すみません、さっき気付きましたが、ゴールデンウィークの診療のお知らせ、HPに載せていなかったですね。。。自分では、とっくに載せたつもりでした。。患者さんからのお問い合わせが多いな~、と不思議に思ってましたが、申し訳ありません。。。
もう遅いかもしれませんが、基本カレンダー通りです。
5月1日は、通常通り、診療しておりますが、5月2日は、水曜日なので、お休みとさせていただいています。申し訳ありません。
急に、キャンセルが出る場合もございますので、予約が空いていなくて断られた場合でも、当日に一度お電話いただけましたら、空きが出る場合もございますので、よろしければお電話ください。
さて、クレ・ド・ポーのカウンターの続きです。
久しぶりですっかり忘れてましたが、化粧品カウンターというところは、コットンを使って、お肌を擦られるところでしたね。。
たまの1回、擦られたからと言って、いきなり肝斑になるわけではありませんが、やはり私としては、いやだな~。。。まあ、仕方ないです。
そうそう、お手入れを聞かれたんでした。。。
私は、病院に行く以外のところで、職業を聞かれても、濁してあまり言わないことが多いです。
言ってダメではないんですが、言ったら、相手の方の態度がコロッと変わることも時々あって、(露骨に営業をかけてくる方もいます)その人となりがわかって面白いのは面白いんですが、診察をしてほしい(その場で、本気で)みたいな方もいて、完全にオフモードになっている時とかは、感覚が違ってる時がありますが、いきなり仕事モードには戻せないんですね~。そこまで器用ではありません。
親しい方で、リラックスしてる時は、家族の相談と同じですから、大丈夫なんですが、あまり知らない方(とくに、販売関係で、相手が売り手の場合とか)で、いきなり振られても、私はついていけません。。。
見た目が全然医者(というか、キャリアウーマン(ちょっと古いですか。。?仕事をしている女性、という意味でとらえて下さい)に見えないらしく、かといって専業主婦にも見えないらしく、中途半端な見た目らしいんですが。。。医者とばれると、びっくりされることもほうが多いです。ばれても、ひとつの職業として、そのまま流して、態度の全然変わらない販売員さんは、私からしたら、好感が持てます。
話が飛びましたが、化粧品のオネエサンが私に、私に、「どんなお手入れをされてるんですか?」と聞くので、嘘つくわけにもいかないか、と「化粧水と乳液と美白エッセンスです。」(ナビジョンの基礎化粧品に、エクイタンス®にエラスチダーム®にGGエッセンスに、と実は結構使ってますが、全部言うと、「こいつ、気になることないって言っておいて、たくさん塗ってるやん!」と不快に思われるといけないので、美白エッセンスだけ言って、あとは黙っておきました。
クレ・ド・ポーの基礎化粧品を、ひとつずつ説明してくださいます。私は脂症なので、化粧水はさっぱりタイプを選ばれました。
クレ・ド・ポーは、さっぱりタイプでも、しっとりタイプと保湿成分の量は同じとおっしゃってました。
「これには、直接毛穴に働きかけて、引き締めてくれる成分が入っているんですよ~」
。。ん?グリシルグリシン?クレ・ド・ポーは、化粧水にも入れてるの?そりゃ、高いはずだね、と思ったので、オネエサンに、「グリシルグリシンですか?」と聞いたら、オネエサン、固まっちゃいました。。。「????」
「成分ですか?ちょっとお待ちください!」とすぐさま、パッケージを取りに行かれます。
一緒に、パッケージの裏の成分表をのぞきこみます。
クレ・ド・ポーの成分表をちゃんと見るの、初めてかも。。(基礎化粧品は使ったことがないので)
ほ~、ほ~、と思ってみていたら、オネエサンがいろいろ並ぶカタカタを、噛みながら、読み上げてくれました。
今、読み上げているのは、グリチルリチン酸ジカリムで、グリシルグリシンとは別物だよ。。。と突っ込みを入れながら、最後のほう~に、「グリシルグリシン」、ありましたっ!
ちょびっと、入れてるんですね。なるほど。でも、私はナビジョンのGGエッセンス(もっと濃い~の)使ってるので。。
「グリシルグリシン」は、資生堂が毛穴の縮小効果があるのを発見したのに(そのはずです)、社員は、そんな名誉なこと、知っておかないと~。これから、勉強するのかな?そこまで、教えないのかな?
で、そのあと、クレ・ド・ポーの、あの高~い基礎化粧品(知ってますか?化粧水やクリームが何万円もするんですよ?!)を、コットン(!!)で、ご丁寧に、マッサージしながら、引っ張り上げるように、塗って下さいました。。。
あまり長くマッサージをされるようなら、止めようかと思いましたが、言おうかな、と思った瞬間、やめてくれたので、言わずに済みました。
でも、あれですね、化粧品会社は、資生堂に限らず、いい加減、化粧品を引っ張りながら塗るのを止めないといけませんね。
引っ張ったって、上がんないっちゅーのっ!重力があるんだから、手を離した瞬間に、落ちるでしょ?
