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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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ゴールデンウィークに、食っちゃ寝、食っちゃ寝を繰り返していたら、史上最高の体重になってしまった私。。。。

ゴールデンウィーク明けてから、再びダイエットに頑張ってるいる私です。

今週末は、医師会の総会のご飯会があり、月末は、東京に学会に行きます。

買っておいた服が着られなくなる危機を、回避しようと、今頑張っているところです。

(実は、新しいダイエットをみつけ、実践中です。これは、結構うまくいきそうで、ちょっと楽しみなんですね~。一部、ゆるゆるにはしてる日もありますが、まあ、これは素晴らしいダイエットかも?! 効果が、はっきりしたら、ここにも書きますね。今、まだ頑張ってる途中なので。。。)

 

今週の水曜日、このダイエットの最中に、食事会があり、そこで思い出したのが、「リストランテ オルト」http://www.ristorante-orto.jp/の菜園コース(オルトコース)です。

お肉やお魚を使わずに、野菜だけのコースなんです。パンやパスタは出ますけどね。野菜を使ったデザートも。

イタリアンだから、オリーブオイルだし、ヘルシーです♪

(ゼニカルを飲んだら、もっとヘルシーでしたが、飲むのを忘れてしまいました。。。)

 

全部で、6皿、いや、7皿だったかな。。?デザートを含めて。

パン(フォカッチャも出ました!)もむっちゃおいしかったですが、おかわりは止めておきました。

(シャンパンを1杯、赤ワインを2杯飲んでるので。。。しかも、計算を間違えて、メインが来る前に、ワインを飲みきってしまいました!途中で、気づきましたが、さすがに飲みすぎですから、合計3杯で、終了です。)

 

一番左は、2皿目です。簡単に言えば、野菜サラダですが、いろんな野菜がたっぷりで、しかも、どれもとってもおいしい~。

そのあと、スープも出て、次がトマトのパスタなんですが、木の芽がふんだんに散らしてあって、これがまたさわやかで、斬新で、よかったです!初めていただきました。トマトと木の芽の組み合わせ。

右の写真が、メインのお皿で、ホワイトアスパラガスのステーキ、という感じでしょうか。焼き野菜大目のお皿なんです。

 

野菜だから、いくらパスタをちょっと食べるとはいえ、おなか足りないかな、とその後、さらにおやつを食べようか、秘かに企んでいたんですが、普通に膨れました。

こんなに野菜食べたのは、久しぶりかも。。

 

ちなみに、デザートは、フォンダンショコラと金時いものジェラートだったと思います。これも、とってもおいしかったです~。

 

こちらの野菜コースは、3日前までに要予約で、野菜の仕入れ状況によって、内容も違うようですが、私についている食の神様が、ここは何を食べてもおいしい!と言ってはりました。

こちらは、普通のお肉や魚の入ったコースも、野菜がふんだんに使われてるそうで、ホントは、そっちのコースのほうが、私の食の神様は、お好みなんですが、このオルトコース、一度は、食べてみたかったので、良かったです~。ちょうどいい機会でした。

 

京都のおいしいお店にありがちですが、シェフが(恐らく)おひとりでされてるようなので、オオバコのお店ではありません。

座席数が、そう多くありませんから、ご予約はお早目に。

 

グラスワインもおしかったですが、シャンパンを使ったカクテルがいくつかあり、その中でも、イチゴを使った、フローズンカクテルは、とってもおいしそうでした。

 

 

 

 

 

 

大阪市の職員の入れ墨を入れていた人数、110人。

ビックリしましたね~。

普通の民間の企業だったら、ちょっと考えられないかな~。

民間企業で、入社前に、刺青のチェックがあるわけではないでしょうが、まあ、いわゆる大手企業やお堅い企業で、刺青をしてる人は、いないでしょう。

医者でもやってるヤツって、いるんですよね。大学時代の同級生・先輩・後輩にはいませんでしたが、昔勤務していたところで、入れていたドクターがいました。(普通は、やらないでしょう。。。結局、子供とプールにもスーパー銭湯にも行けない、ということで、消してましたけど。。)

大きな声で、隣近所や職場で、「私、刺青しています!」って、胸張って言えませんよね、普通。

刺青って、そういうことです。

須磨海岸でしたっけ?刺青・タトゥーを入れてる人お断り、にしたのは?

 

アメリカとかで(高校留学とか)、タトゥーを入れてきた患者さんの言い分は、「むこうでは、警察官も、みんなやってるから、悪いことだと思わなかった」と。

安室奈美恵さんが、昔、腕のタトゥーを、紅白では隠すように、とNHKから言われましたよね。子供や若い子が、カッコいいと思ってマネするといけないから、というのがNHKの言い分でした。まあ、そりゃ、NHKは、そうなりますよね。

 

アメリカって、確かに、タトゥー入れてる人、多いと思います。日本より。

でも、アメリカに留学経験のあるドクターやその他の何人から聞いた話ですが、アメリカでも、ちゃんとした職業についている人は、タトゥーは入れていない、と。

アメリカなんて、人種差別だけでなく、階級社会ですからね。

タトゥーを入れていたら、上の階級では、いにくいんじゃないでしょうか。。

 

さて、入れ墨やタトゥーの取り方ですが、(ちなみに、「入れ墨」は、医学用語では、「刺青」と書きます。)、手術かレーザーか、まあ、どちらかしかありません。

あとは、わざと刺青の上から、傷をつけて、(メスやハサミなどで)、汚い傷で隠す、というやり方です。

「刺青」ではなく、事故や火傷して傷跡がついた、みたいに、ウソに置き換える、という感じです。

まあ、最終手段ですかね~。

 

うちは、こういった処置も手術もやっていませんし、刺青用のレーザーもおいていなので、刺青の患者さんは、お断りしています。何もできる処置がありませんからね~。

 

以前は、刺青にレーザーをあてていましたが、一般の方が考える以上に、ものすご~く大変です。

レーザーをあてる時の痛みや、消えるまでの時間もえげつなくかかりますが、一番大変なのは、お金です。

もちろん、一切保険は通りませんから、クリニックによって、値段設定はさまざまですが、まあ、信じられないお金がかかります。

刺青の大きさにもよりますが、途中で、お金がもたなくて、止める方も多いです。

ほとんどの患者さんが言われるので、「取るのに、そんなにお金がかかるとは思わなかった。。。」ということです。

入れるのは、オシャレタトゥーとか、結構安くで入れられるそうですね。

だから、気楽に、何も考えずにやっちゃうんでしょうか。。。

ひどい人で、「消えないとは知らなかった」という人が時々います。

たいてい、若い子ですけどね。。頭、悪すぎ。。。「消えないんだったら、やらなかった。。。」ということらしいです。

タトゥーや刺青、アートメイクもそうですが、針を、自分ではなくて、他人に刺していきますから、これは、医療行為に当たります。

医師でもないのに、他人に針を刺す、というのは、完全に違法行為なわけです。

違法行為をしているお店が、わざわざ、「一生消えませんけど、いいですか?」と教えてくれるものでしょうか。。教えて、止められたら、儲かりませんから、あまり教えないんじゃないですか。

アートメイクですら、副作用、全然言わずに、やってるお店、多いですからね~。

ちなみに、アートメイクも刺青と、医学的には同じですが、刺青・タトゥー・アートメイク、これらをしていると、MRIという検査は、絶対できません。普通の病院は、やりません。

色素の中に、鉄粉が入っていることが多くて、MRI検査をすると、鉄粉に熱が発生して、ものすごく危ないわけです。だから、普通の病院は、断ります。

CTは受けれますが、MRIでないと、得られない情報がありますから、体の病気とアートメイクと、どっちが大事やねん、とい話です。

今は、病気じゃなくても、人間生きていたら、いつか何かの病気になるわけで、MRI検査も必要になる時が来るでしょう。

もうね、あ~あ、あ~あ、って感じです。

そういうことを全部わかったうえで、されるなら、止めませんけどね。まあ、大きなお世話でしょうが。

 

さて、レーザーで早く取ろうと思ったら、パワーを強くしたら、たくさんの色素は、いっぺんに破壊はできますが、副作用があります。

刺青は、普通のシミと違って、ものすごい異物なので、色素の量が、ハンパなく多いんです。

シミにあてるのと、同じパワーをあてても、ものすごい熱が出ます。

だからムチャクチャ痛いです。というか、どなたも痛そうにされてます。麻酔のクリームを塗ったり、麻酔の注射をしたり、麻酔はするんですが、刺青が大きいと、麻酔薬を使える量にも、限界があるんです。大きすぎたら、一度にできる範囲も限られてるし、それでも麻酔の量が足りないので、全部の痛みを取ることはできません。

(だから、刺青が大きいと、余計な時間と回数がかかってきます。)

冷や汗をかきながら、レーザーを受けてる方も大勢いらっしゃいました。

 

この色素の量は、誰にやってもらったか、によるんです。

本当のプロだと、大変で、色素がきっちり入っているんですね~。かなり濃いです。とってもキレイに刺青が入っているでしょ?

