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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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今日も、お楽しみいただけましたか?「ホンマでっか?!TV」。

さて、今日もおかしなことがいろいろ放送されていましたね。

まあ、いつものことですが。。。

ハリウッドセレブ評論家の方は、ああいういい加減な情報を一体どこから仕入れてこられるんでしょう。。。

デミ・ムーアと友達ではないでしょうから、直接本人から聞いたわけでもないのに。。。

あちらの、マスコミと親しくされていらっしゃる方なんですかね。

(どういう方かは、全く知りません。調べるつもりもありませんが。。)

週刊誌のゴシップ記事と同じと思って、絶対信用しないでくださいね!

TVを見ていても、あまり信じてはいらっしゃらないとは思いますが、ちょっと試してみたくなるのが女心というヤツですね。

今日の、とんでも大賞は、「ハリウッドセレブは、顔を小さくするのに、痔の薬を塗っている」という発表に決定です!

この評論家の方の言い分によりますと、痔の薬は、腫れを抑えたり、組織を収縮させる働きがあるので、そのため、顔が小さなくなるみたいで、とかいうものです。

それは、ステロイドホルモンだっちゅーねんっ!

ボラギノール(番組の中で、顔や目元に塗ってみたら!とさんまさんが笑いを取っておられました)の成分が何かは知りませんが、病院で処方する痔の薬の一番有名なのは、ポステリザン軟膏といって、弱いですが、ステロイドホルモン剤が入っています。

皮膚科や形成外科で使うエキザルベという軟膏も、ほとんどポステリザン軟膏と同じ成分です。

ちょっとした擦り傷とかにも、このエキザルベは使いますので、それほどきついステロイドホルモンではありませんが、何も炎症が起こっていない正常な皮膚に塗るものではありません。

ごくたまに塗るだけなら、副作用は出ないとは思いますが、美容液みたいに、毎日塗っていたら、もちろんステロイドの副作用が出てきます。当たり前ですよね。

で、もちろん、こんなもので、小顔になんかなりません。

炎症は抑えますから、擦ってまぶたが腫れてしまった、とかの時に、確かに塗ると、症状や薬の強さにもよりますが、腫れは、マシになります。

長期塗ることで、皮膚は委縮し、脆弱になり、いわゆるペラペラの皮膚になります。

ちょっとした刺激に弱くなるため、内出血もしやすくなるし、トラブル続きです。

毛細血管もどんどん増えてくるため、顔はおかしな赤みが出てきます。

そこまで長期に行ってしまうと、ステロイドを止めさせていくのも大変で、かなりの時間をかけないと、元の肌には戻せません。

ハリウッドセレブが、そんなバカなことをするわけがありません。

だって、彼女達は、見た目というのは商売道具ですから、それで、何億と稼いで来られるわけで、商売道具の顔や体を、わけわからんものを塗って、何かあったら、一大事です。

美容のプロである、美容外科医・美容皮膚科医に任せているに決まっています。

欧米ではセレブは専属ドクターがいるのは、普通に考えて、当たり前だと思いますよ。

どの女優さんも、堂々と、美容外科や美容皮膚科に通っているなんて、あまり言わないでしょう。

でも、クリームを塗ったとか、エステに行った、とかは言いやすいわけです。

これは、美容医療に通っている大半の患者さんも、同様だと思います。

ホントのごく親しい友達や家族には、何か施術していることを打ち明けているでしょうが、マスコミにそんなことを言うわけありませんよね。

番組を見た方が、明日、薬局にボラギノールを買いに行ったら、と思うと、ホントにゾッとします。

以前にも、蛇の毒かなんか、言われてましたっけ?

蛇の毒って、神経を麻痺させる働きがあります。

そういう意味で言えば、ボトックス®(ボツリヌストキシン)と同じですね。

そんなものをクリームに混ぜて、皮膚から塗ったところで、筋肉まで届くわけがありません。

そんなものが筋肉まで届いたら、エライことです。

胸に塗ったら、息はできなくなるし、心臓も止まるかもしれません。

そう考えたら、おかしいでしょう?

ボツリヌストキシンで、顔の筋肉を止めていく時って、必ず注射です。

注射でないと、成分を届かすことはできません。

ああいう非科学的なことを言って、得のするのは、そういうわけわからん化粧品を作ってる業者だけであって、そういう業者から、もしかして、番組で言うように頼まれているのかもしれませんね。

一時期、「塗るボトックス」とか言って、わけわからんアイクリームが、市場に出回ったりしましたが、もちろんもちろん、ボトックス®と同じ効果が出るわけがありません。

よそのブランドネームを、よくも勝手に、自分のところのあやしいクリームの宣伝文句に使うな~と思いますが、そういうアイクリームには、他の美容成分や保湿成分が入っていて、まあ、ちょっと高めのアイクリームを思って使う分には構いませんが、そんなものでは、シワは取れません。

保湿たっぷりで、乾燥ジワのうちのいくつかはよくなると思いますよ、一時的ですが。

レチノール系が混ざっていれば、もう少し確かにマシですが、蛇毒とか言わずに、最初からレチノールと言って、売ればいいのに、話題になると、パッケージを変えるだけで売れますからね、業者もウハウハです。

市販のもので、得体のしれないものは、塗らないことです。

あと、鮭を食べるといい、みたいな話がありましたが、それは、アスタキサンチンのことで、何をいまさら言っているのか、と思いました。

ビタミンCの6000倍の抗酸化作用があると言われているものです。

だからと言って、鮭ばっかり食べるのは止めてくださいね。

食べ物だけでは、摂取に限界がありますから、アスタキサンチンを摂りたい方は、富士科学工業(注:富士フィルムではありません。似て非なるものです。)のアスタリール®を飲んでください。

(クリニック限定サプリです。私も飲んでます。阪神の選手も皆さん飲んでるそうです。)

男性だけが飲んだらいいものでなく、性別は関係ありません。

老化を気にされている方なら、どなたでも大丈夫なはずです。クリニックで、ご相談くださいね。

あと、今日は、とんでも大賞が、もうお一人いらっしゃいました。

おおたわさんです。

この方は、ホントにいつも、インパクトのあることだけ言って、医学的にどうとか、誤解されたらどうとか、全く考えておられませんね(私には、少なくとそう見えます)。

インパクトのあることを言えば、今は、コメンテーターとして、番組で引っ張りだこになりますから、ウハウハなんでしょうね~。

今日、言っておられたことは、「見た目が若いと、かえって体の中身の老化が早い」みたいなことを言っておられました。

これは、去年の、日本抗加齢医学会の総会でも発表がありましたが、有名なおサルのお話です。

カロリーを3割減らした食事で、ずっと飼育されてきたら、見た目年齢が全然違って、かなり若々しいまま維持ができていて、調べてみたら、体の中もより健康で若かった、というデーターのお話です。

