プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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3月は、まだ紫外線の量は、マシですが、それでも2月よりは、着実に増えていってますし、また少し暖かくなってくるので、外に出る機会が増えるんですよね。知らず知らずに日焼けしてい。。。ということが、じつはかなり恐ろしいわけです。油断しますからね。

4月に入ると、もう夏と同じくらいの紫外線と思って過ごすほうが、絶対いいわけです。

シミのカウンセに来られた方全員にお話していますが、毎日毎日シミはせっせと作られています。老化が止められないのと同じで、シミを作るのを止めることはできません。日焼け止めを塗りまくったとしてもゼロは無理かも。。と思います。まあ、地下室で、何年もひきこもったら、シミが新しくできるのは、かなりゼロに近づけられることと思いますが。。。

(紫外線がイヤだからと、家にいる時に、遮光カーテンを引いて暮らす方がいらっしゃいます。

これは、絶対止めてください。

お日様の光はちゃんと浴びないと、いつが朝で昼で夜か、わからなくなってしまって、体内時計がおかしくなります。日の光を浴びないことで、うつ病にかかりやすくなる要因にもなるそうで、紫外線ゼロの生活というのは、それはそれで、健康に支障が出るわけです。

紫外線は、確かに老化の面から言えば、要らないものですが、老化のi一番困る顔は、しっかり日焼け止めでガードして、首やデコルテ・手も老化がイヤなら日焼け止めを塗る、体は服で隠す、というのが基本です。

でも、服にしたって、黒っぽくない服も夏だって着ます(薄い色の服は、紫外線を通しますから)、首や手やデコルテなんて(脚もかな)、顔ほどは塗り直しはしないでしょ?

それだけで、多分体に必要な紫外線は取れてると思いますよ。

頭皮の隙間からも紫外線は当たりますし、宇宙人みたいに全身紫外線カットババア(失礼)みたいな恰好をして暮らさない限り、必要な分は取れてると思います。

まあ、紫外線カットババアも、ホントにババアと言われる年齢の方がされているわけではなく、わりと若い方もされていて、オシャレとか見た目は全く無視で、周りの人が引いてしまって、道行く人みんなして振り返るような恰好で、いつも外に出る女性のことを、こう呼ばせていただきます。

ステキに紫外線をカットできるように、服やスカーフ・帽子や日傘などで、涼しそうに、うまく紫外線をカットされている方って、うちの患者さんには多いんですけどね。

夏の手袋も、こうはめたら素敵だな、とか暑苦しく見えないように、ちゃんと工夫されてるんですよね。服との組み合わせのバランスというか、いい感じなんです。もちろん、服とかで隠れないところは、きちんと日焼け止めを塗っておられます。

それに引き替え、紫外線カットババアの痛いところは、日焼け止めは塗らずに、サングラスとサンバイザーを顔の全面に完全に降ろしちゃってて、溶接作業中っか!と突っ込みたくなりますし、夏でも長い手袋をされてるんですが、なんかちょっと他の服とのバランスも悪くて、長袖長ズボンみたいに、全身新興宗教みたいに覆われるわけですか、またその全身覆っている布が、明るい色で、それ、紫外線通ってますよ。。。みたいな。。。できたら、私は、あまりマネはしたくないかな。。。まあ、ステキには見えないわけです。

あんまり、こういう方は、うちの患者さんにはいらっしゃいませんが、ごくたま~に、新規で来られて、ギョッとするときがあって、ご本人は、紫外線カットしてる気満々で。。。でも、実際は、カットできてなくて、努力意味なし、という悲しい結果に。。。う~ん、惜しいっ!というか、全然惜しくなくて、痛いっ!んですが。。。

もちろん、ご本人には、その恰好が、紫外線カットの概念から言って、イケてないことのダメだしはさせていただいて、正しいムダのない努力の方法をアドバイスはさせていただきいてますが、聞く耳を持たない方は仕方ないです。その方の人生ですからね~。私は困りませんし、正しい日焼け止めをされていないと、シミの治療はお断りするだけですから。

女性の恰好って、ホントに難しいですよね。

日焼け止めを塗らずにサンバイザーで顔を全部覆っても、隙間からいくらでも紫外線は入ってきてますから、ご本人は気が済んでいるでしょうが、実際防いではいないわけです。

こういう方は、マスクもされるんですよね。でも、分厚い布で、しかも黒とかの濃い色でマスクをつくらないと、残念ながら、その白やピンクの紙のマスクは、紫外線を通しまくりです。。。

また、そういう方は、家の中では、全く日焼け止めも塗らずに、1日中過ごすという、家の中で紫外線を浴びまくるという本末転倒なことをされるわけです。

近所の笑いモノになってるというのに、ご本人は、い~っぱい紫外線を浴びてるという、可哀想な結果に。。。不憫ですね。。

ごくたまーに、ホントに家も遮光カーテン、日焼け止めの塗り直しもバッチリ、全身黒で、ホントに隙間なく埋め尽くして、黒い新興宗教か、という方がいらっしゃって、もしここまで来ると、ちょっとやり過ぎです、とこちらが止めないと、健康を害しますけどね。

