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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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日焼け止めの重要性④

久しぶりに日焼け止めの重要性の続きです。

 

よく患者さんから言われるのが、「日焼け止めって、肌い悪いんでしょ?」「SPF50って、強すぎて、肌に悪いんでしょ?」ということです。

はっきり言って、それは今まで塗ってこられた日焼け止めの質が悪いか、自分に合っていないモノを塗っているか、どちらかです。

品質のよくないモノを塗れば、お肌に負担になるのは当たり前で、またどんなに高くて品質が良くても、自分に合っていなければ、お肌の調子が悪くなるのも、当たり前です。

どんなものでも一応構わないのですが、必ず自分に合うモノを使いましょう。

(ファンデや口紅は高いブランド物を使っているのに、日焼け止めは、ドラッグストアの298円とかのすっごい安物を使っている方とかがたまにいて、私からしたら、そのお金の使い方がよくわからないんですが、298円のファンデや口紅って、そういう方って、絶対買わないし、使わないと思うんですが、どうして日焼け止めだけ安物を使うんですかね~?

日焼け止めって、そんなに日陰者?

ずっと謎だったんですが、知人が言うには、ファンデや口紅というのは、女同士、トイレや更衣室で、人から見られるものなので、見栄を張るところだそうで、日焼け止めは人に見られないから、安いモノを使う、というらしいです。。。

人からどう思われるかよりも、自分の肌にいいモノを塗ってあげるほうが、よっぽど大切だと思うんですが、価値観が全く違うんですね~。

 

せめて、もう少し、高いのを買いませんか?

 

どんなモノが合うのかわからない、と言う方へ。

 

まず、塗って気持ち悪くないものです。

塗って気持ち悪い、ということは、体が止めて!と言っている信号だと、私は思います。

まあ、気持ち悪いモノを、誰も塗り直ししようなんて、思いませんし、使わなくなりますしね。

塗って気持ちいい、までいかなくても、これくらいなら、塗ってやろうかな~、塗りやすいや、と思えるモノを使ってください。

次に、塗っても、カサカサしない、乾燥しない、かゆくならない、ブツブツが出ない、これらの条件を満たすのは、絶対当たり前です。

このうち1個でもあれば、その時の貴女のお肌には、合っていない、と考えていいと思います。

そのうえで、SPF50を買うのか、30を探しているのか、ウォータープルーフなのか、汗に強いと言う程度でいいのか、まず、TPOというか、どういう場面で使うのか、から考えます。

紫外線吸収剤は入っていていいのか、ないほうがいいのか。

紫外線吸収剤でかぶれる方は、ないのを使わないといけませんが、かぶれない方が、わざわざ吸収剤の入っていないのを使わないといけない、ということはありません。

その入っていない商品が、気に入って使っておられるなら、構いませんが、吸収剤が入っているほうが、塗りやすかったり、紫外線カット効果が高かったりと、いいことがあります。

吸収剤が入っていても、合うヤツを塗れば、問題ないと思います。

 

後は、しっとりタイプか、さらさらがいいのか、などなど、それと塗り心地の好みですね。

(夏の湿度の高い外で使うなら、サラサラタイプでもいけるでしょうが、クーラーの効いている室内で、サラサラタイプを使うと、乾燥する方が続出するので、ご自分に合うのを使いましょう。

外用と、室内用に分けてもっておくと、使いやすいですが、使い分けがメンドクサイという方は、しっとりタイプを一つ用意されておくのが、一番お肌にはいいと思います。

しっとりタイプも、商品によって、感触はいろいろなので、試してみるしか、合うのを見つける方法はありません。)

SPF30くらいまでで、ウォータープルーフでなくてもいい日焼け止めは、クリニック専用の化粧品でなくても、デパートの化粧品売り場で探せば、お気に入りのメーカーでもあるかもしれません。

(7千円も1万円もする日焼け止めは、要らないんじゃない?とは思いますけど。

好きで塗られる分にはいいですが、塗り直しが必要ですから、量が結構いります。また、日焼け止めはケチって塗ると、効果が減ってしまいますから、ある程度気にせずたっぷり使おうと思えるモノのほうがおススメです。)

