プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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うちに来られる患者さんの中で、光・レーザー治療をされる方には全員スキンケアの話をしています。

おうちでやるスキンケアが間違っていたら、いくらお金を1億円かけようとも、全然効かないからです。

逆に悪化させてしまい、一体なにをやっているんだか、ということになるので、これは、全員の方に必ずお話しています。

特に、シミの治療、中でも肝斑の方は、ホントに正しいスキンケアをしないと、全く意味がないんです。

正しいスキンケアと言っても、いかにいらないことをしないか、最低限必要なことだけをするのかがカギなわけです。

同じように、初診時に説明して、早速きっちり守られる方もいれば、何回言っても、全然やらない方もいらっしゃいます。

すぐにきっちりされる方は、ホントにこちらがビックリするくらい、早く良くなって、2回目に来られた時には、肝斑もかなり落ち着いて、ものすごく早い方で、ある程度の強い治療も足していける方も、時々いらっしゃいます。

目に見えて、良くなる、というのは、こういうことを言うんだ、という感じです。

お肌も本来のツヤが戻ってきて、健康な肌として輝いて、残っているシミやちょっとしたシワもカバーしてキレイに見せてくれる、ということが現実的に起こるわけです。

それは、私が治療したからではなく、患者さんが、おうちで頑張られた結果なわけです。

それを、ちょっとだけ、私が手助けして、良くなるのを少し早めただけなんですよね。

患者さんの力によるものがほとんどです。

肝斑の方には、全員他力本願ではダメなんですよ、という話を必ずしているので、有言実行ですね。

まさに、患者さんの行動が証明なわけです。

それと反対に、いくら言っても、時間をかけても、全然やらない方というのも、わりといらっしゃいます。

自分はやりたいけど、仕事とかの都合でできない、お肌に合う日焼け止めがなかなか見つからない、など、ご自身ではどうもできない理由のある方は、この中には入りません。

どんな日焼け止めがいいのか、という話も全員の方に、同じように説明しているわけですが、解釈の違いというか、私の話を自分の言葉に変換する時に、どうして、こうも違う訳になるのか、とギョーテンする方も時々います。

私の説明が悪い可能性ももちろんあるわけですが、90%以上の患者さんが理解されている中、私にはこれ以上時間をかけて、さらにその方に説明する気はありませんね。

通っている時に、発覚して、その時に、それはダメですよ、ということはお伝えしますが、その方が何を買って使うのか、までこちらで強制しているわけではないので、患者さんが家で使うものまで責任なんて持てません。

こういう方は、「何を使っていいのかわからない。何を使えばいいんですか?」とよく言われます。

初診時から、パウダールームで、当院取扱いの日焼け止めが現在7種類ご紹介して、自由にお試し

していだけるようにしています。

これらを買え、と言っているわけではなく、何を買っていいのかわからない方(市販の中から探すのは、かなり大変でしょうし。)、市販よりも、クリニック専用化粧品の質のいいもの・お肌に少しでも優しいものを使いたい方のために、私が、いろいろ探して、取扱いしているわけです。

人によって、肌質も、乾燥肌・混合肌・脂性肌なのか、塗り心地も好みがありますから、いろいろ種類を置いているわけです。

また、SPF50のウォータープルーフとなると、市販ではお肌に優しいものを見つけるのは、ホントの大変なので、ウォータープルーフ、もしくは、汗に強いものを中心に揃えています。