たいていの若い方は、オシャレタトゥーってヤツですが、機械彫りなんですかね。そういうお店に行ったことがないし、入れてるところもちゃんと見たことがないので、わかりませんが。。。

ホントのプロほどではないですが、これも結構色素が入っています。

一番、色素が少ないのが、自分で墨汁で入れたとか、友達同士で入れた、みたいな、素人が入れたヤツです。

見た目も汚いでしょ?まだらだったり、色の濃いところと薄いところと。これは、うまくいけば、早く(回数少なく)取れます。

お店でも、素人に毛の生えたような刺青があって、ホントの素人よりは、見た目はマシですが、レーザーで消そうとしたら、これはこれで大変で。。。

プロが入れた場合は、ある程度、均一の深さで入れてることが多いようなんですが、それだとレーザーも反応しやすいようです。

ところが、素人の場合は、入れるのもヘタクソなので、深さがまちまちで、そのため反応がまちまちに出ることがあります。

深さもまちまちなら、入っている色素もまちまちで、お店でやったけど色むらの濃淡があるやつとかですかね~。

 

で、その色素に反応する時に、絶対熱が発生しますから、その熱のダメージが周りの皮膚に伝わるわけです。

そのせいで、レーザーによる跡形として、赤みや茶色いシミになってしまいます。

時間がたてば、かなり薄くなることもありますが、かなり強い反応が出ると、消えない傷跡になるわけです。

レーザーだからといって、全くキレイに、何事もなかったようにはならないわけです。

肌色の黒い方は、強い反応が起こると、逆に、その部分の肌色が抜けてしまうことがあって、そしたら、刺青は消えたけど、白い斑点として、残るわけです。

「色素による刺青」ではなくて、色が抜けてしまったことによる、新しい「刺青」になるわけです。

術後の跡形ですから、いわゆる会社や学校で禁止されている「刺青」扱いには、ならないとは思いますが。。。見た目は、かなり目立ちますよね。。。

 

よく広告で載っている写真の、跡形がまったくないようになんて、あれは、かなり無理があるでしょう。

経過のとてもいい場合、遠目で見たら、わかりにくい、ということはあります。が、そばで見れば、「ああ、ここだったか。。」とわかると思います。

墨汁で自分で、というくらいなら、かなりわかりにくくはなりますけどね。

 

強い反応が出れば、それだけ、この跡形の副作用は強くでるわけで、副作用が出にくいように、あまり強く当てない場合、それだけ反応も弱いので、回数と時間(お金も)が、余計かかるわけです。

どっちを取るか、ですね。

 

刺青の色も、一番反応してくれるのは、黒です。まあ、こげ茶とか紺とか黒い色素があるものは、まだマシです。赤も、なんとか反応します。

でも、鮮やかなブルー(水色みたいな)や緑とか黄色系ですね。最後に黄色い色素が残ってきます。

刺青に力を入れておられるクリニックであれば、黄色にある程度(あくまで、ある程度で、完全に、ではないと思います)反応するレーザーを置いておられますが、まあ、普通のクリニックではないでしょう。

刺青をやってるところでは、黒と赤がメインですね。

残りは、違うレーザーで削ったり、手術で切り取ったり、とコンビネーション治療です。

もちろん、削ったり、手術も、傷跡は残るわけで、これまた一生消えません。

でも、最初から、削るのも手術で切り取るのも、大きさに限界があるんです。

 

小さい刺青であれば、最初から手術して、1回で切り取ってしまうのが、一番早いです。(1回で、切り取れる大きさであれば、です)

結婚式前に、あちらのご家族にばれる前に、ご両親が大慌てで、連れてこられることもあります。

傷跡は消えませんが、刺青よりはマシ、という判断のようです。

 

レーザーで、とりあえず消せる(薄くできる)ところは消して、残った部分を、削ったり、切り取ったり、とすると、まあ、なんとか対応できるかな、という感じです。

 

手術でも、ある程度の大きさだと、分割切除といって、何度かに分けて手術をしていくこともありますが、次の手術まで、3か月とか半年とか、範囲や場所によっては、ちっともs術が進みません。

もちろんレーザーにしても、同じ場所を次にやるのに、3か月以上空けて、やっていくことが多いと思います。

お肌の状況と、そこのクリニックの医師の考え方にもよるでしょうけどね。

お金があっても、えげつない時間がかかるわけです。

 

刺青って、確かに個人の自由だし、好みですけど、皮膚科医からすると、(皮膚科医じゃなくても)、まあ、入れるものではないですね。

どうしてもしたかったら、タトゥーシールで、いいんじゃないですか?すぐに剥がせるし。

 

あと、あまりご存知ないでしょうが、刺青する時の針、一人一人に、使い捨てをしてるお店、どれだけありますか?

もともとが、違法行為なわけです。

1回ずつ針を使い捨てていたら、コストがかかるわけです。

ず~っと、何人にも、同じ針を使い廻しているところも多くて、そのせいで、いろんなばい菌が移されるわけです。

c型肝炎ウィルスはもちろんのこと、エイズもそうです。これらは、どちらも、かかったら、えげつなく大変です。

刺青は絶対血が出ますからね。他人の血液って、ものすごく危ないんです。どんなバイ菌もってるか、わかりませんから。

そういうお店って、衛生状態も悪いことが多いし、来ているお客さんの層も、恐らく、そんなにガラが良くないでしょう?アートメイクは別として、まともな仕事をしている人で、刺青を入れてる人が少ないってことは、そういう方々から、血をうつされてることになるわけです。

普通の病院に入院したら、刺青・タトゥーをしているか、入院時に聞かれます。

これは、その人の血液に何が入っているのかわからないから、採血とか注射するときに、する看護師や医師が、間違って、針刺し事故とかになったら、大変だから聞かれるわけです。

ある意味、医療者っていうのは、毎日危険が伴います。最低限の防衛手段なんです。

(入院時や前に、必ず、そのばい菌をもっているか、という最低限の検査はされますが、潜伏期間といって、検査してもわからない期間がありますから、これはとても重要です。

もちろん、刺青・タトゥーを入れている方は、そういう病気は発病することもありますから、その辺は検査は、かなりチェックされると思います。

刺青って、命がけですよ。ホントに。。

最悪、命に関わってくるので、ほんの若気の至り、で済まないんです。

そういう、うるさい会社に勤めてないから、かまわない、という問題で済まないわけです。

やっぱり、入れるものではありません。

手術やレーザーで消すことも大事ですが、ばい菌の検査、(感染症検査と言います。刺青入れてるから、調べてほしいと言えば、たいていの病院が調べてくれますが、保険は通らないでしょう。)は、必ず、絶対受けてください。こちらのほうが、重要だと医師として、思います。

 

 

 

 

 

 

先日、男性の方から、「ワキの脱毛をしてほしい」というお電話があったそうです。

 

男性で、ワキって。。。

 

オネエ系でしょうか。。

あるいは、男性でも、かなり毛深い方がいらっしゃって、普通のワキの範囲ではなくて、二の腕から胸にかけて、ワサ~っと毛が生えてる方もいらっしゃるので、普通の範囲にしてほしかったんでしょうか。。

 

以前に勤めたいたところは、男性の脱毛もOKだったんですが、そこで来られていた男性の患者さんで、毛深いわけでも全然ないんですが、ちょっとナルがかった方で、乳首回り、足の指毛、すね毛、腕の毛まで、女性なみに全身脱毛を目指されてました。。

毛への執着が、女性以上で、脱毛を担当するナースからは、かなり評判が悪かったです。(また、この方は、オーナーの知り合いとかで、料金が無料だったんですね。無料をいいことに、全身脱毛を目指されてましたから、なおのこと、ヒンシュクでした。。)

 

ムダ毛(男性の場合、ムダ毛というのかどうか、よくわかりませんが)って、本人が気にしていたら、ムダ毛をなくしたいというのは、まあ、思って当然です。

誰にはばかることなく、ムダ毛のお手入れをされればいいと思うんですが、男性の場合、女性からすると、自分よりもムダ毛が少ないと、女としての立場がない、というか、ちょっと困ります。

全身、熊みたいに、毛がボーボーというのも、まあ、女性は嫌がるでしょうが、ちょっと毛深いくらいなら、好きな男性だったら、あまり気にしないと思いますけどね。

だから、乳首周りに、数本毛が生えているとか、足の指毛とか、男性なら、あったって、いいと思うんですけどね。

特に、すね毛を脱毛された日には、女性にどうしろと?恋人よりも、早く脱毛終わっちゃったりして。。。

 

こればっかりは、ご本人の好みなので、なにがいい悪いか、と判断つくものではなく、脱毛している男性(どこまでか、にもよりますが)を、自分のパートナーの女性の好みに合うかどうか、でしょうか。(大きなお世話ですが。)

 

オネエ系の方が、全身脱毛したいというのは、わかります。女性と同じですね。

でも、女性でも、ムダ毛を全然気にしていない方もいらっしゃます。「身支度」にどこまで含めるか、でしょうが。。まあ、誰に迷惑をかけてるわけでなし。。。

逆に、男性の中にも、全身脱毛したい方もいらっしゃると思います。

付き合っている女性が気にするから、とかではなくて、「自分が気になるから」という理由で、脱毛を希望される方が増えてきてると思います。

できる場所が増えてきたのと、男性もしてもいいんだ、という流れが、以前よりは増えてきましたね。

 

うちは、美容皮膚科の診察・治療は、男性お断りです。

理由は、待ち合い室(そう、広くもない)が1か所しかないためです。

美容医療って、たとえ手術をしない、レーザー治療であっても、異性の前で、「こんなことしてます」と知られるのって、イヤじゃないですか?

内容が知られて大丈夫でも、洗顔後のスッピンの顔で待ち合いにいるところに、男性がいたら、たいていの女性はイヤだと思います。(実際、男女OKの美容クリニックに勤務していた時に、女性の方から、言われたことがあります。)

逆に、男性側も、シミや脱毛の相談に来ているところを、女性から見られていたら、イヤでしょう。

こういう微妙な問題って、同性同士だと平気でも、異性となると、やっぱりイヤ・恥ずかしいなど、一緒の待ち合いにいることの不快感って、あると思うんです。

 

私は、以前、大手美容外科で、ひざ下の脱毛をしたことがあるんですが、初診の時、「ムダ毛を剃らずに来てください」と言われたので、ひざ下ボーボーのまま、行ったんです。

診察(診察は、ナースでした)後、「準備しますから」と待ち合いに、ボーボーのまま、出されました。。。待ち合いには、男性が何人かいらっしゃって、一緒に待つわけです。

(そのうち、ひげ脱毛の方もいたようですが)

。。。ホント、イヤでしたね。。

(脱毛前に、剃ってきてもらうところと、剃らずに来てもらうところと、クリニックによって、さまざまです。うちは、「剃る派」です。)

 

自費で美容医療をやる以上、男性の患者さんもお受けするなら、私は、受付や待ち合いを絶対別にするべき、と思ってます。できれば、治療するフロアも別で。

男性専用フロア、ってやつですね。それができない限り、男性患者さんを受け入れるつもりはありません。

(性同一性障害で、見た目が女性なら、戸籍上、男性であっても、うちは、それはOKです。他の女性の患者さんは、男性とは気づかれませんから。)

 

男性の脱毛に話を戻しますね。

男性で、脱毛をお考えの方は、エステに行くのではなく、絶対クリニックに行ってください!

うちでは対応していませんか、多分、うち以外は、男性患者さんを受け入れています。

恐らく、京都で、女性専用は、うちだけかな、と。。大阪でも、ないかな。。?それくらい、女性専用美容クリニックは少ないと思います。

HPに記載がないだけで、受け入れておられると思いますよ。一度、お電話で聞いてみられるといいと思います。

 

ただし、脱毛は、女性と料金が違うことがありますので、同じと思いこまれませんように。

男性のヒゲや体毛のほうが、濃くて太いので、脱毛に伴うリスクは、女性よりも圧倒的に高いんです。そのリスク代でしょうか。。クリニックによって、考え方は色々です。

 

最近、男性専用エステとかがよく広告されてますが、エステは、男性用でも女性用でも、リラクゼーションするところであって、キレイになるとか、シミやシワを取る、とか脱毛するところではありません。

医療じゃないんだから、効くわけないんですよ。エステティシャンは、ただの素人さんと同じで、国家資格ではなく、医師でも看護師でもありませんから、何かを治せる人たちではないんです。

よく、「エステティシャン募集!未経験者歓迎!すぐに貴女もエステティシャン!」みたいな広告、入っているでしょ?

