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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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美魔女ではない、素敵な大人の女性になるために

4日の金曜日より、年始の診察が始まり、休みボケのせいか、ちょっとこの金・土と仕事をして、疲れてしました。

ブログが書けなくて、スミマセン。。。

年末年始は、久しぶりにゆっくりとさせていただきました。年末は、クリニックで雑務整理もしていましたが(まだ、終わっていないのもありますが)、家族とも久しぶりにゆっくり過ごせて、ありがたかったです。

朝型に変えることはできませんでしたが。。

体重も、かなり炭水化物を食べたせいもあって、ちょっと増えました。。。(筋肉ではなく。。体脂肪率は、一進一退です。)

体重もそんな中、トゥルースカルプのおかげで、ラインは、ちょっと縮小目に保っているという、「ズル」が発生しております。

。。。ニヤリ。

(ホントは、もっと私が頑張れば、もっといい結果が出るんですが。。。私の周りの患者さんは、みなさん頑張っておられて、いい結果が出ておられます。。うらやましい。。

うらやんでいないで、私も頑張ります!)

さて、「美魔女」の話題です。

年末にTVを観ていたら、芸人さんばっかり集まって、「苦手なもの」をテーマに、みなさんで順番に話をしているところでした。

オードリーの若林さんが、「苦手なもの」は、「美魔女」と言っていて、思わず、笑ってしまいました。

「美魔女」と言ったら、周りの芸人さんも、「あ~あ~」とちょっとわかる~、みたいな声が。。。

美魔女の方と会う機会が、お仕事柄多いんでしょうが、よく年齢を聞かれるようで、「いくつに見えます~?」みたいな。。

若林さんがおっしゃるには、「年相応だけど。。。」ということが多いそうで、返答に困るそうです。

「実は、44歳なんです!」みたいに、自信を持って言われても、「そう見えますけど。。」みたいな、とっても困るんですよね~、とおっしゃっていて、笑ってしまいました。

 

昔からそうですが、年齢の割に、若々しくキレイに見える女性というのが、大勢いらっしゃいますよね。

吉永さゆりさん、鈴木京香さん、などなど女優さんでも名前を挙げだしたら、キリがありません。

こういう方々は、「美魔女」とは言いませんよね~。

 

対して、松田聖子さんは、「美魔女」という言葉がぴったりはまるかな、というのが私の感想です。

ちょうとTVで、松田聖子さんを見かけました。

見た瞬間思うのは、「ああ。老けはったな。。。」。

確かに、いつもよく出るおでこのシワも、キレイになくなっていましたし、目の周りも全然シワがありません。

年齢不詳で、もういくつなのか、わかりません。(今年、50歳でしたっけ?)

それなのに、雰囲気というか、全体の醸し出すものが、なんか「老けている」んですよね。。無理しているというか、頑張りすぎというか、人工的なんですよね。。

あんなにシワがないにも関わらず、(たまに、口元のたるみがすごく目立つことがありますが)、20代や30代には見えないわけです。

(見える、という方は、もうちょっといろいろな女性を観察されたほうがいいと思いますよ。若作りと若々しいは、全く違うので、ちゃんとその辺わかっておかないと、若作りにご自身も走ってしまう可能性が高くなります。

若作りは、ものすごく痛々しいです。。同じ女性として、なんか悲しくなりますね。。。)

今、年齢不詳のキレイな女性を、全て、「美魔女」というのではないような気がします。

私の中では、やはり「魔女」という言葉自体、あまりいい印象はなく、「美魔女」って、人工的に若くなった、肉食女性、という感じです。

年始のTVを見ていても、ホントにキレイな大人の女性(誰が見ても、と言う意味です)に、誰も「美魔女」という言葉は使ってませんでした。

「美魔女」と呼ばれていた女性は、素人さんであっても、若作りをしていて、実年齢よりは若く見えるけど、結構年齢いってるよね~、と彷彿させる人で、見た目もちょっと、いろいろやりすぎていて、痛い女性で、しかも恋愛体質というよりも、いわゆる肉食系で、ガンガン行く!みたいな、女性でした。(と、私は、感じました。)

 

みなさんは、どう思われましたか?

