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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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「クレオパトラな女たち」

家のPCが最近ずっと調子悪かったんですが、とうとうリカバリまですることになり、リカバリしたのに、なんかダメそうです。。。根本的なところで、破損してるようです。。修理に出さないといけないみたいで、家の他のPCで今、書いています。

しばらく、ブログの更新は、難しいかもしれません。

PCって、相性というか、当たり外れというか、早めに調子の悪い子って、いたりしますよね。保険はかけてあるので、費用は心配ないと思うんですが、慣れ親しんだPCが、使えないのは、ちょっとさみしい。。。

東芝のダイナブックを使っていたんですが、買う時に、カラフルなVAIO(ずっとVAIOを使っていたので)か、ダイナブックか迷っていたら、ビッグカメラのオニーサンが、東芝は、PCのサポートは、すごく力を入れているから、詳しくない人には安心ですよ、と言っていて、東芝のPCを使ったことがなかったので、その時初めて買いました。

ずっと調子良かったんですが、ここ2週間くらいで、どんどん調子悪くなり、自分なりに調べたりして使ってたんですが、時間ばかり経過して、東芝のサポートセンターに電話しました。

東芝のサポートセンターは、オペレーターの方がたくさんいらしゃるのか、すぐに電話に出てもらえて、いろいろ教えてもらってやりましたが、リカバリしかないかな、となっちゃいました。う~ん、残念。仕方ないです。結構酷使しちゃったのかしら。。あんなに元気だったのに。。

でも、これでダメなら、リカバリと思っていたので、すっきりしたのと、東芝のこのsポートセンターは、買ってから1年以上経っていても、無料で(電話料金はかかったと思いますが)、サポートしていただけるんですね!

(ちなみに、VAIOは1年間でした。普通、1年かと思います。)

これはね、ほんとにありがたかったですね~。また、電話して、修理の相談もしないといけないんですが、修理のサポート体制も万全のようで、ありがたいことです。東芝って、いいんですね~。知りませんでした。

 

さて、今日は、昨日放送された、日本TVの新ドラマ「クレオパトラな女たち」についてです。

たまたま水曜日の昼間、ワイドショーかなんかで、番宣をされていて、美容外科が舞台のドラマと知り、ちょっと観てみようと思いました。

主演の佐藤隆太さんは、大学病院出身の形成外科医で、美容を全くやったことがない、ドクターで、病気でもないのに、体にメスをいれるなんて!というスタンスのドクターです。

父親の借金のために、3年間、美容外科に心を売って、お金を稼ぐという設定で、ドラマの舞台は、美容外科クリニックで、他の出演者も、美容外科医(他は、女医さんです)とナースと受付、という女だらけの職場です。

しばらく観ていて、「これは、どこの美容外科が監修をしているのかな?」と気になりました。

結構ね、真実に近いですね~。(かなり、美容外科をよく言いすぎている気がしますが、舞台が、美容外科クリニックで、美容外科大好きなスタッフが、美容大嫌いの佐藤さんを説得しますから、どうしても、美容外科のいい面を強調してしまいますかね。。)

ドクターの術衣(手術や処置のときに着る白衣、というか服です)が、カラフルだったので、これはもしや、ヴェリテクリニック(銀座の有名美容外科クリニックです。院長の先生も、ときどきTVに出ておられますね。)では。。。。

(このヴェリテクリニック、もちろん、業界では有名で、一気に名が知れましたかね。この銀座院の院長の福田先生でしたかね、福田先生の技量によるところが大きいと聞いたことがあります。本当かどうかは、面識もないので、知りません。

この銀座院がどこにあるかは知らなったんですが、以前に、銀座のピエールマルコリーニに、アイスを食べに行った時に、すぐそばにあったような。。。ここか~!と思ったのを覚えているんですが。。

最後のドラマのテロップで、「ヴェリテクリニック」と福田先生の名前を見つけました。ドンピシャ!でしたね。しょーもないことですが、なんか嬉しかったです。

 

さて、このドラマの中で、このクリニックのスタッフ全員、美容整形している、という設定になっており、ナース役の女優さんは、「私は、鼻とアゴを手術しているんですよ~」というシーンがあったり、患者さん役の女優さんで、目頭切開の抜糸に来られてるシーンがありました。

(目頭切開をしたような目の女優さんを探してきてるということですね。ほんとにやったかどうかではなく。ちなみに、この役柄は、鼻もアゴもさわっていたっけ?クリニックの手術の常連さんという役でした。

よく女優さんたちは、それぞれの役を引き受けられたな~、と少し関心しました。

やってないとしても、誤解を招きやすくなりますよね。

それで、思い出したのが、その目頭切開の抜糸のときに、患者さん役の方が、「もっと大きく切ってもらえばよかったかな~?そしたら、もっと目がおおきくなったのに」というシーンがあり、女医さん役の稲森いずみさんが、「これ以上大きくすると、(目頭を広げて)ここの赤みが見えて、きつい感じに見えるし、これくらいのほうが、日本人らしい丸みがあっていいんですよ」みたいなことをおっしゃってました。

実は、私の目って、目頭、とっても開いているんです。その「きつい」と稲森いずみさんが言った、「赤いの」、完全に見える状態です。。小さい時から、あまり自覚はなかったんですが、目が大きいとよく言われ、デメキンとあだ名をつきました。

