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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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「におい専門」の五味先生のご本

以前にも、少しブログに書いた五味先生のこと、覚えていらっしゃいますか?
「におい専門」で、最近時々TVに出ておられますね。
むか~しから、「におい専門」でご高名な先生でいらっしゃいます。

今回、私は初めて、五味先生の本を読んでみました。
「気になる口臭・体臭・加齢臭」という本です。

今年の6月に発行されたようです。

発行されたのを知って、本屋さんではなく、ネットで買いました。
マイナー(失礼)な本かもしれないので、確実に欲しい方は、お近くの本屋さんで注文されるか、ネットがいいかもしれません。

この本は、医療関係者ではなく、一般の方を対象に書かれていて、とてもわかりやすいです。
においのことだけでなく、多汗症のことも触れておられます。

診断の指標や、一般的な治療法を書いてある本は、結構あると思いますが、五味先生のこの本には、日常、みなさんが、ニオイが気になるなら、ちょっとしたほうがいい工夫とかも書いてあり、病院に行くのがちょっと怖い、といか、気後れする、と悩んでおられる場合、ちょっと試してみるのもいいかもしれません。

一人で悩んでるくらいなら、早く皮膚科や形成外科に相談・診察に行くほうがいいんですが、保険診療だけでは限界がありますから、自費診療もされているクリニックに行ったほうがいいかもしれません。
ニオイの問題は、非常にデリケートですから、外科中心のクリニックに行って、手術を勧められても、
実は必要ないのにされそうになっていることもありますから、もし手術ということになったら、絶対即決せずに、何軒かクリニック(必ず手術をやっていない皮膚科をまぜてくださいね)を回りましょね。
クリニックのいいようにされないためにも。
(あまりに高額な医療費は、その場で一旦断って、考えますと言って、帰りましょうね。相場を調べてからでも、遅くありませんから。)

話が飛びましたが、この五味先生の御本、結構目からうろこの部分もあり、わかっていたこともたくさんありましたが、違った面からアプローチされており、「ああ、そうか!」と改めて役立つことがたくさんありました。

五味先生、ありがとうございます。

ある程度の体質は、仕方ありませんが、一番気を付けるのは、代謝と酸化ですね。
また、食生活などで、ニオイの元になるもの(特に、お肉ですね)を控える、ということも大切です。

まあ、全く肉を食うな、というわけではないでしょうが、欧米人と同じで、を肉をたくさん食べてると、体臭は、ちょっと濃くなるようです。
お肉もほどほどに。(健康の面から言えば、赤みで!霜降りは、おいしいですが、少量をたまにね。体には、動物性の脂の取りすぎは、メタボになりやすく、ダメです。)

本の内容を詳しくは書きませんが、こういう実践に役立つことが書いてある本というのは、大変ありがたいですね。
私なりに、いろいろ工夫して、早速患者さんにもおすすめしたいことなど、たくさんあります。

最近、口臭や体臭で、バラの香りですか、ダマスカスローズとか。。大昔から、バラでいい香りを!みたいな、コマーシャル多いですよね。良く雑誌の最後のほうのページとかに、怪しく載ってましたね。

バラで消臭効果は無理です。そんなことを証明したデーターはありません。

バラのいい香りがしたら、いいのにな~、という願望ですね。

先日も、DHCのCMを見て、TVでCMまでするのか、とちょっとびっくりしましたが、小さくしたのほうに、「消臭効果ではなく、マスキング(隠してしまう、みたいな意味です)効果を狙ったものです」みたいな文言が書いてありました。(消臭ではない、と言っているわけです。小さく。。。)
みなさんも、よ~くCM見てくださいね。

まだ、DHCは、ちゃんと表示されるだけマシですが(消費者の観点から言えば、当たりまえなんですげ。ややこしい表現は誇大広告にあたるので、消費者庁から、指導が入るはずなんですが。。)、雑誌のあやしい会社は、そんな表示もほとんど見当たらないことがあります。

はっきり言って、バラの油のカプセルを飲んでも、ダメですよ。
五味先生もおっしゃってますが、消臭をせずに、ニオイに香料を足すと、エラいニオイに変わったりするので、勧めておられません。
まずは、しっかり消臭・防臭です。その上で、香りを楽しむなら、いいんじゃないでしょうか。

ニオイに関して、飲むサプリなどをお探しの方は、富士科学工業のアスタリール®をおススメします。
これは、私の知る限り、今一番強力な抗酸化剤です。
実際、加齢臭に対しての効果があったデーターもちゃんと出ています。
ニオイだけでなく、美容と健康のためにも、大変おススメのモノです。

また、肌から皮脂が多いと、酸化が進んで、ニオイを出すことがありますが、アスタキサンチンの塗る美容液のアスタリズム®は、皮脂のバランスを整えてくれる働きがあります。
1石2鳥ですね。(皮脂を抑えるのではなく、バランスを取るんだと思います。だから、乾燥肌の方が塗っても、乾燥するわけではないですよ。)
私は、昔からスゴイ脂性なんですが、年々ゆっくり脂が減ってきてました。
ここ最近、なんか脂が減ったかな。。年なのか。。と密に思ってましたが、アスタリズム®を使って、ほぼ1年、皮脂を抑えてくれてるのは、これのおかげかも、と前日ふっと思いました。
使っていなかったらそうか、ということと比べることができませんから、アスタリズム®のおかげ、という証拠はありませんが、そう考えると納得がいきました。
(脂のために塗っているのではなく、アンチエイジングで塗っているんですけどね)

ビタミンCの6000倍の抗酸化力のある、富士化学工業のアスタキンサンチン製材、侮れません。恐るべし!こんなところにも関係してくるなんて。

(富士フィルムのアスタリフト®は、全くの別物で、会社も全然関係ありません。富士フィルムのには、ここまでの効果もデーターもありませんから、お間違えないように。)

保険診療で、ニオイを抑えるとなると、塩化アルミニウム液しかなく、これはニオイではなく、汗の腺をつぶして、量を減らすような感じです。やりすぎたり、人によっては、かぶれますから、使いづらいこともあります。また、完全ではないんですね~。(そこまでは効きません。)手足には、ほとんど効きません。

置いてあるクリニックも、最近では減りましたね~。自家調合になるので、PL法という法律の問題が絡んでくるためもあると思います。

商品として、ドラッグストアで置いてあるところもたまにありますが、これもかなり少ないです。

市販のもので、10%です(クリニックのは、普通20%かと思いますが、クリニックによって、違うとお思います)。効きは、クリニックに比べたら、そんな良くないです。当たり前ですね。

自費診療は、いろいろ選択肢が広がりますから、ホントに悩んでいるくらいなら、診察・相談をおススメします。

最近は、市販も色々出てますが、お店によって、ホントにバラバラなので、うまく使い分けできると一番お手軽ですが、探してられないという方は、やはりクリニックが便利で確実です。

(まずは、診察で。間違っても、手術をいきなり申し込まれないように)

 

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