 

うちに来られている患者さん(アラフォー以上の)の9割以上が、いわゆる、「キレイな大人の女性」で、「美魔女」ではありません。

人工的ではなく、「自然体でキレイで、若い(若く見える)」方々です。

とてもいい感じで、私もお手本にしている患者さんが大勢いらっしゃいます。

(他院で、いろいろやってきて(やりすぎてきて)、うちに変わられた患者さんは、ちょっと「美魔女」系の方がいらっしゃいます。

ボトックスは、さすがにもう切れているので、ボトックスで人工的になっているのではなく、やっぱり手術や糸系ですかね。

そういう不自然さって、専門家から見たら、すぐにわかります。

専門家でなくても、美容医療に慣れ親しんでくると、みなさんも、すぐに見抜けるようになりますよ。なんとも言えない、人工的な、バランスの悪さが、悪目立ちしますからね。

手術や糸を入れたから、絶対そうなるわけでもないのが、またこれ難しいところで、その施術をしたドクターのセンスと好みですね~。

そういうところですると、人工物のできあがりです。

まあ、その方の好みですから、誰に迷惑をかけているわけでないし、ご自分の顔で、しかもご自分のお金でされているので、そりゃ、自由なんですが。。

もし、それが、「誰もが憧れるキレイ」と、おもっていらっしゃったら、「違いますよ。変ですよ。」と言ってあげたくなります。

「美ST」に書いてあることが、全部真実で、こうでないとダメ!みたいに、そのまま信じ込む方が、結構いらっしゃるので、そういう美魔女が大量生産されると、「あれが、美人の基準なのか。」と信じられると、いけないと思うんですけどね。。。

ちゃんと自分で、いろいろ考えて、人工美に憧れる、というのなら、いいんですけどね。

踊らされる方が増えてきているように感じます。

日本人って、素直すぎますかね。なんでも信じちゃう。

 

うちの、アラフォー以上の患者さんとよくお話するのは、「美魔女が大人の女性をダメにしましたよね~。」と。

40代は、みんな、あんなんだ、と思わると、とても困る、ということです。

うちの患者さんは、仕事も頑張っておられますし、専業主婦の方は、ご家族のために、家事育児を一番に頑張っておられますし、その合間をぬって、ご自分のスキンケアやレーザー治療をされています。忙しい時は、ちょっとお休みもされます。

ご自分のことは、二の次です。子供や仕事をほっておいて、スキンケアをされているわけでありません。

みなさん、とても素敵な女性です。

少々、シミやシワがあっても、表情がとてもいい!

男性も女性も、人間、生きていた人生の質が、顔に出ますよね、40歳も過ぎてくると。

作りがどうこうとかではなく、とても、「いい顔」をされています。憧れます。

 

時間とお金に余裕のありすぎる方の場合、確かに、ご自分の美容をやりまくりでしょうが、それでも、「自然な美しさ」と「人工美」になる方と、分かれますよね。

 

「人工美」はいやだ、という方は、うちに来ていただければ、ボトックスをやりすぎることもないですし、うちは手術も糸もしていませんから、「人工美」にはなりようがないです。

ヒアルロン酸にしろ、レディエッセにしろ、入れすぎは、私自身、勧めていませんから、なりません。

そういうアラフォー以上の年齢の方で、人工美が好きな方は、私もお断りしますし、他院に行かれますね。

(若い方の、鼻やアゴで、入れすぎ希望、というのは、あります。

医学的に問題がなければ、「不自然ですけど、いいんですか?」という確認後に、入れています。好みですからね。

興味深いのは、初診時、「不自然は嫌なんです。まるわかりではなくて、自然にしてほしい」と言っておいて、いざ、鼻にレディエッセが入っていくと、「もっと入れてほしい」とエスカレートしていく方がいらっしゃいます。一旦、様子を見たら?とおかしくないところで、帰しますが、しばらくしたら、もっと入れて、と来られます。

20代前半の若い方に多いです。

顔のバランスが保たれていれば、少々入れすぎても、大丈夫なんですが、バランスを崩してまで、さらに入れることを希望されます。いわゆる、まるわかり、というやつです。

どっから見ても、プチ整形やってる顔ですよ、それでもいいんですか?不自然ですよ?と言っても、「いいんです。やってください。」と。

最初の、「不自然はイヤ」は、どこへ行ったのか。。。)

 

話を戻します。

 

もし、手術や糸を入れる場合、診察・カウンセを受ける場合、カウンセの内容ももちろん一番大事ですが、そこのドクターの顔を見てください。あと、スタッフと。

ドクターもスタッフも、人工的だ、と感じたら、そこで施術すると、そういう顔にされます。

ひどいところは、ドクターもスタッフ全員(全員ですよ!)も、やりまくりの人工美、というところもあります。キレイなんだけで、顔の表情が全く変わらない。。。

(ひどいところ、というのは言い過ぎですね。意見の相違ですものね。)

そこのドクター・スタッフが、自然で素敵、と思われたのなら、やってもいいかもしれません。

「キレイ」って、かなり主観ですから、具体的に聞いたところで、そのドクターの考えている「自然なキレイさ」というのも、全然違うこともあります。

自分の顔を処置されて初めて、そのドクターの考える、「美しい」の意味がわかります。

少なくとも、顔中のシワを止めるのは、止めませんか?

