プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

カレンダー

2012年2月
« 1月   3月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
272829  

最近投稿した写真

ホーム > 2012年02月23日



先日の日曜日は、アスタキサンチンのシンポジウム(研究会みたいなもんです)が、京都国際会館で行われたので、行って参りました。

 

やっぱり、こっちは寒いですね。

土曜日は、京都も雪が降って、四条界隈も、屋根に雪が積もりましたが、日曜日には全くなかったと思いますが、国際会館周辺は、まだ十分に屋根に雪が積もってました。

でも、京都で学会や大きなシンポジウムを開くとなると、やはりこちらの会場になってしまうんですよね。

 

アスタキサンチンは、今注目の抗酸化作用の優れた物質です。なんと、ビタミンCの6000倍の抗酸化力があるんです。(体もお肌も、鉄と同じで、どんどん酸化して、老化がすすんじゃうわけです。抗酸化というのは、さびにくくさせてくれる、みたいに思っていただくとわかりやすいと思います。)

サプリメントや化粧品は、最近有名で、注目されています。

「アスタリフト®さん」って、松田聖子さんとかがCMされてますよね。あれは、富士フィルムという会社の商品です。一般の方でも、誰でも買えます。市販品です。

クリニックで取り扱うアスタリール®とアスタリズム®は、ホントにクリニック限定で、クリニックに来ないと買えません。

(正確には、診察・カウンセを受けないと。うちは、そうです。違うところもあるかもしれませんが)

これらの商品は、富士化学工業という会社で、富士フィルムと、「富士」という名前は似ていますが、なんの関係もない会社です。

富士化学工業は、製薬会社なので、やはり吸収させるノウハウがちゃんとわかっておられると思います。

例えば、アスタキサンチンの塗る方ですが、市販のヤツの6倍濃いそうで、しかも6倍吸収率がすごい!だから、36倍スゴイんです、とふざけておっしゃってましたが、確かにそれくらいスゴイと思います。

市販品と、全然色とニオイが違って、富士化学工業のは、かなり濃いんです。見た目だけでわかります。

 

京都府立医科大学の吉川先生(学長でいらっしゃいます)が、アスタキサンチンの研究や開発にもかなり関わっておられるようで、(だから、京都でシンポジウムなんでしょうか?助かります。)以前、新聞にもコラムを書いていらっしゃいましたが、阪神の選手に皆さん、アスタリール®を飲ませてデーターを取っておられたようです。

金本選手も飲んでいらっしゃるはず。

このアスタキサンチンは、筋肉の疲労を貯めないというか、回復させる力が大きくて早いというか、アスリートの方には、とてもいいらしいです。(私は、運動しないので、わかりませんが)

オリンピック選手が飲んでいても大丈夫と認められたサプリだそうです(ドーピングの対象になりません)。

 

今回のシンポジウムは、動物実験から、人間のデーターまで、いろいろ集計され、多数の大学け医療機関から発表がありました。

ホントに、アスタキサンチンは、どんどんいろんな効果がデーターとして出てくるので、そのうち、これで何でも良くなるんじゃないか、と思わず錯覚してしまうほど(ちょっと言い過ぎですか。。。)。

 

何に効果が期待できるのか、という発表で、筋肉・ドライマウス・眼精疲労・難聴・美肌やアンチエイジング・育毛・メタボリックシンドローム・更年期障害・糖尿病・NASH(非アルコール性脂肪肝)・心機能・動脈硬化・前立腺肥大などなど。。。効果の差は、様々ですが、飲んでみる価値ありです。

副作用って、ほとんどありませんからね。

元々、鮭やいくら・桜鯛・カニやエビの赤い色素は、アスタキサンチンです。食べ物に入っていた成分ですから、アスタキサンチン自体にアレルギーのある方は飲めませんが、それ以外は、まあ大丈夫でしょう。

これらのいろんな症状に効果が見込める、というのは、前から知っていましたが、これだけ、一度にデーターや、発表を聞かされると、圧巻ですね~。

より納得もしやすいし、ちゃんと今のうちから、飲んでおこう、という気にさせられます。

 

中でも、ちょっとビックリしたのが、育毛効果なんです。

去年の美容皮膚科学会でも確か同じ発表がポスターであったと思うんですが、実際スライドで見せられると迫力が違います。説得力ありますね。ポスターには、載せておられなかったデーターも見せておられて、大変興味深かったです。

ネズミの背中の毛を剃って、アスタキサンチンを塗った場合と塗っていない場合と比べたデーターですが(ものすごく簡単にはしょって言ってます)、アスタキサンチンを塗ったほうは、とっても早くボボボ~っと生えて来ました。

