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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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ちょっと前に名古屋から来られた患者さんがいらっしゃって、光・レーザー治療ではなく、わざわざスキンケアのお話を聞きに来られました。

(スキンケア相談料¥10.500払って。損をさせているとは思いませんが、お金の価値観は人そろぞれですから、名古屋からの交通費を思えば、治療ではなくて、まずスキンケア相談とは、ちょっとビックリしました。)

その方が、うちのクリニックを知ったきっかけが、「ヴァンサンカンのブログ」となっていたので、直接のヴァンサンカンのブログを書くような方ろ知り合いがいたかな、と思って、そのままお聞きすることなく、時間となってしまいました。

その後で、ヴァンサンカンのブログ一覧を見たんですが、うちと関連するような方はいらっしゃらなくて、なにか勘違いかな?と思っていたところ、今日、来られた患者さんが、たまたまヴァンサンカンの話になり、(うちの待合室には、ヴァンサンカンが必ず置いてあります。美STもSTORYもありますが。。。)、ヴァンサンカンブログに、先生のことが載っています、と教えてくださいました。

http://blogs.25ans.jp/elegant_amy/2012/10/%E6%97%A5%E7%84%BC%E3%81%91%E6%AD%A2%E3%82%81%E3%81%AF%E8%82%8C%E3%81%AB%E6%82%AA%E3%81%84%E3%81%AE%EF%BC%9F/

ヴァンサンカンのエレブロガーの、「不良OLの贅沢始末書」(日焼け止めの話の中で)という中で、うちのブログが登場していました。

教えていただいた患者さんのお話では、ツイッターでもおっしゃっていただいてるようで、有難い話です。

(私は、ツイッターをしていないので、見れませんが。)

常々、患者さんに、スキンケア、とりわけ、日焼け止めの重要性をコンコンと申し上げているに関わらず、聞かない方は全く聞かないし、むなしくなる日も時々。。。私のやっていることって、ダメなのかしら。。。と落ち込むことも。。(たまにですけどね。学会に行くたびに、ホラ!私、正しいやん!!とどや顔になるのも、たまにキズ。。)

もちろん、大半の患者さんがご自分なりに頑張ってくださって、どんどんお肌はキレイになるんですけどね。

いくら言っても、やらない方(他力本願組)がゼロにならないので、それで、ちゃんとしない方は、治療お断りします、としたわけです。

そんな中、一度も面識がなく、まして、うちの患者さんでもないのに(ようは、金銭の授受がないわけです)、私の考え方に賛同していただいて、ご自分のブログで紹介して、日焼け止めの重要性を広めてくださるとは!

ちょっと感動です。。嬉しい。。

世の中って、ホントにいいことって、広まらないんです。。

「ためしてガッテン!」も、もっと宣伝するなり、世の中に情報発信をしてほしいんですが、やはりスポンサーのつく、民方のほうが絶大な影響力を持っていますから、限界があるんですよね。

雑誌にいたっては、化粧品会社・エステの広告なしの雑誌なんて、存在しませんから、壊滅状態です。

消費者が、ホントに賢くなって、雑誌・TVなんて、ただの情報の1種だから、利用してやる~、というくらい、賢くなればいいんですが、マスコミの刷り込み現象といのは、ものすごいですからね。

なかなか難しいのが現状です。。

私一人で、広めようとしてもなかなか限界があります。

私のブログを見てくださった方で、うちで治療を受けなくても、せっせと頑張ってくださっている方もいらっしゃいます。

(どこかで、自分のスキンケアが頭打ちというか、行き詰ったら、来てくださるようです。)

そういう方は、来られた時点で、ホントにキレイなお肌をされています。

スキンケアではここまで、ということがわかって、受診されるわけです。

素晴らしいです~!