そういうことです。

ひどいところになると、勉強も何もしないまま、適当に「やってる」感じだけで、お金を巻きあげてるところがあって、関わったら、エライ目に遭います。

リラクゼーションは、医療ではできません。分業です。

欧米では、エステと美容医療がちゃんと分業されていて、うまく成り立ってるんですが、日本は、なぜだか、エステが、お医者さんごっごみたいなことをしていて、誇大広告のオンパレードで、もうムチャクチャです。消費者センターには、被害続出ですからね。

 

エステの、あんな劇安の値段で、キレイになんて、なれるわけ、ないじゃないですか。そんな、うまい話、ないんですよ。あんなのは、悪徳美容クリニックでもそうですが、おびき寄せる罠ですから、行ったら、大変です。

捕まったら、えげつない金額のコースを買わされ、お金がないと言えば、高額ローンを組まされ、その結果、時間とお金の無駄使いという。。。エステ経験者の方であれば、すでに経験済みでしょう。信じられない方は、どうぞお試しください。身を以て、経験されてみたら、わかると思います。

 

あれだけ、お金をかけたのに、あの時間とお金は何だったの。。。?

 

それに気づいて、美容クリニックに受診される方も、かなり以前より増えましたね。

エステで、わけわからん光やレーザーを当てられたら、無事に、トラブルなく帰ってこられただけ、ラッキー!と思ってください。そんなもんです。

社会勉強ですね。

 

私もエステに、たま~に行きますが、顔は絶対触らせませんし、(何されるか、わかりませんからね)、あくまで、体のアロマオイルのマッサージなどのリラクゼーションです。

しかも、その都度、1回きりで、会員にならなくてもいいところ。

大手のエステは、のきなみ、えげつない営業が待っています。絶対、会員にさせようとしますしね。でないと、そこのエステ、儲かりませんからね。

えげつない金額のコースを組ませるのが、目的なんです。(行ったことのある方は、経験あるでしょ?)

 

そもそも、エステの脱毛は効きません、っていうか、効くわけないんですよ。だって、医療じゃないんだから。

他人に、除毛してもらうようなもんです。以前、新聞にも、エステ協会の理事長だか、エライさんがコメントを出されてました。

「われわれのやっている光脱毛は、あくまで除毛であって、一時的なものです。お客様に、そういう説明をして、納得していただいた上で、させてもらっている。間違っても、永久脱毛などと謳う営業は、やっていないし、そういうふうに協会からは指導している。。。」とか、うんたらかんたら。。。

(うそつけ!って感じです。実際は、違うでしょ?!建前上、そういう指導はされてるのかも(?)しれませんが、現場はそんなふうに全然思ってないでしょう~。)

 

よくエステの脱毛が、逮捕されてるでしょう~。定期的に、摘発されてますかね。違法ですからね。

効くくらいの強さでやる、ということは、医療行為なので、医師法違反なわけです。医師じゃないのに、医療行為はしちゃ、いけないんです。

医療行為までいかないような、弱~い強さ(全く効かない強さ)で、やってもらって、一体、お客さんに、なんのメリットがあるというのでしょう。。お金、払ってるのに。。。

 

たま~に、女性のムダ毛の薄い方で、エステで、少し毛が減った、という方がいらっしゃいます。

これは、と~ってもラッキーで、普通効きません。

 

先日も、エステの脱毛が、3年かけても全然毛が減らないので、うちで脱毛に来られた方がいましたが、3年の時間が無駄です。。しかも、それに、何十万(!)も取られてるんです。。。びっくりです。。。いまどき、クリニックで、そんな値段、脱毛で取るとこ、ないですよ。

その同じ金額の、何十万もあれば、クリニックだと、全身脱毛できるんじゃない?しかも、もっと早く。。3年ですよ!3年!

 

クリニックは、会員制ではないので、入会金も払いませんし、(これは、ほとんどがそうでしょう)、クリニックの脱毛料金自体が、デフレですから、その辺のエステよりも断然安いです。

男性のほうが高いとはいえ、男性用エステよりは、断然安いでしょう~。

しかも、クリニックだと、あまりに痛い場合、(男性のヒゲ脱毛は、べらぼうに痛いです。毛が太くて濃いから。)クリニックだと、麻酔のクリームを塗ってくれるところがあり、かなりマシかも。。。(麻酔を使うかどうかは、クリニックによって違います)

(エステは、麻酔は、もちろん使えません。)

脱毛後は、男性の場合、かなりの反応が出ますが、クリニックは、ちゃんと薬をぬってくれるし、家で塗る薬もくれます。ふつうに、アフターケアを、良心的なところだとしてくれるはずです。

エステはね~、昔、エステ会社が、美容クリニックを経営しているようなクリニックにバイトに行っていたことがありましたが、そこのエステは、サロンで使ってる機械は、医療用と同じ、という、ウソで営業をかけていたらしく、また火傷のトラブルがとても多かったです。

火傷した患者さんを連れてきて、「火傷じゃない、と言ってください」とか言われましたが、患者さんには、はっきりと「火傷です」と言いました。

しかも、連れてくるのも、何週間もたってからで、火傷させても、自分のところで、ごまかして、わけわからんクリーム(もちろん、薬ではありません)を塗って、ムチャクチャにして、クレームになってから、クリニックに連れてくるという。。。火傷させた日に、連れてこんかいっ!

ちなみに、このエステ会社は、もう倒産したはずです。そこのクリニックも、とっくにありません。15年くらい前の話です。

 

皮膚科・美容皮膚科をやっていると、エステでトラブルになった患者さんというのは、ホントにたくさん来られます。

世の中には、ちゃんとした良心的なエステというのも、もちろんたくさんあるでしょうが、、あやしくておかしいところが多すぎます。

 

消費者法という法律が変わって、より消費者に有利になりました。

エステで、高額なローンやコースを組んでしまって、もうやりたくないなら、消費者センターに相談されるといいと思います。契約書は、全部残しておいてくださいね。

まあ、法改正があったから、消費者センターを通さなくても、返金の義務があるはずです。返金に応じないといけないんです。(これは、改正前からいけたと思います。美容クリニックのコースも、返金に応じないといけなくなりました。、確か。うちは、コースをしていないので、関係ありませんが。。)

とにかく、困ったら、消費者センターへ。

最初に、いいことばっかり言って、契約させておいて、ウソばっかり、というのもありますから、そういう相談でもなんでも、相談にのってくれるはずです。

 

リラクゼーションで行かれるのは、全然いいと思いますが、何か改善しようと思っておられるなら、それは選択が完全に間違ってます。

とりあえず、ちゃんとした美容クリニックに、相談に行ってください。あとは、クリニック選びになります。

間違っても、格安クリニックはダメです。いくら医療とは言っても、格安クリニックだと、エステと違うの?というレベルだったり、エステ以上の強いことができるので、かえって危ないです。リスクだけ上がることもあります。

普通のちゃんとしたクリニックを、いくつか回れば、それぞれの違いが見えてきます。

脱毛は、絶対回数がいります。特に、男性の場合。

ご自分が、通いやすい雰囲気のクリニックであること、ドクターがちゃんとしていること、必ずドクターの診察が施術前にあること、施術をするナースがちゃんとしていること、最低、この4つが必要です。

カウンセだけではわからないので、実際は、1回ずつ試してみて、雰囲気を見るしかないですが、いろいろ行くと、いろんなことがわかってくるので、一度、回ってみてください。

 

 

先日来られた患者さんのカウンセ内容が、他院でレーザーをして、肌荒れをしたから診てほしい、治してほしい、という予約内容でした。

カウンセ希望でした。

いろんなクリニックの話を聞いてから決められる方もいらっしゃいますし、処置も希望、と言ってしまったら、お金を巻き上げられるんじゃないか、とかまえる方もいらっしゃるし、その日は時間がないから、とか、家に帰ってよく考えたいから、と、人それぞれいろんな理由があります。

カウンセ希望のみ、という方は、カウンセ枠しか、うちもお取りしません。

 

まあ、こういうご相談は多いので、特別この方だけ気にしてはいなかったんですが、実際、受診されて、経過をお聞きすると、

「グルーポンで、フラクショナルレーザーをやって、」と言われて、

 

は? グルーポン? あのおせちで問題の起こった? レーザー? グルーポンで?エステじゃなくて?クリニック?本物?

 

と、グルグル頭が回りましたが、頭の中で思ったことをそのまま、患者さんに声に出して、言いました。

 

。。。やはり、グルーポンで、エステではなく、(フラクショナルレーザーですからね。)クリニックだそうです。。。。

 

グルーポンで、10人以上かなんか忘れましたが、1回¥9,800だったそうで。。。

 

。。。普通に考えて、グルーポンを使おうが使うまいが、1回¥9,800のフラクショナルレーザーって、あやしすぎるでしょ。他院と比べて、安すぎるどころか、ケタまで違うんですから。。。

通常、1回7万~9万円くらいでしょうか。5万のところもありますが、良心的な場合と、いい加減で適当にやってるから安い場合と、さまざまです。

それ以下は、まともなクリニックでは、まあ、ないんじゃないでしょうか。。

それが、9,800円って。。。

 

グルーポンの安くなる理由は、わかります。

大勢で買えば、単価が安くなるのは当たり前で、たくさん買ってくれるから、売るほうも、おまけして、安くしてくれるわけです。資本主義の基本ですね。

ホテルとか、ちょっとしたランチや食べ物とか、冒険がてら、「あ~、失敗した!」と笑い話で済ませられたりするでしょうが、医療って、自分の体と顔を実験台にしますか。。

 

その患者さんとも言ってましたが、「高い社会勉強代についたな、で済んだらいいですが、そのせいで、自分の顔はムチャクチャになって、元に戻るまでずっと毎日、その顔で我慢して暮らさないといけないわけで、社会勉強だけでは済まないんですよね。」と。

自分の顔がエライ目にあって、初めて、その方は、やってしまったことを後悔されてました。

 