それで、今、アンチエイジングでは、カロリーを減らすこと(肥満はよくない)が注目されています。

(痩せすぎも、ダメですよ。日本の肥満と欧米の肥満では、差があり過ぎますから、どれくらいというのは、人種によっても違いますし、日本の若い女性は、特にダイエットのやり過ぎで、痩せすぎが多いので、今以上に、痩せるのは止めておいてくださいね。いわゆるBMI値や体脂肪率や内臓脂肪率が正常範囲で、肥満の範囲でなければ、よしとされてください。)

いろんな美容系の学会がありますが、分化会としてできたのが、「見た目のアンチエイジング学会」です。

学会名だけ聞くと、なんかあやしそうですが、見た目が若いほうが、老化が実際遅くなっている、ということを追及している学会です。

見た目=中身、なわけです。

何事にも、反対意見というのはありますが、極論やある種の偏った場合を、誇張して、一般の方にいうのは、ダメでしょう~。

ここで、私が言っている「見た目の若さ」というのは、手術やプチ整形のみやって、一見若そうにられる方のことではありません。

普段の生活習慣(食事内容も含めて)・スキンケアや美容皮膚科でのメンテナンス・定期的な健診などをちゃんとされていて、その結果、見た目が若い方のことです。

こういうことをされている方というのは、肌だけでなく、ちゃんと体のことも考えていますから(肌も体の一部ですから、体が不健康なのに、肌だけキレイで、若い、というのはあり得ないわけです)、だから、中身も若いわけです。

その一方手術とプチ整形にのみ頼る方というのは、私の知っている限り、他力本願なので、体に悪いこともたくさんされています。

タバコ・不摂生・日焼け止めなどは全くせず、エステや美容外科などの他人にしてもらうことだけをする、などなど。。。

こういう方はね、遠目には、一見若く見えますが、肌が汚く、ツヤもキメもないので、タルミがないのに肌が老けている、というものすごい不自然さが、ぷんぷんします。

また、体も不健康なので、顔色が悪く、老化はとても早いです。

こういう方のことを、おおたわさんは、言いたかったんでしょうが、それはまた次元の違う話で、番組のあの流れで、それを持ち出すのは、誤解を招くし、ダメでしょう~。

アンドリュー・ウォンさん(東京で、かなり前から美容外科で開業されてりいるドクターのはずですが。。)の質問に、タレントのテレンス・リーさんが、答えているのには、少し笑いました。

医者なら、調べてこいよ。。。そういう台本なのかもしれませんが。。

アンチエイジングのファイトケミカルの話や栄養学の話になると、必ず出てくる内容です。

ま、教育番組ではないので、バラエティですから、ホントに、聞き流してくださいね。

川田先生のお話は、普通に聞いていただいて大丈夫と思います。

貧血の重症例をおっしゃってましたが、若い女性のダイエットやり過ぎで、貧血の方が多いのは多いので、心配な方は、内科を受診されてください。

番組でもおっしゃってましたが、鉄剤を飲む時は、必ずドクターと相談して、定期的な検査と受診が必要です。自己判断は、禁物です。

貧血に関しては、ちゃんと保険が効きますから、内科に行きましょう。

(美容外科とかでは、いくら保険が効いても、ちゃんと診てくれているのか、わかりませんから、内科をおススメします。)

 

 

 

 

スキンケアや肝斑・シミのご相談でいらっしゃった患者さん全員の方に、家でする美顔器は、一切おススメしておりません。

特に、皮膚に直接器具をあてて、行うモノ全てです。

皮膚にさえ、触らなければやっていいのかというと、まあ、よほどおかしなものでなければ、害はないと思いますが、効果が出るようなものはないと思いますので、時間とお金の無駄ですよ、とお伝えしています。

そういうモノがどうしてもほしい場合は、必ずその器具の説明書やパッケージに、「効果・効能」が書いてあるのか(書いているわけないと思いますが)確認して、もし書いてあった場合、どうやってそれを言い切っているのか、証拠をちゃんと問い合わせるなり、調べてから、購入されてください。

そのお金が無駄になってもいいという方は、やってみないとわからないでしょうし、どうぞどんどん経験を詰積まれてみてください。

さて、皮膚に直接あてて、家で行う美顔器で、私はロクなモノがないと思ってます.

中には、正しく使えば、それほど悪いものでもなく、そうまでして家でやりたいなら、やっても構わないと思いますけど的なモノもありますが、原理を正しく理解していないで使用すると、皆さん、やり過ぎるんですよね。

また、メーカーも、危険なことは表示したくないから、「使用上の注意をお守りください」くらいの書き方しかしてなくて、「こういう風に使ったら、こんなひどい副作用が出ますよ」とちゃんと親切に書いてくれれば、まだいいんですが、書いてくれないわけです。

そうなると、一般の方の場合、やっぱり守らないことが多くて、「やればやるほど良くなる」と思い込んでおられることがほとんどです。

「ほどよく」「ほどほどに」というのが、いかに難しいのかを実感させられます。

家でまで、美顔器を使って肌にいいことをしたい!と思っていらっしゃる方というのは、かなり美意識の高い方々です。

だから、どうしてもやり過ぎる傾向になるのは、ある程度仕方ないのかもしれません。

特に、のめりこむ方の場合、ホームケア用の美顔器というのは、私は、メリット・デメリットと考えると、デメリットのほうが大きすぎると思います。

ホントに正しく使ったとして、一体どれだけの効果があるというのでしょう。

ゼロとは言いませんが、それにかかる時間と、ご自身の手間暇と、維持費(薬剤とか)・」もともとの器具を買うお金などを考えると、多分、最初に期待されてる効果は、出ないと思います。

購入されるほとんどの方が、広告に踊らされ、ものすごくキレイに若返った自分を想像して、思わず買っちゃったんでしょうが、誇大広告でしょうから、その効果は、ホントの期待外れに終わると思います。

