先日の学会のランチョンセミナーのテーマが、「加齢臭」でした。
(ランチョンセミナーというのは、お昼の時間に、宣伝したい企業が、その時間と会場を使う権利をお金を出して買われて、参加する医師たちのお昼ご飯やお茶のお金も出しておられるのかしら。。?どこまでが学会が負担(学会参加費から)されているのかはわかりませんが、お昼ご飯がつくので、ご飯を食べながら、講演を聞いて、勉強するセミナーのことです。
大きな学会だと、整理券が配布されたり、聞きたいセミナーが重なったりと、時間を変えてやってほしい、と思う時も多々ありますが、このランチの時間が、やはり企業の方からすれば、メインイベントなのか、ランチョンセミナーに重ねてしまわれます。
モーニングセミナーだと、サンドイッチとジュースが出たり、アフタヌーンセミナーだとお菓子とジュース、イブニングセミナーだと軽食と、豪華な学会だとフロアにはお酒が並ぶこともあります。
お弁当自体は、どこの学会も、普通のよくある幕ノ内で、せっかくご飯のおいしいところに来ている時は、ランチョンで食べずに、外に食べに行きたくなりますね。
ちなみに、この日のお弁当は、崎陽軒の赤飯弁当でした。焼売も3つ入っていて、崎陽軒なら、というので、全部食べてしまいました。
結局、学会の最後は、抜け出し、(最後のほうは、居眠りばかりしてしまい、これだけ会場にいてても同じだなと判断しました。聞きたいのは、全部聞いたし。。。せっかく中華街の狙っていたお粥さんに行って、席も空いていたというのに、お弁当を食べたのでおなかがいっぱいで、結局、テイクアウトのお粥を買って帰りました。)
すみません、加齢臭の話でしたね。
何年か前に、資生堂が加齢臭の正体を発見して、「ノネナール」と名付けられ、加齢臭を抑える石けんやシャンプーを発売した、というのをニュースで見た記憶があります。
でも、スーパーに行っても、全然売ってないし、真剣に探すこともなく、すっかり忘れていました。
学会のテーマは、アンチエイジングなので、資生堂の加齢臭対策にお声がかかったそうです。
商品名を、「ジョイフルガーデン」と言います。http://www.ag.shiseido.co.jp/item/nc_item02.htm
いろいろな年代の方の、ニオイ(体臭)を集めて分析されたところ、40歳を境に、検出される成分があったそうで、それが「ノネナール」だそうです。
加齢臭というと、男性特有と思われがちですが、女性も同じように出てきます。
ただ、ニオイというのは、女性のほうが過敏なので(いい香りも、嫌な臭いも、なんでも女性のほうが敏感に気づかれます、と資生堂の方が言われてました。男性というのは、鈍感というか、気にならないのか、気にされない方が多い、という、アンケート調査が出てました。
よく気の付く女性は、いろいろ対策をされていて、気づいていない男性が多いためか、男性のほうが匂ってくるので、男性特有みたいに思われているのかもしれません。
加齢臭の元をたどれば、お肌から出る皮脂です。
この皮脂の中に、40歳を過ぎると、混ざってくる成分があって、それが紫外線やたばこ、それ以外のいろんなモノやあるいは自然に酸化されて、ノネナールというニオイ成分になってしまうようです。
ワキガの汗も、30代の男性の皮脂汗もそうですが、皮膚から出た瞬間は、無臭なんです。
それが、空気に触れて、皮膚の雑菌に分解されて、違う成分になり、特有のニオイになってしまいます。
だから、そういうニオイ対策のデオドラント商品は、殺菌系のモノが多いんですが、加齢臭は、雑菌が関与してないそうで、殺菌剤を使っても、消えないそうです。
資生堂の方もおっしゃってましたが、各社いろんな消臭剤・消臭グッズを出されてますが、どのニオイを消したいのか、で、商品を選ばないと、全然聞かないそうです。
まあ、当たり前ですよね。科学的に分析して、一番効くように、成分を配合しておられるので、違うニオイだと、成分も違ってきます。
また、各会社での、得意分野もあるでしょうし、同じ目的のニオイでも、各会社で、やっつけるのに用意している成分も違っており、その人によって、こっちのメーカーのほうが私には合う、とか人によって違うでしょうね。
前にも書きましたが、ニオイ専門の五味先生の本でも書かれてましたが、酸化しないように、抗酸化したらいい、という提案をされていました。
具体的な、自宅で代用できるモノを、本の中では、ご紹介されていました。
そういう商品でも、もちろん加齢臭に効く可能性はあると思いますが、(資生堂の方も言われてました)、このジョイフルガーデンという代物、ハーモナージュ効果と言って、イヤなニオイを他のニオイで包み込むことによって、全く別のいい香りに変えることに成功されたそうです。
サンプルをいただいて、まだ使ってませんが、カシスグリーンの香お書かれていて、匂ってみると、いい香りがしてます。
加齢臭は、皮脂の多いところから、匂ってくるので、背中・胸・耳の後ろやうなじ(首いの後ろ)・頭(結構頭の皮脂から、加齢臭は出てるそうです)に、このシリーズのシャンプー・(女性はリンスも)・ボディソープを使うのがポイントです。
売ってないな~、と思っていたら、今は通販しか取扱いがないそうです。
アマゾン
こだわり商品研究所http://www.kodawari-lab.com/category/134.html
などで、取扱いがあるそうです。
探せば、他にもあると思いますよ。他にも紹介されてましたが、今いただいた資料をクリニックに置いてきてしまい、ちょっとわかりません。
このシリーズは、加齢臭用で、ワキガや30代男性の皮脂汗のニオイや、汗臭いのには効きませんから、お間違いなく。
40歳を過ぎて、気になる、という方は、一度お試しください。
資生堂は、いつもきっちりとデーターを見せてくれるので、聞いているだけで、効く気がしてきてしまいます。
同じ試すなら、そういうほうが私は買いたくなりますね。
一般の石けんやシャンプーからしたら、ちょっと高いのかな。でも、認知度があがって、大勢の方が買うようにあんれば、需要と供給の関係で、値段を下げてこられると思います。まだ、あまり認知されていないから、お値段としたら、こんなものかも。
香水とか買うくらいなら、安いモノですし、デオドラント商品って、どこのも似たようなお値段なのかもしれませんね。