この「赤いの」が見えたから、きつく見えるわけではないと思いますし、ようは、顔全体のバランスや雰囲気なんですが、そういう風に言うことで、うまく患者さんを納得させているシーンなのかな、と思いました。

確かに、目頭切開は、やりすぎたら、おかしな顔になりますしね。(なんでもそうですが、ようは、バランスです。)

 

私が、研修医の時(形成外科の)に、たまたま他の女医さんと目頭を比べられ、その子は、完全に蒙古ヒダ(日本人に多い、目頭の皮膚の形です。目頭を覆いかぶさるように下りてくるので、目がその分、小さく見えてしまうのかな。。の目で、比べられことがあります。

でも、普通の形成外科をやっている分には、蒙古ヒダが問題になることもなく、人種での差がありますが、別に病気でも異常でもないので、一般の形成外科では、取り扱いません。

ところが、美容外科では、この蒙古ヒダが問題になるんです。それで、目の大きさや、二重まぶたの手術をするときに、術式や二重の形が変わることがあるんですね~。

専門が変われば、問題になることも変わるわけです。

美容クリニックに勤めていた時に、誰から聞かれたのか忘れましたが、「先生の目は、目頭切開をしたんですか?」と聞かれたことがあり、ああ、そう見えるのか、と改めて思ったことがあります。

 

久しぶりに、目頭切開のことを思い出して、懐かしかったです。

 

さて、このドラマ、今まで、美容外科医がメインのドラマって、なかったですよね。

医療ドラマのわき役とか、脱税のときに悪役(美容外科医がいかに悪く思われているのか、ということでしょうか)、というのではあったでしょうが、ここまで、どっぷり美容外科メインなんて。。日本TVは、すごいですね。。確かに時代の流れですかね。

手術のシーンとかも結構リアルに出ていて、美容医療に興味のある方は、観ていて、とっても興味深いかも。。こんなことするんだ!って。

でも、美容外科を推奨している、とクレームとかは大丈夫なんでしょうか。人ごとながら心配です。

それと、主役の美容外科反対派の佐藤さん役のドクターは、最後は美容外科にどっぷりはまるのか、また大学の形成外科に戻るのか、最終回が私は楽しみです。

形成外科のドクターでも、美容をするのかどうかって、自分の考え方だけでなく、向き不向きもありますからね。

美容外科医として学んだことって、保険診療の形成外科でも、絶対役に立つ経験になるので、形成外科医が専門医を取った後に、美容外科医に研修に行って、また形成外科に戻るって、ないこともないんでしょうけど。。

やっぱり、美容がしたいから、ほとんどのドクターは美容外科に行くんだと思います。

(形成外科医でもないのに、美容外科を適当にやっている、というのは、私が患者なら、あまり手術は受けたくないんです。やっぱり、知識と経験が違うから。

何年経てばいい、というものではありませんが、ある程度、形成外科で一通りの治療ができるようになってから、美容外科をしないと、やっぱりダメでしょう~。

個人の美容外科クリニックの場合は、ほとんど形成外科出身のドクターだと思いますが、手術前には、ご確認ください。

(形成外科医でさえあれば、それでいいのか、というと、そうでもないので、これまた難しいんですが。。。)

格安チェーン美容外科の場合、元内科医とかメスも握ったことがない、ほとんど(皮膚を)縫ったことがない、研修医終わりたて、みたいなのが、ごろごろいますから、そういうところでの手術も私は、勧めません。

(また、こういうところは、医者がころころ変わって、同じ先生に診てもらう、って、なかなかできませんからね。いい加減なもんです。)

 

話がそれましたね。

このドラマ、伽本が大石静さんだったので、おもしろいのでは?私は、とってもおもしろかった(興味深かった、というべきか)です。

毎週観ようと思います。

とくに、手術シーンは、かなり忠実に再現されていて、どこまでが本物の人間を使っているシーンで、どれだけが作り物なのか、わかりませんね。よくできています。

実際、豊胸の手術で、おっぱいに、シリコンバッグを入れて、形を診ているシーンがあり、これはさすがに、本物の人間じゃないよね・・・・?と思っちゃいました。

だって、本物だったら、完全に手術(全身麻酔とかで)中ってことになりますからね。

まあ、でも、ちょっと美容外科をよくいいすぎかな。。あのドラマを観たら、安心して整形を受けたくなる子も増えちゃうんじゃないでしょうか。とくに、若い子は。

ドラマの流れだから仕方ないのかもしれませんが、もっと副作用や術後のトラブルも放送しないといけないし、手術の説明のシーンm、もっと副作用のこと、言わないとね、そんな簡単に済ませたらダメでしょう~。(時間の関係で割愛されましたか。。)これから、そういうシーンも出てくるのかな。。

クリニック内の雰囲気とかスタッフの感じとかは、かなり本物そっくりに監修されてましたね。

あるあるある~、と思っちゃいました。

(スタジオのセットもきれいで、あのロビーや中庭が移る廊下のシーンとか、あれも、ヴェリテクリニックをかしてもらっているんでしょうか。。?それとも、クリニック以外の場所でしょうか?)

まあ、ご興味のある方は、一度ご覧ください。

でも、安易に美容外科に流されたら、いけませんよ。傷跡は、一生消せませんからね。整形に反対するつもりは、ありませんが、よくよく先のことを考えてから、ちゃんとしたところで、されてくださいね。

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