そんなことをしているくらいなら、たっぷり睡眠を取るとか、ゆっくりお風呂につかるとか、日焼け止めの塗り直しを頑張る・保湿をちゃんとする・擦らない・いじらない・引っ張らないようにする、とかのほうが、よほど大事ですし、長い目で見れば、そのほうがアンチエイジングにとっては、かなり重要な位置を占めます。

私が、おススメしているスキンケアは、それだけされいたら、本当にそれだけで充分です。

でも、何かおうちでしてみたくなるわけですよね。

今、世の中で売られている美顔器で、私が、一番マシと思っているのが、イオン導入器です。

クリニック用のモノと、エステや家庭用で、それほどの大差がありません。

確かに医療用のほうが、強い電流を流すことはできますが、イオン導入にそこまでの強い電気は必要ないですし、どんどん強くすれば、それこぞ火傷の危険がありますから、そんな強くする必要はありません。

それよりも、導入された成分なんて、皮膚にとどまってるのは、半日~1日くらいでしょうから、頻繁に、定期的にできれば、そりゃ~いいと思います。

そうなったら、やはり家でイオン導入をする、という発想はとてもいいことなんです。

やり方が正しければ、おうちでするイオン導入は、めんどくさくなければ、ホントにいいと思います。

1回の効果は、目では見えにくいですが、こういうのって、塵も積もれば山となる、なので、継続が大切です。

ところが!ここで大きな落とし穴が!!

。。。。やっぱり、皆さん、やり過ぎるんですよね。。。

イオン導入は、電気の力で、皮膚の奥に成分を染み込ませるケアになります。

届く深さや量は、そのまま塗った時とは、全然違うと思います。

電気は、水分があって、一点でも接していれば、それで電気が流れますから、導入したい液体をたっぷり取って、肌と器具が接触さえしていれば、いいわけです。

でも、皆さん、ご存知ない場合、絶対、押し付けるんですよね。ひどい方で、ぐいぐいと押しこみ、引っ張りあげるような感じといいますか、力任せに押すといいますか、力を入れれば入れるほど、どんどん成分が入っていくと思っちゃうようです。

エステや、ひどい時は、クリニックでも、イオン導入で、ぐいぐい押しているところがあって、理解してないな。。と思います。

そりゃあ、押したほうが、器具と皮膚との接触面積は増えますから、たくさん入るかもしれません。

でも、押さなくても、普通に接触しているだけでも、結構な面積が触れていると思います。

ぐいぐい押して、擦っていることのデメリットを考えると、接触面積が若干増えるかも、くらいにメリットと、どちらが大事か考えたら、デメリットのほうが大きすぎます。

以前務めたいたクリニックでも、ナースに研修をちゃんとしても、しばらくしたら、勝手にぐいぐい押しだして、全然違うことをしていることがあります。

皆さんも経験されたことがあると思いますが、美容皮膚科や美容外科の大半が、いろんな処置って、ナースにされていますよね。

毎回、担当ナースも違っていたりして、しかも、人それぞれ、やり方が全然違う!と実感されたことはありませんか?

それくらい、クリニック内で、ナースや施術者のレベルを一定に保つ、ということは難しいです。

定期的にチェックすることはもちろんのこと、全員の仕事に対する意識レベルが、一定以上でないと、レベルが保てないんですよね。

毎日クリニックで働いているナースですら、定期的にチェックされないと、おかしな風になっていくのに、素人の方が、正しいやり方で、続けていく、というのは、かなり難しくなると思います。

もし、どんどん逸れてしまった間違ったやり方で、毎日毎日施術していたら、悪影響のほうが目立ってきて、それこそ顔中肝斑とか、赤ら顔になった、ツヤやキメがなくなった、どんどん肌が汚くなる、などなど。

結局何をしているのか、何のためにやっていたのか、わからなくなってしまいます。

それだから、私は、家でするイオン導入器も勧めていません。他の、それほど悪くない美顔器も、同じ理由です。

ご自分で巻き起こす副作用や合併症のほうが、大きすぎます。

初診時に、美顔器ダメですよ~、と申し上げたにも関わらず、当院での光・レーザー治療中に、美顔器を新たに購入する方が、ごくたま~に、いらっしゃいます。。。ちょっと虚しくなりますけどね。。

先日、購入された患者さんは、イオン導入器でした。

イオン導入器自体は、確かに悪くないんですが。。。。正しく使えますか。。?

あれだけ、初診カウンセに時間をとっても、一度にたくさんのカルチャーショックが起こるからかもしれませんが、患者さんも、いろいろ忘れてしまわれるんでしょうね。

でも、美顔器一切ダメ!って、結構インパクトがあるから、大体の患者さんは覚えていらっしゃるんですが。。

それだけ、日常生活の中で、悪魔の誘惑がいかに多いのか、実感してしまう出来事でした。。

誘惑されちゃいましたか。。。

「買っちゃいましたか?!」

「ダメでしたか?」

。。アカンって、言ったや~ン。。。

でも、仕方ないです。買ってしまったものは。。

とりあえず、絶対、擦らないこと・導入する液体はたっぷり使って摩擦を減らすこと、時間を守ること、力をいれないことなどなど、申し上げました。

今は、正しく使っておられますように、と祈るばかりです。

家庭用のイオン導入器を使っていらっしゃった方に、当院のイオン導入を受けられた時に、これくらいの力でいいんですよ、とお伝えしたら、「もっと力を入れて、擦ってました」とおっしゃってました。

別のある時は、別の患者さんから、「ここのイオン導入は、ふわふわしてて、柔らかいですが、何が違うんですか?」と聞かれました。

ポイントは、やり方です。

電気が流れさえすればいいわけなので、力を入れる必要は全くありません。

力がいるなら、男性に押してもらえ!って、ことですからね。

イオン導入以外の、もっとひどい誘惑も、かなり多いことと思います。

スキンケアや美容皮膚科特集を組んだら、視聴率や雑誌の売り上げが伸びるため、今まで以上に、おかしな情報も氾濫してます。

くれぐれも、マスコミに踊らされませんように、ご注意ください。お肌は、大切に、いらんことはせず、優しく見守ってあげましょう。

うちに来られる患者さんを診ていたら、皆さんには、毎日、ものすごい悪魔の誘惑がこれでもか!というほどあるんだな~、と実感する今日この頃です。

肝斑やシミなどのスキンケアのカウンセリングの方には、全員、一切のお肌のいらんことをするのを止めてもらうように、初診時にお伝えしているんです。

「こすらない」ようにと、お伝えしても、ご本人がこすっている意識がなければ、例えこすっていても自覚がないので、直らないんですよね。

具体的に、刷り込みことやコットン・ふき取り・パッティング・美顔器は、全て止めていただくうように申し上げています。

特に、肝斑の患者さんは、人一倍、要らんことはsてはいけないと私は思っているんですが、途中でお休みをされて、しばらく来られなかった時に、悪魔の誘惑が始まるようです。

