今日、トゥルースカルプの大きい方のバージョンをセットアップしていただきました。
6.4cmX6.4cmの大きさで、面積は40.96㎠と、今までの5cmX5cmの25㎠の1.6384倍です。
これだけ、大きいと、太もも・おしり・腰・背中・おなか全体と大きな範囲をするには、十分な大きさを取ることができますね。
ただ、大きい分、小回りは前にも言いましたように利きませんので、どこにどれだけあてたいのかで、5cmと6.4cmと使い分けが必要です。
凹凸の激しい場所だと、スタンプ全部の面積に皮膚が接触できず、浮いてしまうこともあります。
面積の3分の2が皮膚にあたっていれば、電気は流れるので、ちょっともったいないですが、それでもよければ、まあ、あてられる範囲も広がります。
でも、ふくらはぎとかは、かなりの太目の脚は別として、5cmのほうでないと、ホントにもったいないです。6.4cmでは大きすぎます。
痩せているのに、ちょっとした部分痩せがしたい、という方も、どこにどれだけあてるかで、どちらのスタンプを使うのか、選ばないといけませんね。
アメリカの太い方って、日本人と全然違うので、アメリカなら6.4cmでもまだ小さいのかもしれませんね。
他社の機械で、ゼルティック®という、4℃に脂肪を凍らせて脂肪を減らす部分痩せの機械があるんですが、これは脂肪をアプリケーターに挟まないといけないので、挟めない方はできません。吸引しながら挟むんだったか、よく知りませんが、人によったら、無理なこともあるそうです。
アメリカだと、いくらでも挟めるんでしょうね~。
私は、もともと体を冷やすような治療は好きではないので(ゼルティック®をしたから、全身が冷えるわけではないと思いますが、処置が終わった後、凍っている脂肪がおなかとかに付いたままですものね。どれくらいで、その凍ったところは、普通の体温に戻るんでしょうか?)、ゼルティック®は、最初から購入するつもりはありませんでした。
日本人で挟める方は、そんなに多くないし、いわゆる太っていないのに、部分痩せを希望される方のほうが、日本人の女性の場合、圧倒的に多いだろうと思っていたので。
そういう意味では、このキュテラのトゥルスカは、お利口さんな機械だと思っています。
キュテラのXEO(タイタンやライムライト・ジェネシスなどが付いている複合機のことです)に並ぶくらい、私の大好きな機械です。
買って正解でした!
今回、6.4cmのバージョンになって、変わった点がもう一点あります。
スタンプの断面です。
これは、5cmの断面です。真ん中が膨らんでいるのがわかりますか?脂肪がたくさんついている、比較的平面に近いところはいいんですが、曲面だと(膝周りとかふくらはぎとか、ワキ腹とか)、端が少し浮いてしまいます。
もったいないおばけが出ちゃいますよ~。
照射中、浮いている場合は、可能な限り、周りの脂肪を寄せるように、手を添えたりしていますが、ずっと片手はトゥルスカをあてているし、もう片方がいつも空いているわけではないので(温度などの設定をしますから)、外れる時もあります。
そういうところは、ホントはもっと小さなスタンプがいいんでしょうけどね。ホントは。
これが新しいほうです。
曲面に沿うような形です。覆い包み込むような。
ちょうど膝周りがしたいという患者さんが来られた時に、このハンドピースだけは届いていたので、大きさの範囲を診るのに、膝横にあててみると、ちょうどパコッと包み込んでくれました。
素晴らしい!
今までの5cmだと、絶対端は浮いていましたね~。
それに、膝周りであったとしても膝横だと、5cmでは、1スタンプでは、ちょっと足りないかな?と思っていましたが、ちょうどはまりましたね~。いい感じです。
膝上も含めても、スタンプ数が少なくて済みますから、その分は、太ももの内側や裏側に回せます。
やっぱり太ももは、大きいほうがいいですね。
どちらのほうが向いているのか、実際、診ないとわからないし、診察室で、大きさの目安の型をあてて、範囲の確認をしています。
ご自分で目安を知りたい方は、何か紙を切り抜いて、体にあててみると、わかりやすいですよ。
まあ、実際は、紙のようには柔らかくはないので、折れ曲がったりはしませんけど。
あくまで、大きさの目安でされてみてください。