プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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土曜日の帰りに大丸に行って、なにかおいしいものはないかな~と、ウロウロしてると、今週は梅園のみたらし団子が出店されてました!(おなか空いてる時に、大丸行ったら、ダメですね。。みたらし以外にも、ドンクで、いっぱいパン買っちゃいました。。いつ、食べるんだか・・って、この2日ほどで、全部食べちゃうんですけどね・・。)

中高時代、河原町の梅園の前を通っても、みたらし団子を食べたいわけでなく、入ったことがありませんでした。女子高生からしたら、やはり、cocorikoのタルトや、モーツアルトのチョコケーキのほうが魅力的だったんですね~。

年をとるにつれて、和菓子が大好きになり(元々、なんでも好きですが。)、特に最近は、和菓子なら太らないだろうと勝手に解釈して、いただくことが多いです。

さて、梅園のみたらし団子ですが、また、写真を撮る前に、全部食べてしまいました。。。。

大丸では、その場で、職人さんが焼いて下さっているので、温かい香ばしいのが買って帰れます。

とても嬉しいですね。きなこは別添えか、最初からかけておくのか選べるそうで、別添えにしました。

みたらしの甘~いたれがとってもおいしいです。でも、甘すぎず、お醤油の香ばしい香りとで堪りません。きなこをかけると、また違った味で、これもおいしい~。きっと、来週の火曜日までの出店かと思います。10本入りとかなら、可愛らしい袋に入れてくださるようです。ちょっとした手土産にもいいかも。5本入りなら、簡単に詰めてくださるので、自分たちのおやつにはお手軽です。

出町柳のみたらし団子もおいしかったですが、知ったきっかけは、SAVYのおやつ特集でした。この表紙が梅園の抹茶ホットケーキだったと思うんですが、これまたふんわりおいしそうで、アンコと黒糖バター添えです。「うめぞのカフェ」はクリニックからも近いので、行かねば!と思っていた矢先のことなので、これは行きなさい、という神様のお導きですね~。関谷江里さんの京都暮らしのHPhttp://erisekiya.cocolog-nifty.com/kyototokyo/2010/08/post-2d5b.htmlにも、梅園のホットケーキのことが載っていました。

ご興味のある方は、一度行ってみられては?平日のお昼時が空いてるかもしれないそうです。(たった今、知りましたが、こちらのカフェ、水曜日定休だそうです・・・。私の休みと同じ・・。土日は混んでるんだろうな。。いつ行こうか、悩みますね。水曜日って、結構どこでも空いてるので、ねらい目だったんですが。)

さて、私のピアスの経過ですが、よそのクリニックに、値段も種類も確かめずに行きました。まあ、ぼられたら、「ここは、こういうところだったんだ」と勉強しましょう、というつもりで行きました。

結果は、全部込みのお値段でした。塗り薬付きです。

位置も、する前に確認されて、ドクターが直接されました(多分、私が医師だとは気付いておられません。問診表の職業欄には、医師と書きましたが、恐らく、見てはいらっしゃらないのでしょう。。。同業者というのは、後で知ると、お互い嫌なものなので、最初に伝えられる時は伝えるんですが、問診表見られないようなので、もう黙っておきました。)

種類は、18Kのシンプルなボールのタイプか、ダイヤ(屑ダイヤですが)付きのか、2種類です。(選ぶときに、値段の説明はありませんでした)ダイヤ付きにしました。

帰りに、薬と説明書をいただきました。そこには、1ヶ月間ファーストピアスをずっとつけておいて、その後、好きなセカンドピアスにして2ヶ月(3ヶ月だったかな?)そのまま、その後からはホントに好きなデザインで。夜ははずして寝ましょう、みたいなことが書いてました。

1ヶ月で、好きなピアスにしていいと思ってました・・。知りませんでした。。。まあ、それができる方と、できない方がいるな~、くらいの認識でした。周りには、1ヶ月もしないうちに、割と穴が落ち着いている方ばかりだったので、そういうものと思ってました。

3週間くらいして、どうしてもイヤリングがしたくなり、5時間ほどはずすことを企みました。

ところが、はずれないんですね~!ファーストピアスだから、当たり前なんでしょうが、ウンともスンとも言わない。なんじゃ、こりゃ?状態です。結局、眉毛用の細いハサミをキャッチャーの輪っかに差し込んで、拡げて、はずしました。(ここで、無理やり、手やペンチではずそうとすると、穴を傷めてしまいます。無理はやめましょう。周りに、詳しいと友達がいない場合は、あけてもらったクリニックで、はずしてもらうかです。)

当日、ギリギリまでピアスをしておいて、イヤリングに替えて、用事が済んでから、ピアスに替えました。なんとか、ピアス再装着できましたが、穴はまだ落ち着いていない感じがしました。ピアスの先が、スッとは入っていかず、耳たぶの中で、少しウロウロします。いかんな~と思いました。思ったより、自分の体は、穴あけてくれないんだ、と思いました。1ヶ月が過ぎて、もう一度イヤリングをしたくて、変えたんですが、ピアス再装着の時も、やっぱりまだ落ち着いていませんでした。

これは、そうそうにセカンドピアスにして、もう触らないでおこう、と思い(ファーストピアスのデザインが気に入っていないため)、いろいろ探してましたが、なかなか見つからずにそのままにしてました。

だって、セカンドピアスって、軸が太めで、金属はできれば、プラチナや18K以上のゴールドか、チタンや樹脂か、アレルギーの起こしにくいモノを選ばないといけなくて、そんなのどうやって、探すのかわかりません。1個ずつお店で確認するしかないのかな~、と思ってました。

そしたら、ある日!夜家で片方のピアスがないことに気付き、ゲゲゲ!!いつから無くなってるん?まだ、セカンドピアス買ってないよ=!!ちょっと片方をはめてみて、穴の確認しなくちゃ!と思いつつ、明日大丸に買いにいかなきゃ!と思いながら、そのまま寝てしまいました。。(てっきり、クリニックからの帰りに落としたと思い込んでました)。キャッチャーの穴を拡げたから、はずれやすくなっていたんですね~。ああ~、やっぱり触っちゃいけなかったか~、と朝になり、片割れのピアスをはめてみると、完全に穴が塞がってます!半分しか通りません。。。昨晩にちゃんとはめておけば、塞がらなかったかもしれないのに・・・あああ==と思って、布団をめくたっら、ピアスが出てきました。キャッチャーは、ベッドの横に転がってました。。。じゃあ、丸1日(以上?)はずれてたわけ?そりゃ、穴も塞がるわな。。。

クリニックに着いて、空いてる時間に、いろいろ穴にピアスが通らないかやってみましたが、通りません。また、よそのクリニックに行くのかな~、と悩んだところ、最後の手段です。医療用の針で、18ゲージというぶっとい針があります。献血で刺される針が同じ大きさです。太いので、点滴とかで薬を吸うのにもよく使うヤツです。もう、諦めて、これで刺すしかありません。。。

