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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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今月号の美ST,ご覧になられましたか?

いや、見なくていいんですが。。。

私も、仕事柄、患者さんがまた本気にしたら困るな、と、雑誌の世界で、変なこと、流行っていないのか、チェックするために、一応、毎月買って、目を通しています。

仕事と、直接関係なかったら、読まないし、買わないですね。

表題からして、また、エッチな内容でえげつないのかな。。と、ちょっと予想はしてましたが、予想以上でした。

どうして、あんなに、不倫というか、年下クンとか、元彼とのエッチを推奨するのか、いつも疑問です。

そんなに、「恋」って、大事ですかね?

確かに、アンチエイジングとしては、「ドキドキする」「新しいことに挑戦する」というのは、脳科学的にもとても老化予防にいいらしいです。

いつまでも、若々しく、(男性も女性も)、新しいことに、どんどん挑戦して、(あまり行かないところを散歩して、新しい景色を楽しむ、とかでもいいんですよ。)、例えば、映画やTVや本の世界のヒーロー(ヒロイン)に、疑似恋愛する、とかでもいいんです。

ファン、みたいな。。

だから、ヨン様ブームって、若返りの秘訣なんですよね。

なんでもいいんですけど、夢中に慣れて、ドキドキしたら。

ご自分のご主人でいいじゃないですか?

そんなドキドキしないような、男と結婚したほうも悪いし、男性側からしたら、女性も、恥じらいがなかったり、遠慮がなかったり、と、女性側にも反省すべき点は山ほどあるはず。

夫婦や恋人って、合わせ鏡ですから、自分が思っているように、相手も思っているんじゃないでしょうか。

ウザイ、とか思う気持ちって、毎日一緒に暮らしていたら、相手に伝わると思います。

ドキドキまで行かなくても、好きでもない人と結婚したら、やっぱりダメでしょう~。

どこか、相手を、愛情を持って、認めてあげられるところがないと、長い間は、暮らしていけませんよね。

選ぶ相手を間違ってしまった、という方は、早々に離婚するか、自分も変わってみて、相手の出方を見るか(もうちょっと我慢するか)、妄想の世界に染まるか(TVや映画は本にしておいてくださいね)、になるんですかね。

わざわざ、主婦を、浮気に誘導するような、(それが当たり前なんですよ、みたいな)記事はいらんのではないでしょうか。。

今回は、そういうエッチ特集で、妄想?して楽しみ、というのがあるのかもしれませんが、ダンナの部下の年下クンから、猛烈アプローチ!私、まいっちゃいそう、みたいな妄想がありました。

妄想だけなら、いいんですけどね。

いや、それ、事実だとしたら、ダンナを社会的に蹴落とそうとする、罠ですから!

写真撮られて、脅されて、終わりですよ!終わり!

上司の奥さんと、そんなややこしい関係、自分からなるわけないじゃないですか。

そりゃ、世界中探せば、そういう例をあると思います。ものすごい、少ないでしょうけど。。

大半は、年上である女性が傷つきますからね。

いい年して、恋愛沙汰で傷つくと、家庭も世間体もあって、そうそう立ち直れないんじゃないでしょうか。そっちのほうが、心配ですね。

記事によると、46歳はモテキだそうで。。。ホントですか?!誰がそんなことを言っているんでしょうか。。

ただ、単に、タダでヤラセくれるからじゃないんですか?簡単に誘いに乗るから、とか?

若い子みたいに、メンドクサイこと言わないし、お金は、ちょっとしたことくらいなら払ってくれるし、プレゼントはくれるし、女性のほうが結婚してることも多いので、あとくされないし、バレたら、困るのは女性だし。。

いいように、使われているだけでしょう~?

特殊な好みを除いて、男性は、若い女性が好きですよ?

本能が、そういう風にできているんですって。

生殖能力が、若い子のほうが高いですからね。

男性が若い女の子を好きなのは、仕方ないらしいです。

ただ人間ですから、理性もあるし、本能のままに生きているわけではないので。いろいろな好みも、もちろんあるんですけどね。

ドラマの中のようなことは、そうそう日常では起こらんでしょ、ということです。

起こったら、さぞ刺激的なので、妄想ドラマとしての、記事ですかね。

煽ってるように見えたのは、私だけ?

また、今回、デートクラブ?ってやつ?