汗に強くないものでいいなら、市販でたくさん売られていますから、うちで買わなくても、好きなに探されればいいと思います。

「市販で何がおススメですか?」というのも時々聞かれますが、答えは「知りません。」です。

市販なんて、えげつない数があるわけで、仮にどんなに品質の良いものだとしても、その人に合うかどうかなんて、わからないわけです。

だからこそ、うちでは、取扱いの日焼け止めは、全種類テスターをご用意しているわけです。

市販のものに責任なんて、持てませんよ。

市販でおススメのものが、存在するなら、うちでも仕入れているか、うちで日焼け止めを置かずに、それを買うよに言うでしょう。

言ってないでしょ?市販のこれ、買え、なんて。

常識的に考えて、市販のものよりも、クリニック用のほうが少しでもお肌に優しく作られているのは当たり前です。

ただ、肌に優しければ絶対にいいのか、誰にでも合うのか、というわけではないので、だから強制にしていないわけです。

市販の日焼け止めが、何千・何万種類あるのか、私は知りません。

でも、そんな中から探していたら、いつまでたっても、決められませんよね。

素直に、取扱いしている中から、お気に入りを見つけて、早速使ってみる方、しばらく様子を見てから、買いに来られる方、いろいろですが、さっさとお気に入りが見つかれば、日焼け止めを探す手間暇が無くなるわけです。

しかも、すぐに塗り直す準備ができるわけです。

スキンケアの話をしている方全員に、必ずお伝えしているのが、化粧品なんて、保湿と日焼け止めさえあれば、いいんですよ、ということです。

これ以上の効果・効能が欲しいなら、市販のものでは無理ですよ、意味がないですよ、どんな高い化粧品やエステのサロン専用であっても、医薬品ではないので、無駄ですよ、と言っています。

どうしても、ホームケアで、ある程度の効果を期待するなら、せめてクリニック用の化粧品にするか、一部の特殊な医薬部外品にするか(医薬部外品なら何でもいいわけではありません)、医薬品にしないと、お金は無駄になりますよ、最悪、お肌が傷むだけですよ、と最初にコンコンと言っているわけです。

クレンジングにいたっては、純石けんでいいわけですから。

(アイメイクは、必ず専用リムーバーがいります。軽いアイメイクで、リムーバーを買うのがメンドクサイなら、純石けんは止めて、純石けんの話をしている時に一緒にお話ししているクレンジングソープを使われるか、です。)

それを素直に実行されて、「ホントにいらないものを買わずに済むようになって、とっても楽ちんです。」と喜んでくださる方も多い中で、いつまでたっても、おかしなものばかり買って、お肌がボロボロになっている方も時々いらっしゃいます。

聞く気がない、というのではなく、人の話を聞いていないんでしょうね~。

他人事というか。。。自分には関係ないと思っているようですかね。

私の話を聞くも聞かないも、患者さんの自由ですが、うちでお金を払って治療をするなら、私のやり方に従わないと、良くなるわけないでしょ。

せっかくちょっと良くなってきたかな、という時に、韓国に行って、石膏パックをして、顔中赤むけして、肝斑を悪化させる方、韓国のカタツムリクリームを買い足して、顔中真っ赤っかにさせている方、一切の摩擦はダメですよ、と言っているのに、家庭用にイオン導入器を買って顔中擦り倒している方、マッサージも禁止しているのに、せっせとマッサージする方、市販の美白系は止めておくように言っているのに新しく買い足す方(たいてい、ピーリング剤が入っています。)、クレンジングは止めるように言っても、いつまでたっても止めない方(ずっと赤い顔をされています。そのうち、赤みは、茶色く色素沈着して、肝斑なのかなんなのかわからなくなります)などなど、どれも患者さんが自分で選らんだことですから、患者さんの顔ですし、お金を払うのも患者さんなわけで、好きにされたらいいんですけどね。

ホントに1億円あっても、キレイになんかならないですよ。お金だけでなく、時間も無駄です。

まあ、うちに来なくても、こういう方は、いずれまたこういう、要らんことをされるわけなので、うちに来て、少しは気をつけることもできて、最初のひどい状態よりは、幾分かマシになります。

ものすっごい低~いレベルの話です。。。

目くそ鼻くそです。

それでいい、というなら、もう好きにされたらいいですが、うちに通っている、とそんなひどい状態で言われると私は困りますから、あまりひどい方は、治療をお断りしています。

