プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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前回の続きです。③のイオン導入ですが、当院ではプラセンタのイオン導入を行っております。色々な美肌・若返り成分が入っているプラセンタをお肌にたっぷり入れることができます。もちろん「ヒトプラセンタ」です。馬や豚は同じ哺乳類でも、肌の構造(見た目も)違うので、導入するなら同じ「ヒト」でないと、ホントの美肌・若返り効果は、望めないのでは?と思うのですが。

よく化粧品でもプラセンタ原液とか言って売っていますが、あれは原液ではありません。表示成分を見てください。「水 原液」とかになってるはずです。(昔、確認のために取り寄せたことがあります。「水 原液」と表示されていました。原液が無色透明でサラサラ無臭のワケがない!と思ってください。また、化粧品はほとんどが豚です。薄~いプラセンタ(ヒト以外の)を顔に塗って、塗らないよりはマシかもしれませんが、結構な価格設定になっていますよね?それなら、しっかり保湿と日焼け止めをして、クリニックに来れる時にどれかのプラセンタ療法をするほうが、コストパフォーマンスはいいと私は思います。クリニックに来れない方は、こういう時こそ医療用サプリを飲むほうが、そんな化粧品を使うくらいなら、まだお肌にはプラセンタの効果が出るのでは?と思っちゃいます。

さて、この「ヒトプラセンタのイオン導入」、先日患者さんに教えていただきましたが、「やっているクリニックが全然見つからなかった」。私も、お聞きしてから色々検索しましたが、注射や点滴をしているところはたくさんありますが、本当にイオン導入をしているところって、全くないとは言いませんが、かなりの少数派でした。イオン導入しているクリニックの大半が、ビタミンCやアミノ酸力を入れているところで、トラネキサム酸・グリシルグリシンで、プラセンタは本当に少ないですね~。プラセンタ以外は、導入剤を専門で作っているところがあって、そこから仕入れたら済むし、その業者さんの言う通りに導入したらいいので、まあクリニックとしては簡単です。すぐにメニューに誰でも取り入れらます。

ですが、プラセンタ導入は、医師がやり方というか技術と知識(私はそんな大したものではないと思いますが、探究心というのでしょうか。。)が必要です。プラセンタを導入で使うのは、私には美容皮膚科を始めてすぐの時から当たり前くらいの感覚でいたので、取り扱いが少ない事実に、正直ビックリ!しました。業者さんから教えてもらわなくても、思いつくでしょ、と思っていたんですが・・。思いついたら、後は調べればちゃんと導入できるんですけどね。

効果のほうは、今ちょっとした肌荒れやニキビとかがあるほうがわかりやすいと思います。私から診てると、早く良くしてくれる効果があります。お肌に何かある時は、トラネキサム酸との併用がおススメです。次の日には、ニキビがだいぶ落ち着いたり、化粧乗りが良くなって、保湿効果が上がったり、スゴイ方で、終わった後にパ~っと白くなった方が一人いました。あれは何だったんでしょう・・・。よくわかりませんし、そんな短時間で良くなるとしたら、血行が良くなって白く見えたということくらいしか、理論付けできませんが、あれには私もビックリしました。

肌トラブルのな~んにもない方の場合、即効性を感じるかはその方次第です。それは全てのイオン導入に言えますが、「塵も積もれば、山となる」で長く続けることに意味があります。メンテナンスですから。栄養成分がたっぷり肌に入るので、そういう意味ではどんな化粧品にも負けないんですよね、理論上。

濃い~いヒトプラセンタを導入で使いますので、アミノ酸が豊富なため、お醤油のような香り(ニオイ?)がします。「お餅になった気分・・」と言われる方もいらっしゃいました。

ご興味のある方は、どうぞ一度お試しください。導入で使いきれなかったプラセンタをご希望の方にはお渡しするサービスを始めました。ちゃんとした容器でのお渡しではないので、こぼさないようにそーっと持って帰ってくださいね。おうちで、お手入れの時に、化粧水の前に塗るのがいいかもしれません。防腐剤は一切なく、栄養たっぷりなので、必ず余った分は冷蔵庫で保管してくださいね。バイキンがつきやすいので、数日以内で使い切ってくださいね。

食べ物の話ばかり書いていないで、医療のことを書いて下さいとご指摘があったので、久しぶりに医療のことを・・。

皆さんご存知のプラセンタ。知る人ぞ知るという感じでしょうか。よくご存知ない方もテレビや雑誌で名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?

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胎盤のことをプラセンタと言います。最初は目で見えない卵が10月10日で人間の赤ちゃんにまで育ってしまう栄養源の源の胎盤です。そこから抽出されたのが、いわゆる「プラセンタ」と呼ばれているモノです。人間の胎盤からいただいたら「ヒトプラセンタ」で、馬や牛(狂牛病問題で今はないかと思います)・豚・魚などが化粧品やサプリで使われます。ちなみに、「ヒトプラセンタ」は、医療機関限定です。

プラセンタは栄養源の塊ですから、いい物質がたくさん入っているため、これを取ると、美白・美肌・若返り・アレルギー・滋養強壮などなど極端に言えば何にでも効く!みたいに言われてきたため、かなり昔から美容や医療にも使われてきました。ただ、残念なことにちゃんとしたデータがないんです。医療用にラエンネック®という注射薬がありますが、こちらも古くからありすぎて、データはもひとつという感じです。(効果についての詳しいことは、診察時にどうぞ。パンフレットもお渡しします。)

なのに、何故美容医療で使われるか?というと、実際使われた患者さんが効果を実感されることが大変多いからです。ドクターでもプラセンタが好きで治療に使われる方も実は結構いらっしゃいます(保険では、ほとんどないですよ。あくまで自費です。)。患者さんに投与してみて、効果も医師としても認められたり、患者さんが喜ばれたりとで、ますます効く!と思って患者さんに勧める、というのが昔からずっと続いています。ちゃんとしたデータがないということは、もちろんプラセボ効果と言って、本当はそんなに効いていないのに、思い込みで効いてる気がする、という欲目は避けられないんですが、実際、プラセンタに入っている成分自体は素晴らしいものなので、私も投与できるなら何らかの形で投与するほうが、美容・若返りに大変良いと思って、当院でも扱っております。

投与する方法ですが、当院では、①注射や点滴 ②飲み薬(写真のやつです)③イオン導入 を取り扱っています。プラセンタ好きの方はご存知ですが、注射や点滴で体内に入れる場合は、必ず同意書が必要です(厚生労働省から献血が禁止されています。献血が禁止される薬と同等とみなすという見解です。"ヒト"からいただいていますから。)。確かにこれが一番効率良く、体に吸収されますが、

同意書がいる注射なんて恐い、という方や注射が苦手な方、なかなかクリニックに来れない方には、医療用サプリメントの飲み薬(写真の)「LAENNEC P.O.」がおススメです。これなら、口から入るので、注射のようなリスクはありません。同意書も要りません。これ2粒で注射1本分の成分が入っています。好きな時に飲めて、ある程度ご自分で増量ができます。毎日続けることが可能です。

ちなみに、私も飲んでいます。ただ、これはかなり濃い~いので、口に入れた瞬間、ちょっと独特のニオイがあります。飲んでしまえば、もうニオイませんが、濃い~いので、これは我慢してください。そして、少しカプセルが大きいです。(アメリカのサプリみたいに)。当院では、一箱100粒¥15.750です。

注射や点滴との併用も大丈夫ですので、プラセンタ好きの方や一度興味があるという方には、おススメです。