ちょっといい焼き鳥屋さんとかフレンチ居酒屋みたいなところに行って、レバーパテとかあると、いつも頼んでしまうんです。
若い時は、レバーは食わず嫌いだったんですが、おいしいと聞いてから食べてみたら、やみつきになりました。特に、女性の方は、生理中とか貧血になりやすい方には、レバーはとてもおススメです。
そういうこじゃれたお店で頼むと、いつもちょっとしかくれません。小さ~いココットに入っていて、薄~く切ったフランスパンが数枚添えられていて、もっと食わせろ~、といつも思ってました。(たくさんレバーペーストばっかり食べたら、他のモノが食べれなくなりますけどね)
自分の中では、家で作ったら、好きなだけ食べられるのでは?と思っていたんですが、生レバーを調理したことがなく、料理の本も色々読みましたが、勇気が出ませんでした。失敗して、生臭かったらどうしよう~、と思ってました。内臓料理は、下処理が肝心です。
また、料理の本のほとんどが、生レバーは、流水で洗うだの、真水につけとくだの書いてあるんですが、むか~し読んだエッセイか何かに、牛乳につけておかないと臭みが取れない、と書いてあった記憶があって、あまり料理の本(選んだ本によりますか?)には、牛乳のことは書いてありません。
ず~っと、どうしようどうしようと悩んでました。瓶詰を買ってきたりもしてましたが、ちょっとしか入ってないのに、結構高いんですよね~。
スーパーに行くと、イオンでも、グリーンバリューの鶏のレバーが売ってあったりして、しかも安いし、横眼で見てるだけでした。
今日!とうとう買っちゃいました!徳島の阿波鳥の生レバーです。!見た目もすごく新鮮で、せっかくの休みなので、いつもと違うことにチャレンジです。
生レバーを、触ったのは初めてかも・・・。鶏の肝臓は、思ったより大きかったです。
まずは、流水で血を洗います。そしたら、血管がいろいろ見えて、学生実習の時とか、解剖のことととか、いろいろ思い出してしまいました。こんなちっちゃな肝臓にも、ちゃんと血管がたくさんあります(当たり前ですが)。しかも、血を洗い流していると、血管の壁が見えて、ちょっと感動しました~。
おお~、まさに肝臓です!
そのあと、気になっていたので、牛乳につけてみました。
なんで牛乳なのかな~、と常々思っていて、なんか臭みをマイルドにしてくれるような感じはありますよね。
しばらくレバーをつけていると!レバーの血管の中から、血液が固まって出て来ました。出てこないヤツも、取れやすくなっていて、そのあと、もう一度流水で洗ったりを繰り返しました。
牛乳は、血液の中のタンパク質と反応して、固まらせくれたんですね~。びっくりです。これなら、血液は洗い流しやすいです。レバーの下処理で、血液は残っていると、生臭くなると聞いていたので、これは丁寧に取り除かねば!
ところが、どんどん小さいモノもたくさん次から次へと出てきて、キリがないです。。。
ちゃんとしたおいしいお店では、こうした下処理を丁寧にされてるんですね。
自分で、触りまくっているうちに、レバーがもろもろになってきて、これ以上触ってはいけない、と中断しました。
ここで止めたら、どんだけ生臭くなるんだろう。。。
料理の本には、ブランデーと生クリームがいるって書いてあったんですが、ブランデーがないので赤ワインで、生クリームの代わりに、牛乳と賞味期限の切れたクリープを入れることに。
玉ねぎを薄く切って、バターで炒めます。結構、バター使いますね。
その後、一口に切ったレバーを入れて、炒めます。塩コショウも、ローリエも一緒に。
焼き色がついたら、お酒を入れて、アルコール分を飛ばすんですが、赤ワイン入れすぎました。。。
ビシャビシャです。。。まあ、いっか、と思った瞬間、赤ワインと牛乳って、混ぜたら凝固した気がする(違うかもしれません)、と思いだし、凝固したら、モソモソになってしまうので、煮詰めることに。。
なんか、どんどんかけ離れてる?
やっと煮詰まって、牛乳を、また入れすぎました。アバウト過ぎです。。残ってたクリープも全部入れました。その後、煮込んで、火を止めて、またバターを入れて(バター多過ぎ。レバーペーストって、カロリー高い?)、熱いうちに、ミキサーにかけます。
ちょっと牛乳多いから、べちゃべちゃかな?と心配しましたが、ミキサーが終わると!