 

うちの治療は、その方が満足された時点で、いくらでもお休みされればいいわけなんですが、その場合、スキンケアは、ちゃんと続けるように初診時に申しあげています。

私が勧めるスキンケアさえ、されていれば、そんな高いお金を出されることもないですし、それだけできていれば、基本ホームケアとしては十分で、それ以下でも以上でもない(「以上」に関しては、クリニック専用化粧品を使うとか、良いモノを追加する方法はありますが)と思っています。

肝斑の方は、薬をゆっくり減らしていれば、フォトやイオン導入は、お休みされていいと思うんです。

そのお休みされている間に、TVや雑誌・はたま化粧品のカウンターなどで、いらん情報というおが山ほどは入ってくるんですよね。

先日来られた患者さんがおっしゃってたんですが、「化粧水って、コットンで塗ったほうがいいんですか?」と。

これは、初診時に、コットンを使うのは一切止めてもらってます。

コットンで何でも塗らせるのは、化粧品会社の陰謀で、早く化粧品を減らすための戦略です。

コットンで塗っても、2倍3倍の量が必要になるだけで、メリットは一切ありません。

自分の手で、パシャパシャ塗れば、それであっという間に終わりです。

手でペチャペチャ塗る分だと、コットンの半分以下でも十分に顔はべたべたになりますから、塗り残しがあることはまずありません。

皆さんは、お気づきじゃないかもしれませんが、コットンで塗る時にどうしてもお肌をこすっているわけです。雑巾がけと同じですね。

極端に言うと、金属タワシでフローリングに雑巾がけしてると思っていただいたらいいと思います。

そのうえ、さらにパッティングをするとなると最悪です。

まだ、コットンでこするか!みたいなモノです。

うちのクリニックの洗面所にもパウダールームにも、コットンは一切置いていません。

初診時の洗顔の時などに、コットンを欲しがる患者さんが、ごくまれにいらっしゃるんですが、スタッフにどうして必要なのか聞きに行ってもらいます。

理由をお聞きすると、手で十分なので、(コットンが必要だったことは今だかってありません)、使わないでください、と簡単に申し上げて、カウンセ時に私がどうしていらないのか、説明しております。

さて、その聞かれた患者さんですが、手で塗ってくださいと最初にも申し上げましたが、みたいな話になって、どうしていきなりそんなことを言われたのかなんですが、先日化粧品を買いに、化粧品屋さんに行ったら、そこの販売員の人が、「コットンで塗らないと、お肌に入りませんよ~!」と断言されたそうです。。。

あああ。。。、一体どこのメーカーでしょう。。そんなバカなことを言うのは。。

たかがコットンです。ただの綿花の塊です。それで塗ったとして、一体手と何が変わるというんでしょう。

コットンに何か仕込まれているんでしょうか。

そこで売られているコットンは、CIAが秘密裏に開発している特殊な皮膚から吸収させる薬品が仕込まれているんでしょうか。その販売員の人は宇宙人だったのかもしれませんね。地球の文明では理解できません。。

コットンでたたいたら、吸収されていくのだとしたら、人間の皮膚のバリア機能は、一体どうなっているんでしょう。。

皮膚を突破されて、奥に吸収されれば、血管や神経・筋肉だけでなく、心臓も脳みそもいrんな内臓があるわけです。そんな大事なモノがあるところに、簡単に外から侵入されれば、体は困るわけです。

皮膚というのは、体にとっては、最大で、重要な「よろい」になっているわけです。

皮膚のバリア機能が、そんな簡単に突破されれば、お風呂もプールも海も川も、汚くて入ることなんてできません。

「コットンでないと入らない」なんて、おかしなことを堂々と言い切るわけです。

買うほうにしても、あまりにも相手が自信を持って言い切るので、一瞬自分が間違っているのかな。。?と不安になってしまいますね。

私がこんなことを言われたら、若い時ならくってかかったかもしれませんが、今となっては、時間の無駄でしかありませんから、そんなおかしな人は相手にせず、そこのお店では買わないでしょうね。

あまりに悪質なら、消費者センターに注意してもらうかもしれませんが。

化粧品なんて、一番の目的は「保湿」です。皮膚の奥に入る必要は全くありません。

表面に、蒸発せずにいてくれればそれでいいわけですから。

その患者さんには、もう一度説明したら、「そうですよね~。あまりにも言い切られたから。」と不安にやはりなられたようです。

こういうおかしな誘惑は毎日山ほどあるんでしょうね~。

どうしてそういうことが言えるのか?という理屈というか、原理というか、冷静になって考えれば、真実が見えてくることが多いんですが、ついつい冷静になることを忘れて、その話に引き込まれてしまうんですよね。

ショップチャンネルとかも、ごくたまに覗いてみると、ものすご~く、うまく買ってもらうワナがいたるところに仕込んでありますよね。

私も、一瞬、「おっ?!」と引き込まれる時もありますが、そんなわけないじゃん、とすぐにチャンネルを変えます。

でも、一般の方、特に、ああいう通販がお好きな方は、最初からね、ああいう番組を見てはいけませんね。

あちらも売ることのプロですから、人の心の隙間に、うま~く入り込んできますね。

先日もたまたま見たTVで、はるな愛さんが、郷ひろみさんに教えてもらった顔のマッサージサロンがあるそうで、芸能人がこぞっていっていると、顔がすぐに小さくなるから、と。

ああ~、またか、と思って聞いていると、なんとそこのサロン、「してもらったら、半永久的なんです~」と、生放送で言うんですよ。

「半永久」の意味、わかって言ってらっしゃるんでしょうか。

例え、フェイスリフトの手術をしても、やった瞬間からも老化は始まっています。重力で下がろう、下がろうとしているわけです。

老化は止まりませんし、手術は何も老化を止めているのではなく、単に、余っている皮膚を切って、引っ張って、上のほうに止めているだけですから、どうせまたたるんできます。

手術をしても半永久なんて有り得ないのに、なんでマッサージ(その時むくみを取るだけです)で、有り得るねんっ?!