18ゲージがあまりにも太くて怖かったので(自分で自分に太い針を刺すのは、結構勇気がいります)、もっと細いのでやったんですが、穴はあきますが、ピアスがやはり通らなくて。。すぐに塞がるのか、ピアスが半分しか刺さりません。麻酔もなしで、鏡を見ながらのため、手元が逆なので、うまくいきません。カテラン針という、長~い針があるんですが、これを耳に突き刺して、裏の位置を確認したところ(鏡で見たら、スゴイ光景でした。。スタッフは、とっくに恐い~と言って、逃げてました。。)完全に位置ずれてます。。。結構、もうすでに血まみれです。。耳たぶも、こんなに血が出るとは思いませんでした。(痛みは、それほどないです。痛みよりも、恐さがつきまといます・・)位置がずれているので、細い針だと、ピアスは通らないんですね~。ずれてなかったら、多分いけると思いますが、鏡ではちょっともう無理ですね。。

もう時間もないので、あきらめて18ゲージを刺しました(痛くはないです。しつこいですが、恐いだけです)。そしたら、ピアスはスッ!入りました!なんだ~、最初から18ゲージにしておけば、よかった~。

患者さんには、こんなことできませんけどね。患者さんなら、穴を針で、もう一度あけないといけない場合は、ちゃんと麻酔します。鏡見て、じゃないので、もっと細い針でいけると思いますますよ~。裏からも、いけますしね。

帰りに大丸でピアスを探していたら、「TAKE UP」http://www.take-up.jp/っていうお店、ご存知ですか?小さなアクセサリーを売っていて、百貨店なら大体どこでも見かけるお店です。そこで、「セカンドピアス」のコーナーがちゃんとありました。軸が太めで、プラチナか18Kです。いろんな色石が入っているタイプやシンプルなものまで、素敵です。プラチナなのに、お値段も安めで、お手ごろです。

私が買ったのは、プラチナ台で、小さなアクアマリンがついて(うちのクリニックカラーが水色なので)、お値段¥18.900です。スゴイ!安いです!これなら、当分変えなくてもいいかな。

家に帰って、付け替えたら、ちゃんとはまりました(ホントは、その日に散々いじっておいて、またいじるなんて、するのはよくないんですが)。良かったです~。もう、ホントにいじりません。誓います!

こちらのお店、店員さんも親切で、セカンドピアス用の丁寧なパンフレットもくださいました。セカンドピアスでなくても、シンプルなだけじゃなく、可愛らしいモノも、比較的お手ごろに売っているので、オススメです。よければ、一度ご覧になってくださいね。

ピアッサーだと、あける瞬間って、ほんの一瞬です。針だと、一瞬というわけにはいきません。やはり、ピアスは落ち着くまで、触らないほうがいいと身をもって体験しました。

幸い、今のところ、ピアスホールもトラブルなく、ご機嫌なようです。いじってる最中に、これで、ピアスケロイドになったら、洒落にならんな~、と冷や汗かきました。。。反省です。。

皆さんは、真似されませんように。。

 

去年の12月に思い立って、ピアスを人生初めてしました。41年以上生きて、今更のピアスデビューです。(ちなみに、当院ではピアスは今は取り扱っていません。よそのクリニックに行って、あけていただきました。)結構、50代、60代の方もファーストピアスをあけに来られます。やっと、ダンナさまのお許しが出た、と嬉しそうにおっしゃいます。

昔から、デザイン的には、ピアスの小さなデザインが好きで、イヤリングをよく落として無くすこともあり、お店で可愛いな~と思っても、ピアスしかありませんと言われたりと、早くピアスホールを作りたかったんですが、まあいろいろあって、あけてなかったんですね~。

以前に勤めていたクリニックでは、患者さんのピアスは医療用のピアッサーで御希望があればあけてました。ですが、皮膚科という立場上、ピアストラブルのほうによく遭遇して、金属アレルギーとか、ピアスケロイドとか、そちらの対処のほうがピアスに接する機会は多かったです。まあ、へそピーは、トラブルも最悪腹膜炎と半端ないので、あまりススメマセンが、耳のピアスであれば、日本以外の多くの国々では、ピアスを民族衣装の一部としてつけるくらい、人類と深いつながりがありますから、比較的簡単で、そんな大変なトラブルは少ないことなので、いいと思います。

皮膚科・耳鼻科・美容クリニックなどで、ピアスをあけるのが、安心なんですが、クリニックであければ、どこでも同じように考えがちですが、これがまた違うんです。

ピアスをしない医師がするくらいなら(ピアスの全部を理解しているわけではないので)、ピアスをしている看護士さんにしてもらっても全然いいと思いますが、クリニックによって、考え方がいろいろです。

まず、ファーストピアスの種類です。チタンや医療用ステンレス・18金以上の金(最近は樹脂もありますね)が一般的ですが、ただの金の小さなボールのシンプルなものから、誕生石などの入ったシンプルなデザインのピアスと様々です。石やパールの入ったものがいい方は、そのクリニックに問い合わせをしましょう。

それと、値段です。ピアス代・穴あけ代・初診料など全部込みのところもあれば、ピアス代だけ伝えておいて、実際受診すると、追加料金がボロボロ出てくるクリニックがあります。伝えるのを忘れているだけで悪意はないのかもしれませんが、なんか気い悪いですよね。消毒剤などもお金を別に取られるところもあるので、最初に、トータルでいくらかかるのか、必ずお問い合わせください。

次に、これは行ってからでないとわからないかもしれませんが、ちゃんとどこに穴をつくるのか、確認させてくれるクリニックです。今まで私は、まず患者さんに、自分であけたいところに印をつけてもらって、その場所が。医療上、危なくないか、を診て、あけてました。もちろん、よくないな~という場合は、ご本人に伝えて、この辺のほうがいいですよ、と位置の再確認をします。

医療上、オススメの位置は、やはり軟骨にはかけないほうが、トラブルは少ないです。

できれば、耳たぶの真ん中。例えば、顔からも、下からも1対1くらいの位置とか。耳たぶや顔とのバランスにもよりますが。

それと、耳たぶの端のほうにするのが流行ってますが、ちゃんとはまっている時はいいんですが、この位置、すごくちぎれ易いんです。ちぎれると、耳たぶは、パックマンの口のようい、△の切れ込みが入ります。こうなったら、形成外科で、手術して治してもらうしかなくなります。

医療用のピアッサーの先が、かなりデカイ(耳たぶに比べて)、最初から、同じ耳たぶに、2つ続けてあけるというのが、場所によったら、難しいです。ファーストピアスが邪魔になって、うまくピアッサーがあてられないんですよね~。穴が落ち着いてから2つ目をあけるなら、あけてもらうときに、1個目をはずせますから、大丈夫なんですけど。何個かつけるつもりなら、ファーストピアスの位置も大事ですから、最初にそれを伝えておく方がいいと思います。

