以前に、女性の年齢が出てしまいやすいのが、ヒザやヒジ、脚の肌のツヤなど、というお話をしました。
他にも、年齢が出やすいのが、髪のツヤです。
これは、若い方でも、パーマや脱色・カラーリング・ヘアケア商品のやりすぎで、ツヤがなく、パサパサの方、多いですね。
加齢とともに、何も髪に悪いことをしてなくても、髪自体は細く、薄くなり、色も抜けていって白髪が増えて来ます。
これはある程度仕方のないことなんですが、一番髪に悪いのは、シャンプー・リンス・トリートメントも悪いのでしょうが、やはり髪に直接つけるヘアムースとかだと私は思っています。
ヘアムースだけでなく、化粧品全般に言えることですが、負担のかかる化粧品は、ホントに、髪も肌も台無しにします。自分に合っていないモノもそうです。
高校生の時に、「本当は恐い化粧品」(という感じだったと思うんですが、正式な題名は覚えていません)という本を読みました。
いろんな化粧品の害が書いてある本です。
今でも探せば、今の化粧品に関して執筆されているモノがあるかもしれません。
極端な意見も一部載っていますが、スポンサーの関係で、マスコミとかには報道が絶対されないような害や、化粧品会社の裏事情も載っていたりしますから、化粧品自体が、手離しで、歓迎できる、とても肌にいいモノ、という概念は、覆された記憶があります。
良い面だけでなく、悪い面も知って、自分はどう選択していくか、の基準になりますし、化粧品会社のCMやマスコミに踊らされるのではなく、一般の方だと、過大広告も見分けられやすくなるかもしれませんね。
わかった上で、納得して、本当に必要な化粧品だけを使う、という感じです。
石けんで顔洗って、何も塗らずに生きていくって、やっぱり無理ですからね。塗りやすい保湿も欲しいし、副作用のない美白クリームも欲しいし、日焼け止めも、肌をキレイに見せるファンデーションも口紅だって、欲しいです。
化粧品なしの生活は、私にとっても、考えられません。
化粧品自体の、元々の目的は、お肌をより健やかに保ち、メイクは、よりキレイに見せてくれるためのモノなので、自分にあった化粧品というのは、戦友のような、とても大切な友達みたいな、最大の自分の味方ですよね。
(ここで、誇大広告に載せられて、欲張ってしまうと、化粧品の役割から逸脱してしまって、おかしなモノを買ってしまうことになります。化粧品は、薬ではありませんから、お肌をあくまで健やかに保たせる道具であって、医療ではありません。何かを治すわけでも、シミやシワといった老化の治療でもありません)
そこで、化粧品の害につていです。
化粧品は、元をたどって行けば、水と油も混ぜているものです。塗り薬も基本そうです。水っぽいものだけ、油っぽいものだけ、というのであれば、まだいいんですが、水と油を混ぜてある、いわゆるクリーム・乳液系の場合なんですね。問題は。
水と油は、基本混ざりません。ドレッシングを見ていただいたら、わかりますが、分離してますね。油が浮いている状態です。使う直前に、振って混ぜて、かけますよね。
化粧品でも、たまに使う直前に振ってください、と表示のあるモノもありますが、あまりありません。
お客さんが、めんどくさがってしないし、そのまま使われたら、クレームになりやすいからです。
水と油を混ぜるのには、界面活性剤といって、洗剤と同じような成分が必要になります。界面活性剤でなければ、乳化剤というものが使われます。水と油をくっつけて、うまく混ざらすためのものです。(自家製マヨネーズを作る時に、お酢と油だけだと混ざらないけど、卵黄をいれると、クリーミィーになりますよね。乳化させるわけです。)
まあ、界面活性剤も乳化剤も、似たようなものんですが、ちょっと乳化剤のほうが、お肌にはまだ優しいです。
先ほどの本(20年以上前の話です)には、この界面活性剤の恐さが、たくさん書いてありました。
(化粧品の実験、例えばマスカラとか、で、ウサギを使っている話なども書いてあり、ウサギの目が真っ赤になっても、実験を続けている、云々。。と書いてました。いきなり、人間で実験するわけにいきませんから、どうしても動物が実験台になってしまいます。薬でもそうです。どこまで、人間のエゴのために、他の動物を犠牲にするか、なので、化粧品の直接的な害とは違う話になりますから、今回は置いておきます。ただ、そういう犠牲の上に成り立っているんですよ、ということが、本には書いてあったと思います。)
