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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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レディエッセの価格を変えました

先日、レディエッセの正規代理店の方とお話していた時に、やはりレディエッセは高いので、患者さんからも、もう少し安かったら、とよく聞きます、という話題が出ました。

レディエッセは、原価も高いんですね~。

価格設定というのは、自費診療なので、いくらでしようが、まあ、そこのクリニックの勝手なんですが(赤字の原価割れでやっても、100万円でしても、構わないわけです。)、一般的には、それを取り扱っている業者さんとも相談をしたほうが業者さんにとっては親切です(安めにする場合)。

何故かというと、あまり安くし過ぎると、その商品全体のイメージを壊して、安いモノ=良くないモノみたいな印象がついてしまっては、お互いにとってもダメですし、美容業界全体としても、良くないです。

どんな治療でもそうですが、リスクのあるモノ・長期持続するモノ・元に戻せないモノ(例えば手術とか)は、10代・20代の若い子が安易にするモノではなく、ある程度の分別のある大人が自己責任でやるモノだと思うんですが、価格を極端に下げると、やはり若い子もしやすくなってしまうため、メイク用品を買うみたいに、すごく簡単に考えてしまう方も増えてしまう、というのがこの業界では一般的です。

考えるだけなら構わないんですが、実際簡単に手に入る価格だと、深く考えずに、ついやってしまう、ということは若い子だけでなく、大人でもあり得ます。

簡単に元に戻ることなら、やってみないとわからないこともありますから、何事も経験してみる、というのもひとつの考え方でしょうが、レディエッセは、本当に入れてしまうと、全然吸収しません。

少量いれただけなら、自然でいい感じだと思いますが、入れすぎてしまうと、半年はそのまま、と思っておくほうがいいです。持つ方なら、1年以上持ちますから、戻してくれと言われても、戻す方法はありません。吸収を待つだけです。

ヒアルロン酸なら、溶かす薬があったり(うちでは、しませんが)、マッサージすることで、吸収が早くなる、とか方法はありますが、レディエッセは、どうしようもないです。

例えば、アジア人の場合、鼻の付け根(鼻根部と言います)やアゴに、ちょっと入れて鼻筋を通したり、形を整えたりすると、美人度がグンとアップしますが、もちろん入れ過ぎると、バレバレです。整形した、と言われてもしょうがないです。バレてもいい方は、それでいいんですが、中にはたくさん入れたいけど、バレたくない、という方がいらっしゃって、元が低かったら、入れすぎたら絶対バレるでしょう。

高くしすぎたから、低くしてくれ、となっても、レディエッセはできません。そういうことがわかっていて、ちゃんと止めてくれる医師の元でやらないと、たくさん入れて患者さんから追加料金をもらおうと考えている医師は、そんなことおかまいなしです。

中々戻らない治療は、やはり慎重に考えて、今の流行りの顔だから同じようにする、とか、流行りのアイドルと同じようにやる、というのは止めておきましょう。流行は、またすぐに変わります。

一部のクリニックで、無茶苦茶な価格破壊をしているところもありますが、そういうところは、自らクリニックのイメージダウンと、薄利多売の手技に走るため、ろくな医療が受けられないことも多々あります。まさに、安い医療=悪い医療を、実践されているわけです。完全な質の低下ですね。

クリニックによって、これは結構安いんじゃない?とか、キャンぺーンで特別に、というのは、どこでもある程度していると思います。安いのには、何らかの理由がそれなりにあります。理由は、クリニックや治療内容によっても違いますが、全部ではなく、どれか一部でしょう。

なんでもかんでも安い、というのは、普通に考えたら、薄利多売でないと経営が成り立ちません。

医療の薄利多売をするということは、一人の患者さんに取れる時間が少ないのは当たり前で、ろくな説明もせず、トレーニングできていないどころか、知識も乏しい医師が行っている場合もあるので、普通の方は、そんなクリニックには近寄らないことです。

例え、トラぶって、お金を後から返してもらったとしても、時間もダメージを受けたお肌なり顔は、戻らないこともありますから、関わらないことが一番です。

どんな医療も、100%絶対安全、ということはあり得ないのに、その医療にちゃんとした時間を割かないこと自体、危険性を上げることになります。ホントにろくでもありませんから、お気をつけください。

さて、レディエッセですが、当初のうちの価格は、大体よそのクリニックに合わせました。1.3ccとか1.5ccの違いがあったり、手技料金を別に取るクリニックもあったり、とクリニックによって色々ですが、まあ、似たような価格に足並みを揃えました。

レディエッセは、普通のヒアルロン酸と入れる深さや適応が違うので、そういうことがわかっていない医師がするというのは、もっての他ですが、患者さんにも適応かどうか、のご説明もするので、やはり時間がかかります。注入する時も、ヒアルロン酸以上に神経を使いますから、処置を急いでバタバタとするものでもありません。きちんと時間をかけないと!

そういう理由もあって、あまり安くすると、大勢の患者さんが来られてしまうと、時間もかけられません。

うちもキャンペーンの時は、ご好評いただいておりますが、やはり皆さん、「やっぱり定価は高いですね~。キャンペーンなので来ました。」という方が圧倒的に多いです。

下げすぎもダメですが、他院でも、最近少し値段を下げているところも出てきたので、代理店の方とも相談して、少し値段を下げることにしました。やっぱり10万円を超えるって、いくら持ちが良くて、少量でいいと言っても、やっぱり高すぎますよね。

そこで、今日から、全く同じ量で、1本¥98.000です。キャンペーンではないので、これが新しい定価となります。いくら安くなったと言っても、メイク感覚で、ホイホイできる値段ではないかと思います。

する前に、やっぱりちょっと考えたり、調べたりいますよね?その感覚を大事になさってください。

友達が良かったから、自分にもいいとは限りません。

カウンセリングも、自分のことですから、ちゃんと聞きましょう。わからないことは、わかるまでしないほうがいいです(何でもです)。

美容医療は、急がなくても、ちゃんと待っていてくれますから、理解してからやったほうが、絶対良い結果が必ず出ます!

2本目をお考えの方、やりたかったけど迷っておられた方、一度ご相談ください。

適応がない方、あっても、他院でした分が残っている方など、一部の方はできませんので、必ず診察を受けて、できるかどうか、おススメかどうかをご相談ください。

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