じっとしていて、シワがないのは、まだ大丈夫ですが、笑っても、怒っても、悲しんでも、

顔の表情がどう変わろうが、どこにも全くシワがでないって、お前はアンドロイドっ?!って。

おかしくないですか?

あと、正しいスキンケアやレーザーとかのお肌のメンテナンスを全くせずに、手術や注射ばっかりしていると、肌自体は、年齢相応(それ以上とか)なのに、シワがない。タルミがない、っていうのも、化け物みたいな違和感が出て、魔女(というのか魔物ですね)そのものです。

手術はしたい方はされたらいいですが、お肌自体のメンテナンスは絶対必要です。

手術に頼る方で、日焼け止めも一切塗らない、とか、スキンケアを全くしていない人の、肌の汚いことと言ったら!それなのに、シワもタルミもない。

でも、口周りと目の周りの縮緬ジワは、手術では取れませんから、そこだけ、シワシワで、ホントに化け物です。

 

あとは、見た目ですよね。

若い子と同じメイク・ファッションは、止めましょう。

同じ格好したら、そりゃ、若い子のほうがいいに決まってます。

これもTVで言ってましたが、「20代に見える40代」と「20代」なら、俺は20代がいい、と芸人さんか誰かが言ってました。

当たり前ですよね。

同じ格好したら、余計老けて見えます。

姉妹に見える~、なんて、ただのお世辞ですから。真に受けないように。

見えるわけないですから。

とりあえず、明るめの茶髪や金髪は止めませんか?

そういうのは、10~20代、せいぜい30代前半の見た目でOK、な子だけだと私は思います。

そこまで明るくしたいなら、もっとお婆さんになってからのほうが反って似合うんじゃないのかな。

中途半端な年齢でやっても、老けて見えるだけです。

 

40代以上で、ショートパンツや超ミニも、ちょっと普段は止めましょう。

真夏に、とても素敵なマダム(うちの患者さんです)で、ショートパンツを履かれていて、とても似合っている方がいらっしゃいました。少女のような大人の女性です。

こういう方は、かなり特殊です。

こんな特殊な方は、そうそういません。自分のことだと、勘違いされませんように。

どうしても出したい!というなら、せめて、脚のお手入れをちゃんとやってから、出してください。

艶のある脚、無駄毛なんて、もってのほか!ひざのタルミがない。ひざ周りに色素沈着の黒ズミがない、なんて、当たり前です。

少々、シミやムダ毛があっても出していいのは、肌がパツンパツンの若い子だけです。

脚で、年はバレてますよ。

 

メイクも、ギャルメイクは絶対ダメ!恐ろしすぎます。~。

上品に、大人らしく。(これが、難しいのか。。。)

エクステの長過ぎは、ご法度です。大人は、エクステではなく、ルミガンとかのまつ毛育毛剤で、自分のまつ毛を育てましょう。

 

ネイルをするなら、ちゃんとハンドのお手入れも忘れずに。

ネイルも上品に。若い子と同じようなのは、止めましょうね。

 

大人でないと出せない魅力があります。

若い子と張り合ったって、土俵が違うんですから、同じ土俵で戦ったら、負けるに決まっています。

競い合うのではなく、違う生き物なんですから。

今までの経験を生かして、これぞ、大人!というところを見せてほしいです。

大人な分、経済的にもある程度余裕があるし、自分に何が似合うのかも、ある程度分かっているはず。若い子よりも、知識も情報もあります。

方向が間違わなければ、とても素敵な女性に、誰でもなれると私は思います。

雑誌やTVに惑わされず、自分なりのキレイを目指してほしいです。

私も、うちの患者さんを見習って、頑張ります!

いいお手本がたくさん周りにいらっしゃるので、私はとてもついてますね。

 

 

 

 

 

 

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