お前は、魔法使いか?!と、ツッコミたくなりますね。

しかも、そのサロン、1回20万(!)だそうで、(ウォンでもルピーでもないですよ、円ですよ)、アホちゃう~。

20万円って、タイタン、うちで何回できるわけ?それならタイタンでしょう~。

郷ひろみさんが、時々TVで、顔筋マッサージを褒めていて、通っていらっしゃることとか言われていますが、なんでタイタンをされていないのか不思議でなりません。

東京なら、タイタンをされている有名なクリニックなんて、山ほどあるのに。

誰か教えてあげないのかな~、と思って、TVを見ています。

そんなして、引っ張るから、顔の皮膚がシワシワにたるむのでは?と私は思いますね。

(あのマッサージのせいで、どれだけの肝斑の悪化と肝斑患者さんを生み出したのか、私は、ゾッとします)

一般の方も、TVで芸能人がそんなことを言うと、おなじこと、やりたくなりますよね。

あ~あ~、です。

「ためしてガッテン!」以外は、今はホントに、TVや雑誌のいう事は信用してはいけませんね。

危ない世の中です。

そこら中に、悪魔の誘惑がありますから、自分でちゃんと考えないと、ホントに自分の身は守れません。

うまい話なんて、ないんですよね、何でも。

医療でも、すごく良く効く治療があっても、何かしら欠点が必ずあります。

欠点の種類は様々ですが、ダウンタイムがあるとか、値段が高いとか、効果が出るのに時間がかかるとか、肌質により向き不向きがあるとか。。

調子のいいことだけ、なんて、医療はありません(効果の薄いことでよければ、ありますけどね)。

何でも自分で確かに経験しないと、ホントはどうか、ということはわかりませんから、経験することも大切ですが、スキンケアで、間違ったことを長期すると、その分、お肌は、エライことになって、復讐されます。

キレイになんて、なってくれないわけです。

それを取り戻すのに、何倍もの時間とお金がかかってくるので、うまい話に乗る時は、何事もほどほどに。。

先週の水曜日、インテックス大阪で開催された「ビューティーワールド2011」に行って来ました。

エステ関係者の方は、ご存知でしょうが、年1回開催されるエステの業者さんの集まる祭典のようなものですかね。

医療で言うところの学会の商業展示メインみたいなものでしょうか。

今まで行ったことがなかったので、一度行ってみたいと思ってたんですが、何しろインテックス大阪は遠くて、なかなか行く気になれず、今回はちょうど休みの日と重なって、思い切って行ってみました。

エステで使われるイスやベッドを一度目で見て確認してみたかったんです。

他にも何か、良いモノが知れるチャンスかもしれないし。。。

それで行ってみました。インテックス大阪。

遠かったです~。しかも、この日は、めちゃくちゃ寒くて。

話題の咲洲庁舎を初めて見ました。あまりにバブリーな豪華な建物だったんで、てっきりこれがハイアットリージェンシーだと思って歩いて来たら、これが庁舎と知り、ビックリです!えげつないお金をかけて建てて、しかも耐震が足りないというダメダメな大阪市の負の遺産ですね。

どうするんでしょうね、大阪市。やっぱり橋下さんに建て直ししてもらわないと、変わらないかもしれない、と他府県民は傍観しております。

さて、インテックス大阪ですが、な~んにもないとこですね。お茶をする、まともなところも見当たりません。。ハイアットでお茶するくらいなら、さっさと心斎橋か難波に出たほうがいいな。

会場ですが、かなりの広さで、エステのベッドやタオル・小物、化粧品からエクステやネイル関係、ダイエットのあやしいものから、光治療器まで何でもありの会場です。

各ブースで、業者さんが、直接やり方などを指導・実践・体験みたいなことをされています。

人だかりがしてるな~、と思って近づくと、あやしいオバサンが、また魔法みたいな宣伝文句で、人を呼び寄せてました。

話を聞いている方々は、それが本当だと思って、聞いているんでしょうか。。

多くの光治療機やいろんな美容機器が展示されていましたが、一体この中で、どれくらいが法律にひっかからない代物なんでしょう。。

ネイルやエクステのブースでは、実践もされていて、業務用の販売もされているので、卸しの値段よりもさらにセールで安いのかな。かなりの人だかりで、皆さん、たくさん買っておられます。

O.P.Iのネイル(ベースやトップコート)も安くて、他のメーカーもいろいろありました。(知らないところだらけですが)

化粧品やアロマの小物販売では、展示用化粧品がひとつ100円で売られていて、わ~っと集まって、必死に買っておられました。

100円って、まあ魅力的なんでしょうが、どこのどういう化粧品かがわからないと、顔に塗るのはヤダな~。有名なものかどうかも、エステ用の化粧品は、全く知りません。

ゼリーーを塗るヘラがちょうど欲しかったので、それをいくつか買いました。

カタログで売られているタオルの質が悪いな~、とか、ペラペラで透けて見えてるとか、実際見るのと、カタログではエライ違いですよね。

いくら安くても、このタオルの質なら、大丸のセールで買うほうがよっぽどいいな~、と改めて実感しました。

イオン導入や超音波導入用の、薬剤(とはいいませんね。薬じゃないから。導入液と言えばいいのか。。。)で、ヒアルロン酸やコラーゲン入りとか当たり前のように書いてあって、唖然とします。

(イオン導入で、ヒアルロン酸やコラーゲンは、粒子が大きすぎて、全く入りません。塗ってもらっても、導入はされないわけです。)

ダイエットサプリのコーナーでは、「食べたことをなかったことにする」というのが、大体的に書かれていて、もう笑うしかないですよね。

悪徳商法もここまでいくと、ちょっとダメでしょう。

そんなもん、存在するわけないやん!普通に考えろよ!!

そんなサプリがあれば、まず医療で、治療薬として使われてるし、全世界から肥満は無くなりますよね。。。。アホかっちゅーねんっ!!