そんな低レベルの治療を目指しているわけでないですし、こうなると、もはや治療ではないですね。

日焼け止めを自己判断で塗る回数を減らしたり、SPFを下げたりする方もいらっしゃいます。

どういう環境にいるのか、というのは、患者さんしかわからないわけで、環境とTPOに合った日焼け止めの選択と塗り直しが必要になってくるわけですが、人の説明を聞いていないのか、聞いていても、楽なほうに(塗らないほうに)逃げる、というか、全然環境とTPOに合ってへんやん、ということもしばしば。。。

その患者さんのいる環境を見たわけではないですが、普通に話聞いているだけで、全然足りてないけど。。。どう考えても。

日焼け止めがちゃんと塗れていない方は、肌を診れば、すぐにわかります。

良くなっていかないから。

この冬になって、急に肝斑が良くなった方(低レベルの話ですけどね)は、今まで塗っていないことをまさに証明しているわけです。

肌を診たらわかりますから、ライムライトの設定を、肝斑の設定から普通の設定にしてくことは、まずないですし、もちろん良くなるわけがないです。

肌質によったら、すぐには見抜けないこともあるでしょうが、それで肝斑が悪化しても自業自得です。

全然ちゃんと塗っていないクセに、ウソをついてまで塗っているフリをするような人を、私は知りません。一切責任は持たないですし、それでもいい、という人も、反省してちゃんと塗る努力をされない限り、治療はお断りしています。

私と考え方が違うのであれば、別のクリニックで治療しないと、よくなるわけがないわけです。

私の指示を守らない方に、私は無理もしないし、親身になることもありません。

そんな状態で処置を受けても、悪化はしても良くはなりません。

私の言った指示の中から、自分で好きなものだけチョイスして、やること・やらないことを自分で決めるなら、自分で治療したらいいんじゃないでしょうか。

外来でもブログでも何度も言っていますが、他力本願はダメなんですよ。

理解していない方は、何度言っても、心の奥で、「そんなこと言っても、これだけお金をかけているんだから、キレイになるんでしょ。」という気持ちが、ご自分では気づいていなくても、あるんですよね。

理解していない程度にもよりますが、あんまりひどいと、私は見捨てますので、治療をしません。

お金を払って、処置に来られている以上、理解していないことが発覚したら、その都度、違いますよ、と知らせてもいるわけです。

まして、初診時に、かなりの時間を割いて説明もし、家で忘れた時用に、説明書も書いてお渡ししていて、処置をされた方には、メールで相談もできるようにメールアドレスも渡しているわけです。

これ以上の世話は、私にはできませんね~。

ひどい人で、「メールアドレスすらもらっていない」と言います。

(初めて処置をした日に、アドレスはお渡しいています。診察券にハンコを押していますし、その説明をしてから診察券を渡していますから、渡していないことはあり得ません。)

もっとひどい人になると、以前にメールで相談しておいて、「アドレスをもらっていない!」と受付に文句を言いますから、あきれてしまいます。

こういう人に、自費の美容医療を理解しろ、って、やっぱり無理なんじゃないですかね。。

お金ばかりかかって、クリニックは儲かっていいんでしょうが、うちではそういう患者さんは、何度かそういうことがあると、治療はお断りしています。

トラブルになるだけです。ご本人は、お金を払った分、なんとかしてもらおう、と期待しているわけですからね、自分のことは棚上げして。

そりゃ、無理ですよ~。

実際、「お金をかけてもキレイにはなっていない」ことを、自分の顔で証明されているので、私として、納得セゼルを得ませんけど。。。

スキンケアの話をした患者さん全員に言っていますが、早くお金をかけずにキレイになりたいんだったら、どれだけスキンケアを頑張るか、ですよ、と。

頑張れば頑張るだけ、お肌は応えてくれます。

老化も遅くなるので、治療をお休みしたって、もちが全然違います。

継続的にしている方も多いですが、普段はスキンケアを頑張って、気になる時だけ、とか年に何回か、治療に来られる方、いろいろです。

継続的な方は、お金をかけた以上の効果が、時々と言う方は、かけた費用のわりにキレイになっている、とい嬉しいことが起こるわけです。

どれも患者さん次第なんです。

とにかく、せめて要らんことを止めませんか?