あけたクリニックで、説明書きみたいなものをくれると思いますが、一応ちゃんと読みましょう。

それで、トラブルが出たら、あけたところでも皮膚科でもいいので、早めに受診してください。

大したトラブルでなければ、そのまますぐにはめれることもありますし、ちょっとしたトラブルなら、一旦穴を塞いで、落ち着いてからまたあけることもできます。ですが、エラいトラブルなら、今後ピアスをするのができなくなることもあります。何回しても、トラブる方は、体が嫌がっている証拠です(ファーストピアスがメッキのピアスとかは、論外ですよ。トラブルは当たり前です。)。ちゃんとしたピアスやちゃんとした医療機関でしているのに、トラブル場合は、その方の体自体に合っていないと考えるほうがいいかな、と思います。どうしてもしたかったら、数年くらい間を空けてみましょう。体質が変わっているかもしれません。その時の体のご機嫌具合もあります。

自分で、ピアスの穴をあける方、結構いらっしゃいますね。ピアッサーも売ってますから、ダメではないんですが、まち針とかは、論外ですよ。小さな穴だと、塞がりやすいので、また自分で、ピアスの先や針で、あけようとする方もいらっしゃいます。大丈夫な時もあると思いますが、そうやって、皮膚を刺激することで、体の防御反応が働きすぎて、ケロイドのように、穴が盛り上がってくるのかもしれません。ピアスケロイドのはっきりした原因は、わかっていませんが、いらん刺激は、やはりよくない、と思います。

さて、私のピアスはどうなったでしょう。→続く

バレンタインキャンペーンがおかげさまで、ご好評いただいております。ありがとうございます。

そしたら、ご用意していたプレゼント分のちょこが減ってきて、14日まで足らない!となりまして、今日帰りに、伊勢丹行って、その後JRのとこのスバコの中村藤吉本店京都駅店に行って来ました。

このスバコ、伊勢丹が8時でしまった後も開いてるので、藤吉さんとこ行くには、大変便利です。(伊勢丹限定商品は買えませんが)

伊勢丹でも、濃いめちょこの詰め合わせ一応探したんですが、無かって、「あれ~?まあ、いいか」とスバコに行きました。そしたら、こちらもない!なんで?!

・・・・「完売しました」の札がかかってました・・・。生ちょこれーとは、いっぱいあるのに、やっぱり、持ち運びに」便利だから?抹茶とほうじ茶の両方味わえるから?なんかわからないけど、ショックです。。。どうしよう、と思案していたら、抹茶ばっかりのと、ほうじ茶ばっかりのを買って、ばらすことにしました。よかったです~。

去年とか、もっと前とかは、こんなに人気だったかな。。?バレンタイン直前に買いに来た覚えもないでの、わかりませんが、皆さん中村藤吉本店のおいしさを知っていただいたんですね。良かった、良かった。いいお店は、繁盛して、末永くご商売していただきたいです。

生ちょこは、多分まだまだ買えるので、これを機会に、伊勢丹かスバコか宇治の本店(2店舗あります)にどうぞ!一押しは、やはり生ちょこです!!

買う時に、店員さんが、「これ、12時間もつんですよ~。」と言いました。出たー!怪しい発言!!12時間ももつ訳ないでしょう。。。いまどき、まだ言うんだ~と思いました。何年か前も、花王ソフィーナでしたっけ?、「紫外線6時間(9時間だったか)ブロック!」なんて、TVでコマーシャルやってましたよね。。。最近は、聞かなくなったけど。。そういえば、資生堂では、そんなコピーを聞いた記憶がないですね。

まあ、根拠なく12時間とは普通言わないんで、帰ってから調べようと思い、黙って買いました。お店の人に、つっこんだところで、意味ある回答は得られないことが多いので、私は今更つっこみません。ひどい店員さんは、勉強もせずに、そう言えば客は買うだろう、みたいに思っている人もいるので、店頭でやいやい言っても仕方ないことがあります。最初から、化粧品にそこまで期待もしていませんし。。パッケージやパンフレットに書いてある本社の正式な見解のみ、信じます。

たいていは、店員さんの誇張して言ってることは、パッケージには書いていません。そんなの表示したら、詐欺になりますから。

他のメーカー(デパートにたいてい入っている外資系。有名なブランドです)で、日焼け止め探していて、「これ、ウォータープルーフじゃないんですね~?。」と聞いたところ、「でも、水や汗にとっても強いんですよ!」と言うんです。それで、買わせようとします。買いませんけど。。どこにもそんな表示はないのに。。誰が汗に強いって、言うてるん?証拠は~?って感じです。

店員さんの言うことを鵜呑みにしてはいけません。必ず、表示だけは確かめましょう!まあ、化粧品のパッケージやパンフには、そんなたいしたこと書いていませんが、さすがに、大手はウソはないんですね~。(これが、あまり知られていないメーカーだと、薬事法違反のことがバンバン載っていて、ビックリすることがあります。こんな、言い切っていいの?みたいな。ああ~、恐ろしい。。)

例えば、化粧品のメーカーが、何らかのデーターとして、「12時間」と示しても、そのデーターを見ると、12時間後も紫外線をカットした効果が見られた、ただしちょっとだけ。。みたいなことってあるんです。でも、「12時間後も紫外線カットの効果があった」 と言っても、一応ウソではないですよね。でも、最初と同じだけの効果はないので、「塗り直しが12時間要らない」、とはどこにも書いてないんです。「最初の効果が12時間も変わりません」では、ないんです。

先日も、患者さんから、化粧品の販売員さんに、「9時間塗らなくていい、と言われた」とおっしゃってました。「それは、ウソです。塗りなおさないと、効いてないですよ~」と申し上げました。実験で、塗ってる量も、普段私達が塗っている量と全然違います。実験と同じだけ塗ったら、普通、人前には出られません。。真っ白で、ムラムラだと思います。だから、塗り直しも余計に必要なんです。

花王の時だったかと思うんですが、データーがちゃんとHPから見ることができて、それで確かめたのを憶えています。雑誌とかのコピーにも、米印がしてあって、「当社比」と書いてあったか、細かい字でなんか書いてありました。HPにデーターが載ってますだったかな?それで、データーを確認したんですが。