いい感じです~。お店で食べたのと、似たような味はします!思ったより、べちゃべちゃにならず、まあ、許容範囲です。
すっごい大きなココットいっぱい出来ました!これで、いくらでも食べられます~。
残っていた食パンを焼いて、たいらげましたが、レバーペーストは、まだ半分以上、残ってます。
その後、ペーストだけ食べてましたが、こればっかりはさすがに食べられませんね。
たくさん食べて、初めてわかるという。いえ、食べなくてもわかるはずですが。。。
まあ、気が済みました
。しばらく、レバーペーストにも困らないし、血抜きは、思った以上にめんどくさかったですが、全然生臭くなく、これなら、また作ろうかな。今度は、ちゃんと生クリームとブランデーで。
生レバーを買うと、とても安くて経済的です。安~い焼き鳥屋さんのレバーって、焼き過ぎておいしくないですよね。パサパサしてて。新鮮じゃないと、危ないので、よく焼かれているんだと思いますが、
今度は、下処理して、フライパンで焼いてみようかな。。まだ、恐々ですが。
今、焼肉屋さんでの、牛の生食、問題になってますね。子供さんが二人も亡くなるという、信じられないことが、今の飲食店では起こり得るんですね。。。信じられません。いくら安いお店といっても、あんまりにもひどいですよね。安い店で食べたら、おなか壊した、とかの笑い話では済まされません。
以前に読んだ「美味しんぼ」の中で、それがテーマになっていたことがあったと思うんですが、特に、レバーは新鮮なだけでなく、健康に育てられた牛でないと、絶対いけません!
不健康な牛、というのは、薬漬けの牛です。健康に育っていない(育つ環境もすごく大切です)ので、たくさん病気をしやすくなります。病気になったら、お肉として売れなくなったりしますから、予防で、薬をたくさん飲ますんです。
たいていの薬は、肝臓(レバー)で分解され、肝臓に蓄積していることがあります。レバーを食べたら、蓄積している薬とかも一緒に食べてしまうことになります。
そんなことも「美味しんぼ」に書いてあったと思います。
これは、牛だけでなく、全ての動物(豚・鶏・ラム・馬とか)に共通すると思います。
昔、牛乳飲んだら、おっぱいが大きくなる、とかいうウワサ、ありましたよね?あれは、牛に与えられたホルモン剤のせい、というのが真相だと思います。今は、どうなっているのか知りませんが、野菜の残留農薬やポストハーベスト(収穫後に、輸送する間に、カビたりすると困るので、防かび剤などをかけるんです。アメリカ産のかんきつ類とか、その筈です。)と同じことですね。
植物・動物に与えた薬は、蓄積するもの・洗っても残るものがあるんです。(放射能は、洗えば、結構落ちるはずです。福島付近の野菜のほうが、農薬まみれの野菜より、よほど安全だと思います。以前にも、中国野菜の農薬とか問題になりましたよね。今、大丈夫という保証があるんでしょうか。。産地や種類にもよると思いますが、できるだけ、野菜や果物は、国産を食べるようにしてます。買える時は、なるべく農薬とか少ないモノを買うようにしてます。いつも買えるわけではありませんけど)
たまに、体に悪いものを食べても、体が自浄してくれると思いますが、しょっちゅう食べてたら、蓄積する分もあるかもしれません。食べる量にもよるでしょうし、食べる種類や使っている薬にもよるでしょうが。
ユッケとか、生で肉を提供するのに、「肉を殺菌してます」と取材に答えている焼肉屋さんがあって、
「なにで、殺菌をしてる?」ととても気になりました。基本、菌を殺すには、焼くのが一番です。特に消化管のホルモンは、必ずよく焼かないと!
体に安全な薬を肉に振りかけている、と言っていたお店もあって、体に害のないモノで、菌が死ぬのか?と思ってしまいました。一体、なにをかけているんでしょう。。。アルコール(お酒)ですか。。?
ホントに、菌死んでますか。。。?火通さなくて、菌死んでる?
それよりは、肉やホルモンの扱い方のほうが、よほど重要です。
まな板や包丁・調理する手を、絶対消化管のホルモンを触ったら、触らないとか。
もともと、そんなに生肉は食べませんが、たま~に、ちゃんとしたお店で、量が少なかったら、ちょっと食べてました。焼いたら、無くなる栄養素があるかなと思って、時々生の栄養を取る感じです。
高いお店でも、本当に大丈夫か?となると、もうわかりませんよね。
正直、しばらくちょっと生肉系は、やめておきます。焼いたお肉のほうが好きだし、生レバーも、自分で火をギリギリで通して食べたらいいかな、という感じです。
もし、レバーペーストは、自分で作って、保存するなら、しっかり火を通してくださいね。でないと、保存に向きませんよ。新鮮で、安全なヤツで作ってくださいね。イオンのグリーンバリューのは、今回買っていませんが、鶏に使っている薬は少ないか、なかったような気がします。確認してから、買ってくださいね~。
イオンのグリーンバリューの野菜やお肉は、便利ですよね。信頼していいですよね。。