょう。

 

ステロイドで無理矢理炎症を抑えても、

その場所が元通りの皮膚になるように再生修復してくれるのは自分のからだの細胞たちです。

 

創傷治癒を起こせるのは自分のからだのみ。

 

創傷治癒を促す薬や助ける薬はあっても、メインはその人の創傷治癒能力です。

 

火傷もムカデに噛まれても、大昔は薬なんて(ましてステロイドなんて)なかったわけですから、放っておくというか、治るのをじっと待つしかありません。

 

免疫力なり創傷治癒能力が通常であれば、いつかは治ります。

 

ただ、治るまでものすごく痛いとか、噛まれたところだけじゃなくて全身高熱出てきたとか、かゆくてたまらなくて掻きむしってしまってキズだらけになった、そこからさらに別のバイキンが入ってさらにはれまくった、治ったけど傷跡がひどく残ったり、色素沈着がかなり残った、ケロイドのようにひどいキズ跡になった、キズ跡がかゆくてたまらない、ピリピリしてなんとかしてほしい、などなど被害が大きければ大きいほど、その後のダメージも大きい。

 

それをただジーっと触らずに耐えて待つ、ってほとんどの人はできないでしょう。

あまりにも被害が大きければ末梢神経損傷もあったり、治った後も違和感などが残ることも。

 

そう考えるとステロイドを使ってさっさと火を消すことが決して悪いわけじゃないですよ。

 

火を消さないと再生も修復も始まらない、というか、始まっても火でまた燃えちゃうわけですから。

 

火傷やムカデなどと違って、アトピー含めた慢性の皮膚の炎症性の病気の場合、この火がなかなか鎮火せずに被害が拡大したり、焼け焦げた中にもまだ火がくすぶっていたり、火も全身に及ぶとか範囲も広かったり、ぼやどころではなく、大火のこともある。

 

大火の大火事となると全身炎で包まれる=紅皮症の例えになるでしょう。

 

紅皮症は入院になることもあるし、重症の場合は生命にかかわることも出てくる。

紅皮症までなってしまうと、ステロイドの内服や注射、点滴は必須でしょう。もう塗り薬だけでは間に合わない。

 

またアトピーなどの全身の炎症性疾患の場合、患者さんが知らずに悪化させていることも多く、火事をなんとかしようと油やガソリンを撒いているのと同じ結果になってしまっていることも多々あります。。。

 

それだけ思いこみや勘違いというのは恐ろしく、またそれらの情報源が周りの医療関係者でもない知り合いからだったり、ステマだらけのネットだったり、ひどい場合は受診した先の皮膚科医だったりすることもあるから、患者さんからしたらもう何をどうしたらいいのかほんとにわからないだろうし、そんなことばかりあると皮膚科に受診するのもイヤになるし、ステロイドを使っても使っても同じことの繰り返しでもうすべてが嫌になってくるのもお気持ちよくわかります。

 

 

ステロイドを使いたくないという方の場合、じゃあ、その火をどうやって鎮火させますか?

って話です。

→続く

 

#脱ステロイド #ステロイドを減らしたい #分子標的薬を使わない #アトピーの漢方 #アトピー性皮膚炎

 

お久しぶりのブログです。

ブログ少し再開いたします!

FacebookやInstagramで反響の大きかった投稿をまとめ直すという形にしようかと思います。

写真のアップはあまりしないと思うので写真はFacebook、Instagramをご覧ください。

 

ブログ再開1回目は、

脱ステロイドへの道!!

 

アトピーのひどい患者さんでステロイド漬けにされている方々を大勢診ていて、もっと簡単にキレイになる方法があるのに。。と広めているのですが、もっと多くのお悩みの方に知ってほしくて、#脱ステロイド としました。

 

脱ステロイド で検索をかけると、いろんなクリニックや病院が出てくると思います。

(ちなみにクリニック・病院以外のところで脱ステロイドをするのは絶対に止めましょう。

ものすごくトラブルが多いし、治療中の患者さんに治療自体を止めさせる、他の方法をすすめてそれをさせるということ自体、医師法違反です。

治療中の方に個別にアドバイスできるのは医師のみです。

もちはもち屋で、特にアトピーなど皮膚疾患の場合は、医師でも皮膚科医というのが最低条件。他科の医者の皮膚疾患の誤診(皮膚科でもありますが)はものすごく多いです)

 

どこを選んで治療されるのも患者さん個人の自由ですが、#脱ステロイド という名のアトピービジネスと言われても仕方ないということが実際けっこうあります。

 

それで良くなっているなら結果オーライですが、不変ならまだしも、悪化、医者の誤診や偏った知識による治療方針でひどい状態や不必要な薬などでの副作用合併症、しかもそれが自費でされていることもあり。。。

 

そういうたくさんの事実を目の当たりにして、もっと簡単でシンプルに医者が考えれば済むのに、という思いからの、#脱ステロイド を掲げた次第です。

 

なのでまずは保険診療の範囲でできることをやるのがうちの方針です。

 

大丈夫。

 

まだまだあなたの、あなたの家族の皮膚はもっと強く、元気に、キレイになります。

大量のステロイドを使わなくてもできると私は思っています。

 

 

よくあるパターンは、

ステロイド漬けのアトピーでお悩みの方、何軒も皮膚科を回ってもどこにいってもヒルドイド・ヘパリン類似物質とステロイド、しかもステロイドは調べてみるとものすごく強い。。