もともと、その方は、毛穴とか、何もあまり気にはしておられなかったそうで、ご主人が行くのに一緒についていって(と言っても、行く前から、グルーポンを自分の分を購入してるということですよね。でないと、グルーポンでできないですよね。。仕組みはよくわかりませんが。。)、そしたら、そこの医者が、「やったら、もっとキレイになる」と言ったそうです。副作用もあまり言われなかったらしく。。。

しかも、そこは、やる前に、ナースが、「どの強さにしますか?」と聞くそうで、結局上から2番目の強さにしたそうです。。

 

もう、経過を聞いているだけで、そこのクリニック、ダメダメやん、と思います。

そんなウソだらけのカウンセを信じて、安易に、安いから(それにキレイになれるし!)とやる患者さんも、悪いのは悪いんでしょうが、一番悪いのは、そこのいい加減なクリニックなわけですが。。。

ブログでも何度も言ってますが、世の中、悪い人はいっぱいいるので、そんな都合のいい話、その辺の悪徳商法や詐欺と同じでしょう。。自分で注意しないと。。

 

ものすごくコンプレックスを持っていて、人の弱みに付け込む悪徳医師や悪徳エステ、というのは山ほどあります。

コンプレックスに、付け込まれるわけです。

でも、そんなに困ってなかったのに、付け込まれるというのは、「楽してキレイになりたい、安くでキレイになりたい」という気持ちに付け込まれてしまったわけです。

そんな都合のいい話、あるわけないじゃないですか。。

 

先日も、バス事故が起こったところですよね。詳細は知りませんが、かなり安かったんですよね。事故で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

前も、格安焼肉店で、生レバーで、亡くなられた事件がありましたね。

「安い」からには、理由が必ずあります。

どっかで、手を抜かないと、「格安」は無理なんですよ。

「よそより、ちょっと安い」というのであれば、ある程度の企業努力で可能でしょうが、格安・激安って、おかしいですよね。

 

わざと、格安にして、薄利多売を狙う場合があります。

洋服とか、食べ物(モノによりますが)だと、試してみないとわかりませんから、試したい場合はやってみないとわかりません。

(食べ物で、本当の薄利多売だったら、いいんですが、生レバーみたいに、しなければいけない処理をちゃんとしていなかったり、昔、病気で死んだ牛の肉を格安で売ってる肉屋とか問題になりましたよね。野菜にしても、国産と、中国産とか国外のものだから安いけど、産地を黙ってるとか、体に影響する場合もありますから、食べ物も、かなり注意が必要ですけれど。)

洋服の場合だと、カッティングが悪いとか素材が悪いとか、縫製が悪いで済みますから、いいんでしょうが、雑貨とか、中国製で、鉛の入ったものが見つかったりして、子供が舐めたら、大変なことです。

エステの格安にしても、おびきよせる罠ですから、行ったら、えげつない営業をかけられて、拉致同様に、拘束されて、帰してもらえません。

そんな悪徳エステに打ち勝つくらい、気が強くて、「警察に言うぞ~」「今すぐ帰せ!」くらい、騒ぎ立てることができるなら、チャレンジされればいいと思いますが、世の中、そんなうまい話、ないでしょ。

 

そういううまい話を信じる限り、貴女の被害は、繰り返されるだけなんです。

 

話をフラクショナルレーザーに戻しますね。

その患者さんは、ものすっごい痛かったらしく、また、処置後、赤くなって、ガサガサになって、かさぶたができて、おっしゃるには、(1か月経ったんだったかな?)今も肌の調子が反って悪くなった、ということです。

はっきり言って、これは当たり前で、フラクショナルレーザーは、痛いのが当たり前です。

大抵のクリニックが、麻酔のクリームを塗ると思いますが、塗っても、設定によったら、痛いでしょう。やり方によります。

レーザーの特性として、赤み・乾燥・かさぶたができるのは、これも当たり前で、その程度や持続期間(ダウンタイムの期間)は、そこのクリニックの設定にもよるでしょう)は、さまざまです。

あまり気にもしていないのに、やったんだったら、そりゃ、副作用のほうが気になるのは当たり前なんです。

これも当たり前のことですが、ちゃんとしたクリニックは、副作用をきっちり説明されますし、言い方にもよりますが、程度の差こそあれ、実際副作用が起こったからと言って、患者さんが、慌てて他院に駆け込むことはあまりありません。

(患者さんが、理解していなかったり、聞着流していたら、それは知りません。ちゃんと聞かないほうも悪いです。だから、理解していないのにやったら、ダメなんです。)

まして、このクリニックは、ドクターが設定を決めるのではなく、ナースが患者さんに、「どの強さにしますか?」と設定の強さを決めさせる、という最低です。。。

ちゃんとしたクリニックでも、何種類か、選択に迷う場合、(どの選択肢でも構わない場合。患者さんがどうしたいかが、選択の決めてになる場合)患者さんに、どれがいいですか?と聞くことはありますが、初診の患者さんで、どんな肌質かも、まだわからないのに、しかも設定の中でも、「強さ」を選ばせるなんて、同じ医師として、どうかと思います。まして、フラクショナルレーザーを、です。

「強ければ、いい、早く良くなる」っていうイメージ、ありますよね。これは、素人的考え方で、実際、光・レーザー治療は、強ければいい、というものではありません。

その方の肌質、どうしたいのか、ダウンタイムはどこまで大丈夫なのか、などなど、それによって、医師が設定するものです。

鉄板焼きで、肉の焼き加減を聞いてるのとは、わけが違うわけです。

 

結局、その患者さんは、最初からカウンセのみのご希望でしたから、処置はされていません。

私がその患者さんにやったことは、フラクショナルレーザーの説明と、今後、おうちでするスキンケア(やるべきことと、やってはいけないこと)と、もしそれでも待てなくて、早く良くしたいなら、ジェネシスやイオン導入、クリニック用の化粧品などで、炎症と乾燥を落ち着かせていく、という方法を説明しました。

(結局、何もされていないので、初診料2,100円だけです。これで、診察・カウンセは、約1時間です。)

 

どうして、うちが、そんな悪徳クリニックのフォローをするのに、1時間2,100円で後始末をしないといけないのか、よくわかりませんが、自費・保険に関わらず、まあ、よくある話です。そういう方は、時々来られます。

ボランティアみたいなものでしょうか。

こういう被害に遭われる患者さんが無くなるのと、質の悪い美容クリニックが無くなるのを願うばかりですが、古今東西、「悪いモノ」というのは、なくならないんですよ~。

患者さん側が賢くなるしか、方法はないわけです。自衛ですね。

 

でも、今後、こういう患者さんが増えてくるようであれば、もうこれは、セカンド・オピニオンと同じなので、こういう方の初診カウンセ料金を、他の方と区別する必要があるかもしれません。

私の治療を受けたくて、予約を待ってる方がいらっしゃるのを、その枠をお断りして、その方の診察をしてるわけで、はっきり言って、うちで治療したいわけでなく、(まあ、お金をかけずに、戻してほしいわけです)心配だから診てほしい、というものです。

もともと、初診料は、すべての患者さんは、光・レーザー治療などの処置をされればお返ししてますから、処置される方は関係ありませんが、処置もしないとなると、ちょっと考えないといけないかもしれません。

まあ、今後の経過を見ます。

 

毎日毎日、TVでも雑誌でも、おかしな情報ばかり流していて、そういうところに、予約が殺到だというので、騙されるな、というほうが無理かもしれませんが、うちに来られてる、9割以上の患者さんは、みなさん、TVや雑誌のウソや「おかしさ」「あやしさ」に気づいて、うちに来られてます。

大勢の方が気づいておられるので、医学的知識がなくても、難しいことではないと私は思います。

他力本願や、甘い話ばかり求める方は、医療だけでなく、なんでも、そういう悪徳話にのっかりやすいのではないでしょうか。

相手は、騙すプロですからね、心の隙は、ちゃっかり見抜かれてしまうわけです。

甘い話には、裏がある。必ず、その場で、やります、と言わず、家族や友人に相談するなり、少し冷却期間をおきましょう。

 

患者さんで、日焼け止めは塗ってるけど、最近よく出てきた、スプレータイプを使っていらしゃる方が時々いらっしゃいます。

私は、はっきり言って、スプレーでは、ダメでしょ、と思ってますから、患者さんにも、「効果があると思わないでください。」と止めてもらってます。

 

スプレータイプ、お手軽ですよね。

シュ~っとスプレーするだけで、塗り直し、というかん、塗り重ねができますから、いつでも簡単に、面倒がらずにできますね。

しかも、SPF50!PA+++!となったら、言うことなしです!

 

でも、ちょっと待ってください。そんな、うまい話、あるわけないんですよ。

何でもそうですが、手間暇を省いているということは、それだけモノが悪いことが多いです。質が下がっている、これ、常識です。

手間暇省いて、質がいい、となると、それはお金をかなりかけた場合ですね。手間暇を人にやってもらうわけですから、人件費です。

料理でも掃除でも、洋服の縫製でも、建築でも、なんでもそうです。もちろん、医療もスキンケアもダイエットも、同様です。当たり前ですね。

 

昔は、スプレータイプって、ドラッグストアでも1種類くらいしかなくて、しかもかなり質が悪く、すっごいムラになってつくし、白いし、乾燥してかゆくなって、というものばかりでした。

去年も、患者さんで、スプレータイプの日焼け止めで、かなりお肌がかぶれて方・乾燥して肌が荒れた方、結構いらっしゃいました。

 

市販で売っている日焼け止めは、塗り心地重視になっています。サラサラでないと、売れないわけです。べたべたしたら、だれも買ってくれないわけです。

安全面やお肌に優しいかどうか、負担がかからないかどうか、なんて、企業は考えてないんですよ。売れれば、いいわけですから。

売るほうも悪いかもしれませんが、そういう「サラサラで、お手軽なのがいい」という需要がある限り、企業は、作って販売するでしょう~。これも、当たり前ですね。

買う側が、ちゃんと選ばないと。

しかも、全ての商品に、「お肌に合わないときは、やめてください」と書いてあるわけですから、調子が悪くなるようなら、止めないと。

誰にでも合う、化粧品なんて、薬でもそうですが、存在しません。食べ物だって、アレルギーがあるわけですから。

 

しかも、普段、デパートで化粧品を買ってるような方で、日焼け止めだけ、ドラッグストアの安いやつを買う方がいらっしゃって、どうして、日焼け止めだけ、一気にランクを落としますかね。。。

ドラッグストアに売っているものが全部悪いわけでもないですし、それなりのお値段するものも売ってますが、そういう場合に買われるのは、デパートでは売っていないような、質の悪い、安いやつです。

いつもドラッグストアで、全部買ってる、という方が、御用達のドラッグストアで、日焼け止めを買うのは、流れとして、わかりますが、わざわざ質を落とさなくても。。。だって、保湿の化粧水や乳液は、ドラッグストアの安いのは、恐いのか、合わない、からという理由で使っておられないわけなのに。。。

日焼け止めは、ホントに質の悪いものを塗ると、これは、ホントに肌に悪いです。しかも、紫外線カット効果は、全然ない、という。表示自体がウソなわけです。

 

昔、「SPF150」とかわけわっからん日焼け止めがドラッグストアで売っていたの、覚えていらっしゃいますか?

