さんまさんが、ホンマでっか?!と言われると、ホンマちゃいまっせ~、とつい突っ込みたくなってしまいますね。
さっき、聞いていたら、ビタミンDの有用性をいろんな先生がおっしゃってました。
ビタミンDを摂る方法は、確かに日光に当たる、ということは正しんですが、、バンバン日焼けしなさい、という意味ではありません。
番組を見てると、日焼けを推奨するかのうような、シミを気にしている女性が悪いかのように、ちょっと感じてしまう印象でしたね。
心配な方は、食事で摂られたいいと思いますが、魚に多く含まれていて、ネットで検索したら、すぐに出てくると思います。結構、きくらげって、ビタミンD、多いんですね。
ビタミンDでも、なんでもそうですが、過剰に摂取する必要はなく、何でもバランスよく食べるっていうことですね。
きくらげばっかり食べれないですよね。
食べ物で少々食べ過ぎたくらいでは、大丈夫ですが、恐いのは、サプリで摂る場合で、世の中には、摂れば摂るほどいいんだと、無茶苦茶な量のサプリを取る方がいらっしゃいます。
サプリは、成分が凝縮されていますから、普通の食事ではなかなか摂れないくらいの量が入っています。
一時、イソフラボン(大豆の成分)が流行ったことがあって、女性ホルモンと似てるから、更年期障害にいいとか、他にもいろいろいい、とか言われて、バンバンサプリを、用法用量を守らずに摂られる方がいらっしゃいました。
ちゃんとした報告がありますが、イソフラボンの過剰摂取で、肝障害を引き起こしました。肝臓に負担になっちゃったわけです。
普通に、お豆腐や大豆製品を食べ物で摂るなら、そんな無茶な量は取れないので、肝障害は起こしません。でも、サプリって、そういうことが起こるんです。
何でも、摂り過ぎは、かえって毒になってしまうわけです。バランスよく、そこそこに。
それよりは、定期的に摂取する、ということのほうが、よほど大切です。
妊婦さんの場合、ビタミンDだけでなく、いろんな栄養素がバランスよく必要であって、ビタミンDだけがたくさんいるわけではありません。
母子手帳に、確か妊娠中の栄養のことって、ちょっと書いてましたっけ?
妊娠された方はご存知だと思いますが、妊娠中の栄養に関する本って、ほとんどが、正しいダイエット本みたいに、バランスよく食べましょう、と書いてあるはずです。
煮干しだけたくさん食え、とも野菜だけたくさん、魚だけ、とか極端なことは書いていないはずです。
昔は、妊娠したら、煮干しを食え、と言われた方もいらっしゃったでしょうが、カルシウムやビタミンDのためですかね。昔って、今みたいに食生活が充実し過ぎていて、何でも食べられる、という状況ではなかったから、かと思います。
ビタミンDは、サプリでも取ることはできますが、これこそ過剰摂取すると、おしっこで流れるビタミンではないので、これはどんどん蓄積されて、それこそおなかの赤ちゃんに影響が出ますから、サプリで摂る場合は、必ず用法用量は守ってください。いろいろなものを飲んでる場合は、ちょっとずつ混ざってるのを飲んでると、合計で、摂り過ぎって、ことにもなりますから、妊娠中は、必ず確認してくださいね。いろんなところでわけわからん間に買って飲まないように。
ビタミンDは、私が昔聞いた話では、日陰で15分いたら、それで十分、と言われました。
どういう計算で出されたのか、根拠はわかりませんので、絶対正しい、と今言い切ることはできませんが、それほど大量の紫外線がいるわけではないはずです。
私は、日焼け止めを塗りますが、南の島にも行きたいし、散歩や日光浴も好きなほうです。お日さんに当たって、お天気のいい日の散歩や外出は、気持ちいいですよね。
患者さんにも、日焼け止めは、塗り直しも含めて、口やかましくいいますが、テニスしようがゴルフしようがスキューバーダイビングしようが、南の島に行こうが、どうぞどうぞ、楽しン出来てください、と患者さんを送り出します。
ただし、TPOに合った日焼け止めを正しく塗って、必ず紫外線量に合わせて塗り直しをするようにお願いしてます。
(シミやシワ・タルミが気になるなら。。)
でも、普通の人であれば、(あくまで普通の人の場合です。普通じゃない人の場合は、この後で話しますね。)そこまで、100%紫外線をカットできていないと思うんですけどね。恐らく、私も含めて。
日焼け止めのSPF50を塗ったところで、環境にもよりますが、完全に紫外線をいつでもどこでも防いでるわけではないでしょう。
また、気を使っている方でも、首・デコルテ・手・ウデなどは、顔ほど塗り直しはされていないでしょう。
私も、顔に塗る回数ほどには、首や手は塗っていません。首は、普段なら、1日1回ですし、手は、顔を塗るついでに塗り直しするっていう感じです。
(夏は、首ももう少し塗るかな)