エステのダメなところは、やる施術者(エステティシャンや経営者)が、本当は効果がないことはわかっていて、サプリや化粧品・施術を、騙してお客さんに売っているところです。

また、もひとつ最悪なのが、施術者が、それが本当に効くと思って、お客さんに施術・販売しているところです。

どちらも、売っているという行為自体は、同じなんですが、どっちが悪いかというと、難しいところで。。

まだ、効かないと認識されている場合、サロン内でも、反乱者が出てくるので、こそっと、お客さんに、「やらなくていいですよ」と言うスタッフが出てきたり、我慢できないいい人は、どんどん止めていったりして、悪い人だけが残っていくので、サロンの雰囲気は最悪で、お客さんのほうが気付いて、どんどん去って行かれます。それに、我慢できるお客さんだけが残っていくので、まあ、どっちもどっちなのか、お互い様なんでしょうか。。

こういうサロンで残っていくお客さんというのも、一筋縄では行きませんから、転んでもタダでは起きないので、揚げ足を取られたり、クレームを言われて、返金や賠償金を請求されたりと、ホントにお互い様です。

運悪く、善人のお客さんで騙されてしまった場合、どこかで、気づかれるので、それまでは社会勉強と思って、世の中、悪い人もいる、ということを知った勉強代と思って、それはあきらめてください。

気付いたのなら、次は、必ずいいサロンやいいクリニックに出会えますから、大丈夫です!

エステティシャンに悪気がなくて、知識がないのと勉強しないため、おかしなモノを効く!と思って、お客さんにしている場合、これはこれで最悪なんです。

本人は、完全に信じ切ってますあら、あやしい雰囲気はないんですよね。お客さんのことはホントに考えてされているので、一見、物凄く親切です。親身になってくれるでしょう。

だからお客さんも疑うことなく、全部信用してお任せしてしまうわけです。

でも、されていることは、おかしなことなので、やればやるほど、どんどんお肌は汚くなっていくんです。しかも、お金を払って。。。

これはこれで、救いようがないんですね。。とりあえず、そういう患者さんがうちに来られたら、そこのエステの方がどんなにいい人でも、今やっている施術・化粧品、一切やめてもらうことが多いです。

だって、諸悪の根源だから。止めない限り、お肌が良くならない、というところまで来てしまっている方が、なんと多いことか!

エステでも、ちゃんとしているところは、もちろんありますが、あやしいところが多過ぎで、今回行ってみて、さらに実感しましたが、まともな商売をしているような感じのところは、人だかりはあまりなく、閑散としています。

ところが!やっぱりおかしな宣伝文句をしているところは、人だかりで、同じ手口で、お客さんをゲットしようとして、ノウハウを盗もうとされているのか、集まっているエステティシャン達は、ホントにスゴイ!と思って、心から、「自分もやりたい!」と思って集まっているのか。。。

もっとね、ちゃんとね、勉強しましょうね。

あやしいノウハウも、やりすぎると、誇大広告と詐欺で、逮捕されますよ。まっとうなことをやりましょう。

アロマ系のエッセンシャルオイルとか欲しかったんですが、アロマ系は、思ったより少なかったです。

以前ほど、人気ではなくなったんでしょうね。もう取扱い業者さんとかも、業界の中では、決まっているのかもしれません。

アロマ専門の展示とかに行けば、また違うんでしょうが、今のエステの主流は、ちょっと怪しい系ですか。。

ピーリングとわけわからん機械と、効きもしないダイエットサプリと、って感じですかね。会場を見てて、そう思いました。

各ブースに立っている、業者さんの、また、あやしいこと!声をかける内容も、またあやしい!

(医療の学会の展示会場もで、あやしい系の業者さんて、少数ですが、いらっしゃいます。でも、エステはさすがですね!やっぱり多いんですね。)

一度行けば、十分かな。

なんか欲しくなったら、時期があえば、行ってもいいかもしれません。

(カタログとかで発注すると、いくら以上とか、送料とか、決まりがありますから、ちょこっとだけ買うっていうのが、なかなかしづらいので。)

ネイルやエクステをされるところは、かなりいいのかもしれませんね。

こまごまと買えますしね。セールも多いみたいだし。

あと、ビックリしたのが、会場の外の、喫煙率の高いこと!

学会でも、喫煙所が数少ないですがありますし、男性が圧倒的に多いので、喫煙者って、少なくはないと思うんですが、今回、会場の外の至るところから、タバコのニオイが。。。

最近は、女性のほうが、喫煙率上がってますかね。

エステティシャンや看護師さんの喫煙率って、多いような気がします(具体的なデーターは知りません。私の今までの経験による、独断と偏見です)

屋外だから、喫煙所が決まってないのか(それもビックリですが)、ホントにそこら中で、吸っておられました。

お肌汚いです、皆さん。。。1本ずつでもいいから、減らしていきましょう。

ちなみに、うちのスタッフの採用条件は、非喫煙者です。昔は吸っていた、というなら、構わないんですけどね。

勤務中に吸わないにしても、休憩時間や休みの日だけに吸ったとしても、服や髪の毛・手指に、タバコのニオイがつきますから。

(吸ってる人にはわからないくらい、微量のニオイでも、吸っていない人からしたら、敏感に反応してわかるものです。)

まあ、まだニオイくらいならいいですが、そばで吸われると、副流煙がありますから、健康のためにも困りますよね。

吸っている本人以外の、周りの人の健康まで脅かすという、タバコというのは、おそろしいモノなんです。

ガンや呼吸器系の病気くらい、と思っておられるかもしれませんが、老化は、むちゃくちゃ進みますね。もちろん、美肌と対極に存在するものです。

話が逸れましたが、エステと医療界の違いを、実感できました。

いや~。、タメになりましたね。遠かったけど、行って良かったです。

このあやしさがなくなれば、欧米みたいに、医療とエステの融合という、夢みたいな、いいとこ取りが実現すると思うんですけどね。

ちなみに、会場では、講習会みたいなのがいくつもあり、演題名を見ただけで、あやしさ満点のモノもりだくさんでした。

ちょっと誰か、止めろよ~、と思ってしまいます。

これを止められるのは消費者庁しかないかもしれませんね。

皆さんも、エステでひどいことされたり、強引な勧誘で困ったことがあれば、とにかく消費者センターに相談してください。

よほどのことがない限り、エステのほうが悪いことが圧倒的に多いので、すぐに解決してくださると思います。

特に、法外な値段の契約をしてしまった場合、今は、消費者法という法律が変わって、かなり消費者に有利に変わったはすです。

契約から7日過ぎていても、クレジットやローンを組んでいるなら(組んでなくても)、とりあえず消費者センターに相談しましょう。

返金してもらえることももちろあります。

肝斑の患者さんが、エステのフェイシャルコースを買っちゃっている場合、私は、それが悪化原因になっていると考えているので、一切やめてもらうように言っています。必要であれば診断書も書いています。