SPFが高いほうがいい、ということで、いろんなあやしいメーカーが競うように、わけわからん数字を勝手に表示したんです。消費者センターで調べたら、ちゃんとしたメーカーのSPF30もなかったという。。。

まあ、よくある話です。

脚なんて、やっすい日焼け止め塗るくらいなら、ストッキング履いてるほうが、ずっと紫外線カットできるわけです。

ホントに、安物なんて、表示、ウソだらけですよ。検査もちゃんとやってるわけ?と私は、ハナから信じていません。

 

先日、ドラッグストアに行ったついでに、ウワサの日焼け止めスプレーのテスターがあったので、試してみました。

確かに、昔のよりは、ムラになるのも少ないし、白くならないし、塗った瞬間、以前みたいな不快感はありませんでした。

ほとんどが、コーセーでした。

 

さっき、ネットで、検索しましたが、日焼け止めスプレーを出しているメーカーで、ちゃんと肌のこと考えてる?というメーカーは、私の知る限り、ありませんでした。1社ずつ調べられば、ちゃんとしたメーカーもあるのかもしれません。ただ、ほとんどがドラッグストア御用達のメーカーですかね。安さとお手軽さ、最優先、ですね。目的が違うわけです。

 

仮に、どんなに質のいい日焼け止めスプレーだったとしても、常識的に考えて、圧倒的に量が足りません。

だって、そうでしょ?日焼け止めクリームを、自分で塗る時に、チューブから出す量を考えてください。

同じだけ、そのスプレーで出すなら、何分、出しっぱなしにしますか?ということです。

ず~っとボタンを押していないと、同じ量にはとてもなりません。全然足りないわけです。

足りない、ということは、紫外線カットなんて、全然してないわけです。

 

あやしいメーカーはさておき、一体、コーセーは、どうやって、このスプレーを「SPF50 PA+++」と判定したのか、先ほどHPで確認しましたが、どこにも、その記載がないです。。。。

。。。びっくりしました。

ちゃんとしたメーカーは、必ず、どうやって測定したのか、その結果、SPF50です、ということが記載があります。SPF50になる、条件ですね。

ちなみに、資生堂は、必ずあります。

海用のアネッサだって、「耐水テスト80分」と表示があります。(他のメーカーでは、そうそう耐水時間まで記載はないです。)

資生堂の場合、化粧品の全成分がHPで見れるようになっているし、そういう注意事項が全部表示があります。

パッケージの裏に書いてある注意事項は、HPにも書いてあるわけです。

だって、そういう消費者にとって、デメリットや条件って、HPにも書かないと、卑怯ですよね。

(かなり有名化粧品メーカーでも、全成分はネットで見れないようになっていたりします。パッケージには書いてありますけどね。これは、法律で決まってますから。)

まさか、コーセーが書いていないとは。。。ネットで見れると思って、ドラッグストアでは、そこまで見ませんでした。次、行ったら見ておきますが、スプレータイプで、SPF50まで効果を持てせるのに、一体どういう表示になってるんでしょう。

(パッケージにも表示なかったりして。。)

 

日焼け止めって、かなり油分が多いです。だから、昔の日焼け止めは、どれもベタベタして、塗ると、かなり気持ち悪かったわけですが、品質改良されて、かなりサラサラのモノが出てきて、(だから、乾燥したり、カサカサしたりする商品があるわけですが。。)いろいろですよね。

それだけ、油分の多いものをスプレーする、というのは、かなりの技術がいると思います。霧吹きで、水をスプレーするのとは、わけが違う。ノズルが詰まっちゃうんです。

 

SK-Ⅱの、エアタッチファンデーション、って使ったことありますか?あれは、ものすごい発明だと私は思うんですが、ホントにキレ~イにつくんです。

 

塗るのがめんどくさい、塗り直しがめんどくさい、となった結果がそれです。手間暇を惜しんでもダメだし、「美は1日にしてならず」。

また、超~乾燥肌の人の中に、「ベタベタするから、嫌だ」という方がいて、ベタつくからこそ、保湿の役割をしてくれてるのに、サラサラだと保湿にならないでしょ?!と、わかってないな~、とため息の出るようなことを言われるので、困りますね。

そうやって、サラサラするものばっかり塗るから、お肌はガッサガサで、粉吹くどころか、皮がボロボロめくれてるわけでしょう~。

それでいいなら、一生、「サラサラでないと、塗りたくない」と言ってなさい。

保湿の意味が、完全にわかってないです。

水分なんて、すぐに蒸発するんです。

化粧水だけで、保湿は足りる!という方がどれだけいますか?自給自足で、自分の皮脂が出てくれる、脂性の方がいいですが、脂が足りないんだから、補うしかないわけです。

乳液にしろ、クリームにしろ、油分の多いほうが、蒸発するのに時間がかかりますから、保湿効果が上がります。

 

だから、乾燥肌の方が、まして屋内、しかも空調の効いているところで使うなら、しっとりタイプの日焼け止めでないとダメだし、汗をかくなら、汗に強いか、ウォータープルーフでないとダメだし、少量をうす~くのばすんじゃなくて、たくさん(と言っても限度がありますが)塗らないと、本来の日焼け止めにならないわけです。

それは、スプレーでは無理だと、私は思います。

だから私はスプレーは買いませんし、仮にもらったとしても使いません。

使うとしたら、焼いてもいいや、と放棄したときでしょうか。

効果がそれほどなくても、塗らないよりは、UVカットはマシ、ということはありますが(あくまで、塗らないよりは、という最低のことです)、そのたかが「マシ」のために、お肌、がさがさのぶつぶつのボロボロですよ。

楽して、ちゃっかり、なんて、そんな世の中、甘くないです。

美肌になりたいなら、普段のスキンケアに、ちゃんと手を抜かない、というのが、大前提です。

でも、スプレーは必ず電池のいる電化製品扱いだし、詰め替え用も、開封して古くなると(セッティングしてあるものも、古くなると)ダマになって、全然キレイにつかないんです。スプレー前に、揉んで、ダマを減らすようにするしかないんですが。。。

お値段も、他のファンデのことを考えると、高いですよね~。

 

それだけ高いSK-Ⅱでもってして、その程度なんです。油分をスプレーするのは大変です。

ドラッグストアの安いやつ、一体、何が入っているんだか。。。

スプレーしやすい、ということは、かなりのサラサラなので、1回2回使うくらいなら、まだしも、毎日、しかも頻繁に塗りなおす、となると、まあ、お肌はがさがさになるでしょう。

まだ使う場面が、梅雨以降の、湿度の高い、屋外であれば、せめてまだしも、いまだ乾燥している今とか、エアコンの効いた屋内で、そんなサラサラタイプを使って、お肌に負担にならない人って、そうそういないと思います。よほどの脂性でないと無理でしょう。

 

お待たせしました。

京都のおいしいものシリーズです。

これを見て、そのお店に行って、召し上がってこられる方も、かなりいらっしゃいますので、食いしん坊(兼ダイエッターなんですが。。。一応。。)の私としましては、張り切らざるを得ません。

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先日、オーレリーの4月限定(5月半ばまで注文できるようです。)を頼んで、スタッフみんなでいただきました。 いちごが今は、旬ですから、と~ってもおいしかったです~。ショートケーキのホールもあります。

        

こういうおいしいケーキ屋さんの、シンプルなショートケーキって、ホントに材料と、作り方の技量にかかってますから、ごまかしが全く効きません。さすが!です。

以前のオーレリーだと、イチゴのショートケーキ(ホールです。フレジェと言います。)は、クリスマスの時の限定でしたが、4月からの限定ケーキに登場だそうで、今回、こちらの タルト・フレーズ(アーモンドクリームとミルクジャムとバニラのムースがたっぷりで、タルト生地なんですが、生地もおいしい!) と、ものすっごく悩んだんですが、食べたことのないタルト・フレーズにしました。

生クリームも、もちろん牛乳からの生クリームですから、こちらのケーキは、ホントにいくらでも入ります!!

ちなみに、今のキャンペーンの焼き菓子は、オーレリーの焼き菓子です。マドレーヌの日もあるし、フィナンシェの日もあります。フィナンシェは、チョコチップやイチゴやナッツなど、いろいろな種類があります。

どれを食べても、とってもおいしいです~。

いろんなお店の焼き菓子食べたけど、やっぱりここのが一番好きかな~。なんか、違うんですよね~。うまく言えないけど。。。しっとりしてるというか。なんか一味違います。

予定数を超えない限り、オーレリーの焼き菓子をプレゼントさせていただきます。

予定数を超えると、急遽、近所に何か買いに行きますね。(オーレリーは、受注生産なので、いきなり言っても買えませんよ~。)

 

ところ変わって、グラン・ヴァニーユです。NEC_0074.JPG

先日、日曜日に、休日出勤をしておりまして、せっかくの日曜日、グラン・ヴァニーユに行かないと!これくらいの楽しみがないと、休日出勤もしてられない!ということで、行ってきました。

午後2時前くらいだったかな、日曜日なので、イートインも混んでるかな、とかケーキ売り切れてたりして、といろいろ悩みながら向いましたが、席もなんとか空いていて、ケーキも結構ありました。

スタッフの数を増やされたようで、すぐに売り切れるのに、対応されてるようですね。嬉しい限りです。

写真は、テイクアウト不可のケーキです。おいしかたです。

こちらのムースは、何層にも、いろんな味が積み重なっているので、複雑ですが、おいしい、という、また見た目も、とても可愛らしく華やかなので、見てるだけで、幸せになります。

その日も、いろいろ買って帰っちゃいました。。。だって、せっかく来たんだし。。。

(こうやって、改めて見ると、そりゃ太るわ~、っていう感じですね。。よく患者さんから、「先生、食べてばっかり!」と言われます。。。。どうして、ばれたんだろう、と常々不思議でしたが(笑)、ブログ見てるだけで、そうなんですね、ということですか。。)

