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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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プラセンタ療法①

食べ物の話ばかり書いていないで、医療のことを書いて下さいとご指摘があったので、久しぶりに医療のことを・・。

皆さんご存知のプラセンタ。知る人ぞ知るという感じでしょうか。よくご存知ない方もテレビや雑誌で名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?

20101127_1.jpg

胎盤のことをプラセンタと言います。最初は目で見えない卵が10月10日で人間の赤ちゃんにまで育ってしまう栄養源の源の胎盤です。そこから抽出されたのが、いわゆる「プラセンタ」と呼ばれているモノです。人間の胎盤からいただいたら「ヒトプラセンタ」で、馬や牛(狂牛病問題で今はないかと思います)・豚・魚などが化粧品やサプリで使われます。ちなみに、「ヒトプラセンタ」は、医療機関限定です。

プラセンタは栄養源の塊ですから、いい物質がたくさん入っているため、これを取ると、美白・美肌・若返り・アレルギー・滋養強壮などなど極端に言えば何にでも効く!みたいに言われてきたため、かなり昔から美容や医療にも使われてきました。ただ、残念なことにちゃんとしたデータがないんです。医療用にラエンネック®という注射薬がありますが、こちらも古くからありすぎて、データはもひとつという感じです。(効果についての詳しいことは、診察時にどうぞ。パンフレットもお渡しします。)

なのに、何故美容医療で使われるか?というと、実際使われた患者さんが効果を実感されることが大変多いからです。ドクターでもプラセンタが好きで治療に使われる方も実は結構いらっしゃいます(保険では、ほとんどないですよ。あくまで自費です。)。患者さんに投与してみて、効果も医師としても認められたり、患者さんが喜ばれたりとで、ますます効く!と思って患者さんに勧める、というのが昔からずっと続いています。ちゃんとしたデータがないということは、もちろんプラセボ効果と言って、本当はそんなに効いていないのに、思い込みで効いてる気がする、という欲目は避けられないんですが、実際、プラセンタに入っている成分自体は素晴らしいものなので、私も投与できるなら何らかの形で投与するほうが、美容・若返りに大変良いと思って、当院でも扱っております。

投与する方法ですが、当院では、①注射や点滴 ②飲み薬(写真のやつです)③イオン導入 を取り扱っています。プラセンタ好きの方はご存知ですが、注射や点滴で体内に入れる場合は、必ず同意書が必要です(厚生労働省から献血が禁止されています。献血が禁止される薬と同等とみなすという見解です。"ヒト"からいただいていますから。)。確かにこれが一番効率良く、体に吸収されますが、

同意書がいる注射なんて恐い、という方や注射が苦手な方、なかなかクリニックに来れない方には、医療用サプリメントの飲み薬(写真の)「LAENNEC P.O.」がおススメです。これなら、口から入るので、注射のようなリスクはありません。同意書も要りません。これ2粒で注射1本分の成分が入っています。好きな時に飲めて、ある程度ご自分で増量ができます。毎日続けることが可能です。

ちなみに、私も飲んでいます。ただ、これはかなり濃い~いので、口に入れた瞬間、ちょっと独特のニオイがあります。飲んでしまえば、もうニオイませんが、濃い~いので、これは我慢してください。そして、少しカプセルが大きいです。(アメリカのサプリみたいに)。当院では、一箱100粒¥15.750です。

注射や点滴との併用も大丈夫ですので、プラセンタ好きの方や一度興味があるという方には、おススメです。

 

カテゴリ:

医療