でもたいていの良心的なエステは、「肝斑で、ドクターストップがかかった」と言えば、コースの変更(もしくは返金)に応じてくれるはずです。

だって、エステの人では、治してあげることもよくしてあげることもできませんからね。責任も取れないんだから、せめて変更くらいしてもらわなきゃ、です。

女性は、冷え性やむくみが多いですから、そういう場合は、体(脚やおしり、腰・背中・おなかなど)やハンドマッサージに変えてもらうと、とてもいいと思います。体は、どんどん血行を良くしてもらって、代謝のいい体になるお手伝いをしてもらってくださいね。

 

 

 

 

 

 

韓国はレザーやファーが安いとは聞いていましたが、実際目の当りにすると、ホントに実感できるというか、韓国でレザーとか買っちゃうと、日本で買うのがバカバカしくなってしまいますね。

ソウルに行く前に読んだガイドブックで、「一番最初に、東大門に行って、値段とかをチェックするように。ソウルで買い物をするのに、どこに行っても、東大門がベースなるから。」みたいなことが書いてありました。

ご存知の方も多いでしょうが、東大門は、卸しのお店がいっぱいあって、ソウルで一番安いと言われています。

明洞で売っているものも、東大門で仕入れて、売られていたり、おまけしてもらおうと思うなら、「東大門で、○○ウォンだったよ」と言えば、少し負けてもらえたりできるそうです。

ソウルに着いたのが、お昼すぎで、ホテルに着いたのが3時半頃でした。

その後、おいしい冷麺屋さんに行って、散歩がてら東大門へ。

いろいろ見て回って、お目当ては、光照市場です。こちらは、レザーとファーの卸し専門店が山ほど入っているショッピングモール(?)で、業者でなくても一般の人にも小売してくれるんですよね。

ガイドブックにもよく載っていると思います。

けっこう日本のガイドブックって、地図間違っているんですね。今まで一度もそんなことなかったんですが、今回ソウルで、いくつかのガイドブック(超有名な)で、間違っていて、お店によったら、こっちが正しかった、このお店はあっちが正しかったみたいに、同じところをぐるぐる回って、いくつかの地図で、同時に確認することを覚えました。

ちょっと歩きすぎて疲れたので、チラッと光照市場を見て、帰ろうということになり、地図でそれらしきところを、またしてもぐるぐる回りますが、場所がわかりません。

私が、適当に覚えたハングル文字は全く役に立たず、「もうやだ~」となったら、観光案内所を見つけました。

(ソウルの観光地には、必ずいくつかありますよね。ガイドのボランティアの方も大勢街中を歩いていらっしゃるし、ホントに韓国は観光に力を入れておられますね。日本も、もっと見習わないと。特に、京都は、そこまでのこと、観光客の方にしてないですよね~。)

で、そちらで、お聞きしました。(もちろん、日本語で。ガイドの方は、日本語ペラペラです。)

「ここね~、夜の9時からなんですよ~。」

えっ!?マジっ!!?(今、7時前です)

しまった。。。ガイドブックちゃんと見るんだった。。。

私たちは、光照市場の真ん前にいたんですが、閉まっているから、電気も消えていて、全然気づきませんでした。。。

(後からわかったんですが、夕方6時くらいに閉まったのかな。もう少し早く来ていれば、大丈夫だったのに。。やられました。。)

どうしよう~、となりましたが、やはりここをまずチェックしないと、梨泰院(イテウォン)(レザーの有名店がたくさんあるところです)や明洞に行っても、後で後悔するかも~。。。

ということで、ご飯を食べに行くことにしました。

東大門の川を挟んで、反対側に、カムジャタン(豚の背骨とじゃがいものチゲ鍋です)の有名なところがあり、行ってみたいお店があったので、もうへとへとでしたが、ご飯と聞くと動けるものですね。

で、またしても、これが地図が間違っていて、通りの右側と左側が逆でした。。

何度も通りを行ったり来たりして、(私のハングルの知識はここでも役に立たず)、結局全店の電話番号をチェックしたら、、ありました。。

何度も前を通っているのに。。。

(お店も、日本語が中途半端に看板にあると、反ってあやしく見えたり、初日だからよくわかりませんでした。中に入ると、普通の食堂で、日本語はほとんど通じませんでしたが、うろ覚えの韓国語と適当なジェスチャーでなんとか、カムジャタンとマッコリとビールとご飯と、おいしくいただけました。お店の方もとても親切でした。)

ご飯を食べて、ゆっくりしたら、ちょうどいい時間になって、光照市場へ。

さっきまでの暗かったのがウソのように明るくなって、人だらけです。

ものすごいレザーとファーのお店だらけで、お店の方ほぼ全員日本語ペラペラです。

気になるお店で、見せてもらったり試着したりして、値段を聞くと、むちゃ安!です。

レディスの膝くらいまでのレザーコートが¥19,000くらいです。

ファーも、むっちゃ安くて、いっぱいあって、ビックリ!

私、今まであんまりファーって、そんなに興味なかったんですけど、いろんなデザインがあって、まるで日本だと毛皮屋さんの、もっとカジュアルなところに来たような感じで、これなら、ちょっと欲しい~!というのが山ほどありました。