 

 

                                

今週は、植毛の話でしたね~。

女性には、あまり興味のないお話でした。手術シーンとか、リアルでしたね~。

毎度のことですが、副作用の説明がほとんどありません。

頭の後ろから、結構な皮膚を切り取ってるところが出てたと思いますが、あれだけ切り取ったら、頭の後ろは、長~い傷跡が残ります。縫い寄せるわけですが、その傷跡からは、一生毛が生えませんから、髪の毛をあげると、1本の線に、はっきりと見えるわけです。かき上げなければ、いいんでしょうが。。。

まあ、そこのクリニックが、毛の生えている流れに沿って、1本ずつ毛根を傷つけないように、切ってくれればいいんですが、一体そこのクリニックが、どこまでそういうことをしてくれるのか。。。また、そういうことをしてくれる場合、一体いくら追加料金を取られるのか、悩みどころ満載です。。。

 

ドラマの最初の前ふりで、すっごい美人が、もっと柔らかい顔に、みたいな要望が出たシーン、やってましたよね。

ドラマの中では、ブサイクにしてやれ!みたいに盛り上がってましたが、実際、きつい顔を柔らかくしてほしい、という方は、いらっしゃいます。

目が上がり目の方が大半ですが、実は、そういう表情の雰囲気を作っているのは、顔形ではなくて、その人の性格なので、手術で垂れ目にしたり、脂肪を入れて、ふっくらさせたところで、表情は変わりませんから、手術しても、同じなんですよね~。

眉間のシワボトックスは、絶対やったほうがいいと思いますが。。。

 

ちなみに、眉間のシワボトックスは、うつ病の治療にも役立つ、と注目されていて、「病は気から」というのは、ホントです。

表情が、ずっと眉間にシワを寄せて、暗~い、憂鬱な顔をしてると、だんだん気分までそうなってしまいます。だから、せめて眉間にシワがよらないように、ボトックスをして、あとは、ウソでもいいから、笑い顔を作ると、勝ってに明るい気分に変わっていくそうです。

つらいときは、とりあえず、口角を無理やりにでもあげて、笑うことが、一番の解決方法なんです。

 

表情がきつい方に話を戻します。

眉間のボトックスをしても、いつも文句ばっかり言って、口がへの字に曲がってるとか、全然笑いもしない、となると、表情は、怒ってるような顔のまま、固定してきますから、これは、怖い!こういう人は、整形する前に、まず笑い顔を作る訓練をしないといけません。

整形で、どんな絶世の美女にしても、結局表情で、元の顔と印象は同じになるわけです。

皆さんの周りにも、いませんか?

美人なんだけど、全然笑わなくて、コワい雰囲気の人と、顔の作りは、美人じゃないのに、なんか雰囲気が良くて、性別に関わらずモテモテの人。。。

顔形ではないんですよね~。そんなの、流行で、コロコロ変わりますから。

 

所詮、ドラマですから、他愛ない話ですが、もうちょっと深みがほしいな~。まあ、初めての美容外科ドラマなので、仕方ないですね。あんまり、えげつなくもできないし。。。

 

ところで、結構佐藤隆太さんが、いい味出してるので、ちょっと好きかも。。。ダイゴさんも、ちゃんと演技できるんですね。初めて見ました。

 

そうそう、女の子みたいな男の子が、ムキムキボディにして!みたいな相談があって、断りました、というシーンがありましたが、美容外科では、わりと日常茶飯事です。

同じタイプというのではなく、芸能人と写真とかを持ってきて、「これにしてください」と。。。あくまで、ご指名であって、「こんな感じ」でも、「これに近づけて」でもなく、「これにして!」という限定です。

そして、土台はというと、ちょっと無理だと思います。。。根本的に違うから。。。という話は、と~っても多いです。

美容整形だと、整形ですから、「これぐらいは変わるんじゃない?!」と患者さんが思わず期待してしまうのは、わからないでもないです。

でも、私は、プチ整形くらいしか触りませんから、限界はかなりあるわけです。鼻やアゴをちょっと高くするだけですからね。

鼻のヒアルロン酸やレディエッセで、どういう感じにしたいですか?とお聞きした時に、「こういう感じにしてください。写真を持ってきました」と写真をみせてくださいます。

写真があれば、確かに、その人がどうなりたいのか、具体的なイメージですから、理解しやすいと言えば理解しやすいんですが。。。

以前、勤めていたところで、「はあっ?!」という人は、かなり日常的にいましたが、一番印象に残ってるのは、チェ・ジウにして、というのと、ガクトにして、という二人でした。

どちらも患者さんは、女性です。

どちらのパターンもそうですが、鼻だけ、仮にそっくりになったとして、顔は、チェ・ジウやガクトにはならないんですよ、という、当たり前の話から始めないといけません。

顔全部、整形する、というなら、また話は少し変わるでしょうが。。。

鼻にヒアルを少々入れただけで、なるわけないじゃん!

ガクトに至っては、貴女の顔と、彫りの深さが全然違うでしょう~。骨格も根本的に違うし。。。その顔に、ガクトのギリシャ人みたいな鼻をつけたら、お笑いコントでしかないですけど。。。。

まあ、こういう方は、説明してもわからない場合は、無理です、とはっきり断ります。ガクトにもチェ・ジウにもできませんと。

その人なりに、鼻筋を通すとか、少し高くする、というのであれば、どうぞしてください、と再度言います。

 

人間の思い込みって、すごいですよね。普通に考えたら、無理だろう~、ってわかるはずなんですが。。。

ちなみに、チェ・ジウさんの顔立ちは、扁平でアジア人の典型ですから、まだいいですが、ガクトさんに至っては、あの彫りの深さを出すには、扁平なアジア人が変えるなら、骨セメントを入れるとか、かなり大変な手術になるんじゃないのかな。。よく知りませんが。。。骨格を変えるわけなので。。。

顔の平ら族が、鼻だけ、とかアゴだけ、ローマ人にしても、バランスは無茶苦茶おかしいわけです。いかにも整形、みたいな感じになって、私は滑稽だと思います。

人間の顔って、やっぱり神様が作ったものなので、美人かそうかは別として、バランスは取れてて、自然なんです。

でも、整形で、いじりすぎると、バランスが崩れますから、ものすっごい不自然になります。

極端に触るなら、もう全部触るしかないわけです。

そういうことまで、ちゃんと説明してくれる美容クリニックだったら、いいんですけどね。

ただ、「もう全部手術しちゃいましょう!」というのは、ご本人がいいなら構わないんですが、これはえげつないお金がかかりますから、そこのクリニックからしたら、いいカモなので、捕まったら終わりかも。。。全部触る時は、必ず良心的なところでやってもらいましょうね。

(格安クリニックは、ダメですよ。患者さんはカネヅルとしか思ってませんから、何でもやれ、やれ、言うだけですから。)

 

昼間は、暑い日が出てきましたね~。

今の紫外線は、夏と同じと思っておいてください。

日焼け止めを塗らずに、のんびりされてる方、のんびりしている場合じゃないですよ~。もう、日焼け止めの塗り直しは、必須です!

汗もかく時もありますから、もう汗に強いタイプか、ウォータープルーフじゃないと、油断してると、どんでもないことになりますよ。

シミもシワもタルミも、気にしていない人は、お好きにされるといいですが、気にしてる方は、今から日焼け止めの塗り直しのクセうぃつけておかないと、どんどんひどくなるだけです。

 

さて、暑い日が出てくると、気になるのが、ワキの汗ですね。

もう、ワキボトックスは、お済みですか?

ワキの、毛の生えているところに、特に汗の腺がたくさんあって、そこに、ボトックスを、細かく、皮膚に注射していきます。

数日で、注射したところは、汗が出なくなります。

これで、ワキ汗で、服がワキのところだけ、べっちゃり濡れるということがなくなり、大切な服も、バンバン着ることができます。

効果の持続期間は、個人差はありますが、3・4~6か月くらいでしょうか。

ほとんどの方が、1年に1~2回、あるいは、2年に3回くらいでしょうか。半年に1回するか、どうか、っていう感じです。

早い方は、もう済まされていますが、これから汗が出る季節本格到来ですので、気になる方は、お早目にどうぞ。

 

ちなみに、うちで使ってる薬剤は、ボトックスビスタ®です。厚生労働省が日本国内で、唯一認可している薬です。

他院で、韓国製やイギリス製なのに、「ボトックス」とHPに書いているところがあって、これは明らかに、偽証です。

「ボトックス」というのは、商標登録なので、アメリカのアラガン社のボツリヌス製剤しか、名乗ってはいけないんですが、勝手に名乗ってるんですね~。

良心的なところは、まだ、「ボツリヌストキシン」と記載がありますが、あくどいところは、書いていません。

 

初診の患者さんから、よく聞かれるのが、「こちらのボトックスは、どこのボトックスですか?」ということです。

「ボトックス」と書いている段階で、アラガン社のはずなんですが、そういうあくどいクリニックが多いから、こういう質問が出るんだと思います。

それで、うちのHPの料金表のところに、「ボトックスビスタ®」と、わざわざ書いて、「®」の商標登録マークまでつけたのに、それでも聞かれることがあります。

 

聞かれる理由が、もうひとつあるんですが、うちにボトックスの値段が安めだからだそうです。

韓国製かと思われるそうで、あるいは、片脇だけでの値段かと思っちゃうそうです。

 

もともとうちは、光・レーザー治療専門のクリニックで、手術は行っていません。でも、いわゆる「プチ整形」と言われる、ヒアルロン酸・レディエッセ・ボトックスは、行っています。

この3つの治療法は、光・レーザー治療で、代わりになれないことがあるからです。

うちのメインの患者さんは、もちろん光・レーザー治療をされている方なわけですが、そういう方々が、普段、光・レーザーにお金を払って、そのうえで、まだ注射の処置を足す、となると、結構な金額になるので、価格を抑え目にしました。

(それと、最初、価格を決める時に、私が計算間違いをしてしまい、気づいた時には、もうすでにHPに金額を載せてしまっていたので、もういいか、とそのままにしてしまったのもあるんですが。。。)

 

レーザーをしない方も、もちろん同じ金額ですし、やったらダメ!ということもありません。

(まあ、そんなに利益の出るような値段設定にはしてないので、注射ばかり殺到されると、少々困りますが。。。)

 

