木曜日、クリニックが終わってから、東京に移動して、金曜日、ホテルニューオータニで開催された形成外科学会に参加してきました。
ご予約をお断りした患者さんには、大変申し訳なかったです。
今週は、用事が続いたので、また太ってしまった(史上最高の体重を更新中です。。。)のと、さすがに疲れました。。金曜日は、一日中、ずーっと座って講演を聞いているので、おしりが午後には、おしりがむちゃくちゃいたくなってしまいました。
(私くらい、脂肪がついていても、痛いんだから、痩せてる人はどうしてるのかな~と思ってしまいます。)
水曜日から3日間の開催で、参加したのは金曜日だけですが、金曜日にレーザーのセクションが固まっていたので、助かります。一部の美容医療(美容外科や注射系)の話は聞けませんでしたが、まあ仕方ないです。
形成外科学会は、他の美容系の学会には全く出て来られない先生というのが、来られるので、レーザーのセクションも独特の雰囲気です。
他のでは、お目にかかれないような、意見の交換会でした。
形成外科のメインは、腫瘍の切除や先天性の異常(見た目の)やアザの治療とか、保険診療がメインになりますから、久しぶりに行くと、ちょっと懐かしいですね~。
さて、今回も、クリニックを休んでまで、いろいろと行った甲斐がありました。やっぱり学会は行かないとね!
今回さらに勉強になったのは、やっぱりジェネシスいいわ~、ということです。
今もジェネシスのキャンペーンは、やっていますが、5月でも別のセットで、ジェネシス考えようかしら。。
傷跡の修正をレーザーで、どこまでキレイにしていけるか?
という発表が今回はとても多く、絶対に傷跡は、消せないということを前提で、(傷跡は消えると思っている患者さんがいるので、ドクター側は、はっきり言っとかないと、絶対にもめます。)どういうものをつかっていくか、という議論が多かったです。
浅い傷跡(リストカットとかの)は、かなり目立たなくなっている発表もありましたが、みなさんが共通して言うのは、深いのは、あまり変わらない、ということです。
傷跡の場合、ホントにちゃんとした施設とドクターにやってもらわないと、かえってひどくなったり、お金と時間も無駄だったりします。
悪徳美容外科の広告に、消えるように書いてあるかもしれませんが、そんなことは絶対に無理です。ちゃんとした施設と同じ機械を使っているとしても、レーザーは設定が命ですから、料理のレシピと同じで、クリニック、あるいはドクターによって、全然違います。
ちゃんとしたところと、悪徳クリニックが、同じ設定のわけがないですよ~。
ニキビ跡の凹み・水ぼうそうの跡の凹みも同様で、深いものは、あまり変わりません、という見解でした。
でも、すべての機器で比べられたわけでもないですし、今回発表していなくても、比較的いい結果を出していらっしゃる、ちゃんとしたドクターというのもいらっしゃいます。消せなくても、少しでも目立ちにくくする、という考え方で、どこまでやっていくか、ですが、ちゃんとしたドクターは副作用と医療の限界を、する前に必ず説明されるので、患者さんも、いいことだけ言うクリニックでやるのではなく、(そんなわけ、ありませんから)、ちゃんとクリニックは選んで、納得したうえで、(幻想も抱きすぎず)治療をされてください。
さて、今回の学会の自分にとっての目玉は、宇津木先生のご講演でした。
東京の帝国ホテルでご開業されていらっしゃいます。
宇津木先生のお話は、いつも大変わかりやすく、しかも素晴らしい内容なので、いつも楽しみです。ご講演が聴けるのも、形成外科学会だからでしょうか。
。。。ただ、午後一であったため、いつもお昼ご飯の後の発表は、聴いてる間に、居眠りをしてしまいます。
居眠りしてしまったら、どうしよう。。。でも、宇津木先生のお話だから寝るわけないっ!と臨んだにも関わらず、疲れが溜まっていたのか、ちょっと途中居眠りしてしまいました。。。ううう。。。。
今回はフェイスリフトの話だったので、手術をしない私には、直接関係のある話ではないんですが、途中寝てしまって、聞き逃したところは非常に残念ですが、素晴らしい内容でした。
なにより、フェイスリフトの結果は、抜群に素晴らしいっ!!なにより、見た目に自然ですね~。
60代だか70代だかの方が、まるで女学生のようになっていて、これが本当の年齢不詳ってやつか~、と光・レーザーの年齢不詳のとは、ケタが違います!
まあ、手術ですから、ケタが違うのは当たり前なんですが、フェイスリフト特有の、あの変な感じが、全然ないんですよね~。
手術方法も、かなりこだわっていらっしゃるので、ご自身でも、「絶対不自然にはなりません」とおっしゃってました。
中途半端にやるから、不自然になるそうで、
もちろん、スキンケアも徹底的に指導されていらっしゃるので、患者さんのお肌もピカピカです。
手術のやり方にも、ものすごいこだわりをもっていらして、以前のご講演の時に、ヒアルロン酸だったか、ボトックスだったか、注射系の処置でも、お一人に1時間かけているとおっしゃってました。
(帝国ホテルで開業して、一人1時間ということは、この注射代は、一体いくらなんだろう。。。と、思いましたが。。)
座長の先生がおっしゃってましたが、宇津木先生は、フェイスリフトに12時間かけられたことがあるそうで、こだわり具合がわかります。
12時間って、普通、美容外科ではやらないでしょう。。。
フェイスリフトの場合、どこを切っていくか、というのは、ドクターによっても違いますし、どうリフトしたいのか、どれだけしたいのか、というのでも変わると思いますが、頭の髪の毛の中を切っていくことが多いと思います。(生え際に沿って、というのもありますよ。)
髪の毛の中を切った場合、どこを切っても、傷痕というのは、一生消えないんですが、髪の毛の中だと、傷痕は、脱毛になって、一生毛が生えてこないわけです。
普段は、他の毛で隠せても、美容院に行ったら、見られてしまうわけです。
メスで切る時に、毛根を傷つけてしまいますから、脱毛になっちゃうんですね。
ところが!宇津木先生は、毛の流れというか、毛根の位置を診て、メスをいれていかれるそうで、全く脱毛にならないんです!これは、むちゃくちゃスゴイことです!わかっちゃいるけど、誰もマネしませんよ~。それだけで、どれだけの時間と手間暇がかかるんだか。。。やってて、途中で、イヤになってくると思います。
フェイスリフトに、命をかけていらっしゃる、と座長の先生もおっしゃってました。患者さんは、幸せですね。
(手術代は、いくらになるのかは、知りません。。。)
美容系の医療の場合、手術でもレーザーでも、東京が情報の発信の中心になることが圧倒的に多いんですが、やっぱり東京は、スゴイ先生がたくさんいらっしゃいますね~。