CMのキャッチコピーが、誇張しすぎですね。でも、CMや店員さんが言ってるお客さんに与えるイメージって、「(例えば)12時間塗りなおさなくてもいい」ですよね。

ランコムのも、添付文書に詳しく「12時間」について書いてあると思ったんですが、日本語のところには、どこにも一切書いてなく、英語・フランス語・中国語・アラビア語とか(外資系の化粧品メーカーは、同じ1枚の紙にいろんな言語で載ってますよね)には、「12」っていう数字が載っているんです。どうやら、12時間もつで~、みたいなことが書いてあるみたいです。なんで、日本語だけ載せないの?と思って、英語のところを読んでみましたが、12時間紫外線から守るで~、強いで~、みたいなことは書いてますが、たいしたことは書いてなくて、仕方ないのでHPで確認しましたが、「12時間」の表記はどこにもありません。なんじゃそりゃ~?!です。

日本の広告規制が厳しいことを悟りました。だから、日本語で書けないんです。

店員さんが個人の意見として勝手に言っているのか(違うと思いますが)、表記できないから口頭でいいなさい(証拠が残らないから)、と本部かどっかから指導されているのかは知りませんが、そんなすぐにバレるウソつかずに、ちゃんと塗り直しするように言って(そしたら、日焼け止めって、わりとすぐ無くなるんですよね)、どんどん買わせるほうが、お店にとっても、お肌にとっても、いいことなのに、と思います。

その後、花王のHPも見てみましたが、日焼け止めに関して、「○○時間もつ」みたいな表記やコピーはどこにもありませんでした。(データーもなかったです。花王じゃなかったのかな?それとも、探せてないだけ?)

そこで思い当たることが。。。消費者庁や厚生労働省が頑張っているおかげだと思うんですが、化粧品などに関して、現在の表記(特に、コピー)は従来に比べたら、とても厳しくなっていると思います。去年の12月でしたっけ?健康食品の広告規制が一層厳しくなったのは。化粧品業界でも、大手は、かなり表示に気を使っているはずです。いつ火の粉が飛んでくるかわかりませんからね~。

ちゃんと日焼け止めのことを考えているメーカーは、パッケージに、「2~3時間で、塗り直してください」とか塗り直しが必要なことが書いてあります。(書いていないメーカーのなんと多いことか!)

ここ数年間、日焼け止めが何時間ももつ、みたいな表示は信じていないので、確認もしていませんでしたが、いつのまにか、もうコピー自体も、誤解を招くような言葉は、ちゃんとしたメーカーは自粛されているようです。そんなことを大手がしていると、是正勧告もかなりいくのではないでしょうか?目立ちますから。そんな勧告されたら、業界でも恥ずかしいでしょう、今更薬事法違反やスレスレなんて。(表記しないのと、実際の店員さんの営業は、また別なんでしょう。。誇張した営業やりすぎると、通報されますけどね。。)

だからこそ、化粧品ばかり扱っている雑誌が、どんどんエスカレートしてるんだと思います。メーカーが言えない分(いかにも効く!と言えないから。効かないので、言えません。)、雑誌のライターさんに、言わせているのかと思わせるような、ヨイショ記事。毛穴消えるわけないやん~、法令線消えるわけないやん~、とツッコミまくりの化粧品紹介記事。いくらメーカーじゃなくても、ここまで雑誌(しかも大手)が言っていいのか?!と疑いたくなります。すっごくうまく表現されてますよね。さすがプロです。(私も思わず効かないと思っていても、使いたくなるときがあります。)まあ、ツッコまれたら、「ライター個人の感想です」と出版社はコメントするんでしょうか。。?ハッキリ書けば書くほど、雑誌は売れるんでしょうけど~。やりすぎですね。

私も、昔は化粧品の雑誌が大好きで、化粧品も好きですから、シーズン毎の新製品を楽しみに、買ってました。最近、ごくたま~に見ますが、こんなのが売っているんだ、という参考程度です。患者さんから、アレって効くんですか?と効かれることが多いので。

化粧品だけは、実際使ってみないとわかりませんから、本当に評価しようと思ったら、結局1本買うしかないわけですが、雑誌や店員さんが言われている効果は、本当に話半分(それ以下か?)に聞いて、お遊び気分で、ちょっと試してみよう~♪くらいの軽い気持ちで(あまり期待せずに。特に基礎化粧品は。)、買ってください。効能や効果に関しては(化粧品は、本来言い切ることはできません。たいていが、効果はぼかしてあります。主観で捕らえ方も変わるような単語しか使っていないはずです)、必ずパッケージに書いてあることだけしか期待しない、ということを憶えておいてください。(それで、思った以上に、なんかいいことあったら、とってもラッキーですね。その化粧品は「買い!」です。)

パッケージの表記は、必ず読みましょう!

去年だかおととしだか忘れましたが、知り合いの女医さんから、「ランコムの日焼け止め、全然焼けなくて、良かったですよ~」と聞いていましたが、この時も調べたんですが、ウォータープルーフではなかったので、使いませんでした。

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ウォータープルーフではない、いい日焼け止めというのは結構あります。私が探しているのは、ウォータープルーフで、いい日焼け止めなんです。特に、汗をかく季節は、ウォータープルーフでないと、外にいて15分もしたら、汗だくということもあり得ます。汗かいたら、日焼け止めなんて、すぐに取れてしまいますから、汗かくたびに、塗り直ししてられませんからね。

で、すっかりランコムのことは忘れていました。

よく、患者さんと日焼け止めの話になった時に、塗り直しの話になるんですが、上からファンデを塗るのが、またメンドクサイけど、やっぱり塗りたい、ということも多く、それならBBクリームになっちゃうのかな~、となります(汗をかかないことを前提です)。「BBクリーム」の基本的な考え方というのは、とてもすばらしいのですが、乳液やクリームみたいに保湿にもなって、日焼け止めにもなって、化粧下地にもなって、軽いファンデ代わりにもなるという、これ1本あったら何もいらない、なんて、夢のようです。ですが、実際使ってみると、そこまで万能じゃない、なんかそんな言うほどではない、というのが私や大勢の患者さんの意見でした。「BBクリーム」は、いろんなメーカーが出していて、私も全てのメーカーのを試したわけではありません。人によって好みは違いますから、「私が使っているBBクリームは大丈夫です」、という患者さんも、もちろんいらっしゃいます。塗り心地なんかは、ホントに好みですからね~。ただ、メーカーが言うほど、ちゃんと日焼け止め効果が本当にあるのかな~?とちょっと心配でした。(私自身は、BBクリームはあまり使いません。カバーするよりも、紫外線カットをしたいので、わざと白くなる日焼け止めを塗って、ファンデ代わりにすることのほうが多いです。)

去年だったか、雑誌で、ランコムからBBクリーム(日焼け止めに色がついているヤツ)が出たことを知りましたが、やっぱりウォータープルーフじゃなかったので、気にはなっていましたが、この時も試しませんでした。