まあ、皆さんも、ボトックス治療を受けられる場合は、必ず、商標登録マークがないなら、聞いてみたほうがいいでしょう。

韓国製って、悪いとは思いませんが、うちも、昔は、アラガン社と韓国製と両方置いていて、患者さんにどちらがいいか、説明して選んでもらってました。

もちろん、韓国製のほうが安いわけです。

でも、ほとんどの方が、アラガン社と韓国製の違いを説明すると、アラガン社を選ばれて、韓国製が余ってくるようになり、そうしてるうちに、ボトックスビスタ®が承認されて、簡単に手に入るようになったので、韓国製の在庫処分キャンペーンをして、ボトックスビスタ®のみにしてしまいました。

私は、今のところ、アラガン社がいいかな~。一番信用できるので。

 

ワキボトックスの話に戻りますが、悪徳クリニックで、わきがの治療で、ボトックスで治る(効く)と謳っているクリニックがあるそうで。。。

効きません。。

軽いワキガや、ちょっとアポクリン腺(独特のにおいの元になる汗の腺です)の汗が気になる、という時であれば、エクリン腺(多汗症の汗の分です。ボトックスは、これに効きます。)の汗をボトックスで、抑えることで、アポクリン腺の汗が、大量の汗で広がるのを防いでくれて、デオドラント製剤が効きやすくなる、ということはありますが、アポクリン腺の量によって違いが出ますから、試す価値はありますが、本格的なワキガの方は、大きな期待はしないでください。

ワキガの治療は、第一選択は、やはり手術です。

これは、まず保険の効く形成外科で相談をする(手術をするかどうかは、別として)、というのが、私のお勧めです。

間違っても、大々的に、広告しているようなところは、勧めません。特に、保険診療をやっていない、美容外科オンリーのところだと、何が起こるかわかりませんから、近づかないことを、ホントにおすすめします。

それだけ、ワキガの手術は、大変なので、一旦手術で傷をつけると、一生消えませんからね。

手術をしたくない方は、(誰だってしたくないと思いますが)、ボトックスを試して、市販のデオドラント、あるいは、クリニック専用のデオドラントを使って、様子を見るのも、副作用があまりありませんから、やる価値はあります。

ただ、これで絶対治る!みたいに、過度な期待は止めておいてくださいね。

クリニック専用のデオドラントは、市販のものよりは、かなり効果はいいです。ただ、お値段も高めです。。

うちで、1本4200円になります。

でも、一度購入されると、リピーター率はムチャクチャ高いので、市販のでは効かない、と心配されてる方は、一度お試しください。

足のにおいにもOKですし、皮膚であれば、どこでも塗れます。(粘膜はダメですよ)

 

 

ゴールデンウィークは、みなさんいかがお過ごしでしたか?

関東から東北にかけては、竜巻が発生して、えらい被害で出たんですね。ニュースで見て、びっくりしました。竜巻が日本で、しかもこんな規模で起こるなんて、異常気象が続きますね。

亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。並びに被害に遭われた方の、一刻も早く元通りに回復されますことを、心よりお祈り申し上げます。

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さて、私は、ゴールデンウィークの中日に、三田にあるアウトレットに行ってきました。

「BOSS」という服を以前よく買っていたんですが(最近は、太ってからは、あまり買っていませんが。。。いや、ドイツの服なので、サイズはあるんですけどね。。太った時って、あまり服は買いたくないんですよね。。。)、そこで、昔夏用のスーツを買ったことがありまして、セットではなくて、別別に買うんです。ジャケットと、パンツとタイトスカートと、3点、まとめて買いました。

そういうセットがあると、きちんとしたところに行くときは、とても便利で、働く女性の強い味方になる服ですよね。ジャケットは、他の服にも合わせて使えるから気に入っていたんですが、医師会の食事会の時に、二次会に行く途中、バッグにひっかけていたジャケットを、落としてしまったんです!なんと、気づいたのは、翌朝。。。。

交番にも行きましたが、見つかりませんでした。。。

まあ、仕方ないか、とあきらめていたんですが、ジャケット下用の、パンツとスカートだけあっても、どうも着回しもしにくいし、やっぱりお揃いのジャケットが欲しいな。。と思っても、もう売っていません。

そこで、思いついたのが、アウトレットです!

この三田のアウトレットには、この「BOSS」のお店も入っているので、ジャケットが売ってるかも。。。と行ってきました。。。

。。。結果、全然ありませんでした。。。アウトレットって、山ほど売ってるときもあれば、品数も全然ないときや、ろくでもないものばかりのときなど、結構、運ってありますよね。。

今回は、同じ商品としてかすりもするどころか、私のサイズは全く売っていませんでした。。。ううう。。。三田まで来たのに。。。

 

仕方ないので、ワコールとトリンプで、大きいサイズの下着を何点か買いました。普通のサイズは、持ってるんですけどね、太ると、きつくなるわけです。そうなると、下着をつけたときに、段々になるので、かえって、見た目は最悪なわけで、サイズに合った下着をつけないと、体にも見た目にも悪いわけです。

でも、洋服と同じで、大きいサイズを買うときの、屈辱感というか、情けなさというか。。。だって、大きくないサイズは持っていて、痩せたら入るのに、使えるのに、使えないという、このもったいなさ!

でも、アウトレットで安かったので、買っちゃいました。。。体に合ったサイズを。。

 

せっかく、三田まで来たのなら、絶対行くべきスポットは、「パティスリー エス コヤマ」http://www.es-koyama.com/shop.html  です 

ご存知ですか?「コヤマロール」で有名な、お菓子屋さんです。大丸や伊勢丹にも、時々、整理券を配って、ケーキが売られます。

三田市にしか、お店がないんですよね~。

こちらだと、イートインがあったり、アイスクリームやパンまで売っておられるようで、三田に行く機会があったら、絶対行くべし!と狙っていたお店でした。

お店があるのは、アウトレットと全然方向が違って、閑静な住宅街をず~っと走っていきます。住宅街に向かう道路は空いていて、人通りも全然ありません。もうすぐお店かな、というところで、いきなり警備員の方が、車の誘導をされています。

6時閉店で、お店に着いたのが、5時過ぎですが、まず駐車場に入るのに、道路で行列です!

いきなりの行列です!びっくりです!!

私だけ先に降りて、お店に向かうと、お店の前にも、もちろん行列です。

バウムクーヘンと焼き菓子だけなら、すぐに買えるようですが、小山ロールやプリンや生ケーキは、並ばないと無理なようです。

 

いつもは、小山ロールを買うのには、整理券を配られるそうですが、今日は、整理券なしで、販売できますので、整理券は配りません、とオニーサンが何度も行列に説明に来られてました。

小山ロールは食べたこともあるし、時々京都でも買えるので、今日のお目当ては、ここでしか買えない生ケーキです!

あと、ケーキを買った後に、ソフトクリーム(これも行列です。。)を買って、その場で食べる予定です。

さすがの私でも、生ケーキを買って、小山ロールまで食べるよなると、賞味期限を2日以上超えると思うので、生ケーキのみ買います。

 

ケーキ屋さんらしく、いろいろなケーキがあり、迷います~。

こういうところの、シンプルなショートケーキやチョコケーキって、おいしんですよね~。

でも、レモンタルトやプリンアラモードやシュークリームやイチゴのぜりーなど、買ってしまいました。(これは、これでおいしかったです。まあ、おいしいケーキ屋さんのおいしいケーキ、って感じです。)

プリンの食べ比べのセットというのがあり、このセットにのみ、「幻のプリン」(名前違ったかな?)とかいうのが入ってるそうで、絶対買いたかったんですが、売り切れちゃいました。。残念。。

会計で、オネーサン(と言っても、私よりも20歳くらい年下)が、何度も小山ロールはよろしいですか?と聞かれてました。

(買わないほうが珍しいんでしょうね。最後の会計でも、小山ロールが(買ってないのに)加算されていて、違いますよ、と指摘して取り消してもらいました。それくらい、みんな買われるロールケーキです。一人10本まで、買えるそうです。)

そのあと、ソフトクリームに並びました。この日のメニューは、バニラ(牛乳味がすっごく濃くて、なのに、さっぱり)と期間限定のイチゴです。あと、ミックスですが、ミックスは調子が悪くて、できませんでした。

牛乳のバニラと、イチゴと1個ずつ注文して、いただきました。

。。。両方とも、バリウマっ!!これを食べるだけでも、わざわざ来た甲斐がありました。

ソフトクリームも、超有名店でも、値段も高くても、乳脂肪をあまり使わず、植物性油脂(ようは、ただの油です)を混ぜて作ってるお店もあり、そんなところのソフトクリームは、最低にまずい。。。気持ち悪くなります。。だって、ただの油、舐めてるのと同じだから。。

いや~、いいソフトクリームでした。

パンもおいしそうでしたが、パンまで手が回らず、というか、もう食べきれません。なので、断念。

買って帰るんだったら、やっぱり小山ロールとプリンかな。王道ですね。

 

そうそう、パンと言えば、アウトレットの駐車場がいっぱいで、かなり遠い駐車場に止めることになり、隣にあるイオンモールをぐるっと回って、アウトレットに行く羽目になったんですが、その時、道路沿いに、「ビゴの店」を見つけました!

超有名なパン屋さんです。

昔、心斎橋そごうには入っていて、フランスパンだったか、クロワッサンだったか、が、有名なお店で、おいしいパン屋さんです。

そこが、ちょこんと立っていて、イートインもできるんです!すごいっ!三田市!オシャレ~ですね。

こんなおいしいパン屋さんが、いきなり、こんな郊外にあるなんて!やっぱり神戸といい、兵庫県は、違いますね~。

アウトレットの中のイートインもレストランも、もちろんいっぱいで、アウトレットの帰りに、このパン屋さんで、サンドイッチセットを食べて、パンをたくさん買って帰りました。

ホントに、地元の方のみって感じで、アウトレット客は私らのみでした。

だから、空いていて、しかもおいしい!アウトレットに行く機会があったら、一度覗いてみてください。穴場で、おススメです!