レザーにしても、ファーにしても、飛行機代払っても、日本で買うよりいいかも。。。皆さんが韓国にはまるワケがよくわかります。

これだけ物価が違って、オーダーしてもそんな高くないし、デザインも色も豊富で安いとなったら、韓国で買いますよね。

結局、ここでは名刺をもらって、「また来ます」と言って見ただけだったんですけど。

やっぱり梨泰院のお店を見てからでないとね。いきなり買うのはね。

翌日、梨泰院に行く予定ではなかったんですが、急遽予定変更です。

だって、梨泰院のお店見ないと、東大門でレザーを買うのか、明洞とか他で探すのか、決まりませんもんね。

梨泰院には、IKKOさん御用達の有名なお店があります。

こちらは、確かにオシャレですが、色やサイズがある程度決まっていて、このサイズ違いや色違いがいいな~、となると、なんでもオーダーと言われます。

値段は、東大門の3倍くらいかな。

サイズもデザインも、ピッタリ合えば、とてもいい買い物ができるとは思います。

ここはまだ1軒目で、その後本命の「ノースビーチ」へ。

「ノースビーチ」は、たくさんのガイドブックにも載っている、超有名店ですね。

行ってみてビックリしたんですが、すごい広さで、2階もあります。

2階は、男性モノと、女性モノでも高いヤツです。

デザインもとても豊富で、サイズ・色もたくさんあって、もちろん在庫も。

値段は、東大門の2~2.5倍って感じでしょうか。モノにもよりますが。

さっきのお店よりも選択肢が多いし、店内がこちらのほうが明るいせいか、レザーや商品がキレイに見えるんですよね。気のせいでしょうか。

(値段も、こちらのほうが少し安いです)

春用のパンチングレザーのコートとかもあって、むっちゃ可愛いです~。

このお店、好きかも~。

東大門よりはもちろん高いんですが、皮の質も違います。

これが、「東大門が全ての基本になる」っていうワケか。。ということが、よくわかりました。

皮の質が断然梨泰院のほうがいいです。(と言えるものが多いです)

同じような、レザーの膝までのコートで、値札自体は4万しなかったような。。

(その後、併せて買うのに、いろいろ負けてもらって、最終の値段がわかりません。全部で、いくら、みたいな感じです)

いろいろ見せてもらっていた時に、ファーのポンチョみたいなコートがあって、とっても可愛い~。安かったら、買ってもいいな~、と思って、値段を聞くと、「34万円」(ウォンじゃなくて)と言われ、思わずものすごい大きな声で、「34万っ?!」と叫んでしまいました。。

だって、1~4万円くらいの商品ばっかり見てたので。。

店員さんが、申し訳なさそうに、「だって、これ、全部ミンクだもん。。しょうがないです。。。」と。

ああ~、ミンクでしたか。。失礼しました。。昨日といい、普段といい、ラビットくらいしか見てなかったもので。。

日本で買えば、そりゃ3倍以上するんでしょうが、さすがに34万円、ポンっと衝動買いは、ちょっとできません。。

その後、ホントにいろんな商品を見せてくれて、「これ、ロエベと同じヤツね。皮も全く同じ。でも、ちょっと高くなる。一桁変わります。(10万円くらいだったか)」とか、「これ、エルメスと同じポンチョ。(こげ茶のスウェードのポンチョでした)これも、ちょっと高い。」

さすが、韓国ですね。韓国で縫製をしているブランドも山ほどあるんでしょう。

同じ材料を手配するなんて、簡単なようです。

でも、そのエルメスと同じポンチョ、首のところに留め具の金具があるんですが、そこは、フェラガモもガンチになってるんです。

「エルメスと同じのは、どうしても手に入らなかった。どうせ、見えないとろだし(エリで隠れます)、これでもいいか、と思って。」

うん、なるほど、なるほど。アバウトでもゆるゆるで、いいですね、韓国。

ガンチと同じ金具を見た時に、「どこかで、見たな。。」くらいで、気づきませんでした。

(ここは、フェラガモのお店ではないので、まさか同タイプが使われているとは夢にも思って見てなかったので。)

(他のタイプのコートには、エルメスと同じタイプの金具が使われてました。本物かどうかは知りませんが、普通に、手に入るようです。)

もちろん、エルメスやロエベのブランドネームのタグを貼るわけではないので、違法ではなく、いわゆるエルメス風、みたいな感じですか。。

私は、そこまでブランド詳しくないんですが、たまたま気に入ったモノが、自分が知らないだけで、どこかのブランドのそっくりさんだったら、知ってる人から見たら、ちょっと恥ずかしいですかね。

(ブランド、二つ混ぜてるわけですよね)

まあ、そんなことを言いだすと、日本で売っているモノはなんでもトップブランドのある程度マネなので、同じと言えば同じなんでしょうが、ここまでそっくりに作ってあると、かえって中途半端ですかね。どうなんでしょう。

どちらにしろ、今回は色とか種類が欲しいタイプではなかったので、買いませんでしたが、言ってくれないと、全くわかっていませんでした。

恐るべし韓国!素晴らしい韓国!

デザインを盗む、というのは、どこでもよくある話ですが、全く同じ(お店の方のいう事を信用すると)レザーを使えるところがスゴイです。

それじゃあ、さっき可愛いと思ってみていたパンチングレザーのコートも、どこかのそっくりさんなのでは?

もし、そうなら、どこのか知りたい!それで、どこが違うの?!ちゃんとオリジナルでアレンジしてるの??

(もし知らずに、そのブランドのお店に入っていってしまったら、むっちゃ恥ずかしいですね。。。)

東大門や梨泰院のショッピングセンターでも、雑貨やカバン屋さんの辺を歩いていると、「本物そっくりの偽物あるよ」と必ず小声行って来られます(東大門は、けっこうあっけらかんと言ってきますね)。

無視してると、ず~っと自分の縄張り(?)まで着いてきます。やっとあきらめたか、と思うと、また次の客引きがついてくる、という。。キリないです。

「偽物いりません」と言ってみたら、皆さん、あきらめて、すごすごと行ってしまいました。

おおっ!スゴイ威力だ!と、ずっとそうやって乗り切っていたら、東大門のオニイサンは、「うち、本物もあるよ!」と言いだし、ウソつけっ!って感じです。

韓国の方の商売根性はスゴイですね。

商売熱心というか、自分の売り上げのことだけを考えているのか、よくわかりませんが、日本では、あまり考えられませんね。たまたまでしょうか。。。

でも、皆さん、とってもおしゃべり上手で、まともに聞いちゃうと、つい引き込まれそうになるので、危ない、危ない。

女性の一人旅は、やっぱり危ないと思います。ホントに親切な方と、一見親切、という方とのギャップが大きすぎますね。

でも、また韓国にはぜひ行ってみたいです。

今度は、春に行って、春用のレザーが欲しいです。(ちゃんと確認してからね)

後で気づいたんですが、皮の手袋、買うことは、全く頭になかったんですが、絶対むちゃくちゃ安かったハズ。。いくつか買えばよかった~。。