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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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水虫の治し方③

さて、水虫の治療ですが、塗り薬と飲み薬があります。

 

足の水虫の場合、他の体よりも角質という皮膚の外側が分厚いので、水虫菌も隠れやすくなっていま

 

す。そのため、塗って症状が良くなっても、しばらく塗り続けないといけません。

 

ほとんどの水虫の場合、数日から1週間くらいで、見た目は良くなりますが、奥に水虫はまだ隠れて

 

います。1か月くらいで、見た目はほぼ完ぺきに見えるかと思いますが、できれば、2~3か月塗る

 

のがいいです。確実です。

 

みなさん、ちょっと良くなると、塗るのやめちゃうんですよね~。

 

しばらくしたら、また出てきます。

 

水虫は治らないのではなく、治してないのに塗るのを止めるから、いつまで経っても治らないん

 

です。

 

塗る時も、両足の裏全体と10本の指全ての間と全部塗らないといけません。

 

どこか塗り残しがあると、そこに菌が潜んでいることがあります。せっかく何か月も塗ったのに、

 

塗り忘れたために、また出てくるというのでは、やりきれませんよね。

 

どうしても塗るのが無理!という方、飲み薬という方法もありますが、その場合、1か月くらいが一

 

つの目安ですが、薬の副作用が出ることもあります。そこが塗り薬と違うとこです。

 

もちろん、希望されても、今飲んでいる薬との飲み合わせや、かかっている病気で飲めないこともあ

 

ります。

 

また、治療費もだいぶ高くなります。よほど難治性の方でない限り、塗るほうがいいかな、と思いま

 

す。

 

飲み薬を飲んでいると、塗り忘れても、塗り残しがあっても、大丈夫は大丈夫なんですけどね。

 

飲んで塗る、というのが一番早いですが、治療費は最も高くなります。

 

飲み薬の場合、血液検査が別に必要なこともあります。

 

足水虫の場合でも、皮膚がただれたり、ひどい場合は、塗り薬でしみたり、刺激になったりすること

 

があるため、その場合は、飲み薬しかないかなと思います。

 

症状によっても、さまざまですから、主治医とご相談くださいね。

 

次回は、塗り薬の話パート②です。まだまだ塗り薬話は続きます。 

カテゴリ:

医療