先日の「ためしてガッテン!」。ご覧になられましたか?
いい歯ぎしりと悪い歯切りしお特集でしたね。
私は、歯ぎしりはしないんですが、時々、夢の中で、歯を食いしばっていることがあるらしく、一度、エラボトックスをして、歯をくいしばるのを止めたことがあります。
そして、「ためしてガッテン!」でいうところの、骨隆起もあり、ちょっとショックでした。。。悪い歯ぎしりなtってしまいました。。。
(詳しくは、「ためしてガッテン!」のHP、もしくは再放送をご覧ください。)
あのTVを観て、気にされたのは、私だけではなく、患者さんでもとても多かったです。
あおの番組と関係なく、歯ぎしりのひどい方で、ホントに、歯が擦り切れてしまって、マウスピースも、すぐに壊しちゃって、ダメ、という方が結構来られます。
歯ぎしりで、お悩みの方が、一度、エラボトックスをしてみる、というのは、とてもいいと思いますよ。
歯ぎしりにしろ、歯をくいしばるにしろ、よく噛んで食べるのにしろ、メインは、咬筋といって、いわゆるエラの部分にある大きい筋肉が使われています。
それと、側頭筋ですね。(耳の上の頭の横側にある、大きな筋肉です。)
仮に、咬筋を全部手術で取ってしまったところで、側頭筋で噛むことはできますから、美容外科とかで、よく取ったりされていました。
(私は、勧めませんけどね。取ったものは、返せませんから。それ以外、方法がなくてどしようもない、という時以外、あまり手術は勧めません。)
歯ぎしりがひどいから、とエラも張っていて、エラに(咬筋)ボトックスをして、筋トレを止めさせて、よくなる、という方が、圧倒的に多いんですが、たまに、もひとつ、という結果の方がいらっしゃいます。
そいう方の場合、側頭筋をメインに使っていらっしゃったんだと思いますが、どちらをメインで、体が使ってるのかは、やってみないとわかりません。
側頭筋に、ボトックスを注射するわけにいきませんから、エラ(咬筋)に打って、確認する形です。
ただ、側頭筋を使っていた、という方でも、多少は、やはり咬筋も使っておられますから、力を、少し、弱めることができると思うんですよね~。
実際、どこまでか、というのは、個人差もありますが。やる価値は、充分あります。
咬筋があまり大きくない方は、やってもどこまで効くかのか、と言われるとわかりませんが、(それなりには、効果あるようですが、私個人としては、こちらから、積極的に勧めることはしていません。医学的に、やったらダメ!という以外は、患者さんがそれでもいいなら、どうぞ、止めはしません、というスタンスです。理解していない方には、絶対しませんけどね。)
エラボトックスは、美容医療では、小顔治療で使われていて、エラの筋肉を細くしていくことで、輪郭・印象を変えていこう、というも
のです。
歯ぎしりで来られた患者さんに、エラボトックスの小顔効果の話をしたら、とても喜んでおられました。
歯ぎしりの場合、エラボトックスが効いている期間は、約3~4か月だと思います。
かなりひどい方は、もっと期間が短くなる可能性もありますが、先日来られた患者さんは、2週間毎に、マウスピースを破いて壊してしまうそうで、そうそう歯科医院に行っていられないので、ご自分で調べて、エラボトックスにたどり着いたそうです。
(うちで、光治療で定期的に通っていらっしゃった方だったので、一言、聞いていただけたら、悩む時間がなくて済んだのに、と思いました。)
その話をお聞きして、きっとまだまだ知らない患者さんが多いだろうな、と今回ブログに書いてみました。
悩んでおられる方は、一度試してみるのは、ホントにいいと思います。
もちろん、保健は通りませんけどね。
いい歯ぎしりでも、歯がすり減ってきちゃうと、困りますよね。痛いし、しみるし。。。一度、ご相談ください。