まあ、普通頑張っている方でも、時たま塗り直しを忘れることなんて、人間だれでもありますから、塗りなおすクセさえついていて、それでたまに塗らない分には、全然OKだし、私は、それで十分だと思います。

私も、忙しい日は、塗り直しができないことも、もちろんありますからね。

でも、その場合、どれだけ浴びたのか、どれだけ塗り直しができていないのかもわかっているわけで、シミの予備軍がこれくらいあるのかな、ということも覚悟するわけです。

(シミの治療のライムライトをする時に、ピッと光が当たった感じで、どれくらいシミが溜まっているのかわかりますから、そういう時は無理せずに、シミの予備軍を減らすことに重点を置きます。)

お肌に当たった紫外線の量を、かならずお肌は覚えているわけです。せっせとシミの予備軍を貯め込んでいくわけで、そして、何カ月・何年かしたら、ポンポンと確実に目で見えるシミになって復讐をとげるわけです。

シミは、いろんなダメージからお肌を守ってくれる防御反応の結果ですから、シミがイヤなら、自分でダメージから守ってあげて、防御反応が働かなくて済むようにしてあげないと。

(だから、日焼け止めを塗るわけです。)

 

また、日焼け止めにも種類があって、SPF50なのか、30なのか、18や20なのか、ウォータープルーフなのか、そうでないのか、TPOに合わせた使い分けが必要です。

汗かくときに、汗に強くないのを塗ったら、すぐに流れてしまいます。日本の夏の湿度は、ハンパないので、ひどい時は、10~15分くらいで、ダーっと汗が流れてきませんか?

15分おきに、塗り直しなんてできないし、やってられないでしょう~?

だから、そういう時は、汗に強いタイプかウォータープルーフか、でないとダメなわけです。

 

もう3月ですが、こないだまでの2月や冬の間は、紫外線が弱いのは弱い季節です。アウトドアとかされない限り、まあ、そう汗をかくこともないと思います。

こんな真冬に、ウォータープルーフまではいらないでしょうし、私は、SPF50をほぼ年中使ってますが、家やオフィスくらいの生活圏内であれば、SPF30でも全然いいと思います。

(生活している環境によったら、50ではなくて、30を塗ったことで、塗り直しの回数が変わるということはあり得ると思います)

でも、真夏であっても、車と建物の移動のみで、全く汗をかかない、という方、建物の中でしか過ごさない、という方、冷房が効いていたら、まあ汗かきませんよね。

そんな時に、ウォータープルーフを塗る必要はないです。むしろ、エアコンで乾燥する方が心配なので、しっとり保湿タイプのものを塗るほうが大切です。

どういう環境にいるのか、というのは、ご本人にしかわからないわけなので、人まかせにはできないわけです。

窓側(紫外線の量の多いところ)なのかどうかで、日焼け止めの強さや塗り直す間隔を変えてあげる、というのも一つの方法ですが、何種類も持ち歩いたり、用意するのも大変は大変ですから、ある程度万能の日焼け止めがあれば、一つで事足りるわけです。

例えば、SFP50で(ということは、PA+++でもあるわけです)、ウォータープルーフまでいかなくても汗には強くて、しっとりしていて、塗り心地が気にいっていて塗りやすい、みたいなものがあればいいわけです。

SPF30(ということは、大概PA++でしょう。SPF30で、PA+++という商品は、皆無とはいいませんが、そう中々売っていません。)でも、もちろん構わないわけですが、30で、汗に強いという日焼け止めが、これもないとはいいませんが、ちょっと探すのに苦労するでしょう。

大体、デパートなどで売っている化粧品会社の日焼け止めは、ウォータープルーフでもなく、汗にも強くありません。一部、比較的汗に強いのかな?と思わせるような商品もありますが、表示がないので、真偽はわかりません。

SPF50の、かなり塗りやすいモノがおととしくらいから、発売されてきただけ、まだマシです。

カウンターの販売員さんは、「結構汗にも強いから、大丈夫ですよ!」と売るためには、どこにもそんなことは表示もされていないのに、詐欺まがいの販売をします。でも、市販の化粧品で、「ウォータープルーフ」とか「汗に強い」という表示が、パッケージのどこにも書いていなければ、それは、強くない、ということです。

自分が塗った印象で、なんかくずれにくいな、と思っていても、日焼け止めは、ファンデと違って、崩れているかどうか、という表面上の見た目と、まだ紫外線から守ってくれているのか、という機能の分は、全然別です。

全く崩れていなくても、紫外線吸収剤というのが、完全に紫外線を吸収してしまえば、見た目が塗りたてのようでも、意味ないわけです。

これが、日焼け止めの恐いところで、だから、一定の時間が経ったら、塗り直しが、見た目と関係なく必要になるわけです。  は

→続きます