少し前に、たまたまNHKの藤原美智子さんのメイクの番組(「キレイの魔法」でしたっけ?スミマセン、憶えてないです。)を少し見てたら、下地にランコムのを使っておられて(NHKなので、メーカーは、全て伏せられています。本体のチューブの形状・色とか見て、ランコムの日焼け止めと判断しました)、多分ニュアンスカラーというのを使われていたと思うんですが、下地として、ちょっとキレイにする、みたいに。それで、ランコムのBBクリームがあったことを思い出しました。

先日、ランコムのカウンターに行って、実物を見て来ました。「UVエクスペール GNシールド50」という長い名前がついています。ただの白いヤツ(塗っても白くはならないそうです)と、ベージュ色のニュアンスカラーとちょっとカバー力のあるBBタイプの3種類です。全て、SPF50  PA+++です。もちろん、ウォータープルーフではありません。

今の季節、スキーやアウトドアでもしない限り、ウォータープルーフまでは要らないと思いますし、この乾燥する季節、塗りやすいことも大切です。手に塗ってみると、とても塗りやすいです。ニュアンスカラーは、パールが入っているのか、少し明るくなるホントの下地のようです。BBは、下地にしては結構なカバー力なので、ホントに軽いファンデ代わりになると思います。私には、保湿力は充分でしたが、乾燥肌の方だと、環境によっては、もしかすると保湿足りない方もいるかもしれません。まあ、お化粧直しの時には、確かに塗りやすいので、選択肢の一つではあると思います。

ドラッグストアのBBクリームに満足がいかなかった方は、試す価値ありです。ただ、お値段も日焼け止めにしては、結構します(30ml ¥5.460です)。下地、あるいは軽めのファンデと考えて購入されるか(購入前に必ず試してくださいね!アトピーとか湿疹の出ている方は、ダメですよ。基本、健康なお肌用です。敏感肌用ではありません。数日試してみて、大丈夫なら、いけるかもしれませんけど。ランコムなので、ランコムらしい香料も入ってます。香料が苦手な方もダメです。)

とりあえず、ニュアンスとBBと両方買ってみました。(興味のある方は、受診された時に、おっしゃっていただいたら、試していただくこともできますよ。)

ここまでは、ランコムいいかも、という話です。ここからは、ちょっと辛口です。→続く

乾燥肌の患者さんや、肌荒れ・化粧品負けなどになっている患者さんに、クレンジングを止めて、無添加純石けんを使うようによくお勧めするんですが、うちに置いている純石鹸の無添加のヤツをお見せすると、「石鹸、使ってます。」と結構おっしゃいます。ところが、話をよくよくお聞きすると、同じ石鹸でも、無添加シリーズではなく、赤箱・青箱の昔からよくある石鹸を使っておられます。まあ、それが悪いとはいいませんが、私のおススメしているモノとは、中身(成分)が違います。

特に、牛乳石鹸にこだわらないといけない、ということはなく、「石ケン素地100%(カリ石鹸素地)」と表示してある、エコのコーナーとかにある石鹸なら、どこのメーカーでもかまいません。

他には、「MIYOSHI(ミヨシ)」「玉の肌」「シャボン玉石けん」などなど、スーパーやドラッグストアによって、置いているメーカーは違うと思います。

例えば、ヘアケアの無添加トリートメントです。石けんシャンプーやセットのリンスは、たいがいいろんなメーカーが出していますが、トリートメントを出しているところが少なく、アトピーや敏感肌の方のヘアケアのために(椿オイルだけで無理な場合など)、ヘアトリートメント剤を取り扱いたかったので、石鹸と一緒に当院で取り扱うことにしました。→2023年現在、今では(というかかなり前から)取り扱っておりません。この記事は2011年2月7日のものです。

皆さん、お好きなメーカーを使われたらいいと思います。例えば、スーパーやドラッグストア・ロフトなどのエコのコーナーだと、いろんなメーカーのが置いてあると思います。お店によっても、同じ商品でも値段が違ったり、品揃えが違いますから、色々見て、お好きなのをお試しに買ってみる、というのが一番です。一般的な化粧品よりは、たいていが安いはずですので、仮に自分に合わなかったとしても、あきらめのつく値段ではないでしょうか。合わなかったら、洗面所で手洗いに使ってください。お風呂で体ももちろん洗えます。

ただ、普通のクレンジングを使って、その後に、無添加石けんでダブル洗顔をする、というのは、あまりおススメしません。ダブル洗顔しなくて済ますための無添加石けんです。肌の調子の良くない方にはクレンジングそのものを止めてほしいので、石鹸成分100%で洗って化粧を落としてもらうわけですが、普通のクレンジングだと、界面活性剤という洗剤と同じような成分で出来ており、お肌は結構痛みます。その痛んでいるところに、石鹸100%で洗ったら、脂性の方はともかく、乾燥肌の方は、この季節、余計にヒリヒリなど刺激を感じやすいことがあります。いいとこ取りしても構わないことと、するなら全部変えることと、注意しないといけません。

乾燥肌のひどい方で、クレンジングを止めても石鹸100%で洗顔すると、やはり乾燥する、という方は、かなり界面活性剤などで、お肌があれっちゃっているんだと思いますが、しばらく続けていたら、荒れた分も回復してくるので、大丈夫だとは思いますが、その間、やっぱり気になるという方、心配される方、クレンジングを止めるのが恐い方には、例えば、ビオデルマ®やRoc®の界面活性剤の入っていないクレンジングを使って、そのシリーズの洗浄力がマイルドで、保湿成分も入った固形石鹸でダブル洗顔する、というのも一つの方法です(無添加石鹸だけに比べて、値段は上がりますが)。ファンデは塗らない、という方で、こんな石鹸だけで顔を洗う方もいらっしゃいます。細かいことを言えば、やはり人それぞれ合う合わないとか、好みがあります。細かいことは、やはりお肌を診て、好みなどをお聞きしてみないと、その方にとってのオススメ洗顔方法というのは、お伝えできません。

メーカーも、他に探せば、いろいろあるとお思います。ただ、「敏感肌用」とか、「マイルドな洗浄力」と書いてあっても、どうしてそうなのか、本当かどうか、裏の表示を見るなり、お店の人に聞くなり、確認する、ということが大切です。ある程度、名の知れたところだと結構安心、ということもあれば、敏感肌用で有名でも全然良くない、というところもあるので、一概に言えないのが難しいところです。使ってみないと、わからない場合も、ありますしね。

裏の表示も、わからないなりにも色々見ていけば、なんとなくいいのか悪の、それともやっぱりよくわからないかがわかってくることがあります。はっきり言って、成分表示だけズラズラとあっても、各社ともいろんな成分をどんどん入れてきますから、全ての成分を把握するのは無理です。ちゃんとしているメーカーは、どう安全なのか、どうしてお肌に優しいのか、パンフレットなり箱なり本体なりに、解説があると思います。