アスタキサンチンに期待できる効果として、メラニン色素の増強というのがあり、白髪の予防にもなる、ということを示唆されました。

白髪を黒くするサプリや育毛剤って、ないんです(医学的にちゃんと実証されているもので、です。市販のわけわからん、自称効きます、みたいな詐欺商品は、存在はしていますが、効きませんから。)。

育毛の医療用サプリや育毛剤はあるというのに。。。

もちろん、育毛効果もあり、かなり薄毛の男性の禿げてた部分(失礼)が、飲むことで、かなり増毛されてました。

飲むサプリで、元々毛が薄くない方が、多毛にフサフサになるわけではないはずなので、薄い方には、ビフォーアフターがわかりやすいと思います。

美肌と体のいろんなアンチエイジングと健康のために飲んでみて、それで毛にも効けば、一石二鳥で嬉しいですね。

毛は伸びるのも時間がかかりますから、気長にのんびり飲んでみてください。

 

私は、おでこの生え際に白髪がとても多いんですが、美容院で染めてもらっても、ヘアマニキュアなので、落ちるのも早いし、根元は染めるのは中々難しいものです。目立ってきたら、部分染めのマスカラみたいなのを足すんですが、メンドクサイんですよね、意外と。

そこで、アスタリズム®(塗るアスタキサンチン)です。

顔にどうせ塗っていますから、その時ついでに、生え際のところにも塗っておきます♪  さて、どうなりますかね。楽しみです。私も効いたらいいな~。

 

アスタリール®のサプリも、最近は、ずっと倍飲んでます(1日4粒。その代り、すっごいスピードで無くなって行きます。やっぱり飲みすぎ?!)。

1日2粒で、充分なんですが、メタボも私は気になるので、倍飲んでも問題ないことを知っていますから(どの薬やサプリでも、倍飲めばいい、っていうものではないですよ)、最近、ずっと倍なんです~。

(痩せはしませんが、これで、運動すると、キレイに体脂肪が落ちていくそうですよ。)

 

今回のシンポジウムは、プロビーチバレー選手の朝日健太郎さんが、講演にグアムのキャンプ中からわざわざ来られて対談形式でお話が聴けました。

恥ずかしながら、私は、スポーツ全般に疎いので、存じあげませんでした。。。

さすがに真っ黒に日焼けされていました。精悍で背も高く(身長199センチとかおっしゃってましたね)スラッとされていて、遠目で見てもカッコ良かったです。

(すみません、写真撮ってません。この日は、携帯電話すら忘れてくるという失態をおかしてしまいました。。。)

顔は真っ黒ですが、ちゃんと日焼け止めを塗っておられるそうで、でも、プロのビーチバレー選手ですから、紫外線を完全にシャットダウンすることはできません。

朝日さんも、アスタリール®の子会社が出してる、BCAA入りのサプリだったかな、摂っておられるのと(筋肉疲労しにくいそうです)、顔にももちろんアスタリズム®を塗ってるそうです。

そのおかげで、これだけ紫外線にあたっているのに、シワがないんですよ~、とても若く見られるんです、とおっしゃってました。手放せないそうです。
(一応、何もしてない、とおっしゃってました。この「何も」というのは、美容医療のことを指すんだと思います。)

やはりビーチバレーはお肌にとって、かなり過酷らしく(そりゃそうだ)、その過酷さを和らげてくれてるようですね。

 

アスタキサンチンは、いろんな外からのストレスから守って、強く負けないようにしてくれるイメージと思ってください。

決して、コラーゲンを増やしてシワを減らす、とかシミを直接攻撃して白くする、とか、そういうものではありません。

 

全部の発表を聞いたら、かなり遅くなるので、聞きたい分だけ聞いて帰ってきましたが、結構充実した内容でした。

サプリや化粧品で、ここまでの効果が期待できるのは、ホントにスゴイです。

 

アスタキサンチンって、ホントにいいと思いますが、ご購入される場合、どこのメーカーの商品を買うか、です。

メーカーによっては、中身は、うっすいうっすいこともあり、そのくせ、べらぼうな値段を取られたりしますから、アスタキサンチン製剤を買うなら、やはり富士化学工業のヤツでしょう。

いきなり、飲んだり、塗ったりしたから、なにかが目で見えて変わるわけではないですが(時々、飲んでると、なんか違う、と違いに気付く方もいらっしゃいますが)、続けることに意味があります。

同じ続けるなら、意味がわかって飲んでる方が、目指す目標が具体化されやすいので、よりいいかと私は思います。

アンチエイジングな肌と体を持った私。。。みたいに、イメージしやすいですよね。健康に若々しく、です。

サプリもキリがないので、興味のあるものから飲んでいく、というのが一番いいと思います。

データーもないのに、なんとなくずっと飲んでる、って、害はそんなにないですが、お金もったいないですよね。