さて、水虫の治療ですが、塗り薬と飲み薬があります。
足の水虫の場合、他の体よりも角質という皮膚の外側が分厚いので、水虫菌も隠れやすくなっていま
す。そのため、塗って症状が良くなっても、しばらく塗り続けないといけません。
ほとんどの水虫の場合、数日から1週間くらいで、見た目は良くなりますが、奥に水虫はまだ隠れて
います。1か月くらいで、見た目はほぼ完ぺきに見えるかと思いますが、できれば、2~3か月塗る
のがいいです。確実です。
みなさん、ちょっと良くなると、塗るのやめちゃうんですよね~。
しばらくしたら、また出てきます。
水虫は治らないのではなく、治してないのに塗るのを止めるから、いつまで経っても治らないん
です。
塗る時も、両足の裏全体と10本の指全ての間と全部塗らないといけません。
どこか塗り残しがあると、そこに菌が潜んでいることがあります。せっかく何か月も塗ったのに、
塗り忘れたために、また出てくるというのでは、やりきれませんよね。
どうしても塗るのが無理!という方、飲み薬という方法もありますが、その場合、1か月くらいが一
つの目安ですが、薬の副作用が出ることもあります。そこが塗り薬と違うとこです。
もちろん、希望されても、今飲んでいる薬との飲み合わせや、かかっている病気で飲めないこともあ
ります。
また、治療費もだいぶ高くなります。よほど難治性の方でない限り、塗るほうがいいかな、と思いま
す。
飲み薬を飲んでいると、塗り忘れても、塗り残しがあっても、大丈夫は大丈夫なんですけどね。
飲んで塗る、というのが一番早いですが、治療費は最も高くなります。
飲み薬の場合、血液検査が別に必要なこともあります。
足水虫の場合でも、皮膚がただれたり、ひどい場合は、塗り薬でしみたり、刺激になったりすること
があるため、その場合は、飲み薬しかないかなと思います。
症状によっても、さまざまですから、主治医とご相談くださいね。
次回は、塗り薬の話パート②です。まだまだ塗り薬話は続きます。