またアトピーとは言われてなくても、お肌には赤みもないのに乾燥やごわつきくらいなのにかゆみが止まらず、かなり強いステロイドを塗っていたり、ひどい時はステロイドを飲まされていたり。。

患者さんも止めたいけどかゆみが止まらないからステロイドが止められない、ステロイドを飲んでもかゆみが止まらない!!分子標的薬薬まで使うことになった。。。

という方も実はかなりおられると思います。

仕方ないこともあると思いますが、来られた患者さんの全身のお肌や今までの経過、処方されていた薬の内容などずーっとお聴きしていると、すべてのクリニックで原因を究明したり、医者が考えることもなく、

効かないなら
ステロイドを強くしましょう、
ステロイドを飲みましょう、
免疫抑制剤を使いましょう
分子標的薬を使いましょう

とデルモベート、コムクロシャンプーともうこれ以上のステロイドの強いのはないところまで処方されていて、それでも効かない、止められない、塗らないとかゆみが止まらない。。

小さい子供にもひどいところだとデルモベート(!!!)、アンテベート、トプシム、マイザークラスなどなど平気で大量に処方されてる。。。

 

冷静に考えてみましょう。

それっておかしくないですか?

 

そんな強いのを使ってもかゆみが止まらないって一体なに?!

 

本当になんとかしたい、少しでもステロイド減らしたい、せめてステロイド飲むのは止めたい、分子標的薬も使いたくない、できればステロイドなしでいけたらいいのに。。

とお思いの方、本当はなんとかなるかもしれません。

 

 

原因がわかったからってその対処が患者さん全員ができるわけではないけれど、少しでも変えればその分ほんとに良くなります。

 

 

当院では皮膚疾患に限らず、難病・慢性疾患にも自費診療もしておりますが、保険診療だけでけっこうなんとか抜け出せる方は大勢おられます。

 

ちょっとしたことで悪循環にはまっていたり、そもそもアトピーの診断が違うことがあります。

もちろんアトピー素因やアトピーベースはある人も多いですが、アトピー=難病、ではないと私は思っています。

 

 

長年付き合っていくことになるアトピー性皮膚炎。長年付き合っていくことになるステロイド。

 

本当に必要であってもステロイドの副作用合併症との戦いになります。

 

副作用合併症をできれば出さずに日常生活が少しでも過ごしやすいように湿疹皮膚炎をコントロールする疾患です。

 

少しでも弱いもの、あるいはステロイドを使用せずに済むならそれにこしたことないですよね。

 

ステロイドを使わないなら代わりのものが必要です。

そこを自分でカバーできるように持って行きたい。

 

保険診療で可能の方もけっこうおられます。

 

うちでは漢方は患者さんが拒否されない限り、ほぼ全員に漢方薬を使いますが、漢方を効かせるコツみたいなものがあって、何でもいいからとりあえず飲めばいい、というわけではないんです。

 

漢方治療を本当にやっているドクターは私と同じく、日常生活についてあれこれ確認されていると思います。でないと効くもの効かない。

 

なんでもいいからとにかくパッ!と効くこともありますが、アトピーなどの慢性疾患の場合、そう簡単ではないです。

 

一時的に改善させることは可能でも、どこかで頭打ちが来るし、継続して良い状態を維持していくのは飲んどくだけでいい、という簡単な話じゃないです。

 

早くなんとかしたいという方は自費診療は検討されたらいいと思いますが、まずは保険診療でできるところまでやってみては?と思います。

 

当院の治療方針でできるところまでやってみると、保険診療と自費診療の境界というか、保険診療の限界がわかるでしょう。

 

限界を知ったところで、初診時よりは改善しているわけで、今までのステロイド漬けや分子標的薬を定期的に使う手間やお金を時間を思えば、雲泥の差だと思いますよ。

 

良くなれば良くなったで、さらにもっと良くなりたい!キレイになりたい!と言う方は、そこでまた考えたらいいです。

 

ステロイドをほとんど使わなくなっても現状の維持は必要だし、維持するにも保険診療の医療は必要だし、日本には四季があるのと近年天候もおかしいから体調によっても皮膚症状が不安定になることもあります。

 

維持治療をしながら先のことはゆっくり考えればいいです。

 

まずは今の状態を落ち着かせたい。

 

アトピーをはじめ再発を繰り返す慢性皮膚病の場合、医療は必ず必要ですが、それと同じくらい大切なのが日常生活のちょっとしたこと。

 

毎日のスキンケア(入浴やシャンプー、手洗いなど含む)と食事です。

もちろん睡眠とか生活環境とかも大事。

 

保険診療でもちょっとしたコツや注意事項をお伝えしています。

でないとせっかくの医療が台無しになることが多いから。

 

保険診療なので自費診療ほどお時間が取れるわけではないですが、

それでも初診の方の場合は、今の現状の確認(アトピーの方は、仰っている皮膚の部分だけでなく、全身診ます。なので顔に出てないと思っていても、私から診たらお顔の皮膚の状態の確認はとても大切です。それでどれくらい悪循環にはまってしまっているのかが推測できます。なので顔はファンデ―ションや日焼け止めは塗らずみお越しください。保湿剤は塗った状態でないとおつらいと思うので保湿剤はOKです)

今までの経過を幼少期から確認させてもらって、今まで他院でされた血液検査などの検査結果や検診結果などお持ちの検査結果の確認、ステロイドを使いたくない(今も使っていない)という方は、そう考えるようになったきっかけ(これがとても大事です)をお聴きして、、

 

と実はけっこう時間をかけています。

 

再診ごとに時間は減らして、当院の普通の保険診療なみの時間を目指していきます。