通販でも、探せばあると思いますが、通販のあやしいのはキリがなく、また店舗がないため、いい加減なところは、本当に悪質です。お客さんが直接文句を言えないことを逆手にとって、商売しているメーカーもあります。いいメーカーは、通販のネットのHPから、全成分が見れるようになっていますし、解説があるはずです。(解説も、うまく書くだけなら書けますから、解説=いいメーカーではありません。)解説が、まず自分なりに納得できるかどうか、次に値段が納得できるか、1回ずつ頼めるか(こちらから止めるまで、延々と送ってくる業者は、いけません。電話で勧誘してくる業者も勧めません)、を確認してから買いましょう。

それだけ確認しても、いいのかどうかわからない、値段も納得がいかない、という時は、決して買わないように。そんなメーカーのモノをわざわざ買わなくても、スーパーやドラッグストアに行けば、無添加石けんなら、150円前後で売っているんですから。

女性にとって、一番身近な化粧品ですから、失敗することも長い人生あります。長く使っていて、調子がいいけど、他のも試したくなって、もっといいのがあるんじゃないかと思って、浮気をして失敗する、ということもあります。最初は気付かなくても、しばらくしたら、アレっていうこともあります。(私もレチノールを色々試していて、しばらくして赤~くなっていることに気付き、ありゃりゃ~とあせったこともあります。つい最近のことですが・・・。この後、もし肝斑やシミになったらどうしよう。。と、ちょっとあせりました。仕事柄、いろんな化粧品や薬を試していくので、気に入ったものだけをず~っと使い続けるわけにもいかず、自分で実験というか、経過を見るために我慢して使うこともあります。実験中は、塗りたいモノがあっても、効果が重なるモノは使わずに様子を見るため、アレ使いたいな~と横目で見ながら、違うことをしていることもあります。幸い、肌は強いほうなので、今のところ化粧品でスゴク困ったことはありません。まあ、何かなったとしても、気付いてすぐに(これポイントです!)対処してやれば、大抵取り返しはできますからね。)

石鹸は、なかなかテスターやサンプルというわけにはいきませんが、テスターやサンプルで試せるなら、その後買うにこしたことありません。それが無理な場合は、割り切りが必要です。せっかく買ったんだから、と調子が悪くなるものを使い続けないように。もったいないと思って顔に使うくらいなら、首やうで・あしに使うとか、スクラブやきつい石鹸を以前に買ってしまって残ってる場合は、カカトに使うとか、人にあげるとかしましょう。まあ、どこに塗ってもダメ!ということも稀にありますが・・。

カカトも、こするのはダメですよ。体の中で、こすっていいとろなんて、どこにもありません。スクラブがどうしても余っていて、もったいないなら、カカトで使い切りましょうか、というくらいです。新しく、カカト用として買わないでくださいね。

洗顔をクレンジングを止めて、無添加石けんにしてしまうと、すっごくラクです。お金もかからないし。私は脂性なので、たまにピーリング石けんを使いますが(それでも、今の時期は使ってません。)

それに、もう洗顔について、悩まされることがない、ということ自体がとてもラクですね~。

こわごわ無添加石けんのみにされた方も、「とってもラク~」と喜んでいらっしゃいますが、この乾燥の季節、さっぱりしすぎる方もいらっしゃいます。無添加石けんを使って、なんか調子悪い、と言う方は、どうぞ診察に来られてください。何が原因なのか、一緒に考えましょう。

私が思ってた以上に、レチノール・トレチノイン・ビタミンA誘導体の入った化粧品や薬を使っておられる方が多いようです。それぞれの表示の仕方は、商品によって違いますが、まあ、副作用・合併症(というかある程度必要な過程)に関してはどれも似たようなモノだと思ってください。ピーリングの1種と思ってください。主な症状は、ヒリヒリとかの刺激感や赤み・カサカサの皮向けなどです。一般の化粧品に入っているレチノールは、かなり濃度が薄いので(商品にもよりますが)、濃い目の保湿成分くらいに思っていただいていいんですが、合わない方ももちろんいらっしゃいます。市販のモノで合わない方は、エステやクリニックのモノに手を出すのは勧めません。かなりの赤みなどが出ると思われます。

本来、クリニックで使うトレチノインやレチノールは、使う前にそういう経過をたどって、その後シワやシミ・ニキビの症状が改善します、という説明があるかと思います。皮膚の代謝をものすごく早くしているので、そのおかげでシワやシミ・ニキビが良くなるんですが、多少は、我慢しないと効果も出ないんですが、我慢しすぎると、その後に出やすい色素沈着がもっと出たり、消えにくかったり、とトラブルが出てきます。聞いていた以上に赤みやヒリヒリが出てる気がする、あるいはこんな赤みや刺激感があって、いいのかな?と悩んだ時は、必ず処方されたクリニックに受診して、そのまま使い続けたほうがいいのか、一旦お休みするのか、診て貰ってください。

医師によっても考え方は違いますが、クリニックのレチノール・トレチノインなどは、1日1回夜だけでいいと私は思います。紫外線に敏感になっているため、朝まで使わなくてもいいと思います。1日1回で、充分効果は出るはずです。また、日中は普段以上に紫外線に注意して、日焼け止めをしっかり塗ってください。塗りなおしもお忘れなく。角質がかなり薄くなるため、紫外線はバンバン奥に届きやすく、紫外線のダメージ(シミ・シワなど)がモロに来てしまいます。

濃度によって、塗っていい範囲も違いますが、通常、クリニックで処方される濃度であれば、気になっているモノから、はみ出さずに塗ることが大事です。きついものを全体に塗るのは、絶対ダメです。赤みが出た後、色素沈着(シミ)になりやすいので、トレチノインを塗った範囲よりも一回り大きく、別の美白剤を重ねて塗る、というのが、基本です。

また、カサカサになって、乾燥もしやすくなるため、普段以上に保湿をしっかりしないと、さらにトラブルの元になります。

こういうことができていないと、元々の気になっていた症状の改善どころか、副作用としか思えないことが強調されて出てしまうんです。

こういう説明をせずに、レチノール・トレチノイン・ディフェリンゲルなど処方するクリニックが大変多く、患者さんからしたら、「合わない、副作用が出た。」となってしまうのも当たり前です。そういう方が困って、当院に来られることがすっごく多いので、知ることとなりました。(ピーリングも同様ですけどね。)

また、トレチノインは耐性が出やすいので、始めて1~2週間目くらいに受診して、耐性が出ていたら、相談しながら濃度を上げてもらう、というのが効果を出す方法ですが、赤みが出ない低い濃度をず~っと処方して、耐性が出きているのに、濃度も上げずに、「続けて使っていたら、そのうち効くから」と、ずーっと買わせるクリニックもあります。

皆さんが、クリニックで処方された時、そういった説明がありましたか?そんな説明もしてくれないトレチノインは、使うのを止めましょう。低い濃度で耐性が出てしまったような、なんの役にも立たない高い薬を使う必要はありません。本当の副作用だけで終わってしまうかもしれません。