カウンターやCMやTVで、そうやって、引っ張るから患者さんが皆真似して引っ張って、摩擦を起こして、肝斑悪化させたり、キメを荒らしたり、皮膚を伸ばすから、余計タルんでしまって、ホント、ろくでもありません。
皮は、引っ張って、伸ばしちゃうと、10代じゃないんだから、戻らないですよ。10代でも、ずっと伸ばしてると、皮膚って、伸びちゃいますからね。その分、たるむだけです。
しわ・たるみが良くなるから!と呪文のように念じながら、毎日毎日、朝晩引っ張り上げるという。。。これはもうね、一種の「美肌教」という、新興宗教ですね。
お金を巻き上げて、どんどん美肌とは遠ざかっていく、という、美肌とは逆のことをどんどんさせていくわけです。「より美肌になるために」とお布施(お金)を積んでいくわけです。。
もうすべての化粧品会社とエステは、引っ張るのは、止めて下さい。お願いします。
初診の患者さんで、カウンセ中に、ずっと顔を触っている方って、2割ほどいらっしゃって、そのうちの半分くらいが、皮膚を引っ張り上げたり、手で上に押したりされています。
こういう方が、肝斑治療をしていくとなると、完全に止めていただくのに、かなりの時間がかかるんですが。。無意識で、もうクセですからね。。遅い方で、3~4か月かかります。自覚がないから。。初診カウンセ中からも含めて、何度も注意しますが、なかなか治りませんね。治らないと、それだけ、良くなるのに、お金と時間はかかります。。仕方ないですね。。
引っ張られながら、「どこのメーカーのをお使いですか?」
化粧品営業の核心ですね。これを聞いて、どれくらいの価格の化粧品を使っているのか、調査されているわけです。
100均やスーパー・ドラッグストア(の安めのやつ)の化粧品を使っている方に、クレ・ド・ポーを勧めても、ケタが違いますから、無理して営業かけても、嫌われるだけですし、どう営業しようか、試案のしどころですね。
私に、「どこの?」と聞かれたら、嘘はつきませんから、「。。。資生堂です。」
「まあ!ありがとうございます!どのブランドですか?」
「(知らないだろうけど)ナビジョンです。」
「???」
「クリニック専用の資生堂の化粧品なんです。」
「美容院ですか?サロン専用ですか?」
「・・いえ、クリニックです。」
「……知りませんでした。勉強しておきます。。。。」
普通の社員さんは、ナビジョンの存在を知らないと思います。社販でも買えないはずです。(きっと)
だから勉強しなくていいですよ~。
クレ・ド・ポーの使い心地は、確かにいいですが、私はナビジョンが好きだし、何か新しいものが登場してこない限り、当分、ナビジョンだな~、というのが私の実感です。
ゴージャス感や見た目のきれいさよりも、私は、成分にこだわります。
ただ、ナビジョンは、クリニックに来ないと買えないので(うちは、必ず診察・カウンセが必要です)、お気軽にナビジョンに近い成分を使いたいなら、クレ・ド・ポーは、ひとつの選択肢です。(ちょっと中身、違いますけどね。)
最後に、いよいよメイクを仕上げていただいて、「ほら、どうですか~?」と。ここで初めて、オネエサンは、私から鏡が全く見えていなかったことに気づかれました。
「申し訳ありません!!気付きませんで!!」
頑張ってる姿と、可愛らしさと初々しさで、オッケーですよ~。最後に見せてくれれば。これに気付いて、次のお客さんから、気をつけられるでしょう~。接客は実践が大事ですものね。
口紅を買うだけのつもりでしたが、ついでに、アイブロウのカートリッジがなくなってることを思い出して(ホントは、違うのを使っていたんですが、やっぱりクレ・ド・ポーのが使いやすくて、良かったことを思い出しました)、ついでにそれもお願いしました。
さっき、美容院で読んだ、「VOCE」で、観月ありささんが、クレ・ド・ポーのマスカラをご愛用中と載っていて(ホントかどうかは知りません。今、観月ありささんは、資生堂とスポンサー契約をされていますから、愛用の化粧品は、すべて資生堂になります。)、ちょっと前に、患者さんから、パンダにならないからと教えてもらって買ったマスカラが、私には、夕方、パンダになってしまって。。(よくあくびするから?)パンダにならないマスカラ、欲しいな~、と思っていたところでした。
そのマスカラを思い出し、オネエサンに、「クレ・ド・ポーのマスカラって、滲みにくいですか?」と聞いたら、太鼓判のお返事です。(営業ですものね)
クレ・ド・ポーのマスカラは、新しくなったそうで、今までのいろんな種類に分けられていた成分は、全部1本に混ぜられたそうです(ボリュームアップもできて、カールも持続する、って感じでしょうか)。
「ウォータープルーフなので、専用クレンジングで必ず落としてくださいね。専用クレンジングは、お持ちですか?」
この子、営業に抜かりないですね。さすが、資生堂です。教育が徹底されています。短期間に、ここまで仕込まれるわけですか?すごいですね。
「持ってるから大丈夫です」
(かなり以前に買った、これもクレ・ド・ポーのポイントメイク専用リムーバーがありますが、私はあまりアイメイクの濃いのをしませんので、あまり使いません。石鹸洗顔で落ちないと、わりとそのままです。アイメイクが濃い方は、目元はかなり沈着しますから、ちゃんと落とさないとダメですよ。)
ちなみに、このマスカラ、かなり優秀!最近のランコムやディオールは知りませんが、何度、メイク雑誌の、絶対パンダ目にならない!滲まない!という、ライターの言葉に踊らされたか。。。ディオール・ランコム…滲むやん?(しつこいようですが、今のは知りませんよ。)
ホントに、朝つけて、一度も滲みませんでした。あくび、何回しても。
これは、ラッキーな発見です!普段、「VOCE」は、若すぎて読みませんが、読んでみるもんですね~。
まあ、その人の涙の量とか、メイクとの相性もありますけど、一度お試しください。
資生堂の一番いいところは、日本人の肌を知りぬいているところです。歴史も長いので、化粧品メーカーで、日本人のデーターは一番持っているメーカーだと私は思ってます。
いい部分は利用して、踊らされないようにする、というのが、理想の化粧品の買い方ですね。