プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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さて、アトピー・肌荒れしやすい方の美肌治療の、いよいよ、実際の治療の話です。

これも、どこまでやるのかは、その方の考え方(時間とお金の使い方ですね。どれだけなら、お金がかけられるのか、という価値感です。)にもよります。

 

クリニックによっても、考え方・治療の仕方は、いろいろだと思います。

私が実際に患者さんにおすすめするのは、ジェネシスです。

その方の荒れ方によって、設定は変えたり、治療間隔は、症状によって変わることもありますが、光・紫外線アレルギーでない限り、ジェネシスを断ることは、あまりないですね。

(もちろん、理解されていない方や、ジェネシス事態が苦手。あるいは以前にやって、なんか調子が悪くなる気がするという方、顔に金の糸を入れている方は、お断りしています。)

アトピーで、ただれて汁が出て、とかの状態なら(あてても大丈夫なんですげ)、まずそちらを治療してからにしましょう、となるかもしれませんが、これは湿疹や皮膚炎があっても、治療の手助けをしてくれて、お肌を元気に回復させてくれる働きがあるので、どんどんあてていきます。

回復させながら、美肌治療を行っていく、という感じです。

 

もっと何か追加したい、できることならやっていきたい、という方には、ジェネシスだけでなく、イオン導入で、トラネキサム酸(資生堂ナビジョンの)を入れたり、プラセンタを導入することもあります。

絶対かぶれない、とは約束できませんが、理論上、皮膚炎を抑えてくれたり、お肌にいい成分が入っているので、早く落ち着かせたい時に、一緒のご紹介します。

 

どちらかだけやる方・両方する方、どちらもせず様子を見る方、人それぞれです。自費治療ですから。

 

他は、ちょっと落ち着いたのなら、ナビジョンのトラネキサム酸の入った化粧品を普段のスキンケアに取り入れたり、アスタキサンチンを使ったり、できることもあるし、まだ早いです、止めることもあります。

 

「医療用のサプリメントで、美肌にしたい」という方には、即効性はわからないでしょうが、サプリ好きな方には、ご紹介はしています。

サプリも飲みだすと、キリがないですからね~。続ければ続けるほどいいわけなので、途中で止めたって構わないんですが、続けることがサプリの意義なので、なかなか続かない方には、そもそも向いていません。

プラセンタやアスタリール®(アスタキサンチン)は、ほんとにおすすめですし、スタンダードなところは、各種ビタミン剤やビオチン・亜鉛でしょうか。

 

どこまでするのかは、費用対効果も考えないとね。何に、お金を使っていきたいのか。どうするために、というでしょうか。。。お金は無限ではないので、有効に使わないとね。

 

もちろん、ジェネシスをするにしても、イオン導入をするにしても、①で言ったような、正しいスキンケアができていないと、ほんとに無駄です。

何もしないよりは、マシかもしれませんが、お金は湯水のように出ていくだけです。

まあ、お金を実際、湯水のように、そんな使い方をする人は、そういらっしゃらないでしょう。でも、医療を受けてるとなると、他力本願になるのか、スキンケアは自分でちっともやらずに、治療を受けにくる方が時々いらっしゃって、良くなるわけないんですよ。お肌は泣いています。

(実際、ボロボロですけどね。。)

そういう方で、理解はしているけど、自分ではできなくて(やる時間がないとか、仕事上、どうしても無理とか、ホントに仕方ない方というのもいらっしゃいます)、やらないよりはマシでしょう、とわかっててやっておられる方は、稀にいらっしゃいますが、大半が理解していず、他力本願系なので、何か月経っても、改めない方は、治療もお断りしています。例え、害がなくても。

(理解していない人から、お金を巻き上げて、美容医療をする、というのが、一番やったらいけないことです。うちでは、お金を積まれても、何倍多く払おうとも、理解していない方には、やりません。それでもやりたいという方は、そういうクリニックに行ってください。いくらでも、何でもやってくれますから。)

 

なかなか自分だけでは限界がある、という方、あるいは、保険診療だけではキレイにならない、という方は、一度ご相談ください。(自費ですが)