エステの中途半端な濃度なら大丈夫か、というとそうでもなく、大きなトラブルがない分、ずーっと使ってしまう方が多いようです。エステもどんどん買わせます。儲かりますから。

その結果、どんどん、角質は薄く、バリア機能は破壊され、敏感肌(アトピーみたいに)になり、角質が減る分、保湿機能もなくなり、乾燥が益々ひどくなり、ずーっと赤ら顔が続く、という気付いたら、なにこれ?みたいになってしまうんです。ビタミンA誘導体のことを、どこまで理解して売っているのか?私はそういうエステは、わかっているはずがないと思ってます。あまりにもトラブルが多すぎるので。

例えば、Roc®のレチノールの一番濃い「OX セラム」という商品は、「4週間集中」となっており、4週間まで、と表示があります。もちろん、それまでに赤みやヒリヒリがしたら、止めてくださいとなっています。この商品は、市販のモノにしては、かなり濃く、その割に買いやすいお値段になっていて、レチノールがどんなものか試すのにはひとつの方法ですが、これは本当に濃いので、Roc®の他のレチノールを試されてからの方がいいです。あるいは、サンプルを使ってからにされるか。人によっては、かなりの赤みと刺激感です。必ず、使用方法は読まれて、必ず守ること!(このサンプルでしたら、当院にも今若干ありますので、受診の時にお気軽にお申し付けください。)

中々クリニックに来れない方、光・レーザー治療が恐いから薬でやってみたいという方、お値段控えめでなんとかならないかと思っている方にとって、トレチノインやレチノールは、確かに選択肢の一つですが、使う時は、事前にちゃんと説明してくれる医師に、診て貰いながら必ず使う、というのが、トラブルを少なくして、効果を出す方法です。それ以外の使い方をするなら、市販のモノくらいで、充分じゃないでしょうか?わざわざ、高いお金を出さなくても。

ちなみに、私は、トレチノインは、あまり好きではありません。光・レーザー治療のほうが、トラブルが少なく、効果が出るからです。クリニックに通えるなら、それに越したことはありません。確実です。

おうちやエステでキレイになるというのは、必ず限界があります。また、もし効き過ぎたら、何を使っているだろう?ということにもなります。勝手に医療用を手に入れて、黙って使っている化粧品会社やエステもあります。今までも時々、捕まってますよね、医師法違反で。

個人輸入の薬とかなんて、あれほど危険なモノはないので、絶対手は出されませんように。

医師でも専門がはずれると、使う薬や行う治療というのは全然違うので、全く知らないこともあります。なので、専門にしている医師以外から、特殊な薬をもらう、というのは、お薦めしません。皮膚科・形成外科と看板をあげておきながら、説明をするどころか、わかっていない医師もいます。まあ、ヤル気といえばそうなんですが、医師でもそうですから、医師以外が医療用を医師同様にちゃんと理解して使う、というのは、普通は知識・経験がないので無理だと思います。専門の医師と同じだけ勉強されたら、可能だと思いますが(時々、こちらが同業者かと思うくらいの方は確かにいらっしゃいますが)。

薬学専門の方は、医師以上に薬のことは詳しいですが、実践といいますか、臨床症状と言いますが、実際の人間で、どんな反応が出るか、どういう経過になるのかという一番大事なことを経験されていません、知識はあっても。仕事の分担化ですね。私達医師も、薬のことでわからないことは、薬剤師さんや製薬会社にお聞きして、教えてもらいます。

医師にだけ、許される薬・治療というのは、それなりの理由があるんです。だからこそ、医師や医療は、効能・効果を言ってもいいんです。一般の化粧品・エステでは、効能・効果を言うことは許されていません。医薬部外品は、ある程度許可されていますが、エステはダメです。何故ダメかと言うと、効かないからです。気持ちいいから、というリラクゼーションはエステでこそ!なので、どんどんされたらいいですが、何かを治そうと思って、エステに通っておられる方は、もう一度よくお考えになってください。本当に、その価格に見合うだけの、何かメリットがあるのかどうかを。エステで契約前に言われたような、「効果」が出ているのかを。

スキンケアの情報が、氾濫しすぎて、本当に困っていらっしゃる方が多いんだな~と実感する今日この頃です。

クリニックやエステだから、そこで勧められたモノは、安心、そこでしか買えないモノは安心、と思っていると、これまた大変な目に合われる方も結構いらっしゃいます。

そこで、言われたこととか、きつい成分の入った化粧品の説明自体が、ウソだったり、肌にきついから悪い、というわけでは必ずしもないんですが、気をつけないといけない点が、いくつかあります。

ウソであったり、悪いことも実は結構ありますが。。。

私がかなり以前聞いた患者さんからのお話で、エステで、日焼け止めを勧められ、肌が弱いから合わないかも、と言ったところ、「これは、水100%で出来てるので、絶対かぶれません!水は、紫外線を通さないんですよ!」と言われ、また、割といい値段もして、買った方がいいですか?と相談されました。「水100%で出来てるなら、それはただの水じゃないですか?じゃあ、買わなくても水塗ったら、同じことでは?水も紫外線をちゃんと通すから、大ウソです。そんなのお金出して、買っちゃダメです!」と説明しました。そしたら、その方は、「地元でも有名なスーパーの入っているショッピングモールにあるエステで、ショッピングモールの人もアソコのエステ、勧めてた、だから、おかしなこと言わないと思う」と言われました。「ショッピングモールの人は、自分とこのテナントの悪口言うわけないですよ~。そら、勧めますよ~」と言いましたが、その方は、私の話は、わからなかったようです。

その方は、ちなみに、待合室で待ってる間、洗顔後の乾燥している肌に、精製水を含ませたコットンで、ず~っとパッティングされてて、処置の前には顔が少し赤くなってました。しばらくしたら、案の定、こすり過ぎてヒリヒリしてきて、あれほどパッティングダメ!と言ってるのに、なんでするかな~と思うんですが、もう一度、「やっちゃダメですよ」と言うと、ネットのSNSかなんか知りませんが、そこで精製水パックとパッティングがいいと書いてあったと、続けておられた方です。(言い訳ありません!)