100均とかドラッグストアの店頭で安売り山盛りにされているような安物は、ダメですよ。あれは、誰でも続けてれば、お肌は荒れたり、痒くなると思いますよ。ガッサガサにもなりますしね。

そりゃ質は良くないでしょ。

だって、化粧水や乳液で、そこまで安いのって、あんまり皆さん使わないでしょ?それから考えたら、どれだけ質が良くないか、わかりそうなものだと思うんですけどね。。

私も使ったことがありますが、(夏の手や腕用に、昔買いました)しばらくしたら、カサカサになって、その後も使っていたら、痒く赤くなりました。早っ!こんなに早く負担になるとは思いませんでした。 

 

日焼け止めの大切さが、昔よりは注目されているので、各メーカーから、ここ数年、どんどん使いやすい日焼け止めを出してくれてますね。

毎年、進化というか、塗りやすく、便利なモノが出て来てると思います。

お気に入りのメーカーで、使いやすいモノがあれば、そういうので十分なんですが、デパートで売っている日焼け止めのほとんどは、ウォータープルーフではありませんから、要注意です。

汗をかいたら、もう効いていないと思ったほうがいい。

「これ、ウォータープルーフじゃないんですね?」と店員さんに尋ねると、「でも、かなり汗に強いから大丈夫ですよ!」と平気でウソをつきます。

手書きのポップにまで、「ウォータープルーフ!」みたいに勝手に書いていることもあって、「あれっ?これ、ウォータープルーフだったっけ?」と商品の表示を見ると、そんなことはどこにも書いていません。。

また、平気で、「12時間塗りなおさなくていい」とか大手ブランドでも平気でウソをつきますから、えげつないです。

自分の売上げのことしか考えてないし、あるいは、表示はなくても、本社から、そういうふうに営業をかけるように会社ぐるみで言われているのか(会社ぐるみだと私は勝手に思ってますが。。でないと、一社員が、そんな具体的な数字や、わざわざウソをポップにまで書くなんて、ちょっと考えにくいでしょう。。。

詐欺で、捕まえてほしいくらいです。

もうね、化粧品の販売員の人の言うことって、ホントろくなことないです。うまい話には、ウソがつきものですから、必ず商品のパッケージの表示(裏ですね)を見てください。必ず、買う前にね!

表示になければ、それは、「ウソ」です。ホントなら、表示に書いてあるはずですから。

(表示に書いたら、完全に会社ぐるみになるので、明らかな証拠になります。おかしなことをメーカーは、絶対書きません。ちゃんとしたところならね。)

販売員が口で言う分には、証拠は残らないし、ポップで書いてあったって、その社員が勝手にやったことで、会社は知りません、と言えるから、もう、ホントムチャクチャです。

化粧品会社の誰が何と言おうが、日焼け止めの塗り直しは、必要です!

もちろん、環境にもよりますけどね。

それがわかって、塗りなおしていないのは構いませんが、販売員(というか化粧品会社)は、いい加減過ぎ!

いつも言っていますが、やはり自分の身は自分で守らないと!

私も化粧品は大好きですが、いつも話は、半分以下で聞いています。販売員さんの、特にスキンケア関係の言うことなんて、かなりムチャクチャなことも多いので、ほぼ聞き流しですね。

(たまに、デパートに化粧品を買いにいって、なんかアンケート書かされる時に、「気になることはありませんか?」と聞かれたら、必ず、「ありません!」とはっきり言います。

だって、なんか言おうものなら、それに合わせて営業かけてこられて、時間が長くなるだけですからね。

ありません、と言えば、自分の欲しい商品のことだけで、すぐに終わります。

ある程度の値段を出せば、市販の化粧品の質なんて、そんなに変わりません。合うかどうかと、好みのの問題です。

化粧品は、うまく利用しないとね。

 

 

 

 

 

 

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化粧品