性に関する相談所が、ボランティアでやっているとかいう、デートクラブ、みたいな。。

金銭の授受はないそうです。(ただし、デート代は、女性持ちで、肉体的欲求にもお答えします、と記事にありました。)

もし、ホントに、この相談所が真剣にされていたとしたら、こういうデートクラブみたいに受け取られかねない記事は、失礼ではないでしょうか。

ホントかどうかは、確認できませんけどね。

こういうの見て、ここに電話したり(身元がちゃんとした男性がお相手、みたいに、書いていました)、似たようなのを、ネットで探したりするんでしょうか。。

あとは、なんと!バイブレーターの写真と紹介が載っていました!(潤滑剤とかも。)

地下鉄の中で、読んでいたので、ビックリ!です。

そこには、「ラブトーイ」と書いてありました。

ネーミングって、大事ですね。。。

見た目、リップクリームそっくりとか、最近は、進化しているんですね。

まさに、ラブトーイでした。子供のおもちゃ箱に入っていても、何をするものかはわかりませんが(見た目からは、わかんないじゃないのかな)、カラフルなので、自然かもしれませんね。

(ホントにそうか?)

販売している会社名と値段も載っていました。

これは、どこで買うんですかね?

お店の紹介はなかったから、ネットですよね?

こんなの、子供が見たら(買ったら)、どうするんでしょう。

いくら、読者から要望があったのかもしれませんが、エロ雑誌の内容をそのまま載せるのは、いかがなものか。

女性週刊誌だと、こんなの載っているんでしょうか?

いや、載ってませんよね。

女性週刊誌って、普通にどこでも、誰でも買えますものね。

男性のエロ雑誌も、最近は、コンビニでも、場所変えたんでしたっけ?

ビニールかぶって、小学生とか見れないようになっていますか?

女性誌だからって、何でもアリ、は、ダメでしょう~。

やっぱり、エロ雑誌と同じ扱いをしないと。

まさに、R15指定ですよ。

特集のトップページに、ふざけてか、over40 とかなっていましたっけ?

いや、R15指定ですから!

私もスタッフもドン引きです。

コピーに、「40代のセックスを笑うな!」となっていましたが、笑う必要はないんですし、笑っちゃいけないし、真剣に考える必要はあると思いますが、誌面と、言っていること、ちょっと、違うんじゃないかな。。

どう見ても、売れてほしいから、刺激的にしました!と思われても仕方ないんじゃないですかね。

売れれば、何でもありですかね。

批判されることを予想して、販売されているとは思いますが、また、これで、女性誌に、どこまで載せていいのか、歴史が変わるかもしれませんね。

パイオニアって、ヤツですね。

初めて、雑誌ananで、セックス特集がされたのが、私が中学生か高校生か、学生時代でした。

確か、完売でした。

誰かが、学校に持ってきて、まだしてない子たち(大半です)で、キャーキャーと騒いでいたのを覚えています。

シスターに見つかって、没収されたんだったか。。

経験のありそうな、いわゆる遊んでいるグループの子たちは、ananを見て、騒いでいるのを、横眼に見る、みたいな感じでした。懐かしいですね。

今では、ananは、積極的にセックス特集を組んでいて、どれくらいの周期か知りませんが、定期的に、売り上げをあげるための手段として、使われてるような感じです。

もう、見慣れてしまうと、話題にもならないし、そんな言うほど、雑誌、売れませんよね。

人間は、刺激に慣れてしまいますから、どんどん刺激を求めていきます。

美STは、失敗しましたね。禁じ手を使っちゃったので、今後、どうするつもりでしょうか。。。

美容医療特集と、えげつないエッチ特集(しかも、どんどんエスカレートして)とで、つないでいくのかな。。

今月号の美STには、女性用のAV、っていうんでしょうか。女性にお勧めのDVDの紹介もあり、AVの男優さんのことを、「エロメン」と呼んでいました。

うまいこと、言いますね~。「エロメン」ですって。そのままですけど、笑っちゃいましたね。

いや、時代は変わりましたね。

よく患者さんの話すのが、「美STでやっているような考え方・姿勢が、今の40代女性を象徴したら、困りますね。」ということです。

あんな40代、特殊だし、私もうちの患者さんも、あんまり美魔女には憧れていないかな。。

目指すのは、自然な大人の美しさ、ですね。人工的過ぎず。。。

40代女性がみんな、自分の美容とエッチのことしか考えていない、とは思わないでくださいね。

ホントに、これに載せられないようにしてくださいね。

雑誌の中だから、一見わかりませんが、一般人の日常生活でやると、かなり浮きますよ。

浮いても構わない、くらいの意気込みで、マネされてくださいね。

いや、美STの宣伝になっちゃましたね。立ち読みでいいと思います。かなり恥ずかしいかも。。。