こういう方を救う術というか、こういう方のお肌を良くする力は、私にはありません。人の思い込みというのは、大変だな~と思います。美容皮膚科医師の言う説明よりも、素人の方の情報を信じる、ということは、私が信用されていなかったということになりますから、信用されていない方の治療というのは、やはりとても大変です。患者さんでも説明して、目からウロコの方もいらっしゃれば、私の話が理解できない方も、もちろんいらっしゃると思います。医者も100人いれば、全員考え方も治療法も変わります。皮膚科医同士であっても、使うステロイドの強さやメーカーの好みもありますし、何を使うのかの種類も全く変わることがあります。

私の説明を聞かれて、賛同できない方の場合、全く考え方が違う場合が多いですが、残念ながら1度の診察カウンセで、その方の思い込みや考え方を私に合わせることは、やはり無理でしょう。

今は大体、肌荒れ関係の初診の方は、1時間くらい、診察と説明にお時間を取っています。開業してから、スキンケアに関しては、ほとんどの患者さんに賛同いただいていると思っています。HPを見て、ご来院いただいた方の大半は、賛同して来られてるせいもあると思います。私が勝手に思っているだけで、違うという方もいらっしゃるかもしれませんが。。

自分でスキンケアしたくないから、しなくてもいいようにクリニックで全部治せ、とか、なんでもいいから薬だけください、という方は、数人いらっしゃいました。こういう方は、考え方が全く違うので、私がスキンケアやお肌の説明をしても、うるさい、というふうにしかとらえられないと思うので、もう来られないと思いますが。。儲かるから、どんな薬でも、バンバンくれるクリニックというのが、世の中にはあります。そういう方は、そういうクリニックに行かれるんだと思います。

もし、カウンセ1時間で賛同するのが無理なら、一旦おうちでゆっくり考えていただいて、それでも賛同できないなら、他の医師にご相談いただくほうがいいでしょうね~。賛同できない方に、カウンセで2時間も3時間も一度に予約の枠を取る、ということは不可能です。他の患者さんが予約が取れなくなって、迷惑がかかりますから。

半信半疑で簡単な治療だけ始められて、何回か通ううちに、安心されて、私に賛同もしてくださるようになり、治療をそれから勧めていかれる方はいらっしゃいます。信用がちゃんとしてないうちに、高額を支払って処置される必要はありませんし、美容皮膚科は病気ではないので、理解不十分なまま、急いですることでもありません。御納得された上で、治療は始めてください。治療するにしろ、しないにしろ、説明のあったスキンケアは、出来る範囲からで構わないので、その日から頑張って実践してください。

患者さんからの聞いた話からだと、美容クリニックやエステの悪質なところだと、その化粧品や施術のいいところのみを言って(あるいは、強調しすぎ)、欠点や副作用を全く言わない(あるいは、軽く言い過ぎ)、ということがあります。また、クリニック限定とか提携サロン限定で、最近はきつい成分(例えば、グリコール酸などのAHAやレチノール・トレチノイン・ビタミンAなど)もホームエステと称して出してくれるようになりました。これらの表記があれば、注意が必要です。

ホームエステのきつい化粧品を全否定するつもりはありませんが、塗るだけで割と効果が出るモノになってきますと、やはり副作用なり、反応後の経過が通常とは違うことは、覚悟しないといけません。ですが、本当に、我慢しないといけない経過なのか、すぐに中止して、違うモノに変えないといけない状態なのか、そもそもその治療や化粧品でないと本当にダメなのか、ということが大切です。

こういう化粧品のメリットは、クリニックで光やレーザー治療をするよりは安くて、おうちで好きな時にできるので、お手軽で、普通の化粧品よりは効く、ということです。人によっては、モニターの写真にしたくなるほど、効果が出る方も、もちろんいらっしゃいます。

欠点は、副作用が出たら、結構ひどくなることです。元に戻すのに、お金も時間もかかります。わかりやすい副作用なら、すぐに止めてもらえるからいいんですが、なんとなく肌の調子がどんどん悪くなる、となると、ご本人は全く気付かれません。また、そういう場合、クリニックやサロンで、次のセットを買うのを勧められて、また買ってしまうというスパイラルに入ってしまうことがあります。トータル長~い時間を、その化粧品に使ってしまうことになります。

ちゃんと説明をされたとしても、家に帰ったら忘れてしまって、説明書きも無くしてしまって、自己流で毎日やっていたら、エライことになる、ということもあります。次に買いに行った時に、おかしかったら、クリニック・エステ側が確認するとか、止めさせるとかしないといけないのに、そのまま売り続けるという・・・。本当に悪質なのもありますが、スタッフや医師もわかってない、ということもあるそうで、それが一番怖いです。

化粧品の高いのを買い出すと、ホントにキリがありません。確かに、高いのは気持ちよく、塗りやすかったり、化粧ノリが良かったり、ですが、きつくて高いとなると、要らないんじゃない?と私は思ってしまいます。

効果が欲しい時はクリニックできちんとする、おうちでは副作用のあまり出ない化粧品を使う、でもスキンケア(保湿・日焼け止め・こすらない)はちゃんとする、というのが私のオススメの方法です。

おうちで、副作用が出るとか、出るかもしれない、というのは、できるだけ、患者さんには出さない方針です。合う合わないはあるかもしれませんが、副作用のほとんどないクリニック限定化粧品・医薬部外品で、しかも効果のあるモノも当院ではご用意してます(例えば、エクイタンス® ・エラスチダーム®など)。

きついモノが効く!と思って、ずっと使い続けたけど、なんか調子悪いという方は、考え方を180度変えてみる、というのも大切です。違った角度から、やってきたことをみてみる、とか。

ご自分でわからない時は、どうぞ診察にいらしてください。化粧品など御持参いただいて確認もする場合は、「スキンケア指導(1回¥10.500)」という予約になりますが、なにか処置されている(する)方の場合は、処置代に含まれますから、無料です。

化粧品は、毎日使うものですから、何を使うのか、いつまで使うのか、など実はとっても大切なんです。あなどれません。

こちらが吉田神社でいただいてきた御神符です。(真ん中ふたつ)いろんな災いから1年間守ってくださるわけです。

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この吉田神社の中にある大元宮が節分詣発祥のお社だそうです。知りませんでした。

左のは、玄関の内側に、右のは神棚に、置いております。来年、またこれを吉田神社に納めて、新しいのと交換していただく、という形です。一番左は、神社でいただいた福豆ですね。これを、豆まきで、まくわけです。一番右は、大丸で買った豆がらと柊です。鰯はくさいので、クリニックでは無しとしました。お昼に、鰯のフライをいただいたし、昨日も今晩も家では鰯を食べたので、それでよしとすることにしました。

この買ったセットの柊ですが、あんまりトゲがないな~。うちのチャイニーズホーリーもトゲないけど、せっかくだから、バシっとトゲだらけのほうが雰囲気出ていいのい~。柊の種類にもよるんでしょうが、足りなくなったのかしら。。

クリニックで後片付けの前に、豆まきを行いました。さすがに、ビルの窓を開けて、豆をまくわけにはいかないので、玄関だけでやりました。家でもやりましたが、もう夜なので、窓は開けずに、玄関だけですが。

さあ、これで明日から本当の新年ですね!どんな1年になるのか、楽しみです。皆さんに良いことがたくさん起こる年になります!