うちに来られる方で、全くブログを見ていない方もいて、(お肌がボロボロ過ぎて。。。)、もったいないな。。と思います。

この情報化社会の中で、タダで見られるのに、知らないなんて。。。

まあ、その方の運命ですかね。ちょっとでも見て、スキンケア実践というか、見直してから治療に入れたら、もっと早く良くなるのにね。

たまに、他院の偵察のような、スパイの方がこらえて、うちのスキンケア指導を盗んで、マネしようとする方もいらっしゃいますが、よほどのことがない限り、(身分をあかされなくても)、普通の患者さんと同じように説明させてもらっています。(当たり前ですけど。)

同じことができるなら、やってみろ!というのが半分、私以外にも世の中に、同じように広めてくれるなら、それでいいや、というのが半分、という感じです。

マネされたこともあるんですけどね、あからさまに。。(そこは、つぶれましたね。。営業の姿勢に一貫性がないからでしょう。仮に、スタッフがやりたい、と言ったところで、オーナーとは全く考え方が合わないでしょう。

うちのやり方は、営利第一になっていませんから、そういうクリニックがマネしようとしても、ひずみがどこかで出てきます。時間かかって、仕方ないから。

うちのマネは、そうそうできませんよ~。

だって、イオン導入まで、今、ドクターである私がしていますからね。そのうち、なんとかしないと、とは思っているんですが。。。

ちなみに、イオン導入をするのに、国家資格とかなにもいりません。家庭用があるくらいですから、一般の方が他人にやったところで、違法ではありません。使う薬剤によったら、医師法違反の可能性がありますが。)

それでも、世の中には、なかなか浸透しません。

患者さんのお話によると、その方は、私と同じように、こすらない。日焼け止めは塗る、ということをコンコンと言うクリニック(東京です)に通っておられるそうで、どこかはわからないそうです。

東京は、えげつない数の美容クリニック(皮膚科も含めるともっと)がありますから、残念ながらどこのクリニックなのかは私にはわかりませんが。。

でもね、皮膚科医ならね、化粧品の害っていうのは、普通みんなわかっていますから(ちゃんと考えれば)、どこまで化粧品と仲良く付き合うのか、どう利用するのか、というのが、特に女性の場合、永遠のテーマです。

私もそうですが、なにもなし(たとえば、純せっけんとワセリンだけとか)、の生活がしていけるわけではないです。。。できれば、そりゃいいかもしれません。

(まあ、私はやりませんけど。)

やっぱり化粧(ファンデとか)したいし、化粧したら楽しいし。。

女性にとって、必要悪、とまでは言いませんが、やっぱりなくてはならないものだと私は思います。

だからこそ、取捨選択が必要なんです。

自分にとって、ホントに必要なものだけ、使う、という選べる審美眼ですね。

工夫、ですよね。少しでも負担のないように、できることはする、という姿勢です。

ホントに理解した上での、捨てるものとやるもの、そうなると、どんな新商品が出ようと、もう惑わされることがありません。

断捨離と同じでしょうか。。

自分にとって、必要なら、買うし、関係ないなら、買わない。

(いらない化粧品は、もし、もったいない、と思って捨てられないなら、体に使って、使い切って捨ててください、で、もう買わないでください。と患者さんに言っています。)

皮膚科医・美容皮膚科医・形成外科医の中で、スキンケアの重要性の情報発信をしているドクターが少なくて、しかも100人いたら、100人とも、みんな考え方がちょっとずつ違います。当たり前ですけどね。。

そのドクターなりの持論なので、何が間違っている・正しい、というのが一概に言えませんが、「こすらない(刺激しない)・日焼け止めはちゃんと塗る(塗り直しも含めて)・保湿する」、この3つを全否定されるドクターーは、まずいないでしょう。

多少の考え違いというか、ちょっと解釈が違う程度くらいはありますが、基本、みんな同じはずです。(と私は思っていますし、学会に行くたびに、自分は正しい、と確信して帰ってきますから。)

もっと世の中に、ホントに正しいスキンケアが広まってくれれば、必ず化粧品会社も、そういう現状を無視できなくなりますから、世の中は変わるはずです。(と信じています。)

(だって、昔よりも、かなりマッサージってダメですよね、という方が増えましたからね。嬉しい限りです。)

みなさん、頑張ってくださいね!

私も日々、頑張ります!肝斑撲滅推進委員長として(自称です。)!

スキンケア推進委員長として(自称です。)!

おいしいもの食べたい委員長として(自称です。)! 。。って、関係なかったです。。