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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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ホーム > 2011年03月17日



節電

地震が起こって、最初の頃、節電を呼び掛けられましたが、関西の電気を東北まで届けられないため、関西で節電しても直接関係ない、ということがTVでやっていました。

ところが、その後か、別の番組で、関西からいきなり東北に回さなくても、東北のそばの電力会社から東北へ、中部から関東へ、関西から中部へ、みたいに順番に回すと、いけるので、関西でも節電しましょう、みたいに報道されていました。

ところが、また今朝の「おはよう朝日」で、関西で節電しても、周波数を変える時に、かなり電気は減ってしまい、東京電力に送り出せる電気は、とても少なくて、全然足りないから、関西で節電しても、全く意味がない、とどこかの学者の方が言っておられました。

ずっとテレビを見ているわけではないので、一体何が正いのかわかりません。

とりあえず、関西電力のホームページを見て、確認しました。http://www.kepco.co.jp/notice/0315-1j.html 今も、送電はできるだけされていて、関西電力では、充分な電力はあるので、積極的な節電までしなくても、大丈夫だそうです。ですが、元々の省エネルギー・節電は、引き続きお願いしたい、とのことです。

関西の節電が、その学者の方が言うように、全く意味はないとは思いませんが、学者の方は、報道された意味とは少し違った意味で言っておられたのかもしれません。

いろんな番組がそうですが、節電のことだけに関わらず、その番組の示したい方向に合わせて、アナウンサーやキャスターの方が、誘導している場面もあり、学者の方は、はっきり言い切っていないのに、アナウンサーが大きな声で言い切っているところで、終わったり、と。

医師も100人いたら、皆考え方が違います。ことによれば、どちらが正しいのか、決着がつくものではありません。見方を変えたら、違う意見もある、ということですから、どちらを重視するかは、その方次第なんです。学者の方も、皆さん意見が違うと思います。こういう時期ですから、専門知識を持って、言い切ってくれる学者を探してこられるのか、あまりどういう考えの方かも調べずに、生放送に入れて、そのまま報道するというのは、どうかと思います。

節電くらいは、関西では、それほど大変なことではありませんから、今後のことを考えて節煙するクセをつけるのは、良いことだと思いますが、原発のこととか、東南海沖地震のことなど、視聴者の不安を煽って、パニックにつながるようなことはやめてほしいです。

マスコミのその場しのぎの報道にも、こんな時期だといつも以上に辟易します。間違った報道をしてしまった場合、気づいた時点で伝えなおしてほしいです。

昨日くらいから、マスコミもちょっと注意されるようになったんでしょうか。パニックを煽るようなことを言っているのを見るのが、少し減った気がしました。むしろパニックにならないように、呼びかけているのを何度か目撃しました(責任を感じておられますか。。)。

私達関西で、節電したからと言って、その分が被災地に行くわけではありませんが、今だけでなく、今後も節電を心がければ、原子力発電所をつくる数などにも今後関わってくると思います。

電気を使いすぎるから、火力発電・水力発電・風力発電・ガス・石炭などで、供給が追い付かなく、また、クリーンエネルギー(二酸化炭素を出さない)ということでも、原子力発電がどうしても必要になってきます。

電気を使えば、たくさんの原子力発電所が必要となります。

誰だって、自分の町に、原子力発電所ができたら、嫌ですよね。仕方ない、と受け入れざるを得ないことはあっても、自らすすんで、原子力発電所を誘致するのは、自治体でも議会や住民の方々の反対派とかなりもめてますよね。

誘致するのも、いろいろな理由があって、誘致に名乗り出られるわけで、ホントに地元の方々全員が喜んで受け入れている地域はないんじゃないでしょうか。

受け入れてくださった地域の方々に感謝しつつ、新しい原発をドンドン増やさなくても済むように、意味はなくても、私は節電を見直しました。

直接、被災地に役立たなくても、節電することで、今までどれだけ電気の無駄使いをしていたのか、マメに電気を消すようになって、改めて気付きました。

灯油やガソリンなら、被災地に運んでいくことができますよね。個人では受付してもらえませんが、企業や公共の支援活動されているところに、お渡しすることができますね。

いろんな物資が、うまく被災地に届きますよう、お祈りしております。