 

帰りの高速は、中国道が少し渋滞で、ゴールデンウィーク満喫ってやつでしょうか。。やっぱり渋滞を経験しないと、ゴールデンウィークじゃないですかね。

少し渋滞を味わって、家に帰りました。

 

ゴールデンウィーク最終日は、クリニックに来て、残務整理です。やってもやっても、仕事が終わらない気がしてくるので、不思議です。。どうしてでしょう。。キリがないので、適当に切り上げて、帰りました。

 

食べて飲んで、と一回り大きくなったゴールデンウィークでした。。甘いものは、絶対食べ過ぎでした。。。

 

 

今回の話も、ベタベタでしたね~。美容外科では、よくある話です。わざわざ、ドラマにしなくても。。。

佐藤さん役のドクターは、今頃何を言ってるのか。。。。おまえは、研修医か?と突っ込みどころ満載です。専門医の言うことではありません。

患者さんのため、と思ってやったこと、時間を取ったこと(自分のプライベートの時間を削って)、いろいろ手配して、患者さんの希望に沿えるようにやったこと、それらのことが裏目に出て、全然患者さんは満足どころか、反対に不満だった、なんて、そんなことは、病気を診る保険診療でも、美容の慈悲治療でも、よくある話で、あえて、エピソードにしますか、という話です。

でも、こういうことって、人間同士、医療以外でも、人と関わる場合、よくある話ですよね。

 

手術シーンとかはいいんですが、話のおもしろさとして、視聴率大丈夫なんでしょうか。。。視聴率悪いと、早めに打ち切られたりするので、少し心配です。

美容外科クリニックの初ドラマとして期待しているので、頑張ってほしいですね~。

 

もう少し、話に深みがほしいところですが、内容をあまりホントのリアルにしてしまうと、きっと放送できないだろうし、一般の方にどこまで受け入れられるのか、難しいのかもしれません。

医療の現場をご存知ない方が、医療ドラマの脚本を書く、というのは、ホントに大変だと思います。

あんまりやりすぎると、医療の現場と大違いで、マンガちっくになってしまうし、医療関係者でないと、難しいですよね。

 

ちなみに、「37歳で医者になった僕」でしたっけ?

患者さんから教えていただきましたが、原作と話の内容は全然違うそうですね。

37歳で、会社勤めだった方が、医学部に入学しなおして、医者になった、という設定だけを使ってるそうです。他は、全然違う、とおっしゃってました。

全部は観てないんですが、まあ、あんな研修医いません。。。入院患者さん全員と話をしたいなら、カウンセラーになれば?と思います。看護で心のケア中心というなら、メインは看護師さんなんですけどね。病院の場合、医療は、チーム医療ですから、それぞれの役割を一生懸命やる、というのが、まず大堰堤です。

草薙くんみたいに、患者さんと話ばっかりしていたら、一体誰が医療をしてるのか?と、あの草薙くん役のドクターに突っ込み入れたくなるドクターですね。

担当患者さんの話を聞くことも、もちろん大事ですし、それが治療にも大変役に立つわけですが、1日中ずっとおしゃべりだけしてるわけにいきません。

入院患者さんの場合、家庭環境や生活環境ももちろん確認しないといけませんが、自分で確認する時間がない時は、(看護師さんは絶対確認しているので)看護師さんから聞かせてもらったりします。

病院によったら、病棟に、一人、そういう心配事相談、みたいな担当の方を置いているところもあるかもしれません。

(たいていは、師長さんだったりしますけどね。)

特に、研修医なんて、空いた時間があったら、山ほど勉強しなくちゃいけないのに、担当以外の患者さんの悩み相談に乗ってる暇があれば、勉強しろ!と怒られるでしょう。

経験は、時間が過ぎるのを待つしかありませんが、ただぼ=っとしていて、経験ができるわけでもなく、知識は、もちろん自分でどんどん溜め込まなきゃいけないし、実際の先輩医師のされてる治療や診察・説明の仕方など、いくらでも勉強しなきゃいけないことんなんて、あるわけです。

また、あちらのドラマは、いかに大きな病院が、患者さんのことを考えずに、利益のことしか考えていないか、とこれでもか、これでもか、と誇張されていて、病院によったら、多少はそういうこともありますし、そういうことを、医療とは切り離して考える担当に人がいないと、あっ!という間に病院は潰れてしまうのが、今の現状です。

患者さんが便利なように、楽なように、検査に無駄がないよう、つらい思いをしなくて済むように1回で検査を終わらせる、気が済むまで入院させてあげる、などなど、そういう患者さんからしたら、当たり前のようなことをすると、今の保険制度は、病院が赤字になるようにできています。

どこの病院でも、一部泣く泣く赤字にならないように、検査のやり方・外来やベッドの運営方法など、従来と変えざるを得ないわけです。

あそこまで、誇張して、草薙くんだけが正しい、みたいに仕立てるのは、ちょっとやりすぎですね。

ドラマの中では、草薙くんは、一人しか担当がいないように描かれていますが、実際は、一人で、何人(科や病院によったら、10人以上)も持つわけです。

一人の患者さんだけ、特別扱いもできないし、別の病院に転院したからといって、お見舞いにもいけません。退院されても、どんどん新しい患者さんは入院してこられるし、外来はあるし、自分自身も勉強しないとついていけないし、ついていけないと、結局、患者さんの治療に無能ゆえの迷惑がかかるわけです。

はっきり言って、お見舞いに行く時間がないです。個人的なおつきあいをしてるなら、話は別ですが、全員の患者さんと個人的なおつきあいをするのか、ということになります。

1日の限られた時間の中、担当患者さん全員とは話はしますが、おひとりに、30分も1時間も話をしていたら、仕事は終わりません。患者さんによって、直接会っている時間(診察・話をしている時間)に差が出るとしたら、患者さんの重症度によると思います。状態が安定していないなら、何度も様態を診にいくこともあるでしょう。

草薙くんはホント暇な医者だな~、いつ勉強してるわけ?と思うし、そういうウソの医者のドラマを、一般の方が観て、そのまま信じられたら、困るな~、というドラマですね。

 

話を「クレオパトラな女たち」に戻します。

こういう手術があるよ、美容医療は、素晴らしいよ、と紹介するのはダメとは言いませんが、もっと副作用を説明しろ!と思います。

ドラマの構成上、副作用の話まで入れてる時間はないのかもしれませんが、いいことだけいって、二重の目になったシーンに飛んでしまうと、(その間は、ガーゼ貼って、寝てるだけだし。。)魔法みたいな印象を与えてるのでは?時間はかかりますよ、とは言ってるけど、それ以外の、もっと大変な副作用のことをいろいろ紹介しないと、美容医療推奨番組で終わってしまいます。。。

副作用で、大トラブル、みたいな、話も今後期待します。患者さんが手術を甘く考えすぎないように。。佐藤隆太さんが、懸命に手術するな、するなと連呼されてますが、ホントの手術の怖さは、あれだけでは伝わりません。「戻せない」ということだけが副作用ではないわけです。

 

昔、勤務していた時、鼻にシリコンを入れる予定、とい患者さんがいました。

「シリコンを入れる」ということは、わりと高い鼻にして、鼻筋も通して、鼻の形もツンとかっこよくする(尖らすといいますか。。)ことを意味します。

まあ、どこまで触って、どんな鼻を患者さんが希望するのかにもよりますが。。(中には、希望も聞かない医者もいますから、そんなクリニックで、手術するのは止めましょう。)

その患者さんは、術後1週間、職場を休んだら、(手術の腫れと内出血がある程度消えるので)、絶対職場の人にバレないと思っていたそうです。

。。。バレるでしょう、普通に考えて。。。1週間休んで、いきなりカーンっ!と高い鼻になって、職場復帰したら、バレバレだと思いませんか?

腫れてるところさえ、見られなければ、整形をバレない、と思う能天気さ、能天気と言おうか、想像力が欠落してるというか、いきなり変わったら、わかるでしょう~。

まあ、シリコンを入れるにしても、バレない程度に、高くしたいなら、そうちゃんとオーダーして、シリコンを薄~くして入れてもらうか、ですが、そのオーダーを聞く医者もいるでしょうし、聞かない医者もいるでしょう。

そもそも、それくらいの変化でいいなら、わざわざ手術でシリコン入れなくても、注入剤(今なら、レディエッセがいいです)で十分でしょう。

ヒアルロン酸にしろ、レディエッセにしろ、吸収してなくなるわけですが、それでも高くしていくのに、ある程度の限界があります。特に、ヒアルロン酸だと、高くはできません。横に広がるだけです。

そういうので、満足できない方が手術をする、というのが一般的かと。。

何度も注入すると、お金がかかるので、金銭目的で、手術をする、という方も稀にいらっしゃいます。(こういうのは、ホントは止めたほうでがいいです。手術後、トラぶった時、もっとえげつないお金がかかってきますから。。)

注入剤では鼻先を尖らしたり、高くしたり、というのが難しいので(うちでは、危ないのでやりません)、鼻先を触りたい、というなら、確かに手術しかないんですけどね。

 

まあ、何が言いたいのかというと、ヒトにバレて困るなら、整形するな、ということです。

高校・大学・就職・転職、人生の節目に、整形して、デビューする人がいらっしゃいます。結構多いです。

節目ですると、確かに、今までの顔を知ってる人が、環境によったら、ほとんどいないわけですから、バレる確率がかなり低いですよね。

でも、人生何があるかわかりませんから、ひょんなことから、顔を変えた、ということが浮上してくることもあるわけです。それは、いつ、どういった形で、バレるのかはわかりません。それに、一生、ビクビクしながら生きていくのか?ということです。

芸能人なんて、平気で昔の顔が出ますから、整形したら、すぐにわかりますよね。昔の顔を忘れていても、「懐かしの映像」とかで、視聴者に気づかれてしまうわけです。

でも、芸能人の方は、そんなことはあまり気にされていないと思いますよ。

整形するなら、そんなことが万が一ばれても、笑い飛ばせるくらい、前向きで明るく、「自分の人生だもの」と開き直れるくらい、強くないと、整形の神様(いるのかな?)を味方にすることはできません。

ビクビクしながら生きていたら、せっかく高額な治療費を払ったのでに、それこそ全然楽しくないし、ご本人も満足しないので、どんどん整形をさらに重ねて、方向がずれていくわけです。

ようは、考え方ひとつなんですけどね。

手術をしたら、絶対に戻せませんから、覚悟はかなり必要で、ファッションや流行だから、とやることではない、と私は思います。

グループのみんながしてるから、と平気で整形手術を希望したり(本人は別にやりたいわけではなく)、整形したら、人生変わるかも、と他力本願でやるのは、絶対ダメですよ。

整形したら、人生変わるかもしれませんが、前よりよくなる保障はないんです。

気持ちの問題であれば、整形する必要はありません。違う見方をするだけなら、手術しなくても、自己啓発の本とか読み倒したら、ちょっと違う考え方もあるな、と思えるようにはなると思います。

手術は、最後の手段なので、安易に手を出すものではありません。