一般的な話なので、例外もありますが、化粧品の安いモノには、安い界面活性剤が使われていると思います。原価が安いんですから、材料にお金がかかっているわけ、ありませんよね、普通。
むか~しの化粧品っていうのは、大変粗悪だったと思います。モノもなかったし、科学も進んでなかったし、江戸時代とかもっと昔になると、いわゆる化粧で使うモノの中には、鉛が入っていたりして、たくさん化粧品を使う職業の方は、鉛中毒になったりとかあったそうです(時代が時代ですから、鉛中毒とも診断されません)
そういう過去の方達が犠牲になって、これは使っちゃいけない、というのがわかり、化粧品の成分も製造技術も、医学と同じで、どんどん進化してきたんですね。
だから、今、スーパーやドラッグストア・デパートなどで売られている化粧品で、昔みたいな粗悪なモノって、ほとんど無いと思うんですね、特に、国産の場合。
(粗悪でなくても、自分には合わない、というのは、もちろんあって当たり前の話です)
ただ、100均(ほとんど中国製のはずです)とか、個人輸入(ニセモノがとても多いです。日本で認可されていない成分も多いです→トラブルがよくおきます)とかだと、粗悪のモノも混じってくると思います。
やはり、高い化粧品になると、いい界面活性剤(?)というか、乳化剤を使っていて、お肌への刺激が、ちょっとマシ・だいぶマシ、というのがありますね。
かといって、高い割に、よくない化粧品というのもたくさんあったりしますから、このへんがどう選ぶのか、難しいところです。
また、反対に安くても、広告費にあまりお金をかけていない、とか、パッケージや、店舗にお金をかけていない、とかで、安くなっている化粧品もありますし、原価をケチっているわけではないところもあります。
原価・材料と言っても、化粧品の保湿なんて、水にグリセリン(薬局で普通に売ってます。化粧品のことを思えば、安っいものです)を混ぜたものを塗っておけば、それで保湿になりますが、まあ、それだけで満足される方は、あまりいらっしゃらないと思います。
理由は、保湿が足らなかったり、塗りにくかったり、気持ち悪い(塗り心地が良くない)とか、商品としてはあまり売れないわけです。自分のためのお手製なら、アリかもしれませんが、市販されている化粧品の塗り個心地がいかに優秀か、ビックリされると思います。
どこの化粧品メーカーも、ちょっとでも塗りやすくて、気持ちよくて、保湿効果が高いものを、一生懸命開発されているわけです。(その分、値段になって、はね反ってきます。開発費と言うヤツです)
安い化粧品の中には、昔ながらの、あまり害のない(それほど効果自体は高くないけど)成分だけ、入れている、というのもあります。原点に戻る、というか、シンプルに考えて作られてる、という感じです。
使い心地は、素晴らしい!とまではいかないけど、保湿効果ももひとつけど、まあ、安いし、負担少ないし、アリか、みたいな。
うちでも、ご紹介する、無添加石けんとかのシリーズですね。
無添加と言っても、何が無添加なのか。。添加物一切なしのものなんて、ありえません。
例えば、防腐剤や発泡剤(泡立ちが良過ぎたら、注意です)・品質安定剤などが無添加、というのが、こういうシリーズでは多いでしょうか。
界面活性剤フリーとまでは、なかなか書いてていなこともあります。(こういうメーカーは、乳化剤も界面活性剤としてみなされてることも多いので、乳化剤を入れている以上、表示はされないのかもしれません。ちょっと言い過ぎになるんでしょうね)
牛乳石鹸の無添加シリーズや、ミヨシ・玉の肌・シャボン玉、など。昔ならがの、メーカーがあります。
こういうところは、全部、石けんシャンプーを売っておられます。(スーパーのエコのコーナーとか覗いてみてください)。
シャンプー・クレンジング・洗顔フォームというのが、界面活性剤が一番たくさん入っています。
肌に悪い界面活性剤を肌にのっけている時間というのは、数分でしょうが、それでも、毎日のことですから、やられてしまいますね~。
クレンジングやシャンプーの肌についている時間が、とても長い方とかいらっしゃって、お肌に優しいモノでも、5分以上、というのは、やりすぎで、界面活性剤のではない、石けん成分でも、お肌はもちろんヤラれます。
なんでも、やりすぎはいけません。
お皿洗うのも、素手で長時間やると、手荒れ、ひどくなりますよね。同じです。
洗剤と同じですね。汚れたモノを全部洗う、という感覚。
そんなに、肌(頭も含めて)の汚れって、取らなくていいですよ。皆さん、落とし過ぎです。必要なモノまで、洗い流しちゃってるんです。→続く