昨日は、この春公開の「阪急電車」の試写会に、ご招待をしていただき、行って参りました。
なんと!場所は、宝塚大劇場です!!
恥ずかしながら、私は宝塚にも大劇場にも行ったことがなく、今回が初めての体験でした。
宝塚の印象は、駅から大劇場まで、「花のみち」という名前のついた花や木がたくさん植えてある可愛らしい小道が続いています。昨日は、元々大劇場の定休日らしく、周辺のお店や大劇場内の売店は、どこも閉まっており、ちょっと残念。。宝塚らしさが、見られると思っていました。
売店とか、さぞ普段みることもないものがたくさん売っているような気がして・・・。
さて、女優さん方や監督・原作者の方の舞台挨拶は、映画も含めてマスコミ関係者の方以外、一切の撮影・録画録音は、NGです。女優さん方の美しさを写真でお見せできないのは非常に残念ですが、各マスコミの写真でご覧になってください。
舞台挨拶に来られたのは、女優で主演の中谷美紀さん・宮本信子さん・南果歩さん・谷村美月さんと、三宅監督と原作者の有川浩さんでした。
舞台なので(大劇場、むちゃくちゃデカイんですね~!)、テレビみたいにアップで見えるわけではありませんが、お顔の表情や雰囲気は充分わかりました。女優の皆さん、やはりオーラが違いますね~。見てるだけで、うっとりです~。
結論:映画は、とても良かったです~!
恥ずかしながら、原作を読んでいなかったので、急遽、梅田で本を買って、阪急電車に乗り込みました。宝塚までの間に、読みやすいので、半分くらい読めて、もっと読みたい!という内容で、これは、人気なのも納得の一冊です。まだ読まれていない方は、ぜひどうぞ!
読まずに、映画を見てから読む、というのもありますが、読んでから映画を見る、というのも、原作と違う点など、楽しめて良かったです。
原作と多少違っても、雰囲気とかエピソードとかは、原作に忠実で、とてもいい感じです。
原作を読まれた方はご存知でしょうが、この作品は、阪急電車の今津線というローカルな車内で乗り合わせた方々の、ちょっとした日々のエピソードなんですが、オムニバス形式というんでしょうか。どの話も、ちょっとずつつながって行くんですよね。それぞれの人のその後が気になるというか、どれも心温まるちょっとした日常の幸せが、描かれていて、陽だまりのような作品です。原作も映画も。
読んで頭の中で、想像していた画像が、映画で実現されて観る、というのが、読んだ直後だったので、少し感動してしまいました。どの女優さん・俳優さんも、いい味出してる、というか、本当にいい映画です。
原作で一番人気という「翔子」という役は、中谷美紀さんが演じられているんですが、まさに原作の「翔子」のイメージ通りでした。抜け出てきたようです。もっと「翔子」の出番が見たい!「翔子」のエピソード、もっとあるやん!みたいな感じです。「翔子」ガンバレ!という方が多いのも、うなづけます。
映画は、もりだくさんというか、原作をするのには、少し時間がないのかもしれませんね。
準主役というか、宮本信子さん演じるおばあさんは、良かったですね~。原作に忠実に、というよりも、原作以上に、いい味出てました。とても印象に残りました。
あんなおばあさん、憧れますね~。
今、希望の光も無くなりかけて、暗くなっている日本ですが、この映画で、少しでも陽だまりの暖かさを感じていただければ、いいな、と思います。
被災されている現地の方には、まだ日常の些細なことが本当はとても幸せ、と気付かせてくれるという映画はつらいかもしれませんが、被災していない地域の方には、人とのつながりを再認識していただけて、元気の出る映画なので、どんどん見ていただいて、元気を出して、その分、東日本に元気が届けばいいな、と思います。そうして、経済が回れば、日本全体が明るくなりますから!
昨日、舞台挨拶でも、有川さんもおっしゃってました。「震災後に、被災していない地域がやってはいけないのが、自粛と不謹慎だ」と。それをしてしまうと、経済が回らなくなって、被災地にお金が回らなくなると。もっともだと思いました。
だから、皆さんも映画を楽しむのは、不謹慎だと思わずに、楽しむためにお金を使うことが、回りまわって、東日本を助けるので、どんどん映画を楽しんでくださいと。
ちなみに、「阪急電車」は、本当に関西色満載で、地元もたくさん出て来ますから、関西の方は、風景を見たり、実際に行くこともできるので、それだけでも楽しめると思います。
4月23日、関西先行公開だそうです。
映画を大画面で見たのは、20年以上ぶりかと。内容もよかったし、昨日はとてもいい日でした。
こんな機会をプレゼントしていただけて、いい1日を過ごすことができて、感謝します。
ありがとうございました。