また、服でも、明るい色の服は、紫外線を通しますから、裸よりはマシですが、服に覆われているからって、完全に防いでいるわけでもないし、頭の分け目とか(耳もそうですが)も、紫外線に当たってますから、顔を塗り直ししている方でも、必要な紫外線は取ってると思いますよ。
職場が、完全に地下とか、全く窓のない部屋に1日中いるとか、そういう方は、番組でも言われてましたが、体がおかしくなっちゃうので、少し意識して、日に当たったほうがいいとは思います。
やっぱり、うつ病も心配ですが、いつが朝で昼で夜なのか、っていうのが、体が日光に当たらないとわからなくなってしまうので、体内時計が狂っちゃうんですよね。体内時計が狂うと、いろいろ体のバランスを崩しやすくもなるんじゃないでしょうか。
普通に考えて、昼夜逆転の生活(夜の仕事とか)が、体に悪いだろうな、というのは、誰でも想像できますよね。
一番いいのは、顔の老化を気にするなら、日焼け止めをちゃんと塗り直して、よく洗う手も塗り直しして、他の場所は、まあ、適当に。(街中での日常生活の場合ですよ。アウトドアとか屋外で仕事されている場合は、また違ってきます)
それで、必要なビタミンDも十分だと思いますけどね。
今、母子手帳から、赤ちゃんを日光浴させなさい、という項目がなくなったと聞いています。学会で、紫外線のセクションでも言われてましたが、子供(特に10歳以下)に、強い紫外線を浴びさせないように、夏のプールや海は、ちゃんと日焼け止めを塗らすことの重要性が言われてました。
(皮膚がんの心配があるわけです。昔と違ってきてるんです。)
ビタミンDの必要性を言われる学者の方は、必ず日に当たることの重要性を言われます。まあ、当たり前なんですが、肝心のどれくらいの時間、当たればいいんですか?ということを言ってくれないんですよね。
何でもそうですが、物事を一部の面からみると、バランスが悪く、また全然違う面から見たら、全く逆の考え方になるわけです。
何を重要視するか、によっても変わってきますけどね。
(例えば、歯医者さんは、よく噛んで噛んで、と噛むことの大事さを言われます。これは正しいです。ただ、噛めば噛むほどエラはどんどん大きくなっていきます。エラ張り顔になっていくので、顔は大き目に見えてしまいます。その人にとって、何が大事か、またどこまで大事なのか、ということです。何でも、バランスが一番大事なわけです)
紫外線カットをしている、普通じゃない人の場合。。。これが一番ダメだと思うんですが。。。
何が普通じゃないって、宇宙人みたいな恰好で、夏とかでている人いますよね?黒い手袋・スカーフも首に巻いて、長袖・パンツ(あるいは、長いスカート)・ものスッゴイ大きなサンバイザーにサングラスに、さらにマスク。。。
街でいきなり会うと、ギョッとするような。。よく銀行で、止められないな~、と思います。そのうち、そういう恰好の銀行強盗が出てくるンじゃないかと。。だって、顔が全くわかりませんよね。。
(でも、こういう人の中に、かなりのおまぬけがいて、そこまでしてるのに、日焼け止めは全く塗っていないとか、家にいる時も、もちろん日焼け止めは全く塗っていないとか。しかも家にいる時間のほうが長いのに。。。マスクは白いのは紫外線を通してますし、サンバイザーでは、隙間から紫外線は入り放題で、家の窓からも遮光カーテンではない、普通のカーテン・ブラインドは、紫外線入りまくりです。こういうおまぬけさんは、本人は、紫外線カットしまくっているつもりが、むっちゃ浴びてるし~!、という、ただの近所のおかしな人になってしまうんです。努力もむなしく。。)
問題は、そういう恰好に、さらに日焼け止めも徹底して塗っていて、顔以外は、黒っぽい服やストール・手袋とかで、完全防御をしていて、さらに、家の中は、遮光カーテンを引いていて、日中は外にめったに出ない(日に当たるのがイヤだから)、という方の場合。
こうなると、体に必要な紫外線は、足りないでしょう~。
全身の皮膚は、まっちろで、もはやちょっと病的な青白さかもしれませんね。
ここまですると、ビタミンD不足もでてきますが、もっと他の病気になってしまうと思います。これはダメでしょう~。
ここまでできる方というのは、ちょっと病的というか、紫外線を憎んでるというか。。。極端すぎますね。
太陽は敵ではなくて、友達にならないと!
うまく、ほどほどに付き合っていく、しかも一生長く、というものです。
ちなみに、体のアンチエイジングでもビタミンDは、注目されています。確かに、効果はあるようです。
ただ、紫外線にどこまで当たるのか、紫外線以外でうまく摂取していく、というのが重要です。
ホントになんでも、ホドホドに。
これだけすればいい!みたいなモノは絶対ありませんから。いい面があれば、観方を変えれば悪い面になることもあるので、極端な番組の意見は、ホントに、半分(以上)は聞き流してくださいね。そういうこともあるのかな~、くらいの軽い気持ちで。